音符検索と人生

ヤフーはこのほど、
ウェブ検索「Yahoo!検索」
の新機能として、
検索したいキーワードの後ろに
「♪(おんぷ)」をつけて検索すると、
そのキーワードにまつわる
“音”が聞ける
「♪検索」の提供を開始した。
※毎日新聞より
▼画像検索の音版
僕もよくお世話になっている、
Googleの画像検索。
たとえば
「キリン」と入力して検索すれば
動物のキリンの写真が
わんさか出てくる。
次にYahooの検索窓で
「キリン♪」と入力して検索。
すると検索結果のTOPに
キリンの顔写真と共に
「キリン」のタイトルと
「音を再生」ボタンが表示される。
▼なんだこれは
たぶんキリンの鳴き声を
生まれて初めて聞いたかもしれない。
それにしても、ひどい。
ひどいという言葉が適切かは
おいといて、
全く以て、形容し難い音。
自然界にも人工物にも
こんな音源は存在しない。
敢えて引き合いに出すなら
キジか何かの鳥が
集団で相手を威嚇している音。
のように聞こえなくもない…
▼音検索のワクワク感
僕はかつて、寝ても覚めても
音楽に夢中だった時期があった。
もちろん、今も音楽は好きだ。
けど、当時のように
すべての予定をキャンセルしてまで
音楽の予定を優先するような勢いは
もはや欠片もなくなってしまった。
なぜか。
理由が無くなってしまったからだ。
理由。
それは
未だ出会ったことのない
魂を揺さぶられるような
感動の瞬間に立ち会うため。
具体的には
好きなアーティストの新曲が
発表された瞬間。
好きなアーティストのライブに参加し
会場のすべての人たちと
想いを共有した瞬間。
そして、
試聴コーナーやネット、
テレビやラジオから街中に至るまで
聞いたことのない曲を耳にして
「え?なにこれ!好きかも!」
と新しい出会いを果たした瞬間。
“優先順位の入れ替わり”
と言われればそうなのかも知れない。
けど間違いなく、
当時渇望していた“何かが”
心の中からごっそり抜け落ちてしまった
可能性は否定できない。
だから10年ほど前。
IT業界に転職してから
ずっと心に抱いていた野望がある。
それこそが
「音楽の検索」の仕組みを
自ら作り上げる、ことだった。
▼音符検索と人生
「キリン」の鳴き声が
あまりに衝撃だった僕は
「キリン 鳴き声」で
再度検索をかけてみた。
すると動物園のページや
画像投稿サイトのページに加え
Yahoo知恵袋の検索結果が。
「キリンの鳴き声って何?」
投稿者の率直な質問に対し、
「牛の鳴き声にそっくりです。」
の回答者のコメントと共に
動物園ファンサイトのリンクが
2つほど貼られていたので
そのままクリック。
Yahooの♪検索とは
全く別物の鳴き声で、
こちらの方がずっと現実味があった。
10年前から抱いてた野望が
未だ僕が欲するようなサービスとして
世の中にリリースされていない
のと同じで、
音の検索の世界は
まだまだ乗り越えるべき課題が
多いようだ。。