そこそこ長く生きていますが、こんな事は初めてです。
人生幾つになっても「初めて」ということは尽きないのでしょうね。
さて今日のトピックは「欠乏欲求」についてです。
この言葉は↓の本の冒頭に出てくる言葉です。
コーチング&カウンセリングのプロが書いたコーチング・センスが身につくスキル―「自信がない」「や.../岸 英光

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著者は「マズローの人間欲求五段階説」を解説しながら、「日本社会ではこの段階が一部逆転している」と指摘しています。
「マズローの人間欲求五段階説」とは、ご存知の方も多いと思いますが、一応書いておきますね。
1)生存欲求(睡眠、性欲など生き物としての欲求)
2)安全欲求(生命維持が出来る状態を維持したい)
3)所属欲求(自分を受け入れてくれるコミュニティに対する欲求)
4)認知欲求(他者から評価してもらいたいという欲求)
5)自己実現(自分が生きたいように生き、社会もそれを認める)
日本では、1)と2)についてはほとんどの人は問題ないはずです。
三番目以降の「心の欲求」に問題があると、著者は指摘します。
以下、ざっと引用します。
例えば受験システム。
「君が評価される点数を取れば認めて、仲間に入れてあげよう」
例えば企業の人事システム。
「君が成果を出したら、リストラせず、会社に残してあげよう」
この順番では、人は愛や仲間を求める欲求が満たされないまま、次の段階に進み、次の段階で満たされない欲求を満たそうとします。
これが「欠乏欲求」です。
欠乏欲求を持った人は、愛されない代わりに、評価されることで注目を浴びようとします。しかしそうした人は、地位やお金を得て、注目を浴びれば浴びるほど孤独になっていきます。お金や地位に集まる人はいても、愛してくれる人はいないからです。
頭ではそのことが分かっているのですが、地位やお金を失えばもっと孤独になっていくことも理解しているから、それが怖くてさらにお金や地位を得ようとします。この欠乏欲求は果てしなく続きます。
ここまで読んでこられて、あなたはどう感じておられますか?
もしかするとわたくしたちの周りにも「欠乏欲求」を抱えたまま、慌ただしく日々に追われている人は少なくないのではないかと思います。
もしあなたの身近にこんな人がいるとしたら、どうしてあげたいですか?
人が羨む地位や名声や財産を手に入れていながら、満足を知らない人生は幸せでしょうか?
わたくしのミッションには、人生において、このような「負のスパイラル」に陥る人を少なくすることが出来れば、という思いも含まれているのです。それを改めて確認させていただいた一節でした。