~ユクモ村、村長宅....

カポぉ~~~~~~~ん・・・
(古民家チックなお屋敷内、よく整った庭園と繋がる広々としたテヤテヤ木床の和室の上座に正座をしている村長さんと並んで同じく慎ましく正座をしている水色のメデュレトネコの対面であぐらをかきながら何やら話し込んでいる黒猫の姿が。いつもどおり庭園に繋がる縁側の端では「肩にインコを乗せた」ナルガ装備の「御庭番」が壁を背もたれに中の会話を聞いている様子である)




村長「それではまだUBUちゃんは・・・」



フランソワ「心苦しいですわね・・」


BBB「ああ・・・だが、兆しは確かにある。それを確かめるために霊峰へ向かう」カポぉ~~~~ん・・


フランソワ「丞相様は今どこに?」

BBB「村の近くで仲間と一緒に待機させている。ロージーも連れてきたかったんだが、あいつは嘘が下手だろ?一緒に顔だけでも見せてやりたかったんだがな・・・すまない」へこり

村長「お気遣いなく。彼女は村にとってかけがえのない存在。例え、どんな過去があろうとも。それはみんな同じ」にこり

BBB「やるだけやってみる。先のことは考えず、今できることに全力を尽くすつもりだ」

フランソワ「BBBさんが本来の姿に戻られてホッとしています。あなたのことも、みんな心配していたんですよ?」ほほほほ(と村長)

BBB「いやぁ・・ほんと、すまねぇ」ぽりぽり

村長「お元気になられてなにより。早々に申し訳ないのですが・・」スッ・・(懐から書状を取り出し、それを手渡す)

BBB「なんだい?改まって。留守中の税金を支払えってか?・・・って、サムソンからか・・・なになに・・・」

フランソワ「驚くことばかりですわ」ふぅ~~~

BBB「・・・・盗見泥吉・・・・・・・鉄平達がアヤに・・!?」

村長「それだけでは、ありませんの」ふぅ~~~

BBB「・・・カーブーも別行動でアヤに・・・・・何やってんだ!!あいつら!!」バサバサバサバサ(中庭で佇んでいた小鳥達が一斉に飛んでいく)



六本木「ソリャ~オコルニキマッテル」


BBB「やっぱり戻ってきて正解だった。ありがとよ、村長さん。そして改めて、すまねえ。心細いよな。また、いつ村に脅威が訪れるか不安だろう」へこり

村長「お心遣い感謝いたします。村周辺の警備は問題ないとサムソン様が」にこ

フランソワ「川村様が夢幻如来衆を説得したようです」

BBB「うーーん・・・・・純平やボニーは?」

フランソワ「SBIの捜査に同行していると当局の長官から通達を受けました。彼らもまた、アヤに向かったそうです」

BBB「ちょっと待て。アヤに何があるってんだ?」

フランソワ「邪龍教の巣窟。そしておそらくは、我らの怨敵もまた」

BBB「・・・・マモーナス・・・!!」グググググ・・・!!

フランソワ「サムソン様やバステト様もまた、お父上と共に同行したかったのです。霊峰に留まっておられるのは、その鬱屈した心情を少しでも晴らすためかもしれません・・」

BBB「ニャ太郎も出撃したのか?」

フランソワ「え・・ええ・・・・」

BBB「大丈夫か?フランソワ」

フランソワ「・・・問題ありません。私は皆を信頼しています」にこっ

BBB「・・・ったく・・しょうがねぇ野郎ばかりだが・・・・UBUが戻りたがってた理由はそれもあるのか・・・・あいつが心配だ。もう戻るとするよ」スッ・・

村長「わざわざ、お戻りいただき、ありがとうございます」へこり

BBB「いや。おトキさんと吾郎さんがUBUの着替えを持っていきたいっていうからさ。ほら、俺にはそういったオトモらしい気遣いはできないだろ?服装だけでもユクモらしいものに着替えさせるよ」ふふ(とフランソワと村長さん)

フランソワ「あなたもですわ」ふふ

BBB「ん・・・・・」きょろきょろ・・(黒猫は武具を身に付けていない自分の格好に改めて気づく)

村長「次は、いつもの勇ましい姿でお戻りくださいませ」にこっ

BBB「・・・・ありがとう。二人とも」ぽりぽり


てってってってってってっ・・・
(そのまま御庭番が待つ縁側へ向かう黒猫)


BBB「よぉ、六本木。お互い苦労が絶えねぇな」(御庭番の肩に乗っているインコに向かって)

六本木「ココハマカセテ、ハヨォイケ、ビーヨ」

BBB「ああ。宗光も・・頼んだぜ」ぽん(ナルガ装備な御庭番の太ももにタッチすると彼は俯いたまま黒猫の姿は見ず、二本指を立てて返事をしてくる)


じーーーーーーーーーーーー
(ひとんちの立派な垣根の向こう側より光る双眼鏡の目)


BBB「こらぁ!!がめ子!!少しは兄ちゃんを見習って大人しくしてろぉ~!!」


ひゃああああああああ
(垣根の向こう側より慌てて逃げる幼女の甲高い声が)


BBB「ったく・・・」(それとなく空を見上げる)



ふおおおおおおおおん!!
(突如、天空より煌めいた大気のオーラが降り注ぎ、中庭を包み込んでいく)



BBB「なんだ!?」キラキラキラキラ・・・(煌めきに包まれる彼の隣では六本木と共に空を見上げている御庭番の姿も)

村長「あなたのいう通り、兆しはあります」とっとっとっとっ・・・

BBB「・・・・・・この感覚は・・・」キラキラキラキラ・・・・

村長「早くUBUちゃんのもとに。お導きは、すぐそこまで来ていますわ」にこっ





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






~UBU宅前....
$あたちのモンハン日記
ごにょごにょごにょごにょ・・・
(何やらひとんちの陰で「マグマネコを纏った幼女(出ている下半身は赤いスカートに白いソックス+ローファー)」が「子供用アシラシリーズを装着した少女」に耳打ちをしている)


がめちゃん「ごにょごにょごにょごにょ」

すあま「謎や・・ミステリーや・・・」(まだ矯正中の歯をちらりと光らせながら)

がめちゃん「・・・・・・・・・・」うんうん

すあま「なんで黒猫のおっちゃん達だけ戻ってきたんや・・・」むぅ~~

がめちゃん「・・・・・・・・・・・」ひょっひょっ(ヴォルなヒレのお手でUBUの家を指差す)

すあま「ああ、まだ中におる。窓がびっちり閉まっとるさかい、なんも聞こえへんわ・・」むぅ~~~

がめちゃん「・・・・・・・・・・・」(今度は何やら手持ちの双眼鏡で青空を見上げている)

すあま「またUFOか?」ふるふる(激しく首を横に振って否定するマグマネコな幼女)


キラキラキラキラキラキラキラキラ
(見上げる青空とおひさまに煌めくフィルターがかかっている)


すあま「なんや・・・・」

がめちゃん「!?」(双眼鏡を覗きながら何かを発見したように驚愕する)

すあま「どないしたんや?」イ~~ッ!イ~~ッ!(と双眼鏡を覗いてみろと催促してくるがめちゃん)

がぱっ(少しすあまより背丈の低いがめちゃんは背伸びをしながら無理やり、双眼鏡をすあまの両目に被せる)

すあま「なによ・・・・・なんも見えへんよ?」バッ(それを聞くと奪うように双眼鏡を取り戻し、再び上空を覗き込むがめちゃん)

がめちゃん「!?!?」きょろきょろ(顔を見上げたまま双眼鏡を覗きながら「そんな馬鹿な!?」とお空を何度も確認している)

すあま「UFOなんて今はどうでもええ。問題は中や」むぅ~~~(と、ひとんちの壁に耳をあてる)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(主不在の家の中、整理整頓された部屋の中で抱き合うトンコとおトキ。それを横目に淡々とユクモノドウギをたたんでいる吾郎の姿も....)


トンコ「ううう・・・かわいしょうなUBUにゃん・・・・」しくしく・・


おトキ「大丈夫。みんなの気持ちは間違いなくお嬢様に届いているわ。だから泣かないで」スッ・・(トンコの涙を拭ってあげる)


吾郎「そうさ。戻ってきたのだって、お嬢さんの意志なんだ。必ず・・必ず元通りになるさ」ぽん(立ち上がり、トンコの頭を撫でてあげる)

トンコ「うぐっ・・うぐっ・・・信じるニャ・・。だって今のあたちにはしょれしかできないから・・」んぐっんぐっ

おトキ「そんなことないわ。ここへ戻って来れたのもお嬢様のお導きがあればこそ。またあなたに会えて私達も嬉しいわ。さぁ」ちょんちょん(ハンケチでトンコの涙を拭いてあげる)

トンコ「うぐっ・・・・あたちもだニャ。今日はニャんだが気分が優れなくて学校をお休みしたんだけど、二人に会ったらニャんだか元気になったニャ」グッ(力強く涙を自分で拭いながら)

おトキ「それでお部屋のお掃除をしていたのね?」きょろきょろ(よく整理された部屋の中を吾郎と共に見渡す)

吾郎「トンコちゃんはユクモのおトキだな」うふふふ(と笑うおトキさん。トンコはちょっと照れながら下を向いている)

トンコ「チェルシーは元気かニャ?おもらち、ちてニャいか?」

おトキ「ええ。ロージーちゃん達と一緒に頑張っているわ。それとね、ロックラックでお嬢様のお友達にも会えたの」

トンコ「オトモダチ?」

吾郎「悪友さ」ふふ

おトキ「ところでトンコちゃん。お嬢様が大切にしているものってないかしら?」

トンコ「あんまんニャ」

吾郎「ハハッ。出来れば、食い物じゃない方がいいな」なでなで

トンコ「どうしてニャ?」

吾郎「どんな小さなことでも試せることは何でもやってみる。何がきっかけで良くなるか分からないからな」にこっ

トンコ「うう・・・バレたらUBUにゃんに絶対怒られるけど・・・」ごそっ(宝箱の中に頭から突っ込んでいっちゃう)

吾郎&おトキ「??」がさりごそり(宝箱から細い両猫足だけ見せながら中を漁っているトンコを見つめながら)

トンコ「これニャ」バッ(宝箱の中から上半身を抜いたトンコの右手には人間の手のひらサイズほどの小さな木箱が握られている)

吾郎「これは?」

トンコ「大事なものが入っているから、絶対に開けるニャって、UBUにゃんは言っていたニャ。だからいたずらされないように宝箱の奥にしまっておいたんだニャ」スッ(二人に小さな箱を手渡す)

おトキ「・・・・ありがとう。持っていってみるわ」スッ・・(木箱を丁寧に懐にしまう)

トンコ「大剣は持っていくニャ?」(宝箱の横に立て掛けてある煌黒大剣を見ながら)

吾郎「そうだな。だが、あっしらが、お嬢さんの大剣を運んでいるところを村の皆さんに目撃されるのは良くねぇ」

トンコ「余計な心配をさせちゃうからニャ?」

おトキ「ええ。人目につかないように、なにかで包まないといけないわね・・」きょろきょろ

トンコ「毛布を使うニャ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(きちんと整ったベッドの毛布を見つめる一同)


おトキ「使っていないの?」

トンコ「ニャ・・・・だって、このベッドはUBUにゃんのだから・・・」(再び猫目に涙が浮かび上がると、そっとおトキは彼女の手を握ってあげる)

吾郎「そしたらよ、毛布をお借りして、大剣を包んでいこう。逆に目立っちまうが、お嬢さんが寒がらなくて済む」にこっ

トンコ「だニャ。しょしたらどうじょ」ぐいっ(強引に毛布を引っ張る)


ずるっ・・・バサッ・・(同時にベッドのマットレスとなっている布団も少しだけずれ、床板の間から小さな水色和柄な手帳が落ちてくる)


トンコ「ありゃ・・ニャにかちら・・」スッ・・(手に取った手帳の表紙には以下のタイトルが大陸文字で書かれていた)




「あたちのモンハン日記」




吾郎「これは・・・」

トンコ「きっとUBUにゃんの狩猟日記だニャ・・・」じわっ・・・

おトキ「ええ・・・・恥ずかしがり屋のお嬢様らしいこと」

トンコ「これは勝手に読んじゃ駄目ニャ」

吾郎「怒られちまうからな」

トンコ「違うニャ・・・」

吾郎「ん?」

トンコ「今、ここで・・・・UBUにゃんが大切にしている思い出が記されている「あったかい日記」を開いてしまったら・・・・・あたちはきっと心が壊れてしまうニャ・・・」つぅ・・・(自然と涙がこぼれ落ちる。そんな彼女の肩に手を置く吾郎)

おトキ「そうね・・・これはお嬢様のみが知る大事な記録・・・・しまっておきましょう」

トンコ「ダメニャ。おトキさん。これを持っていってニャ」スッ・・

おトキ「え・・・・」

吾郎「あっしもそう思う。これをお嬢さんに渡そう」(横でうなずくトンコ)

おトキ「分かったわ。でも、ロージーちゃんには見つからないようにしないとね」フフッ


コンコンハッ


トンコ「誰ニャ?」(訝しげな顔で)

BBB「入るぞ」がちゃり・・

トンコ「村長さんとお話は終わったニャ?」

BBB「ああ。急いでUBUのもとに戻ろう」ザッザッザッ(部屋の中に入っていくる)

おトキ「なにか問題でも?」

BBB「村長命令だ。彼女の勘が正しければ、UBUが霊峰に行けと導いた理由は確かにあるようだ・・・それは?」(おトキが大切に胸に抱えている手帳を見ながら)

おトキ「お嬢様の日記です。読んではいません。お嬢様に渡します」スッ・・(それを懐にしまう)

BBB「そうしてやってくれ。大剣は俺が持っていく」(急いで大剣を手際よく毛布で包むトンコ)

吾郎「着替えはこれでいいかな?」(畳まれたユクモノシリーズを見せながら)

BBB「ああ。カサはいらねぇ。あいつは被らない派だ」ゴイン(毛布に包まれた身の丈より大きい大剣を軽々肩に担ぐ)

トンコ「あの服はいいニャ?」

吾郎「ああ・・お前がほら、ポッケ村から持ってきた服だよ。ロックラックに行く際、荷物になるからって、トンコちゃんに預けたろ?」

おトキ「思い出して良かった。ありがとう、トンコちゃん」

トンコ「大事に包んでおいたニャ」がさりごそり(棚より風呂敷に包まれたものを取り出し、それをおトキに手渡す)

BBB「俺の防具もあるか?」がばっ(宝箱に「頭から」突っ込んで中を漁るトンコ)

トンコ「いつ戻ってきてもいいように磨いておいたニャ」ほれ(と、同じくヘルムが包まれているのだろう「こんもりとした風呂敷」を手渡す)

BBB「サンキュー。それじゃあ、出発しようぜ。行ってくるぞ!!」ガンッ!!(壁をおもいきり叩く)


ひゃああああああああ
(壁の向こう側より幼女と少女の叫び声が)


BBB「ったく・・・」ガチャ・・

キンババ「うわぁああああああアセアセ」(ドアを開けたら風呂上がりのツヤツヤ肌な彼のドアっぷが)

BBB「ナイスタイミングだ。すぐに出発するぞ」たしっ(大剣を左肩に担ぎながら、よろけた彼に右手を差し出し支えてやる)

ヴィルヘルム「へぇ~~。ムーアのやつ、珍しい得物を使ってるな」(こちらもお肌つやつや&モシャモシャロング髭もさっらさらになっている。そして胸にはたくさんの小袋(温泉の素)を抱えている)

BBB「中に入ってる武器の性能を見たらぶっ飛ぶぞ」やれやれ

トンコ「キンババとヴィルヘルム・・・おっきくなったニャ」(目をまんまるに。対し微笑む二人)

BBB「親睦会はまた今度だ。じゃ、行ってくるぞ、トンコ」

トンコ「すぐに戻ってくるニャ?」

BBB「まだ予定は分からねぇがな。サムソンからの手紙を読んだ。不安だと思うが留守中を頼んだぞ」

トンコ「うにゅ。あたちハウスはあたちに任せるニャ。みんな気をつけてニャ」

キンババ「ねぇ、BBBさん。あの子達は?」


じーーーーーーーーーー
(足湯の陰からこちらを見ているすあまとがめちゃん)


トンコ「みんな心配なんだニャ」やれやれ

BBB「な、いいところだろ?ユクモは」ハハッ!(痛快に笑うヴィルヘルム)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第118話 「きたんです。皆様をお迎えに」

3/30(木)0時更新予定

どうもニャ トンコだニャ
昔はよく、あたちがこのおまけのおコーナーを担当していたけど、
今はたくさんのオトモダチが登場しているから、すっかり出番が減ったニャ
けど、狩猟日記の方でも隠密隊として、リカやザンコと一緒に張り切っているニャ♪
隠密隊のドタバタ劇もゲーム内で見れたらいいのにニャ
もっと追加コンテンツがほしいところだニャ
ニャんて愚痴はさておき
次回も見よう!!読も見ようニャ!!


■あたちのモンハン日記てなぁに?

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