R25と人生

オンライン雑誌の『R25』が
4月28日でサービスを
終了することになった。
※ハフィントンポストより
▼2004年創刊
今でもはっきり覚えている。
社会人になりたての当時
駅前で配布していたのを
何気なく受け取って読んでみたら
これが思いの外、面白かった。
以降、当時の発行日(木曜)
を迎える度に
近くの配布場所まで出向き、
毎回ワクワクしながら
その単色で主張感タップリの
表紙を隈なく捲った。
何しろタイトルが、すごかった。
▼初の無料週刊誌
今でこそ同様の無料のサービスは
巷に溢れるように散在しているが、
当時は非常に画期的なサービスとして
多くの人の目に留まった。
大手情報出版社のリクルートが発行する
初めての"無料"の週刊誌。
「週刊誌はお金を払って
買って読むもの」
そんな常識を根底から覆し
毎週鮮度が高く、
かつ知的好奇心をそそるテーマを
オールカラーで解説。
キャッチコピーの絶妙さも光っていた。
「オトコを刺激する情報マガジン」
創刊当初の発行部数は
一都三県で50万部であったが
配布日当日であっても
遅い時間だと手に入らないことも
しばしばだった。
「オトコを刺激する」
のタイトルを冠しておきながら
手に入らなかったその日に
電車等で当該情報誌を読み耽っている
女性の姿を見かけることも何度かあり
その度に
「オトコの自分ですら
読みたくても読めていなのに…」
と悔しい思いを抱いてたのを
今でも鮮明に覚えている。
▼R指定のワクワク感
何よりこの僕を最も惹きつけたのが
「R25」のタイトル。
18歳未満禁止を意味する
「R18」を連想させ、かつ
当時25歳未満だった僕は
尚更紙面の内容が気になった。
「25歳以上の男性に向けた、
「オトコを刺激する
情報マガジン」って…」
そのすべてがいちいち
僕の中のワクワク感性に働きかけた。
当時
「都内勤務の〇〇系の会社員」
などの具体的な属性設定から
「流行りの遊び」
「グッズ」「映画やドラマ」
「飲食店」など
思わず興味をそそられる切り口が
新鮮だったが、
ここ数年は同様のネットコンテンツが
充実してきたこともあり
僕自身も自然と疎遠になっていたから
今回のニュースには特段驚いていない。
▼R25と人生
「若手ビジネスマンを応援すべく
話題になっている
旬のトピックをはじめ
ビジネスマンとして
知っておきたい情報を
分かりやすく紹介してきました。」
編集部担当者は
創刊からの13年をこう述懐する。
僕個人の印象としても、創刊後
一般的なビジネスパーソン向けの
テーマが一巡してからは、
「R25ならでは」
「この情報誌でないと手に入らない」
そんなキラーコンテンツと呼べるような
惹きつけ要素に久しく接していない。
〝一定の役割を終えた”
一言で片づけるのは簡単だが、
「オトコを刺激する
無料の総合週刊誌」
「25歳以上の
ビジネスパーソンに捧ぐ」
そんな当時のインパクトに匹敵する
刺激に溢れたコンテンツの再来を
心密かに待望する同世代は
決して僕だけではないはずだ。