四国新幹線と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

四国新幹線と人生

20170625



北海道新幹線が

平成28(2016)年3月に

開業したことで、


新幹線ネットワークは

北海道から九州までつながり、

四国地方は唯一の

新幹線空白地帯となった。


※sankeibiz.jpより



▼オイルショック

かの田中角栄が総裁選を制し、

内閣総理大臣の座を射止めた

事実上の政権公約である

“日本列島改造論”


「工業再配置と交通・情報通信の

 全国的ネットワークの形成をテコに

 人とカネとものの流れを

 巨大都市から地方に逆流させる」


そうして1973年、

四国新幹線の基本計画が決定したが

直後にオイルショックの煽りを受け

日本経済は低成長に転じたことを理由に


以降計画は進捗を見せず

半世紀近くの年月が経過した。



▼本州四国連絡橋

列島改造論以前から計画が進行していた

本州四国連絡橋プロジェクトも

一度新幹線の併設などが盛り込まれたが

オイルショック後の部分着工で凍結され


現在は完成した3つのルートのうち

児島・坂出ルートが在来線と自動車道

神戸・鳴門ルートと尾道・今治ルートが

自動車道のみの運用となっている。


一応、

児島・坂出ルート(瀬戸大橋)と

神戸・鳴門ルートの大鳴門橋には


将来、新幹線を通せるようにと

レールを敷設できるスペースは

確保されているが、

その後計画が具体化されたことはない。



▼転機

ところが2000年代に突入以降

転機が訪れる。


「高速道路無料化実験」


当該施策により

ただでさえ高速道路の延伸に比例し

鉄道収入が減少していた

JR四国の財政状況は急速に悪化。


このままでは鉄道網の維持が

困難になると、4県・地元財界が

中心となり設置された有識者会議で


「鉄道網維持のためには

 早期の四国新幹線の実現が必要」

との提言が行われたのだ。



▼四国新幹線と人生

四国新幹線の誘致活動を行う

四国経済連合会の担当者によれば


岡山と四国4県の

県庁所在地を結ぶルートの場合、

試算による事業費

1兆5700億円に対し


沿線の経済波及効果は

最大で年間169億円。


「人の少ない四国につくっても

 税金の無駄遣い」

という言葉も聞かれるが、


開業前に試算した

124億円を大きく上回り

初年度678億円の経済波及効果を

記録した北陸新幹線の場合(※)

(※額は石川県に限定)


沿線人口は一キロ当たり

6570人に対し、

四国の場合は

1万1200人と倍近くだ。


既に整備新幹線として

建設が決まっている

九州新幹線長崎ルートや

北陸新幹線の

京都・新大阪延伸もある中、


何より沿線住民が主体となり

日本全体の未来を据えた

現実的で前向きな議論が

一層活発化することを望む。