~アヤ北東部、海岸エリア....

シャザァ~~~ン・・・・・(霧に覆われた視界の悪い磯辺にて、フードを深々と被った白いヘビーウールタイトな羊飼いの衣装のようなロングコートを纏った「見るからに謎めかしい女性」と向かい合う、ヒプノックの幼体に跨ったウル。その隣では訝しげな顔をしているガリタン大宰相の姿も)


ウル「むぅ・・・・」じーー・・(乗せてもらっているヒップと共に女性の顔を下から覗き込むように)

白装束の女性「コホン・・我々のことをご理解してくださいましたか?」しっしっ(足元に近づいてくるウルに向かって)

エムセス・ガリタン「むぅ・・・」ちら・・



シャザァ~~~ン・・・・(女性の背後からは、尊大な業火の王が掣肘の睨みをきかせており、その上では舌を出しておどけている淡いブルーベリーパフェカラーをしたナチュラルボブな頭部以外、リバルカイザーシリーズ(ベース色もまた淡い紫)を装着した女性ハンターが「Wピース」で挨拶している)


ウル「あの炎王龍「も」、どっかで見たことあるっチャ」ぽんぽん(怯えるヒップのフサフサ頭を優しく)

白装束の女性「いっタラー・・・えっ・・うんうん。わかった。そういえばいいのね?」(何やら独り言)

ウル「??」(ガリタンと顔を見合わせながら)

白装束の女性「え~~とですね、彼は使徒である私の守り龍であり、聖獣のようなもんっていうか・・あっ、その上に「乗っかっているの」は、守り龍の操竜者でございますことよ」おほほほほ

ウル「じゃあ、あっちは?」むむ~~



じーーーーーー・・ぽんぽん(胸に白いモフ毛の赤ちゃん猫を抱っこしながら)


白装束の女性「使徒の母子です」ムニャムニャ・・(赤ちゃん猫は退屈なのだろう、もう眠そう)

ウル「その隣は?」むむ~~



ニョニョ~~~~ん


白装束の女性「その守り猫こと、見張りのミッ・・いたぁ~い!!なにすんじゃボケコラカス!!」(一人で何やら怒ってる)

ウル「??」(ガリタンと顔を見合わせながら)

白装束の女性「見張りの使徒です」すりすり(深々と被ったフードの中に手を入れながら、何やら左頬をさすっている模様)

ウル「んダバ、あっちは?」むむ~~



シャ~~~~(威嚇かましているザボアザギルに跨りながらあくびしている茶猫の姿も)


ああん・・?(視線に気づき)


ウル「大丈夫っチャよ」ぽんぽん(怯えるヒップのフサフサ頭を)

くあっくあっ(と嘴で向こう側を指すヒップ)

ウル「・・んで、あそこから来たっていうわけっチャ?」むむ~~



シャザァ~~~ン(飛沫舞う海岸より遥か向こう側の大海原にぽつんと浮かぶ謎の島)



白装束の女性「しじまの向こう、なんちゃって。多様かつ永続的な楽園ですわ。おほほほほ」(両手に装着している包帯を巻いたようにほつれた生地が垂れ下がっているボロボロなコットンフィンガーグローブを口元にあてながら)

エムセス・ガリタン「君達があの島の使徒だということは信じよう。問題は・・」

ウル「ミッチョンだっチャ」むむ~~

白装束の女性「いっタラー我々はただ、この大陸のことを知りたくてですね・・」あたふた(助けを求めるように仲間の方を振り返る)

イッイッ(でっかいお手で「自分でなんとかしろ」とやってくる炎王龍。上のパノは「ファイト!」とやっている)


ひょっ(そんな炎王龍のたてがみの中から飛び出してきては、また潜ってしまう)


白装束の女性「あっ!!またあの子発見!!」


お~~~~い・・遠くに行ったらあぶないぞぉ~~~


バステト「パーパ!?」ハッ



鉄平「いたいた。何やって・・って、うおっ!テオ!?」


フラワー「あなた!!」ダッダッシュ

鉄平「フラワー!?それにバステトも!!」だきっハッ

バステト「オ~~、パ~パ、ザザミザザミ♪」すりすり(ザザミネコスーツの頼もしい胸に顔を)

ミッチ「鉄平殿!ご無事でしたか!」タタタタ(アランを乗せたガルグイユと共に駆け寄ってくる)

アラン「心配しやしたぜ」

鉄平「ん~~、誰だ、おっさん・・って、アランか。グラサンかけてないから、わからなんだ。ハハハハ」ぺしぺしっ(嬉しそうな我が子に顔面を)

ウル「なにが使徒との交信だっチャ。やっぱり知り合いだっチャ」むすっ

エムセス・ガリタン「ではクルセイダーズの・・」

白装束の女性「なっ!私達はれっきとした天空の島より舞い降りた使徒・・」ひょっ(下からバステトを抱いた鉄平が背伸びしながらザザミネコバサミで女性が被っているフードを剥がす)


ロージー「うひいいいいい!!」(フードの中では蒸し蒸しになった、ちいちゃいドスビスカスの相棒の姿も)


鉄平「なんだよ、ただのロージーじゃねぇかよ」パかぁ~~んハッ(ザザミネコバサミで彼女の頭をおもいきりひっぱたくと同時に「使徒ごっこ」に突き合わされストレスを感じていたのだろうバステトも勢いよく彼女の顔面に飛びかかり張り付く。そして全部で引っ掻く)






「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






~アヤ北東部、シャーマラーン・ハハーン族の集落....

ワァハ~~ハッハッハッハッハッ!!
愉快ぞよ!!たいへん、愉快ぞよなるぞ!!

(外壁が泥で塗り固めてあるタンカラー(淡い茶色)な日干し煉瓦造りの小型建造物(屋根がまあるいタイプやツボのような形も)が建ち並ぶ集落の真ん中で、でっかい井桁タイプのキャンプファイヤーを囲いながらBBQやら盆踊りなどを楽しんでいる猫やら奇面族やらザザミネコやらの仲睦まじい姿が)


ネコ~は、ネコでも、シャクレ猫ぉ~♪
(へんてこな歌を歌いながらキャンプファイヤーを囲って盆踊っているグリムリンクスのメンバー達は顎をしゃくらせている)

ロージー「アハハハ!!それおかしい!!あたしも・・」グイッ!!(立ち上がろうとした瞬間、左肩の上に乗っているジンガーの葉っぱのお手でおさげを引っ張られる)

ファイヤージンガー「聞けボンクラ」はいはい・・(大人しく座るロージー)

レオ「マジで危機一髪だったんだぜ?こっちは得物もないし、何より環境が悪すぎる」○○~♪(彼の両サイドから葉っぱのお皿に乗ったごちそうをあげる「目がハートな」奥さん奇面族達)

ケズマダ・ハハーン「ラ・エメシス、古からの禁足地。踏み入るもの、皆、絶望に屈するね」ほれ(と、火の中から取り出した、出来立てホヤりなこんがり魚の串焼きをミッチに)

ロージー「ふぁ・・レオゲルクさんでも難しいフィールドなんてあるんだ・・」ひょっ(そんな彼女にもこんがり魚を提供するジャブ吉)

鉄平「ハンッ。ザマァねぇな。もともと大したことないんじゃないの?金髪クソナイト」ブッ(魚の骨を)

レオ「子供の前でしょうが!汚い言葉は!」ぷんすか(している彼の背後では、よちよちモードで石積みをして遊んでいるバステトとジャスの姿が)


一也「ミャアミャア、落ち着くニャ。何より、無事で良かったニャ」ほれ(と、カニっぽいお手で挟み込んだ「次のこんがり魚」を鉄平に手渡すと、同じカニ手をした鉄平も器用にそれを受け取る)


泥吉「ええ。本当に・・・」ちら・・


ワイワイガヤガヤ♪(煉瓦造りなキノコみたいなお家の中のキッチンにて、和気あいあいとハハーン族の奥さん達とアジャリナ&ガジャメンティーネからお料理を教わっているフラワーと王妃の姿。ウルも何かお手伝いしようと彼女達にやたらと皿を渡したりしている)


鉄平「お前も見習ったら?」(魚をふうふうしているロージーに向かって言うと、咄嗟に「あんじゃコラ!!やんのけ!?」と威嚇かましてくる。対し、びっくりする大宰相)

ミッチ「しっかし、兄貴達も来ているとは・・」ハフハフ(こんがり魚を横持ちにチラ見かます)


イタタタタタタ・・(集落を囲う密林エリアの木々越しに、やたらと全身に骨の棘が刺さった溶岩竜が見え、その棘を迅竜(グレン)、銀火竜(サンダーソニック)をはじめ、ハハーン族のファミリーであるモンスター達がそれぞれの口やお手、翼などを用いて抜いてあげている。そしてその傷口に回復系の泡を飛ばしてやっている泡狐竜(ウズメ)の姿も。そんな光景を心配そうに木陰から見守っている棘竜(ドム)と雷顎竜(フルグル)のひょっこり顔も)



ニャ太郎「骨鎚竜の群れか・・」


マクシミリア「数百体はいた。それも普通種じゃない」やれやれ


ニャーク「そいつらが襲ってくる可能性もある」

レオ「ディ・なんとかだっている」あむあむ


ゲルハルト「アニョよ(どうなんだ?族長)」

ケズマダ・ハハーン「そのモンスター達、おそらくディ・ガルシャーの手下ね。各地を統率する五冥神達がいない間も、ラ・エメシスを巡回しているね」ほれ(とゲルハルト達にも焼き魚を)

レオ「五冥神・・」

泥吉「ル’ヴォーか・・・」


う~~~~~~~ん・・・(悩めるネコ達とギルドナイト)


アラン「俺達は王妃様を守るんだろ?だったら、そいつらだって、仲間じゃないのか?」ゴクゴクゴク(木製ジョッキでアルコールらしき飲料水を)

一也「そう思ってスカルリーナ達もラ・エメシスに行ったけど、ダメだったニャ。ニャア、ガリタンよ」がりっ(爪で大宰相の肩を。「いたっ」て顔する大宰相)

エムセス・ガリタン「ディ・ガルシャーは、スカルリーナ様をさらおうとしていたという。コズンダ様にとって、スカルリーナ様は目の敵。捕縛して取引きに使うつもりだったのか、あるいは、スカルリーナ様を旧国王派の代表として、コズンダ様に対抗させたかったのかもしれない。それについてなのだが・・」

鉄平「おい!金髪クソナイト!お前らがガリタンに密書を送って、俺達をここに来るよう仕向けたんだろうが!?」カシャーーン!!(お椀をレオに向かって投げつける)

ロージー「やめて、鉄平君!」

バステト「みゅううう・・」(かなり積まれた石を相手に、次はどこに置こうかしら?なんて)

ジャス「おにょ、おにょ」つんつん

バステト「みゅうう?」ちら・・

レオ「そっちだって、今回はタラスクギルドと暗黒商会の味方だろ?」ふんっ

鉄平「てめぇコロス!!」ガバッ!!(レオの顔面に飛びかかる)

レオ「ぎゃあああああああ」カリカリカリカリ!!

ジャス「にょにょ?」

バステト「イ~イ~」ちょこん(と、父には構わず、石を慎重にトップに置く)


To Be Continued






みんなのザザミな一票でしっかり応援してくれよな♪

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第237話「あの子はあそこにいる」の巻

9/9(月)0時更新予定

最近、作者は製氷皿の「まあるいタイプ」を大中小と買ってきて、氷コーナーに転がる全種類のまあるをちいちゃいトングで転がすのが粋なんだそうだぞ


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