整髪剤と人生

リーゼント、慎太郎カット、
マッシュルームカット、ロン毛、
ソフトモヒカン、おしゃれ7.3……。
戦後の男性ヘアスタイルは
時代とともに多様化し、
長髪、短髪やパーマ、毛先の遊びなど
様々な要素を取り混ぜながら
変遷を続けてきた。
※日本経済新聞より
▼整髪剤いらない
なぜなら
ベタベタする感覚が苦手だから。
現在は朝の洗面時に
水で髪の毛を湿らせ、
早い時は数秒でセット完了。
とは言え、
僕もかつては色々試してみた。
なぜなら、
周りの多くの人が
整髪剤を使っているから…
▼流行はもっと嫌だ
なぜなら
著名人の誰かに合わせるなんて
恥ずかしくて出来ないから。
「あの人の髪、
○○カットじゃない?」
そう思われた時点で
僕としてはその場に居続けることなんて
出来ない。
ただでさえ、
街中では出来る限り目立たずに
自分だけの時間を過ごしたいと
感じているこの僕だ。
一方で、
一切整髪剤を使わないことで
「あの人の髪、
あまりに無造作じゃない?」
と思われるのも嫌なので、
渋々、整髪剤を使用するのだ。
▼初めての分け目
僕が生まれて初めて
髪型をセットするようになったのは
確か中学2年生の頃。
それまでは
特に髪型など気にしなかったが
ちょうど周りからの目が
気になり始めた時期でもあったため
「少しでも周りから
良く見られるように」
と、
それまで何もしなかった頭髪に
分け目を入れるようになった。
ちょうど真ん中あたり。
いわゆるセンター分けスタイル
ということになるのだろうが、
当時は単に真ん中から
左右に流すだけの、
至極簡素なスタイルだった。
最初は誰かから声を掛けられるのかと
ドキドキしていたが、
思いの外、誰も自分の頭髪について
指摘することはなかった。
もしかすると数人程度
話を交わしたような気もするが、
記憶に残っていない時点で、
せいぜい一言二言程度の会話だった
のだろう。
気が楽ということもあり
以降僕は、5年以上に渡って、
このセンター分けスタイルを
維持し続けた。
▼整髪剤と人生
整髪剤の最も嫌なのは
たとえ朝、それなりのスタイルで
セットに成功したとしても、
その日の夕方頃には
必ず、崩れてしまうことだ。
市販の様々な整髪剤を試したが、
ただの一つも例外はなかった。
自分自身の髪質もあるだろうが、
崩れた後の情けなさが嫌で、
現在の僕は髪をセットする際に
整髪剤を使用することはない。
冒頭の記事によれば
これまでの整髪剤は
油分でベッタリと固める
「ポマード」「チック」
自然な仕上がりの
「ヘアリキッド」
さらに自然に仕上がる
「ヘアフォーム」や
ベタつかずに髪を固める
「ジェル」
髪の流れをより出しやすい
「ヘアワックス」へと
進化してきた、と言う。
僕としては
「ジェル」も「ヘアワックスも」
たとえ“べたつかない”と謳っていても
付けると必ずべたつきが気になるし、
やはり夕方くらいになると
必ず崩れてくるので、避けている。
但し2010年以降は
「ワックスのベタつきや
落としにくさを
どう克服するかが課題」
と整髪剤メーカーが
コメントを寄せているあたり、
もう一回だけ、その言葉を信じて
整髪剤にチャレンジしてみようとも
感じている。