セルフビルド住宅と人生

家を自分の手でつくる
「セルフビルド住宅」への関心が
高まっている。
※日本経済新聞より
▼無理
咄嗟に頭に浮かんだ言葉がこれ。
少なくとも僕にはできっこない。
「自分の手でつくる」って
プラモデルじゃあるまいし。
百歩譲って建築に携わったところで
途中で嫌になって投げ出すか、
後悔の念に苛まれながら
完成した家に住み続けるかの
どちらかだろう。
▼納得感
つまりそういうことだ。
経験者が工程ごとに指導してくれるため、
DIY(日曜大工)になじみのない
消費者でもとっつきやすい、
とは言ったものの
建築現場の素人が、
熟練の大工さんに敵うわけがない。
それでも
「壁にクラック(ひび割れ)が入っても
自分でつくっているから
不満にならない」のコメントの通り
自らの手で発生させた傷であれば
「まあいいか!」
「それもまたよし!」
と納得できる人、
もしくは
熟練工並みの器用さを持ち合わせた人なら
選択する価値はあると思う。
割安な価格で建てられるだけでなく、
自分の家づくりという
一生にそう何度も訪れることのない
イベントにより深く携われるからだ。
▼レンガ派
自分の手で家を作る、と聞いて
次に僕の頭に思い浮かんだのは
「三匹の子ぶた」
1番目の子豚はわらの家、
2番目の子豚は木の枝の家、
3番目の子豚はレンガの家を建てる
あの有名なおとぎ話のことだ。
当時まだ3歳程度だった僕は
子ども心ながらに
「レンガの家」に強く憧れた。
いくら壊そうとしてもびくともしない
“強さ”、そして
オオカミのような生活を脅かす要素に
一切影響の受けない
“守られている感”にワクワクしたのだ。
「手間と時間を惜しまず努力する」
ことの教訓については理解できなかったが
もし将来、家を作ることがあったら
絶対レンガにしようと、心に決めた。
▼セルフビルド住宅と人生
人気の理由はほかにもある。
「工事に直接携わることで
住む家の構造がわかり、
安心して住める。」
「より内装にこだわった
家をつくることができる。」
「(工事はなかなかはかどらないが)
体を動かすことが、かえって楽しい」
モノづくりに限らず
“勤勉な人間であるほど
最後には大きな結果を残す”
前述の3匹の子ぶたの教訓のとおり、
「多少の面倒くささも後々財産となる」
と心に刻めば、一生に一度くらい
セルフビルドに挑戦してもいいかな、
と、今となっては思えなくもない。
さて、レンガのセルフビルドを
フルサポートしてくれる業者さん、
いないかな。笑