~天空の島....

カーーーン・・・カーーーン・・・
(美しい紅葉エリアが奏でる心地よい木枯らしの旋律を打ち消すように金属音のビートが反響している)


カーーーン!!カーーーン!!
(錦秋のグラデーションに囲まれた芝生エリアの真ん中に、粘土瓦のちょっとボロボロな切妻屋根にちょっと斜めに設置されている排気用の煙突、ちょっとブサイクなアーチ型の同じく排気用のガラス無し窓(のフレームから中を覗いているブルーディーヴァの姿も)といったハンター世界ならではのDIY文化が窺える、こじんまりとした煉瓦造の鍛冶場から金床を叩く音が)


カーーーン!!カーーーン!!
(ちょっとブサイクなドアなしアーチ開口の奥では、長い黒髪を後ろに束ねた雪左が着物の上半身をはだけさせたまま、金床の上にある長い刀身目掛け、正確無比なBPMによって金槌を打ち続けている)

カーーーン!!カーーーン!!
(ちょっとぼろい作りのアーチ型空き窓のフレームの上に凛と立つブルーディーヴァが目をパチクリさせながら雪左を見守っている)

カーーーン!!カーーーン!!
(同じく、こじんまりとした鍛冶場の天井の梁近くでは、「まあるい浮空竜の幼体」がぷわぷわと浮きながら、鍛造の様子をちょっと興味深げに覗き込んでいる)

カーーーン!!カーーーン!!
(眉目秀麗な小顔から滴り落ちる汗など気にもとめず鍛錬に集中する雪左)


雪左「はぁ・・はぁ・・・・」ちら・・



ボオオオオオオオオ
(煉瓦造の鍛冶炉で燃え続ける炎が)


ゴオオオオオオオ・・!
(意思を持つかのように猛り火へと燃え上がり)


ボギャアアアアアアア!!
(邪龍の顔となって襲いかかってくる)


雪左「!!」



バキャーーーーーン!!
(次の瞬間、振りかざした金槌が刀身に当たるやいなや粉々に砕け散ってしまう)



フォルルルルルルルうずまき
(その鋭い破片が空き窓にちょこんと立っているブルーディーヴァのもとに!)


蒼井ちゃん「きょえええええええ!!


ぽすんダッシュ
(かわいらしい翼で破片を撃退)


イ~~ッイ~~ッ(雪左の上で浮かんでいる「まあるい浮空竜の幼体」が彼に向かって「大丈夫?」と言わんばかりにコロコロと)


雪左「はぁ・・はぁ・・ごめんごめん。大丈夫やった?」(額の汗を拭いながら蒼井に)

蒼井ちゃん「ええ。まさひこさんから教わった、護身用の「ジュラシック・クンフー」が、こんなところで役に立つなんて思わなかったわ」ふりふり(翼を)


ぷわぷわぷわぷわぷわ
(幼体の浮空竜が床に散らばっている破片を気にかけるように舞い降りていく)


蒼井ちゃん「好好(ハオハオ)!!『めっ!!』よ!!」キィ~~~ッ!!


びくんハッ
(と、しながら浮き上がっていく「まあるい幼体の浮空竜」)


蒼井ちゃん「ごめんなさい。あなたがもしも怪我でもしたら、亡くなったご両親に合わせる顔がないでしょ?」


しょんげり・・(しながら、ご両親を思い出したのか、俯いたまま丸くなって浮いているハオハオ)


蒼井ちゃん「それにしても、これでもう何本め?」

雪左「大業物相手やからね・・・こっちもそれなりの道具で相手せんと・・・ゴホッゴホッ」(と、はだけている着物を羽織りながら)

蒼井ちゃん「今日はこれくらいにしましょう。後片付けはヴィルヘルムにやらせればいいわ。それより部屋の中があっつくなってきたわね。ハオハオ。換気してちょうだい」


すぅ~~~~~~(息を吸い、ますます「まあるく膨張していく」浮空竜のぼうや)


ファオオオオオオオオン!!
(ハオハオが一気に息を吐くと、雪左のポニーテールがくるくると回り、熱気が向かいの窓から排出される)


雪左「お手柄やね♪」スッ(彼の手のひらの上にとまるハオハオも嬉しそう)

蒼井ちゃん「潮風も吹き飛ばせたらいいのに。今は島がほんとの島みたいになっているから、沿岸まで飛んでいくと、潮風で翼がベタベタになっちゃうのよね。一緒にいた陶玄君が、「おれっち、海も好きだぜ」なんてのんきかましてるから、もう腹が立っちゃって。海岸デートはしばらくいいわ」やれやれ

ハオハオ「きゅ~んきゅ~ん」

雪左「??」

蒼井ちゃん「そうね。こっち(アヤ)に来てから、島の風が変わった気がするわね・・・とってもあったかいっていうか・・・とてもいい気分。こういうのウェルビーイングっていうんでしょ?」ぴ~ちくぱ~ちく♪


たいへんだぁ~~~~


蒼井ちゃん「あの「か細くてなっさけない声」はキンババね。ちょうどいいわ。お掃除させましょう」

キンババ「みんな、早く一緒にきてアセアセ」ぜぇぜぇ

雪左「どないしたん?」ふぉっ(ハオハオが飛び上がり、彼の頭の上に)

蒼井ちゃん「おもらしでもしたの?」クスクス(雪左と共にいやらしい顔で)

キンババ「違うよムカムカBBBさんがおじいさんを殺しちゃうアセアセ

蒼井ちゃん「やだ。殺人事件?」キュピーんキラキラ(目があやしく)




ズウィーーーーン!!
ゴシャアアアアアアン!!
ギィ~~~~~~~~
きゃあああああああ!!
「あたちのモンハン日記」

Anthem of a Dying lights




てんめぇ~~この野郎~~~
はなさんかぁ~~い
ゴロゴロゴロゴロゴロうずまき

(同じ身長くらいの黒猫の獣人と竜人の翁が取っ組み合いながらお花畑を)


コニー「あぶないにゅアセアセ石に頭でもぶつけたらガーン」くっちゃらくっちゃら(その隣でビーのビターサンドを両翼で上手に持ちながら食べてしまっているフワフワクイナのぼうや)


ボニー「大丈夫さ。ビーはWWNのスーパーキャットだったんだ。ちゃんと加減を・・」

キャメロン「ぎゃあああああああああ!!


ロイ「ほんとの悲鳴ですよ」

ボニー「こら!おじいさん!止めてほしければ、何を隠しているか吐くんだ!!」ザッザッザッ(足元に落ちていた木の枝を拾いながら二人のもとに)


こら!!吐け!!ペチぃ~~んハッ
ぎゃあああああああああ!!

(ビーにマウントをとられ首を絞められているおじいさんの無防備なおでこに木の枝をウィップラッシュするボニー)


コニー「あわわわわわガーン」吐け!吐け!吐け!ペチぃ~ん!ペチぃ~ん!ペチぃ~ん!


フワ吉「お腹いっぱいになったら眠くなってきた・・最近、風も穏やかだし・・」ふぁ~~あ


タッタッタッタッタッタッ
(頭にハオハオを乗せた雪左と同じくブルーディーヴァ蒼井を頭に乗せたキンババが共に走ってくる)


雪左「ネコのギャングみたいやね」吐けば楽になるよ!ペチぃ~~ん!ペチぃ~~ん!

キンババ「ボニーまで一緒になって・・二人を止めて!」(よく見ると彼の右目に肉球型のあざが)

蒼井ちゃん「自分じゃ無理だったのね?おじいさんの罪状は?」スッ(羽ペンとメモをふところから取り出す)


吐け!吐け!吐け!
ペチぃ~~ん!ペチぃ~~ん!ペチぃ~~ん!
ぎゃあああああああああ!!



蒼井ちゃん「おじいさんの秘密・・・裏庭に大量のブタせんべえを隠しているわ」スラスラ・・サッ(差し出した紙には、おじいさんちの簡易的な間取りと隠し場所に丸が描かれている。その図面をしっかり覚えるように見つめているハオハオ)

キンババ「二人が知りたいのはそれじゃないよアセアセ

コニー「早く止めないとほんとに死んじゃうにゅガーン」(その隣では今にも寝ちゃいそうなフワ吉も)


BBB「この野郎!!止めをさしてやるぜ!!」ごろん!!うわぁ~(おじいを無理やり転がしてうつ伏せにさせる)


ガシッ!ガシッ!
(おじいの両腕を背後からクラッチするビー)


キンババ「まずい!WWN時代のBBBさんのフィニッシャー、ペティグリーをやるつもりだ!!」むんずっ(おじいをクラッチしたまま無理やり立たせるビー)

ロイ「その勝率は99.99%・・つまり、おじいさんの顔面がお花畑に砕け飛び散る!」

蒼井ちゃん「見てみたいわ」

コニー「死んじゃうにゅガーン

ボニー「吐け!!」ペチぃ~~ん!(クラッチされたまま無理やり立たされているおじいの無防備なおしりに木の枝を)

雪左「よぅわからんけど、言う通りにした方がええんちゃう?」(腰を傾け、クラッチされているおじいの顔を覗き込みながら)

キャメロン「わかったわかったアセアセ

雪左「言うって」ぽんぽん(ビーの背中を)

ボニー「まだ放しちゃダメだよ、ビー。このおじいさんは老獪で軽快だから、放した途端、逃走する可能性が高い。そのまま拘束して吐かせるんだ」グッ!(クラッチに力を入れるビー)

キャメロン「ぎゃああああ!!きつい!!」ギリギリ・・ギリギリ・・

ボニー「おじいさん」スッ(下からおじいの顔を覗き込みながら)

キャメロン「なんじゃ」ギリギリ・・!

ボニー「これ以上はもう聞かない。何を隠しているんだい?」スッ・・(さきっぽが尖った木の枝を向ける)

キャメロン「・・・・・・・・」ギリギリ・・!

雪左「みんなのことを信用してへんの?がっかりやわぁ・・」(おじいの顔を覗き込みながら)

フワ吉「ほんと!隠し事なんて、この島じゃブー!!」フォッ!こちぃ~んハッ(突然、目を覚ますなりカラの実をおじいの頭に)

蒼井ちゃん「フワ吉君の言う通りだわ。ブタせんべえを独り占めするなんて・・みんなに渡しなさい!」ブーブー!!

キャメロン「・・・・・・・・」ギリギリ・・!

ボニー「島にいられなくなっても知らないよ?」ぺちんぺちん(木の枝でおじいの頬を)

キャメロン「天空石じゃ」

ボニー「・・続けて」スッ・・(ビーに「少しクラッチを緩めろ」と合図を)

キャメロン「なぜこの島が浮くことが出来るのか。それは、重力に反発する「負の質量」を持つ鉱石が、この島の大陸地殻にあるからじゃ」

ロイ「反重力の・・鉱石・・」

キャメロン「ワシはそれを天空石と名付けた」

BBB「すかしやがって」グッ!

キャメロン「ぎゃあああああ!!本当じゃ!!ブタせんべえと一緒に隠してある!!」ギリギリ!

蒼井ちゃん「まぁ。ブタせんべえと同じくらい大事なものなのね」

ボニー「もう、いいよ、ビー」バッダッシュ(突き飛ばすように解放するビー)

キャメロン「いちちち・・・以前、暗黒商会の連中が島に侵入してきた本当の目的は、島の貴重な資源を手に入れるためだったのじゃろう。奴らに天空石のことが知れてみろ。なぜワシがヤマオモイをここに留めるのか、理解してくれたか?」ぶんぶん(両腕の可動を確認しながら)

ボニー「わるいやつを遠ざけるために・・・おじいさん。あとで肉球スタンプの肩たたき券をあげるよ」

BBB「そんなすげぇ素材があるなら、ボニーのアイデアに・・・・そうか。それもまずいのか」ふむ・・

ロイ「この島の外に天空石を持ち出せば、遅かれ早かれ、その存在が知られてしまう。天空石を兵器製造に使わせたくないのですね?キャメロンさん」

キャメロン「その通りじゃ。大陸社会の科学力は、今あるもので十分じゃ。それ以上に大切なのは、この島をはじめとする大陸や自然・・つまり世界じゃよ」


くっちゃらくっちゃら
(みんなが深い感銘と強い共感を覚える中、フワ吉だけが真顔でサンドを)


フワ吉「守るべきものだね」くっちゃらくっちゃら

蒼井ちゃん「よく言ったわ、フワ吉君。グッボーイよ」グうっ(翼をまるめてサムズアップ)

キャメロン「そういうわけで、すまないがな。天空石を使うわけにはいかんのじゃ」ぽんぽん(少し曲がった腰を)

ボニー「ボクもそう思う。キャメロンさんの判断は正しいよ」なでなで(おじいの頭を)

BBB「アヤに来ること自体、反対だったってわけか。この大陸には、悪の根源がいるって話しだからな」やれやれ

キャメロン「それに関しては興味深い点もある。ヤマオモイの力が、果たして自然界をも超越する悪しき力に反発できるのか・・」ちら・・


はぁ・・・テッサちゃん・・アムちゃん・・
(まだいじけている浮岳龍)


ロイ「ヤマオモイさんのユニークスキルが、負の質量を持つ反重力物質に共鳴してエコーを起こすことが出来れば・・」ふむ・・

コニー「どうしたにゅ?ロイ」

ロイ「ああ・・ごめん。キャメロンさんの言う通り、自然に従うべきだ。ボニーさんのアイデアは、蒸気機関でいきましょう」にこっ(対し同意のサムズアップをするボニー)

BBB「そんじゃあ、燃石炭を掘りに行くとするか」やれやれ

雪左「天空石・・・一度、見てみたいわぁ・・・・ん?」


ふぁたふぁた・・ふぁたふぁた・・
(ふらふら飛んでくるハオハオが口に咥えているロープの下には「ちっさい宝箱」がくくられている)

キャメロン「ワシのブタせんべえ!!」ダッダッシュ

ガッハッ(ビーが足を出してキャメロンの足をひっかける)

キャメロン「ぎゃああああああ」ずでぇ~~~んダッシュ(前のめり顎打ち状態に)

蒼井ちゃん「グッボーイよ、ハオハオ」ふぁたふぁた・・(運ばれてきたちっさい宝箱を支える雪左)

雪左「この中に・・」カパッ


ぶへぇ~~~~~~ん
(宝箱いっぱいのブタせんべえが)


蒼井ちゃん「こんなに溜めて。一人で食べるつもりだったんだわ」

雪左「ちょっと待って」がさごそ


キラりぃ~~~~~んキラキラ
(ブタせんべえに埋もれながらが、なにやら「見る者の心を沸き立たせる不思議な魅力が秘められた」赤い宝石の原石が敷き詰められている)


雪左「なんどす?これ」(宝箱の中身を一同に見せる)

キャメロン「やめてくれ~アセアセ」(うつ伏せのまま顔を上げながら)

ロイ「これは情熱ルビーの原石ですね・・・シナバーもある」ふむ・・

蒼井ちゃん「ブタせんべえをフェイクに島から宝石をだまし取っていたのね!?」ブーブー!!

BBB「天空石も嘘かもしれねぇな」ええ~~~!?

キャメロン「バカもん!もっと奥を探してみい!」

雪左「う~~ん・・・あら。ひとつだけ色のちゃう石が・・」スッ(綺羅びやかに輝く小石を取り出す)

キャメロン「それじゃ!手を放してみぃ~!」

BBB「浮かばなかったら、その石を食ってもらうからな」ボキボキ

雪左「どれどれ」パッ


ぷわぁ~~~~~~・・・
(おもむろに宙に浮かんでいる天空石の欠片)


コニー「にゅにゅにゅにゅにゅ・・」ぷわぷわぷわ(目をまんまるくしながら浮かんでいる欠片を見つめるネコ達。ボニーはおそるおそる猫指でちょんちょんと)

キンババ「これは・・・」ぷわぷわぷわぷわ

キャメロン「摩訶不思議じゃろうて」ふんっ(うつ伏せのまま)

ロイ「ええ・・まさに・・・守るべき秘宝です」

ボニー「宝石を宝箱に入れたのは、天空石を隠すために?」

キンババ「それもあると思うけど、ルビーやシナバーは宝石の中でも重量があるんだ。これだけ入れておけば、宝箱も浮かばない」

BBB「さらに表面をブタせんべえで埋めて、さも、その宝石を隠しているように見せかけたってわけか」

ボニー「暗黒商会の連中にとっては、宝石の原石なんて別に珍しくはないしね」

蒼井ちゃん「やるわね、キャメロンさん。グッボーイよ」グうっ

キャメロン「調子のいいことを!」ぷんすか(対し「てへへ」と一同)


はぁ~~~~~
(ため息と共にあぐらをかくキャメロン)


ボニー「君が石を食えなんて言うから」こそっ

BBB「お前だって散々、じいさんを脅したろ」

キャメロン「やれやれ。これで奸邪が欲しがる石の力が理解できたじゃろ?まさにジェネシス・オーパーツじゃよ」よいしょっとな(あぐらをかく)

BBB「パノちゃんから聞いた。ジェネシス・オーパーツの回収をあんたから依頼されているってな」

キャメロン「古代人達は文明を発展させることばかりに気をとられ、自然を顧みず、結果、竜族を敵に回し、そして大陸をも裏切った。ワシは、争い事の原因にしかならないジェネシス・オーパーツなど、この世界から無くなってしまえばよいとも思っている」


ヤマオモイ「・・・・・・・・・」


雪左「ええこと考えた」ぽん電球

キャメロン「ああ?」

雪左「外に持っていかんかったら、ええんどすえ?」(屈み込み、キャメロンに目線を合わせながら)

キャメロン「まぁ、そうじゃが・・」

雪左「蒼井ちゃん。これでもう飛んでくる破片に心配せんでもええなぁ♪」

蒼井ちゃん「・・わかったわ!その不思議な鉱石で大業物を打てば、それ以上の・・・グッボーイよ!」グうっ


To Be Continuedキラキラ






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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第404話 「テグゾ・テッサ/PART35」の巻
6/18(木)0時更新予定

みんな大好きブタせんべえ!おやつに最適だよね♪うちのブーちゃんもユクモで元気にしてるかなぁ・・早く帰らないと!そんだらば!次回も見よう!!読も見よう!!

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