「被害者も悪い」と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

「被害者も悪い」と人生

20170127



金沢市教委が今年度、

市立小・中・高校の全児童・生徒

約3万5000人を対象に実施した

いじめに関するアンケートで、


小学生と中学生のそれぞれ約3割が

「いじめられる人も

 悪いところがあると思う」

と答えたことが分かった。


※毎日新聞より



▼見出しのインパクト

多くの人を惹きつける、

という点では成功なのかもしれない


「被害者も悪い 小中3割」


僕も思わず

「どういうことだ?」と

記事の中身を

最後まで確認せずにはいられなかった。


すると

「いじめられる人も

 悪いところがある」との設問に


「思う」と答えた小学生は

全体の29.1%

中学生は35.5%にのぼった、

とのこと。



▼言葉のニュアンス

つまりそういうことだ。


実際のアンケート用紙を

目にしたわけではないが、

人によって解釈のズレが生じかねない

設問であることに変わりはない。


そもそも何をもって

「悪い」とするか。


よもや善悪を示す

「悪」ではなかろう。


それが証拠に

「いじめはどんな理由があっても

 絶対にいけないと思う」とした

児童・生徒は


小学生90.8%、

中学生89.2%、と出ている。


見出しにある

「3割」の児童・生徒は

一体何を以ってして

「悪い」という言葉を選んだのだろう。



▼底辺

僕は小学生の頃

自分は底辺の人間だと認識していた。


決して自虐的な意味ではない。


入学当初から

僕のセルフイメージはそうだった。


なぜか。


周りに

そう言い聞かされ続けたからだ。


「小未来のくせに」

「何ぼーっとしてんだよ」


いつも何かにつけて

難癖をつけてくるクラスメートが

複数存在した。


僕には抵抗するような度胸など

持ち合わせていなかったから

数年間、その言葉を受け入れた。



▼「被害者も悪い」と人生

市教委の西川茂治・学校指導課長は

「どんな理由でもいじめは悪く、

 『思わない』が望ましい選択だ」

と強調し、


結果について

「学年が上がるにつれ、

 いじめられる側の言動など、

 きっかけを見聞きし、

 悪いと思うのではないか」

と分析している。


確かに側面の1つでは

あるかもしれない。


けど、小学生時代

「被害者」を経験した僕からすると


いじめられる側には

一種のあきらめ感が根付いており、


自分自身の欠点を

「悪しき特徴」として捉え


いじめの遠因になっていることを

自覚している児童・生徒による

悲痛の「悪」であると僕は思っている。