~アンガイブ・ゲバトリム....

ブーブー!!ブーーーー!!
(大観衆の大ブーイングを受けながら、やっとこ起き上がるカーブー)


$あたちのモンハン日記
カーブー「おっと。危ない危ない。寝てしまうところだった」パンパン(囚人ズボンを払いながら)

セフィティス・ファルザーム「そっちが悪いんだぞ?いきなり殴りかかってくるから」(腕を組みながら)

カーブー「だって、ずるいっすよ」ブーブー!!

セフィティス・ファルザーム「ん?」(両手にはめているグローブを外しながら)

カーブー「そっちは双剣を持っているのに、こっちは丸腰っす」やれやれ

セフィティス・ファルザーム「ほぉ・・・よく分かったな」ソイン(両腕を下ろすと、赤いコートの両袖の中から一対のダガーが飛び出すように落ちてきて、それぞれの手に握られる)


カトゥッロ「何を話しているんだ・・?」むぅ~~

イェル・ミナ「彼が常時、双剣を携帯していることを彼が見破ったようです」

コズンダ「ほぉ・・・」



シオン「なによ。武器、持ってたんじゃない。私と稽古の時は使ってくれなかったくせして」むぅ~~


カーブー「それ、無属性ですよね?できれば、自分にも同じ無属性の得物がほしいのですが」

セフィティス・ファルザーム「こっちは拳でも十分だぞ」

カーブー「状態異常の、ですよね?」

セフィティス・ファルザーム「・・・・・・・・・・・」


コズンダ「止まったな」

カトゥッロ「え?」

イェル・ミナ「花火です。きっと、数が切れたのでしょう」




ニャ太郎「現在地は?」バッ(筒の横に設置してある踏み台から飛び降りる)

エズガダのメラルー「北塔付近を周回していやす」(双眼鏡を覗きながら)

エズガダのアイルー「大丈夫かニャ~アセアセ」はらはら(猫口に両猫指をくわえながら)

ニャ太郎「大丈夫。やってくれるさ。俺達は予定通り、監獄エリアに向かうぞ」ザッ



ブーブー!!ブブーブー!!
(闘技場のグラウンドより、VIP席の下に向かって歩いていくセフィティス)


カトゥッロ「何をしているか」イライラムカムカ

セフィティス・ファルザーム「コズンダ様!!お願いがあります!!」

コズンダ「・・・・・・・・・・・」スッ・・(新王が無表情のまま軽く手を上げると同時に場内も静かになる)

セフィティス・ファルザーム「対戦者は武器を携帯していません!!これではフェアじゃない!!どうか、あの者にも武器をお与えください!!」

コズンダ「ふむ・・」

カトゥッロ「殴り合いより、やはり、武器を持った方が盛り上がるかと」へこり・・

コズンダ「そうだな・・・」(セフィティスに向かって頷いてみせる)

セフィティス・ファルザーム「コズンダ様に感謝するんだな」

カーブー「ウッス」へこり


アジャリナ「今日はアイテム有りデスマッチじゃないね。武器はあるか?」きょろきょろ

フェットチーネ「おい、そこの!!武器庫から、無属性の太刀をあるだけ持って来い!!」(ゲート付近で監視をしている衛兵に)

衛兵「一つでいいだろ?」

フェットチーネ「折れっからだよ!!いいからたくさん持ってこい!!」ひええええアセアセ(と慌ててゲートの中に消えていく衛兵)

カーブー「・・・・・・・・・・」フッ・・(彼女に向かって頭を下げる)


ハロルド「拍子抜けだぜ。・・・って、これも時間稼ぎか・・」ふむ・・


ミオン「デスカーブーは頭が良いってこと?」

アンソニー「偶然だと思うよ。ま、それが彼のスキルでもあると思うんだけど」やれやれ(隣で足を組みながら頬杖をついて笑うシリウス)


モワモワモワモワ・・・(双眼鏡視点。青空を漂う花火の煙)


ラインハルト「駄目だ・・ここからじゃ見えない・・」(双眼鏡をグラウンド方面ではなく、空に向かって覗きながら)

ぽんぽん(そんな彼の肩を叩く女性の手)

ラインハルト「はい?」ちら(双眼鏡を顔にあてたまま)

ミサキ「北塔に向かってます」ぬお~(双眼鏡にぼやけどアップなキツネ面の顔が)

ラインハルト「あら、もうそんなところまで」スチャ・・



ヒョオオオオオオオ!!
(双眼鏡視点。黒龍の角のように鋭い漆黒の屋根の下に見える、監視をするために開かれた上層部(柱に支えられた半円アーチ型の天井が連なる壁)に突っ込んでいくハンググライダー)


赤装束の男「なんだぁ~~~~~!?」(監視の瞳に映るグライダーのコントロールバーをしっかと握った二人の赤いザザミネコ二人)



一也「突撃ニャ~~~~!!!!」ゴオオオオオオオ!!


鉄平「どけどけぇえええええええ!!!!」ゴオオオオオオオ!!




ゴワッシャーーーーーン!!
(双眼鏡視点。アーチ型の開口部に激突するハンググライダー)









「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights








エズガダのメラルー「突入したニャ!!」ゴトゴトゴトゴト!!(片手で荷車を引きながら双眼鏡を空に向けている)


泥吉「急げ!!二手に分かれるぞ!!」ゴトゴトゴトゴト!!(こちらもエズガダのメラルーと共に荷車を引きながら)


ニャニャニャニャニャニャニャ!!
ゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴト!!

(ニャの数だけ車輪が回る数台の荷車を引いたネコ小隊が、モンスターが眠る無数の檻があるエリアと、兵舎が建っているエリアへと、それぞれ二分していく)



鉄平「いちちち・・・・」(見張り塔の中にぺたんと尻もちをつきながら)

一也「大丈夫かニャ」あむっ(ザザミネコのカニ風なお手で、ザザミネコ鉄平のカニ風なお手を挟み掴んで起き上がらせる)

鉄平「見張りは?」きょろきょろ

一也「あそこニャ」

赤装束の男「・・・・・・・・・・・・・」ピヨピヨピヨピヨスター(部屋の隅で仰向け気絶状態)

やれやれ(と、二人のザザミネコスパイ)


ブブブブブブブブブ(猟虫サイズのオオナナホシが飛びながら壁のアーチ開口より中に入ってくる)


クク「また派手なご登場ね。怪我はない?」ブブブブブ(ザザミネコ一也の頭の上に着陸)

鉄平「ああ。俺達が着ているザザミネコシリーズは、仲間の素材を使って、さらに世界一の技師達が作ってくれた世界で一つの防具なんだ」えっへん

一也「信長に感謝ニャ」こくり

鉄平「で、グライダーはどうなった?」こそっ

クク「壊れながら下に落ちていったわ。残骸が見つかるのも時間の問題よ」

鉄平「よし。早く事を済ませちまおう」


なんの音ですかぁ~~~?(と、下へ繋がっているのであろう床の開口部から女性の声が)


イ~ッイ~ッ!!ブーブー!!(続けて、赤ちゃんの声も)


こくり・・(互いに顔を見合わせ頷く、二人のザザミネコスパイと猟虫サイズのオオナナホシの女スパイ)


ジャス「イ~ッイ~ッ!!ブーブー!!」(女中の胸から逃れようと暴れている)

女中「なにかあったのかしら・・・」お~よしよし(と、梯子が立てかけられている天井の開口部を見上げながら)


ショッ!!ショッ!!(そこから下に片膝着地にて飛び降りていくる二人のザザミネコスパイ)


女中「きゃあああああああああ!!」


むぐっ!!(伸びてきたザザミネコバサミによって両頬を「甘噛みされ」、口を封じられる女中)


女中「むぐううううううアセアセ

鉄平「このザザミネコバサミは、堅きどんぐりをも簡単に砕く。赤ん坊を母親の場所に返してやりたいんだ。あんたは、俺たちに眠らされたと言えばいい。その間に脱出する」ググググ(右手にはめたザザミネコバサミで甘噛みしながら)

女中「・・・・・・・・・・・・・・」こくり

一也「赤ちゃんをこっちに渡すニャ」

ジャス「・・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーーっ


ちら・・(天井の開口部より顔を覗かせるクク)


クク「・・・・・・・・」こくり

ジャス「ア~ア~」

一也「いい子ニャ」


スッ・・(女中の胸よりジャスを掴み上げ、「運搬スタイル」にて抱っこするザザミネコ一也)


女中「・・・・・・・・・・・」パタン・・(指示通り、その場に倒れる)

鉄平「やっと会えたな。ずっと探してたんだぜ?」(一也が「運搬スタイル」で抱っこしている奇面族の赤ちゃんに向かって)

一也「なんだか「ロマンティックなお面」を被っているニャ。とってもカッコいいニャよ」

ジャス「フフフフフ」(うれしいらしい)


ブブブブブブブブ(天井の開口部より舞い下りてきたククが鉄平達を導くように、螺旋階段へと繋がる出入り口を抜けていく)


鉄平「苦労して上がってきたと思ったら、今度は下りかよ」やれやれ

一也「お母ちゃんのもとに帰るニャ」

ジャス「ウイ」こくり


すってってってってってってっダッシュ
(螺旋階段を飛びながら下っていく猟虫サイズのオオナナホシを追いかけるように勇ましく続いていくザザミネコスパイな二人と奇面族の赤ちゃん)




~エル・ディアラ・サンドリア、高級住宅エリア....

ザワザワザワザワザワ・・・(灰色の街並みより空を見上げている市民達)


ダル・ハンギル「なんだ?どうした」ザワザワザワザワ

男性市民「いえ、なんでも空飛ぶ物体が宮殿の方へと向かったと」(彼の傍らには子供と思われるドボルヘルムのお面を被った少年の姿が)

少年「俺、見たんだ。塔に何かがぶつかるのを。モンスターだよ、きっと」(宮殿の方を見上げながら)

ダル・ハンギル「・・・・・・・・・・・」


ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(すぐさま来た道を引き返す赤装束の戦士)




ゴッゴッゴッゴッゴッゴッ(暗がりの兵舎内、小タルの中に顔を突っ込み合う獣人(ネコ&ガジャブータイプの奇面族ら)の姿を見ている泥吉の背中)


泥吉「どうだ?みんなで作った元気ドリンコの味は」グッ(彼の後ろでサムズアップしているエズガダのネコ達)

スカーフェイス「プハァ~~~~ッ!生き返ったぜ」しょきぃ~~~~んキラキラ


ガシッ!!(強くハグを交わす泥吉とスカーフェイス)


スカーフェイス「援軍もいるのか?」(エズガダのネコ達に向かってサムズアップを返しながら)

泥吉「ああ。噂通り、頼もしい仲間ばかりさ」パチりん(ウィンクかます山猫族のネコ)

スカーフェイス「ジャスは?」

泥吉「クルセイダーズの御方達が連れてくる。北塔だ」こくり(と頷きながら、各自、小タルの中から顔をあげる獣人の仲間達もまた、皆、顔がいきいきとしている)

スカーフェイス「待ちに待ったこの日がきたぜ。やっとカミさんに会えるな」ズイッ(鋭い三つ又槍を握った剣闘士のような魚兜を装着した緑肌な奇面族が一歩前に出る)

ジャンナーロ「△○○!!」○~~!!シャアアアアア!!(武器棚より各自の得物を手に取る獣人達)

スカーフェイス「準備OKだぜ、棟梁」ガシッ(両手持ちタイプの両刃戦斧を握りながら)

泥吉「我らがグリムリンクスの同胞、シャーマラーン・ハハーン族と共に盟勇を迎えにいくぞ!!出撃だぁああああ!!」○~~!!シャアアアアアア!!


To Be Continued







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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第203話 「同じことしてほしい?」

2/1(木)0時更新予定

ストーリーモードの方にも俺達のバナーを貼ることができて、作者は一人、ご満悦だそうだぞ。そんな作者は先日、ネットで買ったシューズがウォーキングシューズじゃなくて、悔しさのあまり、すぐに今度はちゃんとしたウォーキングシューズを注文したんだぞ。うっかりさんだな。


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