3Dテレビと人生

専用のメガネをかけると
映像が立体視できる
「3Dテレビ」が、
盛り上がることなく
市場から消えることになりました。
※gigazine.netより
▼驚き
なぜならつい数年ほど前は
各メーカーから発売される
最新機種のテレビの中で
上位モデルの定番機能の
1つだったからだ。
各社のテレビカタログをめくると
大抵はじめのページに
フラッグシップモデルが
紹介されている。
エクステリアデザインが
A4見開き一杯に印刷された
次のページに各種機能の紹介。
そこにはベゼルをはみ出した
生き物や人物の写真が
1桁番目くらいまでには
掲載されていた。
…
紛れもなく
「3D機能」の紹介である。
▼飛び出す映像
そこにはほぼ例外なく
有名映画の紹介や
「飛び出し感」
「奥行き感」の魅力について
自信たっぷりに語られている。
「付属のめがねをかければ
あの大人気映画の興奮を
自宅で楽しめます!」
「スポーツ中継も
これまでにない臨場感で
観戦できます!」
当時はアナログから地デジへの
移行期間であり、
「フルHD」を謳うだけで
何ら問題なかったが
それもやがて陳腐化し
メーカー各社は
次の目玉機能を模索している段階
でもあった。
上述の映画人気も相まって
当時の3Dテレビ熱は
一般消費者の感覚からも、
「フルハイビジョン」に次ぐ
新しいテレビの楽しみ方を
想起させる凄みがあった。
▼3Dのワクワク感
家電バカの僕としても
黙ってはいられなかった。
流石に購入したばかりなのに
3Dテレビの機種に買い替えるほど
余裕はなかったが、
代わりに家電量販店に足を運び
デモ用の3D映像を幾度となく
鑑賞した。
確かに。臨場感は半端ない。
けどこれを
「毎日視聴したいか」
と言われれば、
決して「はい」とは、ならない。
ちょうど
テーマパークのアトラクションに
似ているな、と思った。
日常生活では味わうことが出来ない
五感に訴えるタイプの、娯楽。
たまに乗るから感動するのであって、
日常的に体験したら
それはもはや感動体験ではなくなる。
ニンテンドー3DSもそうだ。
今や「3D機能」をオンにして
プレイしている人を
街中で見かけたことがない。
▼3Dテレビと人生
調査会社NPD Groupによると、
テレビの売り上げに占める
3Dテレビの割合は、
2012年に23%だったのが
2016年にはわずか8%まで急落。
もはや3D機能は購入を決める
動機とはならず、
さらには3Dコンテンツ自体、
殆ど見かけることもなくなった。
4K。8K。HDR。
有機EDディスプレイ。
フルHDに代わる
次のテレビの主役となる要素は
果たしてどれが該当するか。
何れにしても重要なのは
これらの要素を際立たせる
コンテンツの充実度にあることは
言うに及ばず。。