~アヤ北部首都、エル・ディアラ・サンドリア外周エリア....

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(Antique Shop NyaNya堂を向かいのバラックの陰より監視するナルガネコ)



ニャ太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



え~~だら、ほっだらよ、ギャハハハハハハ!!



ニャ太郎「・・・・・・・・・・・」スッ・・(暗闇に同化する)




ゾフィ「いいんだぜ?今から戻って、あの可愛い子ちゃん二人をデートに誘ってもよ」ザッザッザッザッザッ(引き続き姉と同じく、赤いベールで顔を伏せ、赤い民族衣装を着ながら、二人で行商人スタイルの肉まん君を挟んでの登場)


肉まん君「俺だってそうしたい。だが、お前らを街に野放しにする方が心配だ」やれやれ


ユーリィ「・・無事に・・登録・・終わったし・・」

ゾフィ「そうそう!俺達だって出場するんだ!それまで問題は起こさねぇって」しっしっしっしっ


ニャ太郎「・・・・・・・・・・・(双子も決闘裁判に・・・)」


ユーリィ「・・それより・・ルールが・・心配・・」(一同、NyaNya堂の前で立ち止まる)

肉まん君「参加者が増えたからな。ま、相手が暗殺教団だってことには変わりない」

ゾフィ「総当たり戦じゃないってことだろ?んじゃ、パン泥棒とも当たらねぇってか。つまんねぇの」ふぅ~~~(と顔の赤いベールを吹く)

肉まん君「どうかな?勝ち抜いていけば・・・ルール次第だな」ふむ・・

ユーリィ「・・イェル・・ミナ・・とは・・当たるかも・・よ・・?」ちらっ

肉まん君「そうだな」

ゾフィ「シオンとイェル・ミナがやり合う可能性だってあるぜ?」ちらっ

肉まん君「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


じーーーーーーーーーーーっ
(肉まん君の顔を下から覗き込む双子の姉妹)


肉まん君「・・・あのなぁ・・・・・」

ゾフィ「そういや、今の今まで、お前の顔なんて気にしたこともなかったな」じーーー

ユーリィ「・・前髪・・邪魔・・」じーーー

肉まん君「ほら、入るぞ。カーン様に報告だ」ガチャッ(と獣人サイズのちいちゃいドアを開け、二人に入るよう促す)

ゾフィ「腹減った」・・おなじく・・(と、身を屈め、スコスコと中に入っていくシスターズ)

肉まん君「フッ・・まったく・・・・・」


ちらっ・・(それとなくバンガローの周囲を警戒する肉まん君)


肉まん君「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


ガチャ・・・(肉まん君はバンガローの中に入ると、扉を中より閉める)


スッ・・(それを見届けるようにバラックの陰より姿を見せるナルガネコ)


ニャ太郎「・・・・・・・(やはり油断ならぬ男だな・・・・収穫もあったし、今日はこれくらいにしておくか・・・)」


ボワン(白煙と共に一瞬にして消えるナルガネコ)





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






じょじょじょじょじょじょ・・・(光蟲舞う、かつて採掘場として使っていたのであろう下水道の通路の少し盛り上がった端道より下水の水が足に掛からぬよう歩いて行くナジューブを先頭に、ゲルハルト、ラインルト&ミサキが続いていく)

ラインハルト「ロックラックもそうだけど、乾燥地帯でよく水を確保できているね。水源は?」じょじょじょじょじょ


ゲルハルト「ニャ~ニャラ、アニャ、ほんにょ」じょじょじょじょじょ

ラインハルト「ほんにょ・・・北東の山に降った雨が北部の地下水となって、それが首都の水源となっているのか・・・君、ここの出身だったんだね?」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「マミャ・・(昔の話さ)」じょじょじょじょじょ

ナジューブ「あんたら、知り合いなのか?」じょじょじょじょじょ

ラインハルト「ええ。彼と、彼の主に剣術の指導を受けました。今は訳あって、別の組織ですがね」じょじょじょじょじょ

ナジューブ「なんだ?まだ誰かに仕えているのか?」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「ダ~ニャラ、ニャニャ、アニャ、えて、こにょ(奴隷じゃない。友であり、良き理解者だ)」じょじょじょじょじょ

ラインハルト「今の言葉、サムソンさんが聞いたら号泣するでしょう・・・って、彼も来てるのですか?」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「ナニャ(留守番だ)」

ラインハルト「しんがりこそ、一番信頼できる人間に任せるものです。ね?」(背後を続くミサキに微笑みかける)

ゲルハルト「アンダラ、ニョ~ニョ(しかし、臭いのしない下水だな)」じょじょじょじょじょ

ラインハルト「水路に使われている石材に、にが虫エキスが配合されているのでしょう。だから流しておくだけで再利用がきくってわけ」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「みゅうう・・・(どっかで聞いた台詞だな・・)」

ラインハルト「外街の影の英雄である君らのリーダー。僕も共有メンバーの一人♪」こそっ

ゲルハルト「ニャッ!?」

ナジューブ「ほぉ。よくわかったな。そうか。あんたは、ハンターじゃなくて学者だったのか。だから・・」

ラインハルト「細くて白いって言うんだろ」クスクス(と後ろでは肩で笑うキツネ面のミサキの姿が)

ゲルハルト「エ~ニャニャ、えっだら、ニャ~(ところで、今はどのあたりなんだ?)」じょじょじょじょじょ

ナジューブ「ハハッ!さすがのお前も地下では方向感覚がなくなったようだな。この上は宮殿だよ。こっちだ」(下水道のT字路を右に曲がる)

ゲルハルト「ニャんニャ(アリの巣だな)」ててててて(坂道になっている採掘跡のトンネルを上がっていく)

ラインハルト「これなら、さっきの連中も追っては来れないでしょうね」ザッザッザッザッ・・

ナジューブ「そういうこった。それにモラゴの連中は全員、頭が悪い」やれやれ(と坂を上りきると、縦置きの石棺が並んだ広間に出る)

ゲルハルト「ニャーニャて、ほにょ(わかったぜ。ここがお偉いさん達の霊安室だな)」きょろきょろ(広間の三方には他の霊安室に繋がる通路が見え、それぞれの広間にもまた、縦置きの石棺の姿が確認できる)

ラインハルト「拠点は近いのですか?」へぇ~えと・・

ナジューブ「まぁな」ひょっ(縦置きタイプの石棺の前におしりから飛び座る)

ゲルハルト「ミャンミャ、ミ~ヤ(仲間は拠点に隠れているのか?)」

ナジューブ「まぁな。だが、そう簡単には案内しないぜ」

ラインハルト「つれないですね」こそっ

ゲルハルト「アンニャ(そういう奴だ)」やれやれ

ナジューブ「悪く思うな。今、地下は抗争中だからな。先王時代はごちそうにも恵まれたが、現在は宮殿より追われる身。だが、コズンダの野郎も、まさか、てめぇのケツの下に俺達がいるとは夢にも思ってないだろうな」やれやれ

ラインハルト「先王の側近で君達の居場所を知っている人間は?」

ナジューブ「先王にも教えていなかった。コズタン一世は、そういう小さいことを気にしない、豪胆な英雄だった。惨禍の乱が起きる前の話だ。いざとなったとき、コズタン一世を地下に匿うと提言したことがあった。だが、王はこう答えた。「一生地下に逃げ隠れしているわけにもいくまい」ってな」

ゲルハルト「アンダラ、アニャ(それだけお前達を信頼していたというわけか)」

ナジューブ「だからさ。コズンダの粛清のとばっちりから逃れるために、仕方なく、俺達は今、地下に籠もっているんだ。そこにコズンダを支援するモラゴの憤槌が都入りをしてきたことによって、地下の派遣争いを余儀なくされた」

ラインハルト「・・・粛清を受けた使者団のメンバーが君達を頼ってくることも予期していたんですね?」

ナジューブ「そういうこった。俺達は、あくまでもコズタン一世に信義を尽くしていた。薄っぺらい信仰と阿るだけの慇懃無礼な使者団の連中は信用できねぇ。しいて言えば、王以外で信頼できたのは、同じく忠誠を尽くした大宰相と、邪龍教の保守派を束ねる長老だけだ」

ラインハルト「今、彼らは?」

ナジューブ「前者は王妃をクーデターから守るため、共に都を出た。俺達もまた、赤服の追跡者から王妃達が無事に脱出できるよう支援した。後者は、今、おそらく、この上あたりの牢獄に閉じ込められているはずだ」やれやれ

ゲルハルト「アンミャて、こにょ・・(保守派を焙り出すつもりか・・)」ふむ・・

ラインハルト「ナジューブさん。あなたのギルドでの立場は?」


ショッ(ナジューブは懐から黒い龍の装飾が施された短剣を取り出すと、その鋭い刃を向ける)


ナジューブ「エズガダは都の地下に聖域を見つけた。これは先王から頂戴した宝剣だ」フフッ・・

ラインハルト「なるほど。君の旧友はずいぶん出世したようですね」ケッ(とゲルハルト)

ナジューブ「エズガダは少数精鋭だ。対し、クソのモラゴは大量生産だ。そこでだ。お前達の目的を教えろ」ショッショッ(ゲルハルトとラインハルトに向かって交互に刃を向ける)

ラインハルト「ちょうどよかった。僕も君達のクエストが気になっていたんです」

ゲルハルト「ア~ミャてよ(そしたら、あんたからどうぞ)」

ラインハルト「僕ら、神殿の騎士団は東部の援軍でここへ来た。目的はコズンダの抑圧からパパグラーナを守ること。首都へ来たのは、囚われたグランドマスターを助けるためです。すでに僕の仲間が決闘裁判に出場することになっている」

ナジューブ「やっぱりな。グランデギルドは外の連中と繋がっていやがった。先王はそれを承知で、東部を見て見ぬふりをしていたんだ」

ラインハルト「彼らと協定を結び、事実上の支配下に置くことで、パパグラーナの経済と軍事力を支配するためですね?」

ナジューブ「言ったはずだ。コズタン一世は奸雄であり、英雄でもあった。そうすることが、アヤにとって、必要だったからさ。だから動乱を鎮めることに成功したんだ」

ラインハルト「・・・うむ・・・・・・」

ナジューブ「で、友よ。お前はどうして帰省してきた?」

ゲルハルト「ア~ニャニャニャ、ミャ~てよ(こっちもシンプルだ。族長の赤ん坊の救出。グリムリンクス及びシャーマラーン・ハハーン族をここから脱出させる)」

ラインハルト「ほぉ~~~。君達らしい」

ナジューブ「グリムリンクス・・・・耳の尖ったネコを主体とした義賊だったな。どこからともなく現れ、先王時代は、地上で好き勝手やってたみたいだが、特別、先王は相手にしていなかった。だから俺達も手は出さなかったが、先王は、おそらく奴等も取り込もうと思っていたに違いない・・・連中が依頼主か?」

ゲルハルト「ニャニャ。ア~ニャたら、ええちて、こにょ(ああ。族長の赤ん坊の居場所を知っているか?)」

ナジューブ「あいにく管轄外だ。惨禍の乱が起きた後は、ずっと地下で籠城中だ。聞けば、北東の部族は、コズンダにその赤ん坊を人質にとられて、やむを得ず、戦いに参加したらしいな。グリムリンクスの連中もまた、仲間を囚われ、騒擾を起こすよう促されたと・・・」ふむ・・

ゲルハルト「ニャニャ(手伝って欲しい)」

ナジューブ「おいおい。マジで言ってんのか?連中には同情する。だが、助ける義理はねぇ。こっちはこっちで、大変なんだ」やれやれ

ラインハルト「だからって、一生、地下にいるおつもりですか?貴方方が信頼したコズンタ一世ならば、戦う道を選ぶでしょう」

ナジューブ「・・・・チッ・・・てめぇに何がわかる。今すぐ、ここから出て行け」

ゲルハルト「ニャーてよ!?」

ナジューブ「ごちゃごちゃ言うなら、奥にいる仲間を呼んで、追い払ってもいいんだぜ?」ショッ(短剣の刃を向ける)

ゲルハルト「ア~にゃて、えっだら、こにょ(てめぇには失望したぜ、ナジューブ。地上も地下も墓石色に染まった、こんな街に帰ってくるんじゃなかった)」ぽん(ラインハルトを促す)

ナジューブ「お前こそ!!今頃になって、のこのこ帰ってきやがって!!お前に置き去りにされた後、俺がどんな思いをしてきたか、わかるわけねぇよな!?」

ゲルハルト「アンニャ・・ニャニャ・・・(確かに・・外の世界には希望があった・・・それだけだ・・)」ザッザッザッザッ・・

ナジューブ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


ザンッ!!(短剣を石の床に突き刺す)





じょじょじょじょじょじょじょじょ(下水道を引き換えしていくゲルハルトとラインハルト&ミサキ)


ラインハルト「よかったのですか?」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「ニャ~てら、アニャちて、にょにょ(俺達が騒動を起こしているすきに、そっちも目的を達成しようって魂胆か?)」じょじょじょじょじょ

ラインハルト「持ちつ持たれつです。こっち(アヤ)でもあっち(新大陸)でも、一蓮托生でしょ?僕らの関係性って」にんまり

ゲルハルト「エ~ニャて、にょにょちて、ア~ニャ(可能性がないわけじゃない。ナジューブは、俺達がコズンダに密告するかもしれないと分かっていて、逃してくれた。それは俺達を信頼しているからだ)」

ラインハルト「・・・見逃してくれた理由・・・・・まさか、モラゴの憤槌を彼らに代わって!?」

ゲルハルト「ア~ニャテラ、えったら、こにょちて、にょにょ、ア~ニャチテ、えったら、こにょ(決闘裁判中にコズンダが敵対勢力をふるいにかけようというのなら、こっちもその間にクエストを実行する。コズンダは敵対勢力の計画も承知で、それをおさえる自信があるのだろう。ならばその想像を上回る計画でコズンダを出し抜けばいい)」

ラインハルト「・・・凍土も来ていますよ。彼らは南部についた。オクサーヌ・ヴァレノフも・・おそらく」

ゲルハルト「・・・エ~ニャニャニャにて、アニャよ(デカダンスの守護女神が、なぜバステトを通して、俺達に記憶を見せたのか・・・・知ってるか?監獄エリアの看守の一人は、あのゲンス・ゴンスなんだぜ?)」

ラインハルト「だからか・・彼の部下も一緒でした。道理で見たことがあったわけだ・・。それから、どういうわけか、シオン・プラウズもここへ来ていますよ」

ゲルハルト「ア~ニャ、にょにょ(知ってるよ。投獄されている、うちのバカの代理人になったそうだ)」

ラインハルト「バカ?」

ゲルハルト「ローニャー、にょにょ(あんたの娘が兄貴と慕っているバカだよ)」やれやれ

ラインハルト「ええ!?カーブー君が牢獄に!?」

ゲルハルト「シオ~ニャ、にょにょちて、えて(シオン・プラウズの動機を知っているか?)」

ラインハルト「ロックラックで彼女に会いました。そして、砦でも。彼女と一緒に行動を共にしているメンバーもここへ来ているはずです。心当たり、あります?」じょじょじょじょじょ

ゲルハルト「ア~ニャてねぇ・・アニャラ、えったら、こにょ(仲間ねぇ・・・さぁ・・・だが、目的がなければ、こんな大陸へ来るわけがない)」やれやれ

ラインハルト「我々はマーケットエリア近くの宿屋にいます。何かあれば連絡を」

ゲルハルト「エ~ニャニャ、ア~ニャよ(接触はなるべく避けよう。作戦はおいおい知らせる)」

ラインハルト「・・・・彼女は?この大陸に宿敵がいるそうですが・・」

ゲルハルト「・・・・・・ウ~ニャニャ、アニャ・・・えっだら、ニャニャちて、ほにょ(UBUには休息が必要だ・・・これがあいつの導きなら、俺達は戦うまでだ)」

ラインハルト「・・・・・・ロージー・・・・」ぼそっ・・

ゲルハルト「ハ~ニャてよ(決闘裁判が楽しみだ)」やれやれ


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第130話 「デュアー。素敵な朝ね」

5/11(木)0時更新予定

今日のおまけのコーナーも私、ラインハルトがお送りしますよ~♪
作者の最近の狩猟に関する悩みは、防具錬成で同じ防具のパーツを
2つ以上、作ったりしているんだけど、結局、それも
次のアップデートでまた仕様が変わるのだろうから、
今そんなに躍起になってやる必要はなかろうに・・
と思っていることなんだそうです
それでもやっちゃうのもまたハンター!
いいですよ!作者!そのまま無駄遣いしないさい!
というわけで!!
次回も見よう!!読も見よう!!


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