ビリー「貴様を倒し、今日この日をもって、ヴェルドの歴史は生まれ変わるのだ!!来年からは「ビリー感謝祭」となってな!!」ズドォーーーーンぎゃあああああああ(飛びかかってきた参加者を大砲モロコシの爆発的な砲撃によりふっ飛ばしながら)
ムーア「ちょっと!!それ狩猟武器じゃないの!?反則よ!!」ブーブー!!
ビリー「怖気づいたか、キャロルムーア!!それとも祭りにかこつけて、こんな卑怯な手段を選ばざる得ない俺を哀れんでいるのか!?そうだろうな!!なぜならばお前が、俺をこんなにも畜生な人間に育てたんだからな!!」ズドォーーーーンぎゃあああああああ
ムーア「あんたの親になったつもりはないし、あんたが勝手に固執しているだけでしょうが。みっともない。あんたに感じるのはそれだけ」ブッ
ビリー「そうやって陽気にツバを吐いてられるのも今のうちだぜ!!喰らえ!!」すうぃ~~~~~~~ん・・・(砲口を掲げながら竜撃砲チャージに入る)
ムーア「ほえ?」(まだこの頃の彼女はガンランスの「おちょろしさ」を知らない)
アドニス「こちらへ」グイッ(まだビリーの下僕達をオオモロコシバットでひっぱたいている王女の手を掴みながら逃げていく)
ムーア「あ~~~~ん!!置いてかないで」スタコラサッサァ~(と紛争区域な広場をあとにしていくアドニスに手を引かれながらキョトンとしているサンタアイルーフェイクな王女を見つめながら)
ビリー「に・・・・がすかぁ~~~~!!」
ムーア「へ?」くるっ
バオオオオオオオオオオオオン!!
(振り返った瞬間、爆発的な想いが込められた爆炎が視界を覆い尽くす)
ムーア「あぢぃいいいいいいいいいいいいい」ずでぇ~~ん(思わず尻もち)
モワモワモワモワモワモワ・・・・(煙の中から大砲モロコシを構えたアイアンモロコシアーマー男の不気味な?シルエットがゆっくりと浮かび上がってくる)
ビリー「お前が俺という「モロコシ畑の悪魔」を創り上げたのだぞよ・・」モワモワモワモワ(煙に覆われ、その着ぐるみの「中の人」の表情こそ見えないが、確実に「よくない顔」をしているのだろう。より不気味に見える)
ムーア「ひええええええええええええ」(それに対し反射的に逃亡を選択)
Recollection No.5_127
~女王陛下のクリスマス~
ジングルベぇ~~~る♪ジングルベぇ~~~る♪
(王都の居住区を繋ぐスターモールをはじめ、煌めくツリーなど、あらゆるクリスマス装飾に彩られた王都の美しい町並みを見向きもせず、一目散に逃げ惑う視点の主)
ちら(逃げながら後ろを振り返ると....)
鈴が鳴るぅ~~~~~~♪
(後方より爆音と共に浴びせられる「怨念深い」竜撃砲の爆風にふっ飛ばされる)
今日は楽しい~クリスマス~~~♪
(と、歌う子どもたちの目の前に尻もちをつきながら着地、すぐさまその足元を掻い潜りながら路地へと逃げていく)
ムーア「どこか楽しいってのよ二度とこんな収穫祭出てやるもんかぁ~~~」ダッダッダッダッダッ(一直線に逃げる路地の間を舞う光蟲や雷光虫のライトアップもまた神秘的な演出を)
キキィ~~~~~~~
(こなれた両足ブレーキかましながら路地を抜けると再びクリスマス装飾眩しい王都の公道へ)
ムーア「アドニスめ!あたちを置いて逃げるなんて」ガブッ(露店で売られているお菓子の家を勝手に掴みあげ齧りつく。彼女にしてみれば甘いものをとって頭の回転を促しているつもりなのだろう)
ギャリッギャリッ・・ペロッ・・(それを豪快に咀嚼した後、口の中から「おみくじ」を取り出す)
ムーア「大凶・・・・・」
にぃ~~がぁ~さぁ~~~ん憎ぉ~~~~~~
(と薄暗い路地裏よりガシャンガシャンと音をたてながらにじり寄ってくる鉄のモロコシアーマー男)
ムーア「しつけぇぞ!!モロコシサンタ!!」ビチャ~~~ん(お菓子の家の残骸をビリーに向かって投げつけると、それを飛び出た顔から「あんむ」と咥え、丸呑みしちゃう)
クリスマスなんてぇ~~~~(と視点の主は悲痛の雄叫びをあげながら「クリスマスLOVE」と書かれた横断幕の下を走り抜けていく)
ムーア「あ、そうだった」キキィ~~~~~(何かを思いついたかのように両足ブレーキ。そんな視点の主をツリーの中に潜む「ちいちゃいフクロウ」が睨んでいる)
しょりぃ~~~~~~~ん
(腰に携帯していたのだろう、水色の星型五角の角すべてが「まあるい作り」のスタースティックとショッキングピンクのオーナメントボールがさきっちょに付いたスティックからなる夢見る双剣(二本ともスティック部にはキラキラモールが巻かれている為、非常に手にからまる)を取り出す)
ムーア「ヒンメルン・シューティングスターデュアル!!」キラァ~~~~ん(この日の為にあたちが作った「双剣もどき」を両手に掲げる)
ガシぃ~~~~~んガシぃ~~~~~ん(振り返ると、実におっそいスピードで追いかけてくる鉄のモロコシアーマー男と、それが珍しいのだろう、彼の背後からついてくる無数の子供たちの姿が見える)
ビリー「ひいっひいっ逃げ足だけは昔から早いやつだ」ねぇ、これ、おにいちゃんが作ったの~?(とお嬢ちゃんの質問も)
ムーア「よく考えたら逃げる必要なんてないのよね。こわいのはその武器だけで、あんた自体はどうってことないんだから」しょりぃ~~~~~~~ん(おもちゃの双剣を颯爽と構える)
ビリー「おもしれぇ!!俺とデュエルしようってのか!?」危ないからあっちに行ってろ(と、周囲の子どもたちに後ろへ下がるよう促しているのを確認した、これまた卑怯な視点主がとった選択肢は...)
ムーア「すきありちょりゃああああああああ!!」ブオオオオオン!!(右手に握るオーナメントボールの方のスティックを振りかぶり、背を向けているモロコシアーマー目掛けて)
パかぁ~~~~~~~~ん
ボキッ
(ぶった瞬間、折れた。そもそも斬れ味ゲージの色は「オール真っ赤」。そもそもムーアが作ったおもちゃだから)
ビリー「ああ?」ねぇ僕たちも混ぜてよ!!(と子どもたちの世話をしながら何事かと振り返る彼)
ムーア「クソーーーー!!ならばこっちだ!!」ぎぃ~~~~~っ(今度は左手に握る「まあるい作り」のスタースティックを振りかざすも)
パかぁ~~~~~~~~ん
ボキッ
(さっきと全く同じテンポ&音)
ムーア「ぎぃ~~~~~~~!!何日費やしたと思ってるのよぉ~~」あはははははは(と子供たちは満足のようだ)
いいぞぉ~~おねえちゃん!!
もっと叩け叩けぇ~~~~♪
(公道の先に目をやると、建造物と建造物の間を繋ぐキラキラモールに吊るされた「モロコシ型のピニャータ」を下から一生懸命、オオモロコシバットで突こうとしているサンタアイルーフェイクな女王陛下の姿が。それを微笑ましい表情で見守るアドニスも)
ムーア「あんな所でのんきかましやがって」ダッ
ビリー「待ちやがれ!!」
ゴッ!!(振り向き様に「むき出しに」なっているビリーの顔面に鋭いストレートの重撃をお見舞いする視点主。当然、「さし歯」もすっ飛ぶ哀れなビリー)
ビリー「なんなんだ!お前は!!武器を持ってない方が強いじゃないか」(折れた前歯、鼻から滴る流血をみせながら。それを後ろから見て笑う王都の子供たち)
ムーア「ウケてるみたいよ♪ロイヤルチルドレンには♪外街じゃ、こんな光景あたり前ってね」スタコラサッサァ~
プリム「あら、キャロルムーア。ご機嫌うるわしゅう」へこり(するサンタアイルーフェイクの女王。背後では同じく一礼するアドニスも)
ムーア「記憶ないんか!!あんだってあたちを置いて!!」ぎぃ~~~~っ
プリム「うふふふ。ごめんなさい。なんだか楽しくって」ほら!おねえちゃん!早く落としてよぉ~!!(と、急かしてくる子供たちに囲まれながら)
無ぅ~~~~~~亜ぁ~~~~~~~~・・
(むき出しの顔面から鼻血を垂らしながらにじり寄ってくる「根が深き」鉄のモロコシアーマー男)
プリム「あら、お友達ですか?あんなに怪我をなさって。薬草が欲しいのかしら・・」あんたいい加減にしなさいよ(と視点主)
ビリー「仲間諸共、ふっ飛ばしてやるぜ!!お前達は逃げるんだ!!ここは危ない!!」すうぃ~~~~~~~ん(子供たちに逃げるよう指示をしながら竜撃砲チャージ)
ムーア「あいつの方がヒーローみたいじゃんかよま、逃げてくれた方がこっちも都合がいいけど・・・」わぁああああああ♪(笑顔できゃっきゃっと退散していく子供たち)
ごそりっ(懐から色とりどりなポップカラーの松ぼっくりを取り出し、両手のひらに広げる)
プリム「まぁ。あなたにも童心というものがあって安心しましたわ」ククッ(後ろで笑い堪えるアドニス)
ムーア「うるせぇっつーのよ下がってなさい」ずいっ(とプリムの肩を抱き寄せながら一歩前に出る)
ビリー「そんな「ぼっくり」で何をしようってんだ!?アバズレめ!!」すうぃ~~~~~~~ん!!ポッポぉ~~~~~(砲口から蒸気吹きまくるチャージ完了な大砲モロコシ)
ムーア「こうしてやるのよ!!クソバカ野郎!!」ブーーーーーーン!!(握っている「ぼっくり達」を一斉にビリーに向かって投げつける)
ポポ~~~んポ~~~~~~ん
(それらが次々とまっちんちんの砲口の中に)
ビリー「??」
ムーア「ぼっくり爆弾。授業をサボりまくってたあんたは、火薬の調合法も知らないでしょうね♪」
ビリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(すぐにどうなるか悟ったのだろう。「ひぃ~~」って顔を浮かべた次の瞬間...)
ドガアアアアアアアアアアン!!
ムーア「うひいいいいいいいいい」ぶおおおおおおおおおん(プリムを抱き寄せたまま、爆風により宙を舞う)
ごちぃ~~~~~~~~~~ん
(何かに頭をぶつけたような鈍い音と衝撃が視界にも伝わってくる)
ムーア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ひゅううううううううう・・・(気絶したのだろうか、プリムを上に背中から落下していく)
ずでぇ~~~~~~~~~ん
ムーア「いちちち・・」
プリム「大丈夫ですか!?」(仰向けに横たわる視点主を心配そうに覗き込んでくる)
ぼとっ(そんな視点主の「でこ」に上から何かが降ってくる)
ムーア「いてぇ」
プリム「あら・・・これは・・・・」(彼女が拾い上げたのは普通サイズのとうもろこし)
ムーア「・・・・・いっ」
ボトボトボトボトボトボトボト!!
(視点主の頭突きによって割れたピニャータの中から大量のもろこし雨が降ってくるやいなや、それに埋もれていく視点主と王女様)
ムーア「あんだってこにょ!!」ボコン(プリムを抱き寄せながら、共にもろこしの山より顔を出す)
ビリー「俺の勝ちだな」すうぃ~~~~~~~ん
ムーア「ぎゃあああああああああああ」ガバッ(キョトンとしているプリムに抱きつく)
バオオオオオオオオオオン!!
ムーア「・・・・・・・・・・・・・ん?」
グツグツグツグツグツグツグツ(下を向くと、自身を覆うもろこしの山が竜撃砲の猛火を浴びせられ、今にも破裂せんばかりのポップコーンに姿を変えていく)
ビリー「俺からのクリスマスプレゼントだ♪」にやり
ポポ~~~ん!!ポ~~~~~~ン!!
ポポポぽぉ~~~~~~~~~ん!!
(次々と破裂していくポップコーンが視界に広がる)
ムーア「いてててててて嘘でしょ!?なんだってこんなに破裂すんのよ!!」スポポポポ~~~ん♪(顔面に浴びせられる「熱々な」ポップコーンの弾丸)
プリム「あははははははは♪」スポポポポ~~~ん♪(ポップコーンを手に取り笑っている彼女の被っているサンタアイルーフェイクの発動スキルはご存知「ボマー」)
MVPはぁ~~~~~~~・・・(賑わいを見せる王都の公道奥より、例の司会者の声が)
ヴィルヘルム・バールボーン&キンババ・ナジャ~~ロ~~~!!
ワァアアアアアアアアアア!!
ムーア「あっちはあっちで達成したみたいね。どう?満足したかしら?マイ クイーン」スポポポポ~~~ん♪(な状況を好機とみた子供たちもポップコーンの山に次々と「頭から」突っ込んでくる)
プリム「うふふふ。それはあなたも同じでなくて?私達も最高のクリスマスを過ごせましたね、シュレイドのプリンセス♪」キュピりぃ~~ん(サンタアイルーフェイク越しのキュートスマイル)
スポポポポ~~~ん♪
スポポポポポポ~~~~~~ん♪
(リズミカルに吹き上がるポップコーンの山の上で仰向けに倒れる視点主の頭上に「流れ星付き」の聖夜が広がっている。その隣ではプリムの笑い声、そして後方からは「ここにいたのかぁ~」とリーダーを心配してやってきたケイシーとデービスの声に対し、「今日はとことん飲むぞ~♪」と祝杯満々なビリーの声も。そんな光景の中、視点の主は、満足気味に「ふぅ~~~~~」と、ゆっくり息を吹きながら目を閉じ、上から振り続けるポップコーンに身を任せるように記憶と共に埋もれていく....)
To Be Continued
★次回ストーリーモードは2021/1/11(月)0時更新予定です★
★また年末年始のブログ情報も後日の中継ぎ記事にてご報告させていただきます★