~アヤ北東部、スパーンスコーン山脈麓、シャーマラーン・ハハーン族集落....

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
(森に囲まれた盆地エリア、所々に外壁が泥で塗り固めてあるタンカラー(淡い茶色)な日干し煉瓦造りの小型建造物(屋根がまあるいタイプやツボのような形も)がちらほら確認できる集落内にて、木製テーブルを挟んで「面接官のように」椅子に座っている男らしいメラルーとザザミネコに何やらあれこれ質問を受けているレザーの軽装鎧を纏った小隊程度の兵士達の姿が。またテーブルの上には白いモフモフ毛の赤ちゃんネコがまるまっている)


スカーフェイス「フン・ダ・マッハンからねぇ・・・噂じゃ、謀反を企んでいたらしいな?」

兵士「計画が暴かれ、ゲ・アゲルゾンの報復を受けた。我々は殺戮から逃れて、ここまで来た」


鉄平「ってことは、あんたら、義勇兵か?」


兵士「ああ。ここへ来る途中、立ち寄った小さな村で、王妃様が兵士を募っていると聞き、これぞ天命と感じた。我々も加えてほしい」ザッ(左胸に手を置く兵士達)

スカーフェイス「そうねぇ・・・・」トントントン(猫爪を机に)

鉄平「どうだ?バステト」(あごを机にぺったりつけながら寝ている我が子に)

バステト「ニョニョ」ちょいちょい(と目を瞑りながら招くように猫手を)

スカーフェイス「よし、いいだろう。分かっているとは思うが、俺達の軍団は獣人、モンスターも一緒だ」

鉄平「スカルリーナは寛大だ。種を問わない。力を合わせてコズンダを倒そうぜ」うむ(と頷く兵士達)


ボギャアアアアアア!!
(密林エリアより飛竜種の咆哮が。同時に過剰な反応を示す兵士達)


スカーフェイス「まずはモンスター達に慣れることだ。ちょうど今、密林内で族長が練兵を行っているから挨拶がてら、見てくるといい。・・っと、それから。ここで見たことを決して、口外しないと約束しろ。裏切り者は、我ら、グリムリンクスが大陸のどこに逃げようが、必ず見つけ出す。ネコの眼を欺くな。いいな」

兵士「王妃様に誓って」バンッ!(再び左胸に力強く手をあてる兵士達)


ゾロゾロゾロゾロゾロ(密林の方へ消えていく兵士達)


鉄平「まるでギャングの言い草だな」やれやれ

スカーフェイス「お前らだって同じだろ。うちにも大勢、お前が起こした革命に参加していたネコもいる。イデオロギーや支配欲に取り憑かれ、悪魔ネコにならなくて良かったってな」

鉄平「フッ。あんたは、なんで参加しなかったんだ?」

スカーフェイス「タイミングが合わなかった。そんなとこさ」やれやれ

鉄平「スカーフェイスの旦那。あんたは昔、タラスクギルドがヴェルドに拠点を置くアンティークショップにいたことがあるよな?」

スカーフェイス「・・ああ。あいつから聞いたのか?」

鉄平「いや。俺達は、UBU達の過去を共有されたんだ。この子の力でな」なでなで(と机の上でまるまっている白毛モフモフ赤ちゃんのちいちゃい頭を)

スカーフェイス「ふぅ・・・・お前らと一緒にいると、何でも信じちまいそうになる。がっかりさせるようだが、俺はただの運び屋だった。タラスクギルドとは直接、繋がりはなかった」

鉄平「アンティークショップの主とは、深い関係じゃなかったのか?」

スカーフェイス「おいおい。どこまで見透かしているんだ?」ちら

バステト「ニョホホホホ」

スカーフェイス「恩人だったのさ。家業にうんざりして、ただのメラルー(盗人)になっていた俺を、あの御方が拾ってくれた。本当は、もっと長く、お側にいるつもりだったんだがな・・・」トントントン(猫爪を机に)


きゅむっ(その手を抱きしめるバステト)


スカーフェイス「ん・・」

バステト「ミャミョーミャム」

鉄平「その恩人を殺したのも連中の仕業だ。本当に取り憑かれちまったんだよ」

スカーフェイス「・・・マジで過去を見てきたようだな。なら、俺が白だってことも信じてくれるだろ?」なでなで(バステトのちいちゃい頭を無骨な猫手で)

バステト「みょみゃるミョミョ」こくり

スカーフェイス「ありがとよ」なでなで

鉄平「毛は黒だけどな」ニョホホホホ(と龍之親子)


ご苦労さま~(と、おぼんに木製ジョッキ2つと小さいお椀を乗せて運んでくるフラワーと王妃)


スカルリーナ「面接、どうでした?」フフ

スカーフェイス「コズンダに対する復讐心と同時に、あんたのファンだろう。どうも」コトン(と木製ジョッキを置くフラワーに)


フラワー「先王を支持していたってこと?はい、あなたもご苦労さま」コトン(何やら甘そうな果実やらカラフルな木の実が入っているお椀を)

鉄平「つーか、支えているのは竜信仰だろうな。声はビビってたが、本質的にモンスターと一緒に戦うことを拒んでいなかった。頭の悪ぃハンターよりは戦えるさ」ハハッ!(とスカーフェイス)


ザッザッザッザッ(風貌、装備からして狩猟採集によって生活しているのであろう逞しい人間の部族と思われる男女数名(皆、背中には鉱石ベースの投げ槍を背負っている)が歩み寄ってくる)


信仰戦士「スカルリーナ。採取、終わった。我々も訓練、行っていいか?」ボギャアアアアア!!

スカルリーナ「ご苦労さま。もちろんよ」

女性の信仰戦士「質問ある」(ザザミネコの方を見ながら)

鉄平「俺?」(あのザザミネコなお手で自分を指しながら)

女性の信仰戦士「お前たち、都で、ル’ヴォーと狩猟した。本当か?」

鉄平「ああ・・一也達から聞いたのか。ほんとだぜ」

女性の信仰戦士「ル’ヴォー、邪龍様、眷属。抗う、大陸、傷つけると同じ」

鉄平「そういうことか・・・安息の守護者だった先王の王妃なら、あんた達の集落も守ってくれる。俺達はあくまでも王妃様の用心棒だ。けど、クエストは一緒だ」

女性の信仰戦士「くえすと?」

スカーフェイス「目的は同じってことさ。まずは信仰を脅かす存在、無礼者のコズンダを都から追い出すことが先決だ。そうだろ?」

信仰戦士「伝統破壊、許せない。コズンダ止める、それ、あなたの仕事。スカルリーナ」

スカルリーナ「ええ。だからみんなの力が必要なのよ」

信仰戦士「邪龍様、それ望んでる」


ザッザッザッザッ(密林の方へ消えていく信仰戦士達)


鉄平「大丈夫かね。あいつらの槍じゃ、ランゴスタを落とすのだって精一杯だろ」コトッ(木製ジョッキをあのカニの手で挟み込みながら持ち上げる)


バギャーーーーーーン!!
(木製ジョッキを大破させながら貫通していく投げ槍)


鉄平「いっびっくり」びちゃっアセアセ(アルコール飲料がザザミネコな顔面に)


スコーーーーーーン!!
(遥か遠くに見える、「まあるい的の中心」に突き刺さる投げ槍)


鉄平「・・・・・・・・・・・・」ビショビショビショ(になりながら、恐る恐る振り返る)


・・・・・・・・・・・・・・・
(もうすでに信仰戦士達の姿は見えない)


スカーフェイス「ギルドに提案したらどうだ?新しい投擲武器を作ってくれってな」ゴクッ(自分の無事な木製ジョッキを自慢気に飲む)

フラワー「あなたが怒らせるからいけないのよ?」ふきふき(手持ちのハンケチでザザミネコな旦那の顔を。テーブルの上のバステトもちょっと怒ってる)

スカーフェイス「あいつらがお前らの本当のクエストを知ったら、ぶっ殺されるぞ」ぷはぁ~~

鉄平「言っただろ。まずはコズンダだ」ふんっ

スカーフェイス「そうだな・・・そのクエストが無事に終わった頃・・目覚めてりゃいいけどな・・・」ゴクッ

バステト「みゃんみゃん・・・・」しょんげり(する我が子を撫でる母フラワー)

スカルリーナ「今日も泥吉は手伝いに島へ行きました。あなたはいいのですか?」

鉄平「その必要はないよ。俺以上に頼りになるメンバーがあいつを看病してくれているんだ。過去と現在に渡って、あいつのことを大好きなみんなが・・・だから俺は未来のために、今、自分にできることをするだけだ」

バステト「オ~~。パ~パ、みゅうみゅう」パチパチパチ

鉄平「あんた達こそ、見て来なくていいのか?」

スカーフェイス「聞いたよ。なんでも邪念を持つものは入れないってな。だからパスだ」ゴクッ

フラワー「スカルリーナ様は?」

スカルリーナ「私もまた、自分の子ではないとはいえ、王族の人間と戦う決意をしたもの・・。すべてが終わったら、行ってみたいと思っています」にこっ

フラワー「そうですね。南にいる息子さんと無事に再会できるよう、我々も尽力いたします」

スカルリーナ「ありがとう・・・」

バステト「みゅう?」

スカルリーナ「いえ・・・きっと、貴方方のリーダーもまた、同じ気持ちなんだろうと・・・。優しい方々に囲まれて・・・・」

鉄平「・・・・・・・・・・・・・」


スッ(自分のジョッキを鉄平の前に置くスカーフェイス)


鉄平「??」

スカーフェイス「早くあいつがよくなるよう祈ろうぜ。兄弟」

鉄平「・・・・・・・・・・・」ガッ(ジョッキを強く掴む)


かぽん!
ゴッゴッゴッゴッゴッゴッ!
(ザザミネコマスクを脱いだ鉄平が木製ジョッキを両手で掴みながら一気に飲み干していく様をあたたかい目で見守るフラワーとバステト、そしてスカルリーナ)





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights





~アヤ北部、首都エル・ディアラ・サンドリア、マーケットエリア....

ザワザワザワザワ(人やネコが行き交う市場、例のパーラーのテラス席にて、ドボルヘルムの看守長(装備はもちろんカブ雄専用看守長シリーズ(The Warden series))とメタリックなネイビーカラーの騎士装束を纏った男前(例の如く紺色のマスクを装着)が何やら神妙な面持ちで向かい合っている。そしてその光景をちょっと離れた日傘付きのテーブルより、そわそわと見つめるシオン、ミオン、ハロルド(各自、涼し気なおジュースをストローでちゅうちゅうしながら)、傍らには大人しく座っている蒼きガルクの姿も)


あたちのモンハン日記
カーブー「謝罪?」

アンソニー「ああ。君達を騙してしまったこと・・・本当にすまなかった。カーブー君」(両膝に手を置き、静かに頭を下げるギルドナイト)

カーブー「いやいや。むしろ分かって良かったですよ。知らないままだったら、こうしてまた、アンソニーさんと話す機会もなかったでしょうし」

アンソニー「ふふっ・・きっと僕らも君の・・いや、君達のその寛容さに甘えているんだろうね・・。さぁ、飲んで。お詫びと再会を祝して・・といっても、アルコールじゃないけど」(二人の目の前にはアイスコーヒーと思われるグラスが)

カーブー「ウッスいただきます」カシャーーン!!(ドボルヘルムの口元がスライド式に両開きになり、中から出てきた汚らしい唇でストローをちゅうちゅうとやりだす)



シオン「はぁ・・良かった。仲直りできたみたいね」

ハロルド「別に謝る必要なんてねぇし」かちゃりこちょり(メロンベリーの実が散りばめられたパフェをスプーンでほじくっている彼も自分のナイト装束(「くたっ」っとしたオリーブグレイとオフホワイトのヒッコリーストライプ。まあるい「くま耳」のフード付き)を着ている)


ミオン「でも、二人とも嬉しそうだミャ♪」かちゃりこちょり(熱帯イチゴのパフェを同じく)


カーブー「その装備。シオンさんもですが、こっちでは普通に着てるんですね」ちゅうちゅう

アンソニー「んん・・。アヤの人々に、ハンターズギルドの印象を良くさせるためだって」やれやれ

あのぉ・・・(と若い地元系アヤ女子数名が各自、そわそわもじもじしている)

カーブー「俺のサインが欲しいんだね?いいだろう、さぁ、来なさい」

アヤ系女子「じゃなくて・・」ちら・・

アンソニー「僕?」

アヤ系女子「握手してください!」きゃああああ♪(と女子軍団)


シオン「ほら。やっぱりマスクをしていたって無駄よ」ちゅうちゅう(アイスコーヒーを)

ハロルド「アンニュイな感じが素敵♪なんてバァ~ロォ~。ギルドは俺達をいよいよマスコットにしやがった」へんっ

ミオン「シオンの活躍があればこそだミョ。もともと、そういう「ぷろじぇくと」だったんミャろ?」ケッ(と坊主)

あのぉ・・・(と、ちいちゃい地元系アヤ女児がもじもじしながら)

ハロルド「ああん?」

アヤ系女児「これ、あげる!」

ドサドサドサドサドサ(ハロルドの目の前に、アメやら「むき出しのクッキー」やらを置く女児達)

ハロルド「はぁ?」

うきゃあああああ♪(と市場にダッシュで消えていく女児軍団)

シオン「モテモテね」クックックックッ

ミオン「こっちは「ちょっと不良っぽいところ」がキュートだってミャ?」クックックックッ


アヤ系女子「がんばってください!応援してます!」きゃああああ♪(と女子軍団)

アンソニー「どうも。ありがとう」きゃあああああ♪(と互いに肘を突き合いながら去っていく女子軍団)

カーブー「すごい人気ですね」

よぉ~!デスカーブー!
今度、一緒に飲みに行こうぜ!
がっはっはっはっはっ
(通りすがりのおじさん達が)

アンソニー「君もね」(眉を寄せた表情を浮かべるドボルヘルム)

カーブー「そうだ。アンソニーさん達も北東遠征軍に参加するんですか?」

アンソニー「今のところ指示はない。君は?」

カーブー「誘われていますが、行くつもりはありません」やれやれ

アンソニー「僕らもだよ。王妃のことは、レオとウルに任せている」

カーブー「レオゲルク・・・・でも立場的にまずいのでは?」

アンソニー「ああ。僕らもレオが何を考えているのかは分からない。それから新王もね」やれやれ

カーブー「ひとつ言えるのは、あいつや鉄平達が王妃側にいる以上、イッヒじゃ歯が立たないってことくらいっすかね」やれやれ

アンソニー「僕もそう思う。だから新王が僕らの忠誠心を試すために、北東の軍へ加わるよう言ってくると思ったんだけど、どうやら彼には別の作戦があるらしい」

カーブー「やはりラ・エメシスに?」

アンソニー「彼は使者団を根絶やしにするつもりだよ。シオンから聞いた。ジーナも逃亡したってね」

カーブー「・・ええ・・・」

アンソニー「君とジーナの間に何があったんだい?」

カーブー「・・いえ・・・たぶん・・自分の思い違いですよ」


ミオン「なんか気まずそうだミャ」かちゃりこちょり

ハロルド「ファンがおっさんばっかだから妬いてるんじゃねぇの?」あむっ(さっきもらったアメを)

シオン「ねぇ。カーブー君の。読めないの?」ちゅうちゅう

ハロルド「ダメ。あいつは、いっつも空っぽ・・・・・んん・・・」(カーブーの方を見つめながら)

シオン「どうしたの?」

ハロルド「哀愁・・・・それに深い愛情・・・・・・そうか・・・ドボルヘルムのあんちゃんの守護者か・・」

シオン「??」(ミオンと顔を見合わせながら)


アンソニー「仕事の方は?サザンゴッドの賞金稼ぎ達を牢獄で匿っているらしいね。君も大変だ」

カーブー「あ、そうだ。そのことなんですけど、一つお願いが」

アンソニー「??」

カーブー「シオンさん!君の相棒、そろそろ出してあげたくないすか!?」

シオン「??」ちゅうちゅう(ミオンと顔を見合わせながらアイスコーシーを)


To Be Continued







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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第250話「ボワコフ、母なる大河を渡りし、父なる城郭都市を目指す」の巻

10/24(木)0時更新予定

最近、作者は明治アーモンドチョコとアルフォートさえあれば、なんとかなると思っているそうだ。特にアーモンドチョコのジャケの「ARMOND」の「O」の部分がアーモンドチョコになっているところがもうたまらないそうだ。そんなわけで!次回も見よう!!読も見よう!!俺はヨーグルに目がないんだぞ。

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