~ユクモ村....

ほわほわほわほわ・・・・



がめちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・」ほわほわほわ・・・(湯けむり漂う中、岩陰に身を伏せながら何やら監視を続けている)




はぁ~~~~~~~~~・・・・
(農場へと繋がる階段で項垂れるネコ二人)


がめちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・」ちら・・



ちゅんちゅん・・ちゅちゅんちゅん・・
(長閑な「あたちの農場」の奥に見える御神木の下では「ザ・ピクニックスタイル」で芝生に敷いた「ござ」に座りながら優雅にティータイムを楽しんでいるフランソワ、そして白毛モフモフ赤ちゃん猫を抱いたフラワー親子の姿が・・)



フランソワ「はぁ・・・やっぱり目覚めには温泉紅茶が一番ですわね・・」うにゃ~~♪

バステト「みゅううう・・・・・」にょにょにょ・・(とモフモフお手々を伸ばし、フランソワが右手に握っているテーカップに触れようとする)

ぴと(赤ちゃん猫の肉球がティーカップに触れた途端)

バステト「あっちっちっちっちっちっアセアセ」(慌てて猫手を引っ込める)


フラワー「こら。ダメでしょ。お紅茶はまだあなたには早いの」ふぅ~ふぅ~アセアセ(とお手を吹いている腕の中の我が子に向かって)

フランソワ「本当に・・・未だに信じられませんわ・・。バステト様があんなに偉大な力をお持ちだったなんて・・・」ふぅ~~~~

バステト「にょにゃら、どちて、にょにょか」むぅムカムカ

フランソワ「悪い夢なら覚めて・・そう思っているのかですって?」

バステト「ニャ~ちて!!あんだってこにょら、え~ちてにょにょ!!」きぃ~~~っムカムカ

フランソワ「そうですわね・・・・丞相様の過去を知ることが、救済の手引きになるのは間違いありません・・・・ですが・・・」

フラワー「彼女たちの記憶を追体験したことが、みんなにとってあまりにも衝撃だったの。UBUさんの過去をあんなに知りたがっていた、あなたのお父さんでさえ・・・・」

バステト「・・・・・・・・・・・・・・・・」ちら




鉄平「さて・・・畑仕事に戻るか」


一也「だニャ・・・UBUにゃんがいつ戻ってきてもいいように・・・・ん・・?」


カサササササササダッシュ
(岩場の陰に「フナムシのように」素早く隠れるがめちゃん)


鉄平「またあいつか・・・」

一也「コノハ達からクエストを請け負っているんだニャ」

鉄平「どんな?」

一也「UBUにゃんが本当に「怪我が原因で」ロックラックで医療中なのか・・・疑っているんだニャ」カサササササササ(岩場の奥で器用に動きながら隠れ続けるがめちゃんの飛び出る「尾びれ」)

鉄平「・・・・・・言えるわけねぇだろ・・・・村の連中に・・・・」

一也「せめて村長さんにだけでも記憶を共有したのは、バステトの気遣いだニャ」

鉄平「どうかな・・あの人はもともと慧眼があるからな・・・ま、そっちはサムソンに任せようぜ。俺達は俺達にできることをするんだ」

一也「ニャ太郎達から連絡は未だなしニャ・・」ふぅ~~~~~~~

鉄平「みんな情報収集に走り回ってる。それがあいつらを余計に心配させてるってことも・・・」カサササササササ


バーーーーーーーーンハッ

トンコ「こりゃ~~~!!がめちゃん!!またスパイ活動ニャんてして!!」ブンブンブンブン!!(あたちハウスより「ディアSネコハンマー」でドアをぶち破って登場)

がめちゃん「!!」ハッハッ


こりゃ~~~~待てぇ~~~~~~
スイスイスイスイスイ~~~~~~ダッシュ

(トンコから逃げようと、まるで「本物のヴォル」みたいにうつ伏せ状態で身をくねらせながら、村の階段を下っていくがめちゃん)



トンコ「まったく・・逃げ足の早い・・・」ひぃ・・ひぃ・・

鉄平「よぉ、トンコ。似合ってるじゃないか、その浴衣」

トンコ「え・・・しょ、しょうかしら?」デレデレ

一也「カムラと交易ができるようになって、あっちの「イケてる武具」がたくさん入ってきたからニャ。みんなも喜んでいるニャ。農作業に使えそうな武器もあるしニャ」(鍬に使えそうなルドロスネコネイルを片手に)

トンコ「ボニーや純平はまだ帰ってこないニャ?」

鉄平「うん・・・大きな戦い・・・・龍災だったからな・・。みんな・・事後処理に追われているんだ。もちろん、俺達が見た記憶の整理もな・・・・」



カァ~~~~~ン!!カァ~~~~~ン!!
(トンコの背後に見える加工屋の奥から、悲鳴のように甲高い金属音の何処か悲しげな鍛錬音が響き渡ってくる。また店先にはトンコと同じ浴衣を着たアイルーが車椅子に乗ったレモン猫に寄り添いながら、彼が広げている設計図らしき紙を真剣な表情で見下ろしていることから、おそらくは必要素材の相談をしているのだろう)



一也「工房組も怒りを仕事にぶつけているニャ。それもこれもUBUにゃんを助ける為だニャ」

トンコ「分かってるニャ・・・・あたちが心配しているのは、いつ、前のユクモに戻るかってことだニャ・・・記憶を見ていないリカやすあま達だって、みんなみんな、心配しているニャ・・」ぐすん・・

鉄平「・・・そうだな・・。けど、バステトが俺達にだけ、UBU達の記憶を見させたのには訳がある。みんなを危険に晒すわけにはいかないだろ?」

トンコ「だったら早く黒龍を・・マモーナスを探して討伐するニャ!!刺し違えても・・・UBUにゃんを二度も苦しめたあいつを許さないニャ!!!!」ダッ!!

鉄平「おい!!トンコ!!どこに行くつもりだ!?」

トンコ「学校ニャ!!あたちまでロックラックに行ったら、誰がおうちの世話をするニャ!?だから早く鉄平達は元凶の居場所を探るニャ!!」バッ(飛び降りるように階段を下っていく)

一也「トンコ!!そんなに走ったらアセアセ

トンコ「走ったらにゃ~でよ!?」ダッダッダッダッダッダッ

一也「団体様にぶつかるニャアセアセ

トンコ「え?」(まんまる目に映る観光客の御一行様)

クサッチーニ「ええ!?」(ユクモノシリーズを身に纏い団体様の先頭でイキりながら誘導していた彼が振り返りながら)


どーーーーーーんハッ
ゴロゴロゴロゴロゴロ!!

(その勢いのままクサッチーニの胸に激突するやいなや後続の団体様を巻き込みながら雪だるま状態で階段を高速回転で下っていくトンコ御一行様)


鉄平「言わんこっちゃねぇアセアセこんなんじゃ、客をみんなカムラに奪われちまうぞタラーいくぞ、一也!」ダッ



トンコ「いちちちち・・・・まったくニャにもかもついてないニャ!!うわぁ~~~~~んアセアセ」大丈夫っすか?(と倒れている団体様に声を掛けるクサッチーニ)

??「あらあら。大丈夫?」

トンコ「ニャ~してこ~して!!わぁ~~~~~~ん!!」え~~んえんえんアセアセ

??「あれまぁ。ほれ。これでも食べて元気だしな」

トンコ「みゅうう・・・クンクン・・・・この香ばしい匂いは・・・・UBUにゃんのあんまん!?」ハッハッ



吾郎「うぶ・・・・お嬢さんを知ってるのか!?」


おトキ「ねぇ、お願い!!私達をその人に会わせて!!」


トンコ「ほにゃ・・・・板長に・・おトキさん!!」あむっ(差し出された「携帯あんまん」に元気よくかじりつく。その背後では駆けつけてきた鉄平と一也が「事の大惨事」に慌てふためいている)





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






~元祖わんぱくスーパーゴッド念力ハウス「あたちんち」
$あたちのモンハン日記
カサカサカサカサ・・・・(家の外から部屋の中を覗き込もうと忍び寄るがめちゃん)


がめちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」クイッ・・(窓蓋をちょっと開きながら中を覗く「ヴォルな幼女」のちょっとおそろしい「ヴォルな目」)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(会話の内容こそ聞こえてはこないが、神妙な面持ちで床に正座をしている吾郎&おトキに向かって何やら説明をしている鉄平と一也の姿が)


吾郎「それじゃあ・・・お嬢さんは・・・・黒龍に・・・・・」

鉄平「俺は直接見たわけじゃないんだが・・・あいつがUBUを奪っていったのは確かなようだ・・」

おトキ「そんな・・・・・・おいたわしや・・お嬢様・・・」ううう・・・

吾郎「クソッ・・・くそったれ!!」ダンッダンッ!!(自分の太ももを殴りつけている)

一也「自分たちを責めちゃ駄目ニャ。二人はUBUにゃんの言いつけどおり、立派にポッケ村のお家のお世話をしていたんだからニャ」

トンコ「あたちも同じニャ。さ、あたたかいものでも飲んでニャ」とっとっとっ・・(優しげな湯けむり立つ2つの湯呑を乗せたぼんを運んでくる)

吾郎「すまねぇ・・。何もできねぇのは分かってはいるんだが・・・」はいニャ(と彼の前に湯呑を置くトンコ)

鉄平「俺たちだって・・・・UBUは今、ロックラックの・・・たぶん、お二人もあいつから・・UBUが小さかった頃に聞いているとは思うんですけど、ロージーの病院にいるんです」

吾郎「・・・・ああ・・ローゼンクロイツのお嬢さんか」

一也「そうニャ。あんなにちいちゃかった二人が、今では立派なハンターとしてユクモを守っているんだニャ」

おトキ「・・・・もっと早く・・・もっと早くユクモに来ていれば・・・・」ううううう・・

吾郎「泣くな、おトキ。これで確信できじゃねぇか。ユクモには思った通り、お嬢さんの頼もしい仲間達がいて、あっしらの顔や名前を知っていてくださったこと・・・そしてお嬢さん達の夢を見たのは、あっしら二人だけじゃなかったってこともな」グッ(泣き崩れたまま何度も頷くおトキの肩を強く掴む)

トンコ「それなら鉄平の赤ちゃんにお礼を言うニャ」

吾郎「??」

鉄平「あ~~~、それに関しては話せば長くなるんですがぁ・・タラー


バァ~~~~~~~ん!!(けたたましくドアが蹴破られ、バステトを抱いたフラワーが血相変えて人んち(UBUんち)になだれ込んでくる)


フラワー「大変よ!!って、吾郎さんとおトキさん!?」カルチャーショック!!

鉄平「コラ、入ってくるなり失礼じゃないかタラーすみません、これが自分の奥さんとその子供の・・」

バステト「ニャ~~ちてにょにょ!!」ガリッ!!いてぇ!!(父の頬を引っ掻いた)

吾郎「こりゃ~元気な赤ちゃんじゃねぇか」よちよち

おトキ「にょにょ・・・お客さんが来たって言いたいの?」(涙を拭きながらバステトに問いかける)


バァ~~~~~~~ん!!(再び人んち(UBUんち)のドアが蹴破られると同時に、今度は血相変えたフランソワがなだれ込んでくる)


フランソワ「皆様!!とんでもないゲストが・・・って、吾郎さんとおトキさん!?」カルチャーショック!!

トンコ「いちいちしょれするニャ。しょれよりゲストって・・・」ハッハッ




泥吉「すいませぇ~~ん・・・お取り込み中のところぉ・・」そお~~~~(とドアの端から顔を覗かせてくるテトルー)



鉄平&一也&トンコ&吾郎&おトキ「げええええええええええ!!!!!!泥吉さぁあああああああああん!!!!!!!?????」こぞってカルチャーショク!!!!

泥吉「え・・・どうして、あっしのことを・・タラーっと、それなら話がはえ~でさぁ!!どうか、あっしの頼みを聞いておくんなせぇ!!」ザゲーーーン!!(人んちの玄関で潔い懇願土下座かます)

鉄平&一也&トンコ&吾郎&おトキ「ええ?」きょとん


To Be Continuedダッシュ




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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第9話「なんで帰ってきたの?」

2/21(月)0時更新予定

次回は再びロックラックサイドのお話だニャ!
ローゼンクロイツ親子とロージー一味がこれまた久しぶりに登場なんだニャ♪
ほいらだら次回も見よう!読も見ようニャ!!
にょにょ(最後にバステトの声)



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