ロボットカーと人生

トヨタ自動車の研究員が製作した
走行中にタイヤの位置を変えられる
実験用の「ロボットカー」が、
奈良市で開かれた
車の走行安全技術に関する国際学会で
19日、公開された。
※産経新聞より
▼悲願達成?
一部のファンは
泣いて喜ぶのかもしれない。
映画館やTVアニメで
夢中になった“走るロボット”に
我々の生きるこの現実世界で
出会えるなんて。
しかも
去年世界で最もクルマを売った
会社であるトヨタ自動車が
手掛けているというから、
期待感は否応なく上昇の一途を辿る…
▼5センチ動く
つまりそういうことだ。
報道陣に公開された車体を眺める限り
レーシングカーそのもの。
まさかこの車体から
人間のように直立…することはない。
「前輪タイヤを5センチほど
前後左右に動かすことができる。」
その様がロボットの腕を想起させる。
だから「ロボットカー」なのだそうだ。
前述のファンの落胆ぶりは
果たして如何ほどのものか。
5センチって、
今手元にあるボールペン長さの
3分の1程度に過ぎない。
そんな範囲を前後左右に動かしても
動いた事実を知らされない限り、
恐らくはた目には気づかないだろう。
▼アクティブサスのワクワク感
僕は物心つくころから
クルマが大好きだった。
特に新型のクルマについては
家のクルマでも他人のクルマでも
必ず助手席か後部座席の真ん中を
陣取った。
新型車種の性能や仕組みを
より詳しく知りたかったからだ。
その中でも特に印象に残っている
仕組みの一つが「TEMS」だ。
TEMSとは
Toyota Electric Modulated Suspension
トヨタ電子制御サスペンションの略称。
その名の通り電子制御で
サスペンション(≒バネ)の
高さや硬さを変えるシステムだ。
その動作状況は逐次
メーターパネルに表示される。
バネの硬さを示す
「SOFT」
「HARD」
バネの高さを示す
「HIGH」
「MIDDLE」
「LOW」
上記のランプが
車速や車体の挙動に合わせ
点いたり消えたりを繰り返す。
僕はそのパネル表示の移り変わる様に
強烈な興奮を覚えた。
▼ロボットカーと人生
開発担当者によれば
今回の「ロボットカー」は
高速走行では
タイヤの前輪と後輪の距離を長くすれば
直進での安定性能が増し、
カーブでは左
右のタイヤの間を広げると
旋回性能が向上する。
とのこと。
さらには同担当者はこう付け加える。
「タイヤをこれだけ大きく動かせる
『ロボットカー』はこれまでなかった。
安心感を与える車ができたら
良いという思いからつくった」
前述のTEMSのワクワク感を超えるには
やはり“人型”への変身は不可欠かと…
安心感は別として。笑