~エル・ディアラ・サンドリア、上空....

ビュオオオオオオオオオオ!!
(紅金色に煌めく星羽蝶の群れから成る翼をもって飛翔していく星竜スターマイン。そんな彼女の背中に乗っているファンクーンもまた双眼鏡を覗きながら遠くの様子を探っている)



スターマイン「さっきいたモンスターは誰?」ビュオオオオオ!!

ファンクーン「滅尽龍ネルギガンテです!!このアヤにもいるとはびっくりでした!!」ビュオオオオオ!!

スターマイン「あいつ、キライ・・。でも予想通り、街中は大騒ぎ。あの人達のことは彼らに任せましょ。都見物もしたいし」ビュオオオオオ!!(飛びながら目下の街並みを興味深そうに見下ろしている)

ファンクーン「そんなスターマインちゃんも素敵ですが・・・見えました!!大きい場所で人型兵士と戦闘中です!!」(双眼鏡に顔面をびったしくっつけながら)

スターマイン「みんなを助けたら戻ってくるからね、ラインハルト公。それまで頑張って」ビュオオオオオオ!!




ラインハルト「・・・・・・・・・・」あぜぇ~ん・・(メガネのレンズを白く曇らせ、大口を開けたまま空を見上げている)

フェットチーネ「何考えてやがるんだ、クラーラの奴め。で、どうすんだ?」

ラインハルト「・・・・あ・・・」


ドスン・・(市街地に向かって、ゆっくりと歩き出す滅尽龍)



シオン「止めるわよ!!」

ハロルド「だから待てって!!」グイッダッシュ(シオンの黒髪ロングを引っ張る)

シオン「いたっアセアセ何なのよ!!も~~!!」



ドシューーーーーーーーン!!
(遥か上空より、翼をたたみながら頭より垂直急降下してくる眠鳥を筆頭に、銀火竜、雌火竜と続く)



シオン「え・・」




トシューーーーーーーン!!
(首をすぼめながら鋭い目つきで急降下してくる眠鳥の頭より、目下の滅尽龍目掛け、弾丸のようなものが放たれる)



ハロルド「あれは・・」




ギュウウウウウウウウウウン!!
(勇猛果敢に身を固めながら頭より急降下していく「緑色の装束を着た、ちいちゃいギルドナイト」)



シオン「女の子・・」

ハロルド「ああ!あれがうちのナンバー5、ウル・シュナイダーだ!!」



ウル「こりゃあああああああ!!!!!!」ギュオオオオオオオオン!!


ル’ヴォー「ム~~~~??」ちらっ(と上を見る)




ンバアアアアアアアア!!
(顔を上げた滅尽龍の顔面目掛け、得意の大方向の音撃を浴びせるウル)




ル’ヴォー「イ~~~~~~ッ!!!??」ンバアアアアアアア!!!!(驚愕する滅尽龍は高周波の音撃により、顔の棘が次々と剥がれ飛んでいく)



フォルルルルルルルうずまき
(空中のウルが咆哮を放出した勢いを利用して両膝を抱えたまま回転後退していくと..)



キュオーーーーーーーン!!
ボギャアアアアアアアア!!

(その頭上より今度は、咆哮をあげながら急降下してきた、「眠鳥&雌火竜の華麗なるWサマーソルト」が襲いかかってくる)



バシーーーーーーーーン!!
(滅尽龍はすでに部位破壊された顔面に睡眠&毒の各種尻尾先を食らうと、たまらず一歩後退してしまう)



ル’ヴォー「アウウウウウウ!!」ピュウウウウウ(鮮血が吹き出る顔に刻まれた生々しい傷跡を即座に再生させながら、歯を食いしばるように上を睨みつけると今度は..)




ドギューーーーーン!!
(銀火竜恐怖の強襲キックが)





バガアアアアアアン!!
ドシャアアアアアアン!!

(銀火竜怒涛のキックをボディに食らった滅尽龍は大きく後方に飛んでいき、背中から灰色の建造物を破壊しながら倒れ込む)




ラインハルト「ほら。やっぱり僕の読みが当たった」えっへん


アンソニー「やっと来てくれたね」

シリウス「手助けは無用みたいだな」フッ・・


ウル「こりゃああああああ!!!!」ブワッサブワッサ(ガッツポーズをしながら義憤息巻くウルの背後にゆっくりと羽ばたいて着地してくる雌火竜の頭の上にはガジャブータイプの奇面族が、そして銀火竜の頭の上には、なんだかメカメカしいミツネネコがそれぞれ操竜しており、母眠鳥の体にしっかとしがみつく幼体の眠鳥もウル同様、勇ましく咆哮をあげている)






「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights








~エル・ディアラ・サンドリア、練兵場....

ボガアアアアアアアン!!
(爆発を交わしながら低姿勢で疾走していく雷顎竜の頭の上には、同じく我が子を頭の上に乗せた蛮勇たる族長の姿も)


ケズマダ・ハハーン「怖くないか!?ジャス!!」ドスンドスンドスン!!(被っている面の頭頂部についている「黄金のしゃぶしゃぶ鍋みたいな冠」の上に乗っている、まだ赤ん坊な息子に問いかける)

ジャス「ボガ~ンボガ~ン♪」きゃっきゃっ(被っている「なんだかロマンティックなお面」の顔が嬉しそうな表情を浮かべている)

ケズマダ・ハハーン「さすがアジャリナの子よ!!」ドスンドスンドスン!!(雷顎竜に並走してくる緑迅竜の首に跨るは同じく緑肌な魚兜を被ったハハーン族の戦士)

ジャンナーロ「○○!!」(片手に握る三つ又槍で進行方向を指す)



ドウーーーーーーン!!
ドウーーーーーーン!!

(遠方に見える大砲部隊が砲弾をひたらすらに発射してくる)



ケズマダ・ハハーン「火を畏れぬ不届き者めが!!」ヒョウウウウウウウン(空中より弧を描きながら落下してくる砲弾を見上げながら)

ジャンナーロ「△!」ひょっダッシュ(族長に向かって何かを投げる)

ケズマダ・ハハーン「我が秘術、見せてくれるわ!!」ポスッハッくっちゃらくっちゃら(面のスペード型にくり抜かれた口元の中に飛んできたものが入り、それを食べちゃう)


ボボ~~~~~~!!
(瞬く間に全身が炎に包まれる族長。もちろん、しゃぶしゃぶ鍋の上に乗っている我が子も燃える)


ジャス「オ~~~~~」ボオオオオオ!!(燃える赤ちゃん奇面族)

ケズマダ・ハハーン「父と共にゆくぞよ、ジャス!!」


ゴオオオオオオオオ!!
(全身発火の火力を利用して雷顎竜の頭上より飛び立つ族長)



一也「族長がいったニャ!!」ググググ・・!!(人型衛兵の顔面をザザミネコバサミでアイアンクローしながら空を見上げる)



ゴオオオオオオオオ!!
ドガアアアアアアアン!!
ドガアアアアアアアン!!

(炎の弾丸と化した族長は落下してくる砲弾を自由自在に飛び回りながら次々と破壊していく)




鉄平「飛べるってのは、ずりぃよな」どてぇ~~~んハッ(空を見上げながら向かってきた衛兵を顧みず、その足元をザザミネコバサミで薙ぎ払ってひっくり返す)


ジャス「イ~ッ!!イ~ッ!!」ボボボボボボ

ケズマダ・ハハーン「うむ。息子に続け!!シャーマラーンハハーン族の操竜術を見せてやるのだ!!」



ドガアアアアアアン!!
ドガアアアアアアン!!
ボギャアアアアアア!!

(落下してくる砲弾を次々と破壊していく族長親子に導かれながら、咆哮をあげながら突撃を開始する操竜モンスター小隊)




ゲルハルト「アニャーーーーー!!(俺等も続くぞ!!)」ゴスッ!!(衛兵のお腹にスーパーキックを浴びせる背後では同じく人型兵士達と戦闘を繰り広げているネコ小隊の姿が)



ボギャアアアアアア!!
ショルルルルルルル!!
ボガアアアアアアン!!
ボガアアアアアアン!!

(ジャンナーロが操竜する緑迅竜の連続尻尾叩きによって大砲の玉が破壊されていく爆発コンボの現場から一目散に逃げていく衛兵達)


ゴロンゴロンゴロンうずまき
ボガアアアアアアアン!!

(その無人になった大砲をデスロールで踏み壊していく賊竜。操竜している奇面族は賊竜の回転速度に合わせながら手慣れた様子で器用に頭を引っ込めたりしている)


ケズマダ・ハハーン「よくやったぞ!!」ボボボボボボボ(アイアンマン方式で着陸してくる頼もしい族長の頭の上に乗ってる息子は手を叩いて喜んでいる)


泥吉「あちらさんは、まだやるようだぜ」ザッ(グリムリンクスのネコ小隊を引き連れながら)


カラカラカラカラカラ(遠方より今度は車輪付きのバリスタ&投石機部隊が)


スカーフェイス「キリがねぇな」トシューーーーーン!!(飛んできたバリスタに対し、腕を組んだまま猫首引っ込めて回避しながら)



ニャ太郎「挟撃といくか」ハイですニャ!(と頼もしいエズガダのネコ達)



ファラファラファラファラファラ
(次の瞬間、バリスタ部隊の頭上より、火の粉を飛び散らせながら紅金色に煌めく星羽蝶が無数に舞い降りていくる)



ホニャ~~~~~~・・・
(紅葉に彩られたかのような幻想風景に目を奪われるネコ達)


何だ!?(頭上から近づいてくる星羽蝶の群れを見上げるバリスタ部隊)


ファラファラファラファラ・・・(おもむろにバリスタや投石機の上に舞い降りていくる星羽蝶達を呆然と見つめる衛兵達)



ボウッ
(可憐な紅蝶が一変、悪魔のように燃え上がる)





ドガアアアアアアアアン!!
(花火のような美しいエクスプロージョンと共に吹き飛ばされる衛兵達)



スカーフェイス「なんだ!?」ビュオオオオオ!!


アニャチチチチチチアセアセ(マグマのように溶解された兵器の残骸が飛び散り、慌ててそれを避けるネコ達)



スターマイン「しまったぁ~~~!!ネコも熱いの苦手だったぁああああああああ!!!!」ガガーーーーーンハッ


ドスン・・ドスン・・(なんだかしょんぼりしながら歩いてくる星竜の頭の上に乗っているファンクーンが挨拶している)


ジャス「ウ~ウ~!!」

ケズマダ・ハハーン「ああ。こりゃまた操竜ができるお嬢さんと・・」

泥吉「初めて見るモンスターだが・・・」ドスン・・ドスン・・

ファンクーン「お騒がせいたしました!我々は神殿の騎士団、二番隊のクラーラ・ファンクーンと・・ほら。挨拶するですよ」てしてし

スターマイン「スターマインだけど・・余計なお世話だった感じ・・」しょんげり

鉄平「ラインハルト公の援軍か。助かったぜ。俺はクルセイダーズの龍之鉄平だ」

スターマイン「英雄的ネコ・・」ぼそっ

一也「ここにはラインハルト公はいないニャ」

ファンクーン「ああ~~・・それはですね、この子が囚われている皆様方を助けたいという一心で・・」

一也「やるニャ!!スターマイン!!ありがとうニャ!!」うんニャうんニャ(と頷くネコ達)

スターマイン「・・・・・・・・・」ポッ


あのぉ~~・・・(と、大破して燃えている兵舎を背景にこちらに向かって歩いてくる人型兵士の小隊)


鉄平「まだやんのか?」カチン(ザザミネコバサミを)

泥吉「待ってくだせぇ。あの連中はクーデター後、あっしらの仲間同様、新王によって幽閉されていた旧国王派の兵士達です」

スカーフェイス「アジャリナが代理人を請け負った連中だ」

ケズマダ・ハハーン「ママは寛大ぞよな」ウイ(と奇面族のぼうや)

一也「スターマインの攻撃を受けた兵舎が壊れて、外に出てこれたんだニャ」

ファンクーン「またお手柄ですね、スターマインちゃん」ぽん

スターマイン「・・・・・・・・・」ポッ

旧国王派の小隊長「貴殿らがコズンダ軍と戦っているのを見た。我々はここに残っていてもいずれは殺される身だ。貴殿らの力になりたい」ザッ(一斉に左胸の上に右手をあてる歴戦の兵士達)

一也「やったな、鉄平」

鉄平「う~~~ん」

ファンクーン「あなた達のオトモダチも到着している頃だと思います」

鉄平「ニャーク達か!」むずり(と、雷光虫型の通信機を懐から取り出す)

一也「通信してみるニャ」

鉄平「あっ、え~~っ、こちら鉄平、こちら鉄平。ニャークさん、聞こえましたら、ご返事、どうぞぉ~?」

スターマイン「おかしい」ププッ


ザァ~~~~・・・こちら、ニャーク・・
ザァ~~~~・・・闘技場・・・至急、応援求む・・・
ザァーーーーーーーーーーーーーーーー


鉄平「・・・・・・・・・。どうぞぉ~?」ザーーーーーー(ザザミネコな彼を囲う泥吉やスカーフェイスをはじめとしたネコ達が通信機に顔を近づけながら、「ニャんだこりは」と言わんばかりに不思議そうに見つめている)


To Be Continued






みんなのザザミな一票でしっかり応援してくれよな♪

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第218話 「最新のネコ式ミョ?」

3/25(月)0時更新予定

俺達が装着しているザザミネコバサミはヘアカットも可能なんだぞ。もちろん人間の髪の毛だってカットできるし、繊細なバングカットはもちろん、赤ちゃんのヘアカットも優しくできる、バーバーザザミなんだぞ。


■あたちのモンハン日記てなぁに?

■あたモン目次録