カジノ法と人生

統合型リゾート施設整備推進法案
通称「カジノ法」が
与党の賛成多数で可決、成立した。
▼基本法
統合型リゾート、
通称「IR(Integrated Resort)」は
展示施設や会議場、
ショッピングモールやレストラン、
映画館や劇場、
スポーツ、アミューズメント、
温浴施設などが一体となった
観光施設のことだ。
と、ここまでくれば
既に存在するのでは?
なんて疑問が頭をもたげるが、
今回の法案は、上記施設に
「カジノ」の併設を
可能とする基本法である。
というわけで、通称
「カジノ法」と呼ばれるが
今回成立したのはあくまで
「基本法」であり、
具体的に許認可はどうするか、
入場の規制はどうするか、など
詳細は今後詰めていくことになる。
▼騒ぎたい
つまりそういうことだ。
「ギャンブル依存症」の
疑いがある人がこの国には
536万人いる。
だのに、
「カジノ施設」とはけしからん、と。
けど基本法が成立したからと言って
明日からすぐにカジノ施設が
つくれるようになるわけではない。
今後詳細を議論していく中で、
スタート時は万全を期して
日本人の入場を規制したり、
当局と連携し国内外のお金の流れを
厳しく監視する体制を敷くなど、
「ギャンブル」に関する不安材料は
これからじっくり時間をかけて
議論すればいいだけの話だ。
▼助けたい
僕はギャンブルの類には
一切興味がない。
パチンコ・パチスロも
友人の付き合いで2、3度行っただけ。
ところがその友人のうちの数人が
貯金を全て使い果たすまで
パチンコ・パチスロにのめり込んでいた。
今考えれば
「依存症」だったのだろう。
そんな明日の生活もままならない
友人らを僕は見過ごすことが
出来なかった。
なけなしの貯金を切り崩し
立ち直って欲しい一新で、
幾度かお金を貸し付けた。
合計で一般サラリーマンの
給料の数ヶ月分は貸したが、
ほぼ全額戻ってくることはなかった。
▼カジノ法と人生
日本は法律上
「ギャンブル」は存在しない。
だのに
「遊戯」の名の下
パチンコ・パチスロ施設が
国内に1万以上存在する。
海外のデータによれば
世界のパチンコ・パチスロ機の
半数以上は日本に集中している、
との指摘も。
「統合型リゾート」を批判する前に
今回の法案成立を機に
「ギャンブル依存」への議論が
一層深まることを期待したい。