マンホールの蓋と人生

前橋市が使わなくなった
マンホールのふたを販売し、
注目を集めている。
※日本経済新聞より
▼一体誰が買うの?
これがおおよそ一般人の感想だろう。
だいいち重すぎる。
「約40キロ」って
普通の人が1人で持ち上げるには
無理がある。
まあそれでも
「申し込みが殺到」と言うから
世の中には実に様々な
ニーズがあるのだなと
感心せずにはいられない。
▼マンホールカード
つまりそういうことだ。
2016年4月、
下水道に関する全国的な統一団体である
日本下水道協会が
全国28の都市(自治体)と共同で
「マンホールカード」の配布を開始。
マンホールカードとは
マンホール蓋の写真・位置情報・
デザインの由来などが記載された
名刺大のコレクションカードのことで
一般市民に根付いている
「汚い・暗い・臭い」の
下水のイメージを払拭し、
慣れ親しんでもらおうと始まった企画。
昨今のご当地ブームも手伝ってか、
配布開始から大きな反響を呼び
今や全国で200種類以上、
合計で約100万枚を発行するほどの
一大ムーブメントとなっている。
従来のマンホールマニアにとどまらず
当該カードからファンになった層も含め
最終的に10個の枠に対し
計193件の申し込みがあった、とのこと。
▼当選者の喜びの声
先月行われた当選者への引き渡し。
前橋市や同市が位置する
群馬県に留まらず、県外の複数の
都市から引き取り手が集まった。
当日の模様を取材した
東京新聞の記事によれば、
新幹線で訪れ前泊した人、
仕事を休んでレンタカーで来た人など
マンホール一枚が及ぼす影響の凄さを
改めて垣間見れる1日となった。
「玄関に飾りたい」
「家の中に包んで保管し、
見たいときに取り出して見詰めたい」
「(ふたをなでながら)
写真で見るよりも、
やはり実物は立派でいい」
最高で倍率「41倍」を記録する中、
好運をつかみ取った人の目は
どれもイキイキと輝いているようだった。
▼マンホールの蓋と人生
今回の
“不要になったマンホール蓋”
の販売は全国でも珍しい取り組み
とのことだが、
今回の予想外の反響の大きさから
同市は次回の販売も検討している、
とのこと。
試しにインターネットで検索してみれば
他の自治体でも同様の
“販売会”を企画している例が見られた。
そのうち全国的なブームになり、
カードで満足しないコレクターが
リアルマンホール収集に
一斉に乗り出すかもしれない。。