おかしな敬語が氾濫して、「言葉に疲れているんじゃないの、日本」と思うことがあります。
研修ではこと細かく言われる新人さん。責任者に「バイト語ですが、変だと思ってもこのまま使ってください」なんて言われるアルバイトさん……
ああ、めんどくさいな~と、「愛すべき日本語」を嫌いになりそうな人もいるかもしれません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
敬語は、人と人を思いやるツールだと思うのです。
もちろん、気心が知れた間では、年齢も役職も関係なく、フランク。俗にいう「タメ口」で話す場合も多いでしょう。
けれど、ビジネスのシーンや、現代のように「お会いしたことはないけれど、blogやメールでやりとりがある関係」が増えていくと、敬語は一層大切になってくると思うのです。
年上、年下。役職が上、下。受注先、発注先。
この関係が全てではありませんよね。
受注先は発注先にことさら卑下する必要はありませんし、発注先は受注先に威張っていいというものでもありません。
ビジネスは「解決方法を持っている人」が「解決方法を持たない人」に「解決方法を提供する」もので、その対価として、解決方法を持たない人が、持つ人に、報酬を支払うもの。
つまりフィフティ、フィフティだと、考えるのです。
同様に、年下の人に年上の人が教えてもらうことは少なくないでしょう。
新人にベテランが教えを請う場合だってあるでしょう。
私も、子供に日々教えてもらうことは多いです。
「な~んだ。全て平等じゃない。だったら敬語は必要ないじゃない。
敬語で垣根をつくるのはおかしいんじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。
いいえ、やはり敬語は大切です。
上下関係というよりも、相手をリスペクトする気持を手渡すために、大事にしたい言葉です。
だから使い方を間違えているからと、目くじらを立てたり、失礼な人ね、と思わないほうがいいのです。
少なくとも、敬語を使おうとして間違えた人を責め立てないほうがいいのです。
けれど、サイトなどでは特に「妙な感じ」は蓄積していくものです。ちょっとでも「あ、うちのサイトでもこの言い方、使ってるよね」と気がついていただけるとうれしく思います。
大手サイトでも変な言い回しは、たくさん見かけます。
相手を思いやり、人としての敬意を交換し合う。
そんな素敵な日本語を育ててくれた先人に感謝しながら、少しでも優しい関係を紡いでいければいいな。
そう思って、このblogを書いています。
敬語は思いやりを渡すギフト。
言葉の贈り上手を目指してみませんか。
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