デジタル親孝行と人生

親の老いを実感し始めた
40 - 50歳代が、
スマートフォンや
米アップルのタブレット
「iPad」など
デジタル機器を使い
親孝行に励み始めている。
※日経くらしより
▼親孝行したいときに親はなし
記事中に紹介されていた
50歳会社員男性は、
自宅の隣に住む父親に
iPadの使い方を教えるようになった
という。
きっかけは50歳になって
自分自身の体力の衰えを感じたとき。
将来を案じたら
その先の自分と今の親の姿がダブって
見えたのだろう。
「親孝行したいときには親はなし」
のことわざが頭をよぎると
自分ももっと
デジタル機器を使いこなしたいし、
父に付き合って勉強し直すことにした、
と話している。
▼教室もだめ
当の父親は現在82歳。
2年前にiPadを購入したものの
一人では何もできず、
シニア向けの教室に通ったが
長続きしなかった。
そこで見かねた息子である当人が
休日や平日の夜を使って
アドバイスを始めた。
「同じことを何度聞かれても
上から目線になってはダメ。」
そう話す当人の傍で奮闘中の父親は
「ありがたい親孝行」と
感謝の気持ちを口にしていた。
▼お互い嬉しい
僕も以前親にiPadをプレゼントし
使い方を教えたことがある。
はじめは興味は示さなかったし、
それまで携帯電話(ガラケー)で
簡単なメールをやり取りする程度の
知識しか持ち合わせていなかったが、
インターネットのアクセス方法や
検索エンジンの使用方法を
一つ一つの操作を交えて
覚えてくれるまで教えていたら、
今となっては
ネットオークションサイトで
欲しい商品の落札が
出来るようになるまでに上達。
「これいくらだとおもう?」
「いい買い物したと思わない?」
家に帰る度、
新しく落札した商品の一つ一つを
手に取り、笑顔で説明してくれる。
休日のショッピング等と合わせ
日常の楽しみの一つになっているようで
僕自身もとても嬉しく思う。
▼デジタル親孝行と人生
高齢者の認知症に詳しい医師は
デジタル機器での親孝行を勧めている。
「パソコンやスマホの操作を学ぶと
脳に新しい情報がインプットされる」
「操作時には溜め込んだ情報を
アウトプットしようと脳が活性化する」
もちろん、疎遠になりがちな
親子のコミュニケーションの
きっかけにもなるし、
何より
「新しいことを覚えることの楽しさ」
を体感してもらうことが
その人の残りの人生を充実させる
最も有効な手段の一つだと僕は思う。