人口流れ星と人生

超小型衛星から
夜空に金属の玉を放出し、
人工的に流れ星を発生させる
プロジェクトを、
東京のベンチャー企業が
計画している。
※読売新聞より
▼夢あるベンチャー
当該ベンチャーは
2011年9月に設立。
その当時から
個人的に気になっている企業だ。
何しろ流れ星を
人工的に作り出す、と言うから
ソラバカを自認する僕としては
黙ってはいられない。
一体何の目的で
誰のためにこんなことをするのか?
でもこれ、もし実現したら
大変なことだ、と僕は思った。
▼数ある流星群の中でも
1月 「しぶんぎ座流星群」
4月 「こと座流星群」
8月 「ペルセウス座流星群」
さらに秋口から年末にかけての
「オリオン座流星群」
「しし座流星群」
「ふたご座流星群」
まず晴れていること。
流星群のピークが
日没後就寝前の時間であること。
月の明るさに邪魔されないこと。
これら数ある条件を
すべてクリアしたとしても、
予測通りの観測は難しい。
「1時間に40 - 60個」
とアナウンスがあったとしても
方角がずれれば見逃してしまうし
大きさや種類によっては
あっという間に消えてしまい
じっくり味わうことができない。
だが前述の人工流れ星なら
流すタイミングを任意に指定できる。
明るさも-1等級で
都会の夜でも十分に見えるし、
技術的には
流れ星の「色」までも選択可能。
さらに
自然に発生する流れ星よりも
ゆっくりとした速度で、
かつ長い時間をかけて
空を横切る特徴も兼ね備える、
と言うから、
僕としては実現時期について
かねてから気にしていたところ。
▼深い後悔
流れ星と聞いて度々思い出すのが
2001年のしし座流星群。
ピーク時には全国的に
1時間あたり数百から数千もの
流星を観測することができた。
しかし当時何を勘違いしたか、
僕はこの流星群を見逃してしまった。
翌日、友人の興奮冷めやらぬ
熱弁に耳を傾けながら、
一生レベルの後悔を胸に刻んだ。
それ以降、僕は毎年
流星群の観測予想をつぶさに
チェックしてきたが、
未だに当時の悔しさを
晴らすには至っていない。
▼人口流れ星と人生
冒頭の記事によれば
「2019年に
広島県上空で実施する予定」
とのこと。
まず2018年の後半に
大きさ1メートル以下の
超小型の衛星を打ち上げる。
数ヶ月、或いは1年前後経過後、
地上約500キロから、
直径1センチのパチンコ玉ほどの
大きさの金属を放出。
大気圏に突入時に
光を放ちながら燃え、
「流れ星」となる。
天候が良ければ広島県を中心に
半径100キロの範囲で鑑賞できる。
花火の観測範囲は
一般的には2 - 3キロまで、
と言われているから、
そのスケールの大きさに
改めて大きな衝撃と、
初観測への熱い思いが
同時に僕の胸に去来する。