日本という国の、今という時代に生まれたお陰で、私達はかなりの範囲で
「自由」に生きることが出来る。
「自由」とは、自分の意志で好きな状態が選べることだと考えるが、最近
もっとも制限されている「自由」は「失敗する自由」 ではないだろうか。
日本の学校では、どうやら「失敗することはよくないこと」と教えている
らしい。想像するに、人生に失敗が多い人は教員になれないシステムに
なっているからではないだろうか。
有名なエピソードではあるけれど、エジソンは電球を発明するにあたり、
1000回以上の実験を行い、やっと完成を見たという。
その時、ある記者が
「よく1000回以上もの失敗に挫折しませんでしたね」
と聞いたという。
それに対してエジソンは、
「私は失敗したのではなく、成功しない方法を1000個発見したのだよ」
と応えたという。
冷静に考えれば、「一度も失敗せずに成功する」ことは奇跡を求めること
に限りなく近い。
もし失敗を完全に否定するならば、最初から何もしないという選択しか
有り得ないだろう。
今、そのような教育が学校で行われていると聞き、これから社会人教育の
ニーズがいっそう高まるだろうと感じた。
コーチング・セッション中にクライアントから、
「もっと後輩に失敗する機会を与えてあげたい」
という言葉を聞いたとき、なぜこの時代にこの会社が成長しているのか、
その秘密の一端が分かったような気がした。