~アヤ東部、パパグラーナ....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(石造りのグレーで簡素な居住エリアをトコトコと見回しながら進んでいく、どこかエレガントな印象を放つズワロネコ)
純平「・・・・・・・・(すっかり日が暮れてしまったが・・それに従い、市街地から人の姿も消えた・・・)」
ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・
(街並みの向こう側より喧騒が)
純平「ということは、あっちがマーケットエリアだな」
??「ちょっと。そこのあんた」
純平「・・・・・・・・・・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(イソネXネコの格好をした路上占い師ならぬ占いネコが、ゴザの上であぐらをかきながら手招きしている)
占いネコ「5zでみてやるニャ。安いもんニャろ?」ほれほれ
純平「・・・・・・・・・(ネコスーツがこっちの大陸でも通用するか、みてやるか)」
占いネコ「どうしたんじゃニャ?」ほれほれ
純平「地図が欲しい」
占いネコ「なんだい、あんた?ズワロマンのサポートしとる「オトモズワロ」じゃろ?市場の場所もわからんてかニャ。わかった。新人だニャ?」
純平「ああ・・。赴任したばかりでね・・(そういうのを占いで当てるのが仕事だろうに)」
占いネコ「どこ出身だニャ?」
純平「あ~~~・・・・・(だから・・・っと、彼らは完全島国の民だった・・警戒心が強い)」
占いネコ「ふぅ~~ん。訳ありかい。その流暢な喋り方からみると、おおかた、首都から逃げてきたんじゃろうてニャ。拾ってくれたギルドに感謝だニャ」
純平「ああ、まったく。噂以上に素敵な街だ(危ない危ない・・・どうやら、この格好(ズワロ)のネコはギルドのメンバーらしいな・・)」
占いネコ「アヤ有数の観光都市であり交易都市さニャ。だが今は・・」ちら・・
ザッザッザッザッザッ・・・・
(赤いフード付きコートを纏った警備兵らしき男が街を見回っている)
純平「・・・・・(邪龍教のものとはまた違うな・・・)」
占いネコ「奴らが来てから、商売もあがったりじゃニャ。早く出ていってほしいもんだニャ」やれやれ
純平「・・いつ頃になるかねぇ・・(なんて軽く同調してみたり・・)」
占いネコ「そりゃあんたらの方が詳しいじゃニャ~て。グランドマスターも連れて行かれちまったっていうじゃニャいか。フェデリコやチチョに頼んで、早く追っ払っておくれ」
純平「まだまだ下っ端なもんでね。期待しないで」ちゃりっ(小銭を握らせる)
占いネコ「地図なら中央の市場に行くんじゃニャ。しっかり勉強して、交易に貢献するニャ」
純平「ありがとう。行ってみるよ」
ちら・・・(それとなく街の東西、方角を確認する為、周囲を見渡すズワロ純平。来た道が街の外側であることを確認しながら中央の位置を把握すると、先程の喧騒もまた、そちら側から聞こえてくるのが確認できる)
純平「市場ね。それじゃ」
てってってってってってっ・・(足早にその場を去るズワロ純平。定食屋を出たサラリーマンみたいにズワロネコマントの襟を立てながら)
純平「ふぅ~~~~(ま、俺の「中身」を見抜けないようじゃ、大した占い師じゃないな)」
ガヤガヤガヤガヤガヤ
(居住エリアの向こう側より、活気あふれる喧騒が)
純平「・・・・・・・(OK。目的地に到達。情報収集といくか・・)」
??「おい」
純平「・・・・・・(なんだよ・・今度は・・)」おそるおそる・・
ズワロマン「お前か?新人ってのは。占いアイルーに聞いて、追いかけてきたんだ」(ズワロシリーズを身に纏った茶髪茶ヒゲの人の良さそうなズワロマン)
純平「・・・・・・(あんのえせ占い師め・・)」
ズワロマン「新人が来るなんて聞いてないな・・・状況が状況だしな・・」
純平「・・・・・・(どうする・・ダメ元でかましてみるか・・?)」
??「どうした?」(通りすがりな太っちょサイド白髪の短髪&カイゼルタイプのヒゲ、服装はオーバーサイズな白いロングチュニックの上から腰にベルト(金の魚型バックルは黄金魚か?)&シンプルブラウンな膝下丈のハーフパンツを装着したおじさん商人)
ズワロマン「ああ、チチョさん」
純平「「・・・・・(チチョ・・・さっき、えせ占い師が口にしていたギルドのメンバーか・・)」
チチョ・シャンティ「もうすぐ集会じゃないのか?」
ズワロマン「ええ。集会所に行こうとしたんですけど・・・」ちら(と純平を見下ろす)
純平「・・・・・(ギルドのメンバーなら情勢にも精通しているはず・・・一か八かだ・・)」そっ(チチョに近づく)
チチョ・シャンティ「??」
純平「新大陸から来た。あんたと話がしたい」こそっ
チチョ・シャンティ「!!」
ズワロマン「??」
チチョ・シャンティ「ごほん・・。この方は私の客人だ。さ、集会所に行きなさい」
ズワロマン「そうでしたか。では」(状況をそれとなく悟ると、一礼をしてその場を去っていく)
純平「ふぅ~~・・・・なんともやりにくい状況のようだな」
チチョ・シャンティ「ああ。どうして私を?」
純平「ギルドの重鎮だろ?」
チチョ・シャンティ「ふふん♪では、あんたが外のネコだという証拠は?」
純平「ユクモクルセイダーズ。これが証拠の「携帯あんまん」だ」ごそっ(ぺしゃんこに潰れた主特製のあんまんを差し出す)
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
~アヤ北東部、スパーンスコーン山脈麓、シャーマラーン・ハハーン族集落....
ホワホワホワホワホワ・・・
(森に囲まれた盆地エリア、所々に外壁が泥で塗り固めてあるタンカラー(淡い茶色)な日干し煉瓦造りの小型建造物(屋根がまあるいタイプやツボのような形も)がちらほら確認できる集落内、ふてぶてしく寝ている迅竜と箱座りしている銀火竜&泡狐竜の監視を受けながら、焚き火を中心に地べたにあぐらをかいて食事に夢中になっている赤衣のギルドナイトと、切り株タイプの椅子に座っている緑衣の「まだちいちゃいギルドナイト」。そんな彼らを見つめる現地の奇面族や王妃様らの姿も)
レオ「うめぇうめぇうめぇ!!」ガツガツガツガツ!!ゴキュゴキュゴキュゴキュ!!(笹の皿の上のガッツチャーハンを吸い込むように平らげると、すかさず陶器のウォーターポットごとお水をガブ飲みスタイル)
ウル「ぱぁ~~~~~っ♪お腹いっぱいだっチャ」ぽんぽん(ぽっこり膨れたポンを叩きながら)
ママガジャブー「□○」ほれほれ(ウルに寄り添いながら独特なツボみたいな形状をした素焼きの湯呑を差し出し、飲め飲めと催促しているモコモコヘアーなガジャブー奥さん)
グレンジャガー「よせよ、奥さん。こいつらは敵だ。歓迎するにもほどがある」
ママガジャブー「◎!!」いっ~~!!ビシャ(熱々の茶を迅竜の顔面に向かって)
グレンジャガー「あちぃ」(火に弱め)
ママガジャブー「△□○~♪」よしよし(いい子にしながらお茶を飲んでいるウルを抱きしめる)
一也「まるで我が子のような可愛がりっぷりだニャ」
ジャブ吉「□○」
ウル「ウルちゃまのことを可愛いと言ってくれているっチャ♪」よしよし(とママガジャブーにそのきれいな黒毛と濃緑が混じったドレッドロックスを撫でられながら)
ママガジャブー「◎?」(ウルが頭につけている「おかしげな面」を指さしながら)
ウル「◎」
ママガジャブー「◎♪」きゃっきゃっ♪
マクシミリア「言葉が理解できるのか?」
レオ「妹は奇面族に育てられたんだ。だから彼らもまた、馴染み深いものを感じるんだろう。すいません!!おかわりください!!」
レディガジャブー「△△♪」てててててて(メロメロになった女子ガジャブー達(頭にハイビスカスのような花びらをつけていたり、おしゃれきめこんだ)がこぞってツボタイプのおうちに入っていく)
グレンジャガー「ハンッ。こんな金髪野郎のどこがいいんだか」
ひょっ!!ひょっ!!
(ツボタイプの小窓から包丁(毒付与)が何本も回転しながらすっ飛んでくる)
グレンジャガー「いてぇ!!」ブスッブスッ!!ブクブクブクブクブク(包丁が何本も迅竜の頭に刺さると同時に毒状態になっていく)
スカルリーナ「まぁ、大変」(毒状態の迅竜を看病しに行く心優しい王妃様)
エムセス・ガリタン「さて・・。話もできるようになったようだし、事情を聞かせてもらおうか」(あぐらをかいたまま、いつでも腰に装着している鞘を抜ける位置に動かしながら)
レオ「まずは介抱してくれたことに感謝する。ありがとうございました」へこり(隣のウルも座ったまま頭を下げる)
ふむ・・・(と、顔を見合わせるクルセイダーズオトモチームと大宰相)
一也「礼はトド美に言うんだニャ」
トド美「くかぁ~~~~・・・・・」ZZZZ・・・(泡狐竜のフワフワな紫毛に包まれながら、ぐっすり寝ているトドン系女子)
レオ「そうか・・あの子が見つけてくれたのか・・・」
ニャーク「特徴から見て、レオゲルク・シュナイダーとウルだな?」
ウル「んバ?ワガハイ達のことを知っているっチャ?」
ニャーク「お前たち二人のことは、俺の主と仲間の黒角竜から聞いている」
レオ「・・・カーブー君か」
ウル「アモンは元気っチャ?」
サンダーソニック「お前たちとの騒動で受けた傷も癒え、角も無事に生え変わった。水没林での戦いにも参加した」
ウル「そうだっチャか・・・・よかったっチャ・・・」
レオ「彼女は新しい仲間かい?」
ウズメ「同行させてもらっているだけです。私は・・」(言葉を遮るように迅竜が起き上がる)
グレンジャガー「てめぇらがシュナイダー兄妹か。お前らが姫姉にしたことは忘れちゃいねぇ。ここで決着つけようぜ」フォルンフォルン(尾棘を持つ尻尾を回転させる)
レオ「その口ぶりだと、彼女はここへは来ていないようだな」(顔を背ける迅竜)
ウル「レオ、よすっチャ。本当にウルちゃま達を殺すつもりなら、気絶している間にできたっチャ」
レオ「ああ。助けられたことには違いない。俺らは、とある任務でここへ来た・・来る予定だった。まさかこんな形で到着するとは思っていなかったが」
マクシミリア「任務とは?」
レオ「すまない。それを教えることはできない」△□○~♪(と、メロメロになったガジャブー女子達が笹の皿に乗ったごちそうを彼の前に置く)
グレンジャガー「ハンッ。どうせ良からぬ作戦だろ?」(王妃に頭に突き刺さった包丁を抜いてもらい、毒効果もおさまる)
ママガジャブー「◎!!」いっ~~!!ビシャひょっ(湯呑の中の熱々の湯、そして包丁(毒付与)を迅竜の顔面に向かって)
グレンジャガー「あちぃ!!いてぇ!!」バシャッ!!ブスッ!!ブクブクブクブクブク(顔面に湯、包丁を浴びせられ、またしても毒効果になる。すかさず王妃が看病してやる)
レオ「そちらの高貴な御方とこちらの賢者は、どなたかな?」
一也「おっと。それとニャく質問しても答えニャいぞ」
マクシミリア「そちらが答えないのならば、こちらも答える義理はない」
レオ「そうか・・そうだな」あむり・・(おにぎりをかじる)
グレンジャガー「飯ばっかり食いやがって。気に入らねぇ」(王妃に包丁を抜いてもらいながら)
ママガジャブー「◎!!」いっ~~!!ビシャひょっ
グレンジャガー「あちぃ!!いてぇ!!」バシャッ!!ブスッ!!ブクブクブクブクブク(顔面に湯、包丁を浴びせられ、三度、毒効果になる。すかさず王妃が看病してやる)
エムセス・ガリタン「貴殿らが敵対関係にあるのは分かった。だが、現在の状況を考えると、ここで争っている場合ではない。それはこのシャーマラーン・ハハーン族も望むところではないだろう」
一也「・・・・・・・・・・・・・・・・・」よしよし(と、ウルをいい子いい子しているママガジャブーを見つめながら)
ウル「ここの部族は、族長がいないっチャ?」
ママガジャブー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」しょんげり・・
マクシミリア「彼らの族長、それから村の男達は、今、いない」
レオ「なにか問題があったのか?」
マクシミリア「交渉次第だ。そっちの目的を教えれば、現状を教えてやる。それから姫君に対する無礼を認めるのならばな」
レオ「むぅ・・やるねぇ・・・さすがはあのお嬢さんのオトモだ」んだバ(と頷くウル)
トド美「う~~~~~ん・・・・・」
ウズメ「あら。起こしちゃった?」
トド美「・・また夢を見た・・・・蒼い髪の・・ちょっと口が悪い女の子の狩人と一緒に・・・彼女をあたしの背中に乗せて・・・火山地帯を駆け回っていたの・・・・」むにゃむにゃ・・
一也「・・・・その狩人の名前を知っているニャ?」
トド美「わからない・・・夢の中では、何度もその子の名前を呼んでいるの・・・・けど・・起きたら・・・全部・・忘れちゃう・・・・だから・・・・夢を見たいの・・・・・また・・・・・あの子に逢えるから・・・・・・・・・」ZZZZZ・・・・
一也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レオ「さぁ・・・長居は無用だ。行こうか」
スカルリーナ「ちょっとお待ちを」
レオ「ん・・・」
スカルリーナ「見ず知らずの貴方方を匿い、そして温かい食事を提供した彼ら、シャーマラーン・ハハーン族の皆様方に恩返しをするのが道義的責任というもの」
レオ「むぅ・・・・」
スカルリーナ「見たところ、貴方方もまた、優秀な狩人であるご様子。そこで提案なのですが、しばらくここに留まり、男手が少ない、この集落のお手伝いをすることで返礼するというのは?」
グレンジャガー「おい!王妃様!!なんてことを!!」
レオ「王妃様・・・?」
グレンジャガー「・・・・・・・・・・・・・・・」ペシッ(とぼけるも、隣の銀火竜の翼によって頭を軽く頭を叩かれる)
スカルリーナ「どうでしょう?」
ウル「借りたものは返せ。いつもレオはそう言っているっチャ」
一也「こっちはいつもお前達に貸しばかりだニャ」ふんっ
レオ「う~~~~~む・・・こうも善意に問いかけられるとはねぇ・・・・」◎~~♪(と、留まるよう催促するガジャブー女子達に囲まれながら)
スカルリーナ「それぞれの目的に適した、このアヤにおける共通理解を探すのです。貴方方が悪人でないのならば、きっと糸口は見つかるはず。そしてその答えが、アヤを救う手引きにもなるでしょう」にこっ
To Be Continued
みんなの激アツ一票でしっかり応援してくれよな!
次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第74話 「ネコにヴィーガンがいてもいい時代だろ?」
10/20(木)0時更新予定
サンブレイクの話なんだが、作者はもっと俺たち用の武具を「増量」してほしいと言っているんだ。
やっぱり第一希望はセルタスネコのようだ。ドリルもセットでDLCで出た日には即買いだろうな。
■あたちのモンハン日記てなぁに?
■あたモン目次録