VR食事と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

VR食事と人生

20170204



バーチャルリアリティー

(VR=仮想現実)を利用し、


あたかも故郷でおばあちゃんと

食卓を囲んでいるような

気分になる動画


「バーチャン・リアリティ」を

兵庫県南あわじ市が制作し、

インターネット上で話題を集めている。


※毎日新聞より



▼仰山食べてや

僕はVR機器を所有していないので

YouTubeで再生を試みた。


すると目の前におばあちゃんが現れ、

「仰山食べてなぁ」

とやさしい口調で語りかけてくる。


食卓にはおにぎりや卵焼き、

サラダなどが並び、

「ちょうどこれから食事」

といった設定のようだ。


因みに当該動画は

「朝ごはん編」と紹介されており


他にも

「夜ごはん編」や


「食事別」「見どころ別」に

合計10ケ前後のVR動画が

用意されている。



▼地方創生

つまりそういうことだ。


「社会問題・

 孤食(孤独な食事)を食い止める、

 食の大国‘あわじ国’の社会派施策。」


「世界初 バーチャンといっしょに

 ごはんを食べられる

 バーチャルリアリティ動画

 あわじ国バーチャン・リアリティ」


「動画に登場する食材をはじめ、

 あわじ国(南あわじ市)の特産品を

 お得にもらえる、ふるさと納税!」


以上は動画紹介文からの抜粋。


VR動画を通じて、

南あわじ市の魅力を感じてもらい、

ふるさと納税や地域振興につながれば

今回の施策は成功、ということだ。



▼子供の頃の最大の楽しみ

僕にとって

「おばあちゃんとの食事」は

一年の中でも最も幸福感に溢れた

かけがえのないイベントの一つだった。


自宅から車で5時間以上。

年に1度、家族で訪れる

「おじいちゃんおばあちゃん家」


普段は両親に怒られてばかりの

僕にとって

満面の笑顔で迎えてくれる

おじいちゃんおばあちゃんは

物心つく頃から大好きだった。


さらに家では

「ごはんはおかわり1回まで」

「おかずは決められた数だけ」

と食べる量も制限されていたが


おじいちゃんおばあちゃん家では

そのような制限は一切ない。


食事が終わった後も、

おばあちゃん手作りの郷土料理、

とれたての果物や地元の茶菓子など

茶の間のテーブルの上は

食べ物が途絶えることはなかった。


食べても食べても、

おばあちゃんは笑顔で

「食べて」と勧めてくれる。




なんというか、最高に、幸せだった。笑



▼VR食事と人生

「癒される」

「故郷みたい」

「涙が…」


動画のコメント欄には

称賛の言葉が続く一方で、


「不自然」

「食事くらい1人で」


などの否定的な意見も

若干数見受けられた。


僕自身、

当該動画の雰囲気は好きだが


何というか試聴中、

終始恥ずかしいような


心がむずかゆくなるような感覚に

意識が奪われ、最後まで動画を

“味わう”ことが出来なかった。


「VRで孤食解決」


アイデアとしては素晴らしいと思うし、

今後人工知能の発達とともに、

「今は亡き血縁者との食事」

なんてことも可能になるかも知れない。


けど、VRは所詮VR。


本当の幸福感は

生身の人間とのふれあいからしか

生まれないと僕は思う。