コォ・・・・(絶望の霧に覆われた乾燥地帯をとぼとぼ歩いてくる黄虎猫)



ゲルハルト「ファッキャ」ブンブン(霧を大袈裟に猫手で払いながら)


ホーホー、ホホ~ホ~
(そんな彼を出迎えるように鳴いている夜鳥の胸元の金色毛の中より、ピンクラメラメなちいちゃい夜鳥も、その愛くるしい顔面を出しながら共に鳴いている)


ライラ「おかえりなさい。ホルル」

ジュディ「見回りごくろうちゃまでちゅ。ホロロ」

ゲルハルト「アニャ」てこてこてこ


のしんのしんのしんのしん・・
(二足歩行の溶岩竜とカニ歩きな多殻蟹が霧のカーテンを超えて歩いてくる)


ゲルハルト「ア~ニャ、ホニョら(よぉ、そっちもご苦労さん)」のしんのしん


ゾンゲ「また霧が濃くなってきたな」のしんのしん


ヴォルガトロン「絶望の霧とはよく言ったものだ。ラ・エメシスもそうであったが、有害な放射線物質が、まるで生きているかのようにこの谷を包み込んでいる」のしんのしん

ゲルハルト「アニャまファッキャ、えっだらほにょ(クソみてぇなフィールドさ。ここには、なにもありゃしねぇよ)」ケッ

ゾンゲ「この谷で生まれたそうだな」

ゲルハルト「ファッキャッ(ロージーめ)」ブッ(つばを)

ライラ「ライラ・ホルルはお聞きしました。ローズダンテ様もまた神薬を調合できると。ホルル」

ジュディ「ジュディ・ホロロもお聞きちまちた。しょのおくちゅりを飲めば、人間もラ・エメシスの環境にも耐えられると。ホロロ」

ゲルハルト「マニャカニャ、ア~ニャホデら、こにょよ(一時的にだ。谷の住人達みたいな姿や依存症にはならなくて済むがな)」やれやれ

ヴォルガトロン「その薬が代替えになればよいが・・・そううまくはいかないらしいな」やれやれ(あのふとい首を)

ゾンゲ「ウーメイ達がラ・エメシスへ入るためには、その薬が不可欠だ。アグダ・マズラー達を差別するわけではないが、彼女は今のままでいてほしい」

ゲルハルト「ニャ~?ラブニャ?(ああ?お前、惚れてんのか?)」

ゾンゲ「なっ・・ザムは甲殻類にしか興味がない」ぷしゅ~~ダッシュ(興奮してコナマキダケの粉を撒き散らす)

ヴォルガトロン「ケホッケホッ。どちらにしても薬の調合待ちだな」モワモワモワモワ


てこてこてこてこ・・(霧と撒き散らされた白い粉の向こう側に薄っすらと見える居住区より、黄虎猫の老夫婦が歩いてくる)


アボニア「さぁ、皆様。お食事のご用意ができましたニャ」

ゲルハルト「ファッキャッ」てこてこてこ(老夫婦を顧みず、二人の間を威圧的に突き抜けていく)

アボニア「アニャ・・」(声をかけようとするもエッカルトに肩を掴まれる)

エッカルト「・・・・・」ふりふり


てこてこてこてこ・・(霧の向こう側へと消えていく同じく黄虎な毛並の背中)


アボニア「・・・・・・・・・」しょんぼり・・(している老夫婦を首を左右に傾けながら見つめている二羽の夜鳥)

ゾンゲ「イェル・ミナ達は出発したか?」

エッカルト「え・・ああ、鈴木さん達と一緒に出かけれられましたニャ」

ゾンゲ「そうか。うまくハンスが誘いに乗ってくれればよいが・・」ザム・・(と考え込む)

アボニア「ただ・・」

ヴォルガトロン「どうした?」

アボニア「お食事をされていかなかったのが、少し心配ですニャ」





ちゅるちゅるちゅるちゅるアセアセ
(達人ドクロ頭蓋水平半分の不気味なお椀を片手に、骨骨しい長箸を器用に使いながら、おうどんをすすっているゼクスネコ、ボワボワ、クルルシリーズの女狩人)



ボワコフ「こんな美味しいおうどん食べたことがないでアリマス!!」ちゅるちゅるちゅる!


純平「まったくだ。この悪環境なフィールドにも関わらず、よくこれだけの素材を・・いや、調理法の勝利だな」ハフハフ

イェル・ミナ「ほんと。谷のみんなにも食べさせてあげたい」ちゅるちゅるちゅる

クイーン「だって」ちら(崖を背に片膝立てて座り込みながら同じく湯気立つ髑髏お椀を片手に斜め上を見上げる)


あきひこ「・・・・・・・」にやにや♪(あきらかにご満悦な。その傍らでは奇面族のぼうやもおうどんを夢中になってがっついており、獰竜の隣では天彗龍が翼をやれやれと広げている)





ドウィーーーーーン!!
ガシャーーーーーン!!
ちゅ~るちゅるちゅるちゅるちゅるちゅる!!
「あたちのモンハン日記」

Anthem of a Dying lights





♪~~~~~~かちゃりこちょり
(水平真っ二つになったギザミ鍋を鼻歌混じりに片付けている獰竜の楽しげな後ろ姿を座り込みながらじっと見つめている天彗龍)

あきひこ「まぁ~よく食い漁ってくれたもんだぜ。ザザミソの欠片一つ、残っちゃいねぇ♪」かちゃりこちょり


スターコメット「そう。良かったわね」ZZZZZ・・(彼女を背にぐっすり眠っている奇面族のぼうやのお腹は当然、ぽっこりしている)

スラッシュ「ZZZZZZ・・」ぐがぁ~・・ズゴゴゴゴ・・

スターコメット「・・・・・・・・」ちら・・


ごにょごにょごにょ・・(すぐ隣で丸くなって話し込んでいるクイーン、イェル・ミナ、純平、ボワコフの四名)


クイーン「本気でラ・エメシスに攻め込むつもり?」

純平「タラスクギルド及び、マモーナスの領地なんだろ?壊滅する絶好の機会だ」

クイーン「詳しくは知らないけど、それを阻止するのが私達の仕事なんだけどな・・」ちら・・

イェル・ミナ「だからこそ話し合いにきたのよ、アシュリー」

純平「俺達にとって邪魔なのは、谷のことを少なからずとも想っている君じゃなく、すきあらば制圧しようと目論んでいるハンスの存在だ」

クイーン「私も命令には忠実よ?」

純平「だからこそだ。君達の・・いや、砦を制圧できなかったハンスの目的は、アゲルゾンの残党を殲滅して、戦果を上げることだ。そして俺達は、ラ・エメシスへ侵攻しようと考えている。俺達が進軍した後、ハンスがイッヒ小隊のように谷を占拠しに来る可能性が高い。そしてハンスは冷酷だ。イッヒのように谷の人々を人質に取ることなど考えていない」

スターコメット「・・・・・・・・・」

ボワコフ「つまり、谷を守るためには、そのハンス将軍の矛先を変える必要があるでアリマス」カリカリカリカリ(棒状の箸で乾いた大地に線を引いていく)

純平「命令が変われば、君もここから撤退できる」

クイーン「・・続けて」

純平「ハンスは強欲だ。君の故郷と谷の人々を、君の手によって虐殺させること以上の手柄を与えてやればいい」

イェル・ミナ「小さな子供もたくさんいるわ。今の谷には希望があるのよ。あなたも監視をしていたなら、昔と違うっていうことは一目瞭然のはずよ?」

クイーン「・・私があなた達に借りを作った・・いえ、貸しを作ってあげたことを取引材料に、将軍に虚報をしろっていうわけ?」

純平「違う。真実を伝えればいい。まず、ハンスには俺達がラ・エメシスに出撃すると伝えるんだ」

ボワコフ「そして次に、谷を占拠したところで、居住地としては不向きな悪環境であることを改めて説明するでアリマス。なぜ、西部がこれまで開拓されてこなかったのか。それは、これまでの歴史が証明しているでアリマス」

純平「時の権力者達が処断に困った罪人や落とし子を追放するのに都合の良い僻地となった。その理由から、使者団も容認してきたはず。故の失望の谷だ」

イェル・ミナ「スリーが聞いたら怒るわよ」やれやれ

純平「もう一度言う。ハンスが欲しいのは功績だけだ。君の命も、君の過去も、君の故郷も関係ない。まともに考えるのなら、この荒れ果てた地を再興することだが、現状、短期間で達成することができないタスクであること、何より、手柄欲しさに焦っている今のハンスを考慮すれば、最もありえないプランだ」やれやれ

イェル・ミナ「その尊い計画を実行しようとしたのが、私の命の恩人であり、武芸の恩師でもある、メフタフ・ファルザーム様よ」

クイーン「・・・・・・・・・」

純平「あいつが最も欲しい功績はなんだ?あんた達のリーダーであることに、いつまで甘んじていると思う?あいつは暗黒団の指導者になることを望んでいる。だったら、この戦いに乗じて、あんたらのボスの寝首をかけばいい」

クイーン「なんですって?」

純平「当然、奴もそのすきを狙っているはずだ。だからあいつは、従属するフリをして、遊軍という自由な立場を利用している。どっちに転んでもいいようにな」

ボワコフ「あなた方は、軍のために、今度は逆にハンス将軍を見張ればいいのでアリマス」

スターコメット「・・・・・・・・」

純平「ハンスにこれから言うことを一言一句伝えるんだ」

クイーン「覚えられれば」やれやれ

純平「俺がお前にチャンスをやろう。ラ・エメシスに入り、これから俺達が攻め込もうとしている西エリアを守れ。勝てば使者団に対して戦果を示せる。負ければ、再び遊軍となり、最終決戦まで待て。俺達がお前のボスの首を取る寸前まで潜んでいろ。あとはお前次第だ・・・とな」

クイーン「あなた、相当、将軍に恨みがあるのね?」

純平「妹をあいつに殺された。あいつには、妹が味わった以上の苦しみを与えて殺す」

ボワコフ「・・・・・・・・・」

クイーン「それがあなたの復讐クエスト・・・そう上手くいくかしら?」

純平「やり方は君に任せる。俺達が谷を守るために、わざわざ交渉しに来たと伝えればいい。君が追撃の命令を受け、俺達を襲ってくるのなら、それでも構わない。今の共通目的は、ひとまず谷を守ることだ」

クイーン「・・後で殺し合いになっても構わない覚悟があるのね?イェル・ミナ」

イェル・ミナ「その時は、またその時で考えるわ。あなたもでしょ?アシュリー」

クイーン「・・・・・・・・」ザッ(静かに立ち上がり、天彗龍を見上げる)

スターコメット「上官はあなたでしょ?判断は任せるわ。アシュリー」

クイーン「フフ・・」


ゴイン(ブラックキャノンZを展開させながら拾い上げるクイーン)


クイーン「いいわ。けど、次に戦場で会ったら容赦はしない。私は・・いえ、ここにいるみんなは、誇り高きブラックアーミーの戦士なのだから」ガシャン!!(ブラックキャノンZの砲口を純平に向ける)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第370話 「・・もしかするかも・・」の巻
2/12(木)0時更新予定

次回は所変わってパパグラーナサイドのお話しでアリマスぞ。あちらはあちらでまた、問題がありそうな予感でアリマスが・・そんだらば!!次回も見よう!!読も見るでアリマス♪

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