~アヤ西部、失望の谷....

とんかんとんかん・・とんかんかん
(フラットな荒廃地にちんまりと集まっている丸太小屋からなる「ちいちゃい居住エリア」を拡大しようとしているのだろう、ボーンシリーズがよく似合う紫肌なアグダ・マズラーの戦士達が新しいバンガローを建築中)

とんかんとんかん・・ふぅ~~・・・
(そんな彼らと一緒に働いている真紅のGXガレオスシリーズを身に纏った男(首にはツル草が巻かれている)が「上にパカッと開いたヘルム」の中に見える同じく紫色の顔を伝うみずみずしい汗を拭う)

ザブロゲン・イッヒ「ふぅ・・・」(手持ちの木槌を置き、タコだらけになった紫色の手のひらを見つめる)

歴戦のボーン戦士「武器を握って出来るそれとは、また違う感覚だろ?」とんかんとんかん

ザブロゲン・イッヒ「ええ。実に心地良いっす」

グンッダッシュ(イッヒの首に巻かれているツル草が引っ張られ、思わず仰け反る)

女性のボーン戦士「お喋りしていないで続けな」とんかんとんかん(背を向けながら。片手にはイッヒと繋がっているツル草を握っている)

ん・・ガタン(同じく首にツル草を巻かれ監視下に置かれている、物資を運搬中の紫肌のガレオスX兵士が状況を察すると、すぐさま肩に担いでいた丸太を下ろし、激しい剣幕をみせながらこちらに向かって歩いてくる)

取り巻きX-C「イッヒ様に無礼を働く・・うっ!!」グンッダッシュ(食い気味に喉に巻かれているツル草を後ろから引っ張るレギオスネコ)


カレン「生きてるだけでも感謝するんだね。さぁ、とっとと運びな」ブスッハッ(レギオスネコシクリで取り巻きのおしりを)

取り巻きX-C「ぎゃあああああああ」ブスッブスッハッ(されている彼を横目にほくそ笑みながら物資を淡々と運んでいくドラモンドとライアン)

ザブロゲン・イッヒ「作業の邪魔を・・・部下の非礼をお許しください。自分なら大丈夫っす。まだまだいけますよ、親方」グッ(手持ちの木槌を握り直す)

とんかんとんかんとんかんかん
(イッヒ達が作業に戻ると、取り巻きX-Cもまた、ブツブツと文句を言いながら落とした丸太を拾い上げ、再び肩に担ぐ。そんな光景を「ひとんちの陰」から覗いているロックラックシリーズな少女、その下からはボワボワな獣纏族の顔もチラッとな)


ロージー「ふぁ・・ちょっと可愛そう」(左肩の上に乗っているちいちゃいドスビスカスの相棒に向かって)

ファイヤージンガー「奴隷扱いは妥当な判断さ。確実な」やれやれ(と葉っぱな両手で)


ボワコフ「でアリマスな。しかしながら、あのリーダーの男は、少しばかり改心しているようにも見えるでアリマス」とんかんとんかん

ロージー「ほんと。言葉遣いも、なんだかお兄ちゃんみたいだし・・」親方!もっと自分に釘をくださいっす!(とイッヒのやる気に満ちた声が)

イェル・ミナ「やっぱりそう思う?」ぬう(と背後からロージーの左肩越しにクルルシリーズに身を包んだ小顔な顎を乗せてくる)

ファイヤージンガー「なんだぁ?暗殺団のねえちゃんもバカ兄貴のこと知ってるのか?」くんくん(彼の匂いを嗅ぐイェル・ミナに向かって)

イェル・ミナ「口は悪いけど素敵な香りね。谷に種を撒いて欲しいくらい。けど、その暗殺団っていうの、やめてもらえる?もう違うんだし」ちょん(人差し指で彼の花びらな頭を。まんざらでもないご様子のジンガー)

ロージー「お兄ちゃんとは、どこで?」

イェル・ミナ「都にいた時、少しね。純平達から聞いたわ。あなた、彼のこと、兄妹のように慕っているって。理解出来ないようで、理解出来る。なんとなくね」やれやれ

ファイヤージンガー「ってことは、暗・・イェル・ミナも、バカ兄貴のことを少しは分かっているってことだ。ナハハハハ」む~(と彼を間近で睨むイェル・ミナ)

ボワコフ「では、あのザブロゲンという男も、カーブー殿と?」

イェル・ミナ「ええ。決闘裁判で一騎打ちをね。っていっても、ただの闘技大会。だから戦友として認識しているのかも」やれやれ

ファイヤージンガー「バカ兄貴の毒に侵されはじめてきているってわけか」やれやれ

イェル・ミナ「すでに彼らは毒に侵されている」

ロージー「そうだよ。あの人達だって、生きるためにここへ来たのよ。薬が必要で・・」

イェル・ミナ「そのことだけど、あなた、薬の調合に精通しているそうね」(クルルアームな腕を組みながら)

ロージー「純平さんって、ほんとお喋り」

ファイヤージンガー「美人に弱いネコなんだよ。きっとな」やれやれ(対し、きょとんと彼を見ているイェル・ミナ)

イェル・ミナ「彼が渡された鬼人薬を作ったのは、ゲ・アゲルゾンに所属するドクターよ。コズンダの命令を受けて、研究に熱心だった」

ロージー「なぜ?」

イェル・ミナ「コズンダが、ラ・エメシスへの侵攻を企んでいるからだと思う。ラ・エメシスの環境は、この谷と似ているって・・それ以上に環境の悪い場所だって噂も聞くわ」

ロージー「じゃあ、あの人達は実験に使われて・・・」とんかんとんかん(首にツル草を巻かれた紫肌のガレオスX兵士達が監視されながら作業現場に物資を淡々と運んでいく)

ファイヤージンガー「哀れだな」やれやれ

イェル・ミナ「そうでもないわ。イッヒは、少なくとも前よりは強くなった。今の姿を受け入れ、コズンダへ復讐を誓っている。谷に協力しているのは、あなた達の強さを頼りにしているからよ」

ボワコフ「カーブー殿がミューズ・ネロを討伐したという知らせもまた、彼をやる気にさせているでアリマス」

イェル・ミナ「いまだかつて、誰も成し遂げられなかったことを彼はやってみせた。ま、本当なら・・の話しだけど」ふんっ


歴戦のボーン戦士「よぉ~し、そしたら少し休憩にするか」ああ、そうだな・・ガヤガヤ・・

ザブロゲン・イッヒ「いやいや!自分はまだいけるっす!もう少しで土台が・・うっ!!」グイッダッシュ(ツル草を引っ張られる)

女性のボーン戦士「あんたは、協調性をここで学ぶべきだね」グッ

ザブロゲン・イッヒ「うっす・・」

取り巻きX-C「イッヒ様に無礼をぎゃあああああ」グッダッシュ(こちらもすぐさま引っ張られるとその場があたたかい笑いに包まれる)


ボワコフ「目的が同じであるうちは裏切らないと?」

イェル・ミナ「ええ。そこであなたにお願い」スッ(小袋を取り出し、ロージーに手渡す)

ロージー「・・・これは・・」ガサゴソ・・(袋の中身を確認しながら)

イェル・ミナ「ドスパパヴェル・ボルケノス・ラフレシアヌム。私が持っているより・・」ツカツカツカツカ!(彼女の背後から殺気立った奇面族の女子が、そのガジャブータイプな「ゆめかわな面」の上に猟虫サイズのオオナナホシを乗せながら駆け寄ってくる)

アジャリナ「なにサボってるね!お前達の首にもツル草、巻き付けるよ!」ブンブンブンうずまき(カウボーイみたいに)

イェル・ミナ「彼女達はそれを使って、特殊な力を発揮することができるの。ね、アジャリナ」ブンブンブン!

アジャリナ「なんの話ね?」ブンブンブン!

イェル・ミナ「彼女の研究に力を貸してあげて。そうすれば、谷の人達のためにもなるかも」

ロージー「・・・わかった。やってみる」グッ(小袋を強く握りしめる)


ボワン!!
(作業現場近くに電磁波に覆われたワームホールが突如として出現すると、中から両肩に大木をたくさん抱えた金獅子が背中に黒髪の少女を乗せながら、そして腰にはしっかとしがみつく重甲虫(その背甲の上にもたくさんの大木がロープで括られている)と共に飛び出してくる)


カイルス「ちゃんとやってっか?」どさん(大木を落とす)

ザブロゲン・イッヒ「お~!新たな木を密林から!ほほぉ~!これはまた丈夫そうな木を!」わかんのけ?(とカイルス)


王羽美「以前にこの居住地のお家を建てた時もセルタリーザ夫妻が力を貸してくれました。またお手伝いできて嬉しいです」にこっ

ゲネッタ「臆病者の婿養子は、なにもしちゃいないけどね」なでなで(あの尻尾の先端でウーメイの頭を)

あはははははは
きゃっきゃっ♪

(炎獅子が各部位に子供達を張り付かせながら歩いてくる)


呂夏双「呂夏双達も手伝うぞ。なぁ?」いいよぉ~♪(彼の顔面の上をぺたぺたと登っていく坊主が)


ロージー「あっちは大丈夫そうね」ふふ

イェル・ミナ「ほんと羨ましいわ。私が小さかった頃は、あんないいお家、なかったもの」やれやれ


ん・・イ~~~~~~ッ(重甲虫の奥さんは、ロージー達の存在に気づくと、大袈裟に怪訝な表情をしてみせる)


ロージー「??」

イェル・ミナ「ほんと、しつこい」やれやれ


みなさぁ~ん、お食事ですニャ~
キコキコキコキコ
(黄虎猫の老夫婦がそれぞれ湯気立つお食事を乗せた木製ワゴンを作業現場に向かって押していく)


イェル・ミナ「ゲルハルトは?」

ロージー「・・・・・」ぶんぶん(真顔で首を)

イェル・ミナ「そっちはダメみたいね」はぁ~~

クク「そうそう。純平があなたを呼んでいたわよ」

イェル・ミナ「私を?」


キラーーーーーーーン・・・・
(青空の向こう側を流れながら輝く赤い彗星)


イェル・ミナ「ほんと・・しつこい」むぅ・・(顔を見上げて額に手をかざしながら)

ぐいぐい(イェル・ミナのクルルコイルの前掛け部を引っ張るアジャリナ)

イェル・ミナ「分かったわ。行きましょう」

アジャリナ「きっと大事な話ね。ボワコフも来るね」ぐいっ(ボワボワな毛を強引に)

ロージー「あたしは?」

イッイッ(手を払いながらイェル・ミナとボワコフを連行していくアジャリナ)

ロージー「むぅ~~~」クックックックッ(と左肩の上の相棒)




「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights




ごにょごにょごにょごにょ(居住地エリアより少し離れた荒れ地にて、歴戦のグレーのボーンホルンを背負った細マッチョ紫肌のドーベル戦士が、蒼火竜、千刃竜と密談している)


イェル・ミナ「ハァ~イ!スサノオ!怪我はよくなった!?」


ぐう(と翼を丸めてサムズアップかます蒼火竜)


イェル・ミナ「ふふ。なんの相談をしているのやら」

ボワコフ「アグダ・マズラーの戦士達を乗せて、引っ張っていける戦闘用車両を作るそうでアリマス」

アジャリナ「純平の提案ね。あいつ、頭いい」

イェル・ミナ「っていうことは、ラ・エメシスに・・」

アジャリナ「スカルリーナも今頃、進軍しているね。あたいらも負けてらんないよ」ぺしん(イェル・ミナのおしりをおもいっきし。ちょっとびっくりするイェル・ミナ)


のすん・・のすん・・(遠くで谷をパトロールしているのであろう溶岩竜と棘竜が仲良く)


アジャリナ「ドムもすっかり心を開いているね」

イェル・ミナ「ヴォルガトロンも救出作戦の時は大活躍だったしね。ほんと、谷が変わってきている・・・今は、未来の姿が見える。改めて、お礼を言わせて。ありがとう、アジャリナ」

アジャリナ「あたいは借りを返しただけね。本当に感謝するは、クルセイダーズね」トコトコ(と歩きながら)

ボワコフ「彼らの功績は、アヤ中に齎された影響を見れば、一目瞭然でアリマス。自分も早く「お手柄」をたてねば」むんっ

イェル・ミナ「張り切ってるわね、ボワコフさん」

クク「大切な人が、アヤに来ていることをロージー達から教えてもらったのよね、ボワコフさん」

ボワコフ「ハイ!もとより自分が堅苦しい縁談なども断り、ふるさとを旅立ってきたのは、すべてムーア殿のため!このボワコフもまた、ムーア殿の希望の光となれるよう、腕を磨かねばなりまぬ!ちょいや~~~!!」しょいん!ずどどどどどどダッシュ(懐から銛を取り出し、ランスのように突撃かましていく)

アジャリナ「縁談て、どんな相手だったのか気になるね」ちょいや~~~

イェル・ミナ「彼もたくましいわ。だって、この広いアヤの全土を回ってきたのだから。今では私よりもアヤに詳しいわ」ちょいや~~~

クク「あんなにボワコフさんをやる気にさせるなんて、私達もクルセイダーズのリーダーに早く会ってみたいわね」ちょいや~~~


ずでんダッシュ(銛突進中にこけるボワコフ)


ボワコフ「イタタタ。もっと腰のひねりを改良せねば・・・ん?」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・
バシュバシュ・・バシュバシュ・・

(見上げる青空から大気が擦れ合うような摩擦音が轟くと同時に放電が発生していき、次第に空模様も淀んだ灰黄色に染まっていく)


イェル・ミナ「珍しく晴れていたのに・・」バシュバシュ(地上もまた灰霧に包まれていく)

ボワコフ「ケホッケホッ。ロージー殿からいただいた薬を飲むでアリマス」あんむ(被り物の中にお手を突っ込んで)


てってってってっ・・(霧の向こう側より歩いてくるゼクスネコ)


イェル・ミナ「あら、純平。話しってなに?」


純平「ちょうど良い環境になった。これなら気づかれずに接近できる」バシュバシュ(霧に包まれていくエリアを見渡しながら)


ボ・ボ・ボ・ボ・ボ・ボ・・・・
(汚れた上空から遠ざかっていく飛翔音)


ボワコフ「視界が悪くなったから、意味がないと察したのでしょうか」ボ・ボ・ボ・ボ・・・・・・

クク「飛ぶのだってエネルギーを使うしね」やれやれ(虫っぽい前脚で)

純平「ラ・エメシスへ行く前に、片付けておかないといけない問題がある」(双眼鏡で遠くを覗きながら)

イェル・ミナ「・・アシュリーが近くにいるのね?」ボ・ボ・ボ・・・・・・・

純平「オトモダチに挨拶しにいくか」やれやれ


To Be Continued





みんなの激アツ一票でしっかり応援してくれよな!

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第368話 「チャマ達がどれだけ貢献してきたことか!」の巻
2/5(木)0時更新予定

最近、作者は「食後の甘酒」にハマっているそうだぞ。本当はもっと飲みたいんだが、ちゃんと一日一杯~200mlを守っているそうだ。俺も早くユクモに戻って、地元の甘酒を飲みたいもんだ。まだ先になりそうだがな・・・そしたらば!次回も見よう!!読も見よう!!

■あたちのモンハン日記てなぁに?
■あたモン目次録