3段ロゴと人生

JR東海は会社発足30周年の
節目を迎えるにあたり、
経営理念の改定、接客制服の刷新、
30周年ロゴのピンバッジ着用、
30周年記念イベントの開催や
30周年記念商品の発売など、
さまざまな取組みを
行っていくことを発表した。
※マイナビニュースより
▼何このピンバッジ
おそらくこの日ほど
JR東海に就職したいと
強く望んだことはない。
物心つく頃から
ありとあらゆる乗り物が大好きで
5歳くらいの時に買い与えられた
のりもの図鑑をこよなく愛した
この僕だ。
その中でも東海道新幹線への
思い入れは格別で、
いつかあの流線型の車体を
意のままに操ってみせる、
と、ここまでは
わりとよくある話だ。
問題は
今回発表になった
30周年記念ロゴマークだ。
▼デザイン抜きで
正直秀逸なデザインとは思わない。
けど、その3つののりものが
並行して描かれている。
その事実だけで
僕の中では「神ロゴ」確定。
「30th Anniversary」の
文字列の下に
「リニア」
「新幹線」
「在来線」
が斜め上方向を向いた状態で
段をつけて並べられている。
「段をつけて」
このあたりがまたツボ。
一番下に描かれている
「在来線」にしばらく目の焦点を合わせ
そこからおもむろに
焦点を上方向にずらす。
当時憧れの的だった
「新幹線」が視界に入ると
在来線との対比で
僕のテンションは急上昇。
その高揚感を充分に堪能したら
さらにその上方向に焦点をずらす。
…
やばい。
いま自分の顔、絶対ニヤけてる。笑
▼憧れのさらに上
僕が5歳くらいの時の愛読書は
「のりもの図鑑」
その中でも
一番のお気に入りのページは
「新幹線0系」。
まだ東海道新幹線に
「のぞみ」がなかったころの話だ。
当時の新幹線と言えば
団子鼻の「0系」か
その団子鼻を少し尖らせた「100系」
の2タイプしかなかった。
毎晩毎朝、
ボロボロになったのりもの図鑑を開き
「0」の文字と共に
ページいっぱいに印刷された
新幹線の写真を眺めては
いつか乗車することを夢見ていたが、
中学3年生の修学旅行の日まで
僕は新幹線に乗ることはなかった。
だからテレビのニュースなどで
「夢の超特急」と題し
リニアモーターカーの特集が組まれると
僕は神様のさらに上の存在を
眺めているかのような
不思議な感覚に襲われた。
▼3段ロゴと人生
冒頭の記事によれば
会社発足30周年を迎える
4月1日以降、8月31日まで
同社の接客社員が
この30周年ロゴマークの
ピンバッジを着用する。
とのこと。
今この瞬間も思う。
当時5歳児の僕が
このロゴマークを目の当たりにしたら
一体どんな感想を抱くだろうと。
何せ、電車と言えば
最寄りを走っていた私鉄の各駅停車しか
乗車したことがなかったこの僕だ。
各駅停車しか停車しない駅を飛ばす
「快速」にすら憧れ、
さらにその上の
「有料特急」となれば
憧れ感が強すぎて
「あれ乗りたい!」と
親に懇願することすら阻まれた
この僕だと言うのに。
そのさらに格上の
「新幹線」のさらに、上。
…
あ、やばい。
また顔がニヤけてる。。笑