手をこまぬく | ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

しばらくは広く「日本語」について書いてみることとします。


「手をこまねくことしかできなかった」

本来正しいのは「こまぬく」のほうです。
手を「拱く」と書き、両手を腕の前で合わせる、腕組みをするという意味です。つまり「何も出来ず傍観するだけ」ということから「手をこまぬく」と言ったものです。

しかし「拱く」という感じがなじみが薄いために、「こまぬく」がなまった「こまねく」がひらがなで認知され、定着していったのです。広辞苑にも
──────
手を拱く→近年、音変化した「こまねく」が多く使われる
──────
とあり、知らなければ「こまぬく」のほうが訛っているように思われます。
しかし
──────
こまねく=『こまぬく』の訛り。
──────
ということもしっかり表記されています。

こうした、音変化した訛りのほうが、いつか本家に取って代わることは時々あります。



◆最新記事一覧です> http://ameblo.jp/comkeigo/entrylist.html
◆主宰者のHPです> http://www.value-p.jp
◆主宰者のメインBLOGです> http://valuep.livedoor.biz/