女子力男子と人生

男子なのに
「女子力が高い」と言われる。
そんな場面が、アンケートに
いろいろ寄せられています。
※朝日新聞 フォーラムより
▼女子らしさ、って?
女性がやっていたり、
得意とされたりした領域の力が
備わっている男性。
「女子力男子」の著者
原田曜平さんはそう答える。
かつては女性に対する
褒め言葉の色が強かった
“女子力”
そんな当時でさえ
女子力が高いだの低いだの、
会話を耳にする度に
「それってどうなのかな」
と言葉そのものを訝しむ自分だから
今回の
「女子力男子」には
尚更疑問符が頭に浮かぶ。
▼会話のネタ
つまりそういうことだ。
「料理が上手」
「流行に詳しい」
「美容に熱心」
これらをひとまとめにして
「女子力」と定義づけした方が
会話もスムーズに続く。
さらに中性的な要素を持つ男性は
いつの時代も一定の支持を
女性から得てきた。
そんな男性らを
「女子力高い」と評することで
より身近な存在として迎え入れたい―
勿論、すべての人にとって
「女子力高い」は褒め言葉には
ならないだろうから、
この手の言葉は
注意して扱うべしと、
僕な常に心の中で誓う。
▼外より中
僕は小学生時代、
外で遊ぶことが苦手だった。
なぜならば
相手と競い合い
「負かす」という行為が
嫌いだったからだ。
陸上競技のように
各個人の記録で順位をつけることには
抵抗はなかったが、
相手に直接働きかけ
点数の要素を奪い合うような
駆け引きには
どうしても積極的になれなかった。
だからと言って天気の良い日に
ずっと教室内に留まることも
気が引けた。
なぜなら周りに
女々しいと思われたくなかったから。
そんな僕だから
天気が悪くて外での遊びが出来ない日は
他の誰よりもテンションが上がった。
▼女子力男子と人生
前述の
「女子力男子」を執筆した
原田さんは
20代前半が中心の男性
計81人をインタビュー調査。
「アロマ男子」
「スイーツ男子」など、
様々な女子力男子を紹介し
こうした男子が新たな
消費市場を作っている、
と発言している。
「昔は女々しい、気持ち悪い
と言われたことが
徐々になくなってきている」
インターネットの普及とともに
価値観が多様化し、
成熟社会へと世論がシフトしていく中
今や「女子力」の言葉は
性別に関係なく、
人間性を形作る様々な特徴の
一つを指すに過ぎない表現に
なりつつある。