了解しました。◯月◯日までにご用意申し上げます。 | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

 

「了解しました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」

お客様に納期を言い渡され、回答する場合の表現です。

「了解する」に「しました」と丁寧語を付けているだけで、尊敬語にはあたりません。
「了解する」は「理解して認める」意味がありますが、謙譲語にはあたりません。同輩への表現であれば、「了解しました」でいいでしょう。

お客様や上司など目上の人に対して言うときは、「承りました」「承知しました」「かしこまりました」のほうが適切です。

 

たとえば、ホテルのフロントで「宿泊したいので部屋をお願いします」とお客様が尋ねたとしましょう。

「了解しました」は、より敬意の高い表現「了解いたしました」に。
「◯月◯日までにご用意申し上げます」は「ご~する」の謙譲語を用いた、正しい表現です。

(相手側への尊敬を表現する場合)
×「了解しました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」

→◯「了解いたしました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」
→◯承りました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」
→◯承知しました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」
→◯かしこまりました。◯月◯日までにご用意申し上げます。」

───ポイント

☆「了解しました」は丁寧語。目上の方に使うなら「了解いたしました」が適切。

「承りました」「承知しました」「かしこまりました」も適切。


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