日光夜行号と人生

東武鉄道は紅葉シーズンに合わせ、
浅草駅から東武日光駅まで
臨時夜行列車
「日光夜行号」を運行する。
※日本経済新聞より
▼ガチガチ
運航日は10月14日(土)、
20日(金)と21日(土)の計3日。
今からちょうど一か月後。
まだまだ夏の賑やかな気分に
浸っていたいところだが、
今この瞬間も、確実に季節は
秋へと歩みを進めている。
と感傷に浸っている場合ではない。
“午後11時55分に浅草駅を出発”
“翌日午前2時16分に
東武日光駅に到着。”
“午前4時に出発する
専用バスで奥日光へ”
おいおい。
これでは体がガチガチで
紅葉狩りどころではないだろう、と。
▼激混み
つまりそういうことだ。
紅葉が見ごろを迎える頃の奥日光は
早朝から観光客が殺到。
まだ辺りの暗い時間から渋滞は始まり
総延長10キロも満たない
第二いろは坂を上り切るのに
2時間以上を要することも。
であれば混雑の始まる前に
いろは坂を上り切ってしまおうと。
一見理に適っているようにも映るが
殆ど寝ていない状態で
一体どうやって心の底から
紅葉を楽しめ、とでも?
ただ今年は
“ちょっと違うらしい”
▼夜行列車と言えば
僕も何度か経験がある。
学生時代、青春18きっぷを使い
午後11時台に東京駅を出発し
早朝に岐阜県の大垣駅に到着する。
臨時快速扱いながらも
一応JRの特急車両で運行されるため、
座席も多少リクライニングでき
仮眠程度なら、とれる。
けど、次の日は到底
“心の底から”旅行を楽しめる
状態ではない。
体の節々は軋み、
慢性の寝不足時によくある
頭痛と熱っぽい感じが一日中続く。
まあ、その体のつらさも含め
旅行時の良き思い出として
仕舞われるならまだよいが、
「紅葉狩り」のように
旅行の主目的が決定的なら
心身ともに万全な状態で
楽しみたいな、と…
▼日光夜行号と人生
昨年の秋に初めて運行された
「日光夜行号」だが
今年は車両がグレードアップ
するそうだ。
去年は1800系を改造した
300系車両での運行。
この車両、
座席は一応前方方向を向いた
クロスシート仕様ではあるが、
何と“リクライニングしない”
夜中の2時という時間に到着し
さらに1時間強の仮眠を取れる、
と言われても、
ほぼ直角の椅子ではさすがにつらい。
とのことで、だが知らないが
今回は特急スペーシアとして運行している
100系電車を適用。
シートピッチも
新幹線の普通車(1,040mm)より広い
1,100mmで、フットレストも付く。
完全予約制なので
見ごろを外すリスクはあるが
各日定員200人は
割と早く埋まるのではないか。
僕は体優先派なので乗りませんが…