初乗りと人生

東京のタクシー初乗り運賃については、
初乗り距離を短くして額を引き下げる
という内容の申請がなされており、
現在、運賃改定手続を進めています。
(中略)
今般、初乗り運賃引下げについて
広く周知を図るとともに、
短距離のタクシー需要の
顕在化について検証するための
実証実験を行いました。
※国土交通省報道発表資料より
▼1万5000回
今回の実証実験は
今年の8月5日から9月15日の
一部または全期間において
・新橋駅(東口)
・浅草駅(駅前)
・新宿駅(東口)
・東大病院前
の4カ所のタクシー乗り場にて
行われた。
運送回数の総合計は
1万5000回を超え、
全利用者に
アンケート調査を実施した結果
およそ3分の2にあたる、
1万368回の回答を得た、
とのこと。
▼利用回数は増える
今回の回答者のうち
日本人利用者の約6割が、
「利用回数が増える」との回答。
内容はズバリ
初乗り運賃の値下げ。
現行の2キロ730円を
1.059キロで410円とし、
以降は237メートルごとに
80円が加算され、
2.007キロに達すると
現行同様の730円となる。
2キロ走るのであればほぼ同額だが、
それ以下の距離であれば
安くなる計算だ。
▼徒歩13分
よく不動産の広告で見かける
徒歩○○分の根拠になっている
「1分=80メートル」に従えば
1キロは徒歩でおよそ13分くらい。
(端数は切り上げ)
この「13分」の距離は
勿論人によって捉え方は様々だろう。
毎日の通勤通学で、
これ以上の距離を毎日
徒歩で移動している人は
身近にも何人もいるし、
僕もそのうちの一人だ。
けど、天気が悪い時、
体調が芳しくないとき、
複数人で一気に移動したいとき、
この「13分」を
上述の運賃で、かつ快適な車内で
1、2分で移動できる
となれば、僕も迷わず
「利用する」を選択する。
▼初乗りと人生
アンケート調査でも同様に
現在の平均利用回数は
「4.8 回/月」だが
410円タクシー導入後は
「7.0回/月」との結果が出ている。
僕と同じように
条件に応じて2キロ未満での
利用を試みたい消費者が
一定数いるということだ。
あとはいつ、どの場所にいても
思いたったら「すぐに乗れる」
が実現すれば、完璧なのだが…
この辺りはAI技術の発達と
自動運転車の普及に伴い
出現すると考えられる
「無人タクシー」に期待したい。