時間結晶と人生

時間に周期的なパターンをもつ
「時間結晶」。
最初に構想されてから間もない
その物質の生成に、
米国の2つのグループが
成功したという。
※wired.jpより
▼そりゃ気になる
僕が子どもの頃から憧れ続けた
2つの言葉。
「時間」と「結晶」
小説や漫画で
タイムトラベルの実現可能性に
思いを巡らせ、
図鑑や理科の実験で
雪や塩の結晶の美しさに
延々と見とれる。
そんな2つの言葉が一体化した
“時間結晶”
これはもうどんな形であれ
内容が気になって仕方がない。
▼4次元結晶
つまりそういうことだ。
そもそも結晶とは
原子や分子が“空間的”に
一定の規則に従って並んでいる
物質のこと。
時間結晶はこの3つの次元
(たて、よこ、たかさ)に
時間の概念を加えた
4次元上において
原子や分子が
一定の規則性をもつ物質。
即ち一定の“周期”で
同じ動きを繰り返す系を持つ結晶、
ということだ。
▼時間と結晶のワクワク感
僕は1度だけ、
過去にこの2つのワクワク感を
同時に併せ持つことによる
願望実現を果たしたことがある。
それは
“気象観測機能付き腕時計”
小学校低学年のころから、
「雪の結晶」などの気象現象に
人一倍強い興味を持ちつつ、
同時に
「ストップウォッチ機能つきの
デジタル腕時計」のような
時間に関係するガジェットに
強いあこがれを抱き続けてきた僕が
願ってもみなかった
“奇跡の腕時計”
「ストップウォッチ」
「タイマー」
に加え
「気温センサー」
そして
「気圧センサー」
を
全て併せ持つ“装置”を
片腕に巻き、生活を共にする快感。
冬のある時期、
雨が雪に変わるか変わらないかの
微妙な天気の時、
僕は誰が何と言おうと
この腕時計と一緒に外に出る。
やがて
気温が「1度」を下回り…
そろそろか…
…
間もなくして
白い物体が僕の視界を捉えた瞬間
「やった!結晶の瞬間だ!」
と心の中で叫ぶと同時に
両手に着けていた網目の細かい手袋を
天頂方向にかざし、
その白い物体が付着したのを
虫眼鏡で拡大して眺めては
幻想的な結晶の塊の美しさに
心行くまで酔いしれた。
▼時間結晶と人生
なぜ「時間」と「結晶」が
これほどまでに人を引き付けるのか。
それは人間の力では
決して侵すことのでない
“途方もない厳密性に則った”
物理現象だからだ。
「1日は24時間」と決められた
時間の流れを誰も変えることは出来ないし
雪の結晶も、
6角形の結晶が形作られる部分を
5角形にすることは出来ない。
今回の時間結晶は
まだ世界的に存在が認められた
わけではないが、
その厳密で強固な規則性が担保されれば
現在の最新スーパーコンピューターなど
まるで比較にならないほど高性能な
“量子コンピュータ”の開発に
応用できるとのこと。
タイムマシンが実現できないなら
せめてこの時間結晶で
新たなワクワク感を切り開いてくれ。笑