癖 | 生涯資産を生みだす方程式

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コミュニケーション・ラボ 代表
ビジネスモデル・プロデューサー 鈴木秀一郎 公式ブログ

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大寒を、3月下旬の陽気で迎えたと思ったら、翌日は10度近く下がる予報。体調管理に油断禁物ですね。


さて、今日は「癖」についてのお話。

昔から「無くて七癖、あって四十八癖」などと申しまして、自分では気づいていなくとも、誰しも癖のひとつふたつはあるものです。

しかしその「癖」も、種類によっては相当たちが悪い。
ことによると、自分自身だけではなく、周囲に被害を及ぼしたりすることもあります。

わたくし自身、二十代の前半までは、物事の見方に強烈な癖があってかなり苦労したものです。

それは「物事の暗い方の面に惹かれる」ということでした。

なぜそんな癖がついてしまったのか。今にして思えば、四年間の大学生活が、お世辞にも有意義とは言えず、かと言って両親には多大な迷惑を掛けているわけで、どうやって自分を正当化すればよいのか分からなかったのかも知れません。

それで結局世の中の光の当たらない方向ばかりに目を向けて、「自分より明らかに劣っている」と思われるものばかりに注目して、コンプレックスのはけ口にしていたような気もします。

しかし「暗い」側面があるとしたら、それは「光が存在している」なによりもの証拠です。

道教の太極図のように、黒があれば、同等の白がある。
光が当たれば、影が出来る。光と影に、価値の差などありません。

しかし「闇」に心を奪われてしまうと、明るいものでさえも暗く見えるようになる。

まるで「闇」がすべてであるかのような、そんな心です。
その心は、あらゆる事象から「闇」の部分だけを自分に引き寄せてくるのです。

わたくしの場合は、出会いに恵まれたことで「自己受容=他者受容(自分と他者に本質的な区別がないこと)」を理解することができるようになり、あらゆるものに対する否定的な見方から開放されましたが、余りにも心がかたくなになってしまうと、その機会さえも寄せ付けないほどの「闇」に覆われてしまう人も居られます。

こんな深刻な状況も、始まりはちょっとした「癖」からなのです。

人は基本的に自分自身のことがよく分からない生き物です。
ですから、いつでも、幾つになっても、心を許して、素直に耳をかたむけることの出来る相手を大切にしたいものです。