ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ(モール内を練り歩くビリー一味を目で追う視点主)


シオン「ちょっと、ムーア。彼らじゃないの?」むぅ・・(と、同じくビリー一味を目で追いながら、ようやくニッキーの体から離れるムーア)

ムーア「でもネコじゃない」むぅ・・

シオン「薬局に向かってるわ」


ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ(先程、視点主が気にかけていた薬局と思しき屋台に仲良く練り歩きながら近づいていくビリー一味)


ムーア「なるほど・・・雇われた可能性大ね・・」むぅ・・

ニッキー「ってことは、オタカラも彼らが持っていることになる」スチャッ(手持ちの双眼鏡を外套の中より取り出す)

シオン「貸して」バッダッシュ(彼が覗き込む前にそれを奪う)


ぶわっはっはっはっはっ(双眼鏡視点。無駄に嘲笑かましているビリーは肩に白い大きな袋を下げている)


シオン「中身は何かしら・・・」


じーーーーーーーーーーっ(双眼鏡視点。薬局と思しき屋台の見るからに怪しげな目が細い店主と話し込んでいるビリー一味)


ムーア「なんて?」くわっ(双眼鏡を覗いている視点主の肩に顎を乗せてくる)

シオン「読心術をしろっていうの?」も~~


イッイッ・・(と、ニキビ面なビリーは肩に下げている袋を店主に向かって強調させている)

イッイッ・・(対し店主は、「それならあっちだ」的な感じで、向こうへ行くようビリー一味を促す。もちろんデービスの目は不気味に赤く光っている)


シオン「こわっ・・・・」スチャッ・・(と思わず双眼鏡を手放し、キンババに手渡すと、彼はすかさずそれを覗き込む)

キンババ「見て。老山麺の方へ向かってる」


ぶわっはっはっはっはっ(引き続きビリー一味は無駄に嘲笑かましながら、老山麺のテラス席に腰を下ろす)


ムーア「お食事かな・・?」ガヤガヤガヤ


ぶわっはっはっはっはっ(一向に笑いが止まらないビリーは肩に下げている袋を座っている椅子の下に置く)


ムーア「オタカラを置いたわ」

ニッキー「取引き相手との待ち合わせ場所が、あそこなのかもしれない」ガヤガヤガヤ

キンババ「じゃあ、相手は彼の家?」ぐがぁ~~(と寝ているヴィルヘルムを見ながら)

ムーア「やい、起きろ」パァ~~~ン!!(躊躇なきビンタをヴィルヘルムの無防備な頬に浴びせる)

ヴィルヘルム「誰だ!?俺のボーンピザを食べようとする奴は!!」ガバッ(目を座らせながら起き上がる)


ズドドドドドドドダッシュ(起きた勢いそのままに拠点(実家)へと繋がる老山麺に向かって爆走していくヴィルヘルム)


ムーア「あのバカびっくり


おい!てめぇらか!俺のごちそうを盗もうなんざ百年はえ~ぞ!
ああ?なんだよ、いきなり
(見込み通り、テラス席に座っているビリー一味に食って掛かるヴィルヘルム)


ニッキー「ムーア。今がチャンスだぞ」

ムーア「OK。怪盗あんまーんとその一味。いくわよ!」


しててててててて・・(ハンター特有の忍び歩きで老山麺に向かって行っちゃう二人)


シオン「ちょっと!誰が一味よ!」

キンババ「彼女は常に人のことをそういう目で見ているんだよ。そんなことより、彼らが揉めている間に袋を強奪する気だよ」


ボーンピザは誰にも渡さねぇぞ!!
何言ってんだ、お前 夢でも見てんじゃねぇのか?
(ヴィルヘルムに対し、席を立ち上がるビリー一味。その背後から身を屈めながら忍び寄るムーア&ニッキー)


シオン「・・・・・・・・・」きゅむっ(視点主は応援するように両手を寄せる)


おい!まさかその袋の中にピザが入っているのか!?
や、やめろ!!
(まさかの展開に一旦、後退するムーア&ニッキー)


シオン「もう!ヴィルヘルムったら!」


俺がFワードを吐く前に、袋の中身を見せやがれ!!
(ビリー達が静止する前に、袋を取り上げるヴィルヘルム)


キンババ「取っちゃったアセアセ


何を揉めているんだい?
(と、突如、彼らの背後からニッキーが注意を引き付けるように近づいていくと、ビリー一味は、こぞって振り返る)


ズドドドドドドドド!!
ダシャーーーーーーン!!

(そのすきを狙って、袋を掲げているヴィルヘルムの背中目掛け、ムーア少女が豪快なスピアー(低空姿勢のタックル)を浴びせる)


ボカッ!!
ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(ムーアは倒れたヴィルヘルムの頭を一発殴ると、床に落ちている袋を強奪するやいなや疾走していく)


キンババ「なにも殴ることないのにタラー

シオン「見て!」


袋を奪われたぞ!!
あのガキだ!!あいつが奪っていった!!
(慌てるビリー一味。そのすきにニッキーもまた素早く離脱していく)


キンババ「はわわわわアセアセどうしよう!?」


ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(視点主はモールの吹き抜けの中央に設置された「如何にも後付け増築感満載な」木製の螺旋階段を一目散に駆け上がっていくムーアを目で追う)


シオン「何よ。自分だって足が速いじゃない」


待てこらぁ~~~~~!!(と続いて螺旋階段を上がっていくビリー一味。デービスはその体重からか、途中でリタイア)


お先~~~♪(と、階段を上がってきたニッキーが、息を切らせているデービスの背中を跳び箱のように飛んでいく)


シオン「もう、はしゃいじゃって」

キンババ「あそこ!」


ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(お店が並んでいる二階の危なっかしい通路を肩に袋を下げたムーアが他のお客やネコ達を突き飛ばしながら爆走している)


てめぇ!!ムーアだろ!?袋を返せ!!
(と、怒り狂うビリーとケイシーを追い抜いてムーアに並ぶニッキー)


あたちは怪盗あんまーん!!こっちはその下僕!!
もっと良い言い方しろよ!!
(当然、不服そうなニッキーと並走していくムーア)


ふざけやがってぇ~~~!!
(そんな彼女の背中目掛けて飛びかかるビリー&ケイシー)


おりゃあああああああ
ぎゃああああああああ
(すかさずムーアは手すりに飾られていたガーランドを引きちぎり、それを飛びかかってきたビリー&ケイシーの首に巻きつけるいやいなや、思いっきり下に引っ張って、彼らをまとめて床に叩きつける)


シオン「さすが怪盗あんまーんタラー


やめろぉ~~~~アセアセ
ズルズル・・ズルズル・・
(首に巻かれたガーランドをムーアによって引っ張られる二人)


キンババ「まるで拷問だ」助けてぇ~~~


パァ~~~~ス♪フォッ!!(ムアーは倒れているビリー達の上からニッキーに向かって袋を投げ飛ばす)


いっただき~♪(袋をキャッチしたニッキーは、それを肩に下げながら意気揚々と階段の方へ向かってスキップしていく)


フッフッフッフッフッ ここは通さんぞよ(と、ようやく階段を上がってきた恐怖のサンタことデービスがニッキーの目の前に力士のように立ち塞がる)


シオン「目赤朱鬼(めあかしゅき)・・・・いけぇ!ニッキー!!」


おりゃ~~~!!
ぼよぉ~~~~~んダッシュ
(突撃かましたニッキーは、デービスの風船のようなボディに弾かれ、袋を手すりの向こう側へと落としてしまう)


ひょおおおおおおお(一階に落ちていく袋を目をまあるくしながら手すり越しに見下ろしている怪盗あんまーんの慌てた顔も)


ムーア「シオン!!」

シオン「分かってるわよ!!」ダッ!!


シ~~オ~~~ン(キンババの虚しい叫び声をバックに、神速でモールの人混みを駆け抜けていく視点主)


バシッハッ
ズシャアアアアアア!!

(上から落下してきた袋を全身でキャッチしながら、そのまま老山麺のテラス席にスライディングしてく視点主)


ふぅ~~~~~~・・・(仰向けのまま、息をつく視点主の上から、極太ラーメンをすすっている男性客が覗いてくる)


シオン「ごゆっくり」バッ(袋を抱えたまま起き上がり、何事もなかったかのようにその場を去る)

ヴィルヘルム「よぉ。何してんだ?」がじっ(おそらく注文されていたこんがり肉をかじりながら)

シオン「あなた、記憶がないわけタラー


ガキどもぉ~~~~~!!
(すんごい剣幕で階段を下りてくるビリー&ケイシー)


ヴィルヘルム「怒ってんな」がじっ

シオン「あなたのせいでしょタラーねぇ、逃げる場所ないの!?」

ヴィルヘルム「ならこっちだ」グッダッシュ(彼女の手を引っ張り、老山麺の店内へと入っていく)

ボゲラス「おやま、坊っちゃん」(厨房の方より、「骨骨しい」アクセサリーを全身に付けた無骨な巨漢(もちろんスキンヘッド&裸に黒革のベスト&サスペンダー&タイトなブラックレザーパンツ)の姿が)

シオン「おじさま!追われているの!助けて!」

ボゲラス「おじ・・さま・・・・・」つぅ・・・(強面男のゴツゴツな頬を純真な涙が伝っていく)

ビリー「こんなとこに隠れやがって!!」ダッ!!(視点主が振り返ると、店先に両足急ブレーキかましながらインしてくる彼とケイシーの姿が)

ヴィルヘルム「かかれ!ボゲラス!」

ボゲラス「ムゴオオオオオオオオ!!!!」ズドドドドドド!!(店先のビリーとケイシーに向かって突進していく巨漢な男の上半身裸な後ろ姿)


グオン(ティーンなビリーとケイシーの首を軽々、それぞれ両手に持ち上げるボゲラス)


シオン「投げて!!」


はいやぁ~~~~~~!!
ブオ~~~~~~~んダッシュ
(ボゲラスによって遠くに投げ飛ばされるビリーとケイシー。その奥から心配で走ってくるキンババ少年の姿も)


シオン「あっ」


ぎゃああああああああ(飛んできたビリーとケイシーの下敷きになるキンババ)


シオン「ごめんね、キンババ」(手を合わせる視点主)

ボゲラス「坊っちゃん。あれを」(二階を指さしている)


おせおせぇ~~~!!
やぁ~~めぇ~~ろぉ~~
(螺旋階段の上ではデービスを二人がかりで下へ落とそうと全身で押し込んでいるムーアとニッキーの姿が)


シオン「目赤朱鬼・・・」やぁ~~めぇ~~ろぉ~~


また体重増やしやがったなぁ~~こいつ~~
(びくともしないデービス相手にムーアが)


シオン「・・・・・ムーア!!後ろ!!」


はっハッ(ムーアが振り返ると、おそらくはハロウィンの飾り付けの後片付けを忘れたのだろう、そのままクリスマス装飾にも使用している、ペピポパンプキンベースのジャック・オー・ランタンが階段の手すりにぶっ刺さったままになっている)


おりゃあああああああ!!
バギャアアアアアアアン!!
(ムーアは、かぼちゃを引っこ抜くやいなや、全力でそれをデービスの脳天めがけて叩き割りつける)


ほらよ(続けてニッキーがピヨリ状態になっているデービスを軽く両手で押す)


うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン(階段を丁寧に一段ずつ噛み締めながら、ゆっくりと転げ落ちていくデービス。階段上のムーアとニッキーはハイタッチ)


シオン「ふぅ・・・・」

ボゲラス「まずいな」うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン(と引き続き、ゆっくりと丁寧に階段を転げ落ちていくデービスを見ている)

シオン「え?」


へぇ~しょ、へぇ~しょ(四名の配膳アイルーが、どでかいアイルーの顔面を象ったクリスマスケーキの置き場所をまだ探しているのだろうか、よりによって階段下でうろうろしている)


うんしょ、うんしょ・・(また、その近くでは花火師と思しきメラルー四名が、大砲の玉みたいな花火玉を「運搬スタイル」でよたよたと運びながら、同じく置き場所を探している。やはり、よりによって階段下で)


ボゲラス「ありゃ~坊っちゃんのために注文しておいたケーキですよ」うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン

ヴィルヘルム「え」うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン

シオン「あっちは?」うんしょ、うんしょ

ボゲラス「ありゃ~坊っちゃんを喜ばせようと発注しておいた花火ですよ」

ヴィルヘルム「ってことは・・」うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン


へぇ~しょ、へぇ~しょ、うんしょ、うんしょ
うわぁ~~~ゴロンゴロンゴロン


シオン「ダメ。もう間に合わない」



ボガあああああああん!!
ちゅど~~~~~~ん!!
パッぱぁ~~~~~~ん!!
ボボボボボボボボ!!
ダーーンダーーンダーーン!!

(衝撃により花火玉が炸裂すると同時に色とりどりな花火がモール内の天井近くにあがると、客人達もまた歓声をあげながらこぞって顔を見上げている)



シオン「きれい・・・」どパパパパァ~~~~~~ん!!(大トリと思われるアイルーの顔&メリークリスマスと大陸文字で描かれた花火を見上げながら)


パラパラパラパラパラ・・・・
モワモワモワモワモワ
(火の粉が舞い降りてくるモール内を包み込んでいく白煙)


シオン「・・・・・・・・・」ぼちゃぼちゃ・・ぼちゃぼちゃぼちゃ(木っ端微塵になったケーキの残骸が視界にやたらと飛び散ってくる)

ボゲラス「ちょっと打ち上げる時間は早くなりましたが、お友達と一緒に見れて、良かったですな」ぼちゃぼちゃぼちゃ(そんな彼のスキンヘッドにもケーキの残骸がぺっちょりと)

ヴィルヘルム「まぁな。最高のクリスマスだ」あ~~~ん(大口を開け、飛んできたケーキの残骸を丸呑み)

シオン「かぼちゃで頭を叩かれるよりマシ。ねぇ、おじさま。この袋の中身。今日、バールボーンと取り引きをする人が来るとか聞いてない?」

ボゲラス「今日はそのようなご予定は・・・・ちょっと中身を拝見してもよろしいですかな」どうぞ(と袋を渡す視点主)

むぅ・・・(と、袋の中身を覗いているボゲラスの巨体の向こう側から店に入ってくるムーア&ニッキー)

ムーア「ケホッケホッ。どこで花火ぶちかましてんのよ!!んで、袋は!?って、何、あんた、その顔」ププッ

シオン「鑑定中」あむっ(と、顔についているのであろうケーキを手に取って食べちゃう)

ムーア「シオン。ありがとね。さすが怪盗あんまーんの下僕」にやり(と、Aと書かれたバックルをいじりながら)

シオン「誰がよ。ま、オタカラは期待していたものと違ったけど、成功は成功よね。怪盗あんまーんさん」ふぁっ(自慢気に視点主が髪をかきあげると、ケーキの残骸が飛び散り、ムーアの顔面にかかる)

ムーア「あんたもモンスターハンターの才能があるかも」ねちょり(顔についたそれを左手で取って舐めながら、右手の握り拳を視点主に向かって伸ばしてくる)


こちんハッ(拳をぶつけ合う二人)


ヴィルヘルム「何が入ってんだ?」

ボゲラス「こりゃ~上等なブツですぜ、坊っちゃん」

シオン「ブツ?」

ムーア「なぁ~んだ。がっかり」やれやれ

ヴィルヘルム「全くだ。厄介事は勘弁だな」

ボゲラス「あの少年達を尋問しましょう」ザッザッザッザッ・・(ケーキまみれになりながら倒れているビリー一味とキンババに向かって歩いていく)

ムーア「あ~あ~・・・可哀想に・・キンババの奴、おもらししてなければいいけど・・」

シオン「ねぇ、ブツって何?」(ボゲラスを見ているニッキーに向かって)

ニッキー「ああ・・・薬物かな・・たぶん」ぽりぽり

シオン「こわっ・・・」よいしょっとな・・(ビリー一味とキンババを次々と肩に担いでいくボゲラスを見ながら。その背後では地面に落ちたケーキの残骸をむしゃむしゃと食べているデービスを必死に止めている配膳アイルー達の姿も)

ムーア「ね、外街のクリマスもいいもんでしょ?」にんまりあんまんフェイス♪

シオン「・・ふふっ・・・そうね」あむっ(顔についているケーキを指で取って舐める)






シャンシャンシャンシャン♪
「あたちのモンハン日記」

Anthem of a Dying lights

~Recollection外伝~X'mas SP
怪盗あんまーんと四人のオトモダチ










シオン「それでね、あとからボゲラスさんに聞いた話なんだけど、やっぱりビリー達は、骨董品屋からクエストを請け負ったんだって。報酬目当てね」やれやれ


ミオン「とんだ悪ガキだミャお。取引相手は誰だったミョ?」

シオン「さぁ。たぶん、一連の騒動をどこからか見ていたのね。その後、薬物をどうしたのか、ボゲラスさんはお茶を濁らせていたけど、今、思えば、その取引相手っていうのも、暗黒商会の使い走りだと思うわ」

ミオン「じゃあ、ムーアが目撃したのも同一人物ってことかミャ」

シオン「そうね。きっと、ボゲラスさんは、バールボーン家と暗黒商会とも癒着のある、都内の富豪にでも、オタカラを売ったのよ。揉め事を回避するためにね」やれやれ

ミオン「売り手が変わっただけで、本来の買い手に渡ったってことかミャ。ああ、おそろしいミャオ~」ふぁ~~~あ・・(と、ついでにあくびをする)

シオン「ほら。もう寝ないと。歯を磨いて」

ミオン「うみゅ・・・ムーアは、残念がっていたミャ?」ぐりぐり(ラタンのダブルソファにすっぽりおさまりながらこちらに背を向けて眠っているハロルドの上に飛び移る)

シオン「もちろん。けど、その後、オーロラ学園に、玩具やスポーツ用品、それから「高級なお紅茶の葉っぱ」が匿名で寄付されたんだって」

ミオン「へぇ・・・奇特な人もいるもんだミョ・・」むにゃむにゃ(ハロルドに密着しながら寝ぼけ眼でまるくなる)

シオン「そうね・・・・クリスマスの後、がっかりしていたムーアの話を聞いた骨董品屋のメラルーが気の毒に思って、学園に寄付するよう、店主を促したんじゃないかって、彼女は予想していたけど・・・・それもあの子の人徳よね」ふぅ・・・・

ミオン「・・・・良いネコ・・ミャ・・・」

シオン「うん・・・・だから、ここにある骨董品屋も、なんだか親近感があるのよね・・・・・ニッキーは、「本来なら、それをするのは中の人間の仕事だ」って、皮肉を言っていたけど・・・・素敵な外街のクリスマスだったわ・・・」なでなで(彼女の太ももの上に顎を乗せながら、すっかり眠ってしまっている蒼きガルクの耳を撫でながら)


ZZZZZZZZ・・・・・(同僚の少年と愛オトモ、愛ガルクの寝息が微かに聞こえる静寂な客室内をふと見渡すシオンの目に、龍を象った模様が表現されている黒を基調としたステンドグラスが映り込み、かつての王権と信仰が相即不離の関係であったことが改めて見て取れる)


グッ・・(力強く純白のシーツを握りしめるシオン)


シオン「また一緒にクリスマスを迎えましょう・・・・・キャロルムーア」(ステンドグラスを睨みつけながら)


パタン・・・(ベッドにぐったりと後ろ向きに倒れるシオン)


シオン「・・あ・・・・歯・・磨かなきゃ・・・・・・ま・・・・いっか・・・」



ZZZZZZZZ・・・・・(そのまま白いシーツの上で大の字になって眠りにつくシオンの太ももを枕にしていたジークはおもむろに起き上がり、横に置いてある白い薄手のブランケットを噛んで引き寄せ、それをそっと友人の体にかけてやると、今度は彼女の腕を枕に共に夢の中へ...)




Recollection外伝~X'mas SP/怪盗あんまーんとその一味~/完









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年明け、ストーリーモード本編の再開は1/8(月)0時更新の予定よ
ひとまずその前に、メリークリスマス♪


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