ザンザンザンザンザンザンザン!!
(暗がりの中庭奥より「低空姿勢の鋭いダッシュ+両手ランス」で疾走かましてくるコンガシリーズ・ガンナーな赤鉄仮面男)


ムーア「いけぇええええええ!!!!ゴルゾーーーーーン!!!!」ザンザンザンザンザン!!(その速度は更に増していき、シオンを連行していくガーディアン達目掛けて突進していく)


なんだ・・!?(ゴルゾンの存在に気づいた衛兵達が振り向いた瞬間...)


ゴルゾン「フモオオオオオオオ!!!!!」ゾイーーーーーーン!!(右には麻痺ランス、左には睡眠ランスを構えたダブルランスを突き出しながら衝突していく)



ズガガガガガガガガDASH!
ブスリハッブスリハッ
ビリビリビリビリビリビリキラキラ
ZZZZZZZZZZ・・・・・・
zzz

(ガーディアン達をダブルランスで弾き飛ばしつつ麻痺&睡眠状態にさせながら突貫していくゴルゾン)



ムーア「出た!!たぶんオフィシャルな使い方じゃない攻撃!!」



バチぃ~~~~~~~んDASH!
ザン!!

(最後の一人をランス薙ぎ払いで「かなり遠くへ」ふっ飛ばすと、まるで王女を救出しにきた白馬の騎士のように颯爽とシオンに背を向けながら、衛兵達の目の前に立ち塞がるヒロイックな赤鉄仮面男)


ムーア「フォーーーーー!!ナイス!!ゴルゾン!!」


バッバッ!!(ゴルゾンに護られながら、こちらに向かって「行け行け」とサインを促してくるシオン)


キンババ「良かった・・彼女は無事みたいタラー

ムーア「ゴルゾンがいればもう安心よ。アポロンは!?」


ボギャアアアアアア!!
ダオオオオオオオオン!!

(庭園の遠方、並木道の上空より、例の噴水女神像に向かって「強襲キック」ぶちかますリオレウスのシルエット)


ヴィルヘルム「威嚇にしちゃ上等だ。宮廷内のムカつく彫像もぶっ壊してもらいてぇくらいだ」

ムーア「興奮して狼煙に気づいてないみたいね・・」ボギャアアアアア!!(「毒状態」で大破した彫像を踏みつけながら咆哮をあげている火竜)

キンババ「見て!!」


スチャ・・・・(並木道の木陰に隠れているボウガン部隊が各々の得物によりアポロンを狙っているのが見える)


ムーア「させるか!!」バッ(すかさず身を乗り出していた塀より飛び降り、バリスタへ向かう)

ヴィルヘルム「ヘボンヌ!ニッキーは何やってんだ!?」カリカリカリカリ・・ガッションハッ(バリスタの引き金部を引きながら)

キンババ「まだ貴族とやり合ってる!」(背を向けたまま塀から身を乗り出して下の状況を説明してくれている)

ムーア「OK!あそこなら狙える!!」カカカカカ・・(バリスタの角度を下向け、カタパルト越しに遠方の並木道の木陰に隠れている狙撃手に狙いを定める)

ヴィルヘルム「ぶちかましてやれ」ゴンッハッ(カタパルトにバリスタ弾を装填してくれる)

ムーア「当たらなくてもいい。注意をこっちに逸らせれば・・・・」カカカ・・カカ・・・・


ガションハッ
スコーーーーーーーーーーン!!

(引き金部上のレバーを引くと同時にカタパルトからバリスタ弾が高速発射される)


ドスッDASH!
(狙撃手が隠れている木に大型矢が突き刺さる)


ムーア「よし、こっちだ。バカ」カリカリカリカリ・・ガッションハッ(次弾の準備を始めているヘボッチョ越しに)


・・・・・・・・・・・・・・!?
(何事か確認している狙撃手がこちらの存在に気づき、顔を見上げている)


ヴィルヘルム「ついでにアポロンにも気づいてもらおうぜ」グリグリ・・(カタパルトに設置したバリスタ弾の先端に何やらカラの実弾を突き刺している)

ムーア「なにそれ?」

ヴィルヘルム「この前の調合の授業でお前が作ってたやつさ」グッグッ

ムーア「あはっ♪あんたマジで最高!!」カリカリカリ・・(バリスタの方向をアポロンがいる噴水広場へ向ける)


ガションハッ
スコーーーーーーーーーーン!!




ボガアアアアアアアアン!!
(転がっている王妃像の首にバリスタ弾が当たると同時に爆発して木っ端微塵になる)


!?(爆発に気づくアポロン。また、木陰に隠れている狙撃兵達もその異変に釘付けになる)


ヴィルヘルム「いいぞ!」


ぬう・・(とアポロンはその長い首をこちらへ向け、おそらくは上空の狼煙を見上げているのだろう)


ムーア「そう・・早く来て・・!」ブワッ・・(遠方の火竜がその期待に応えるかのように両翼を羽ばたかせる)

キンババ「危ない!」


チューーーーーーーーーーーーン!!
(その声と同時にバリスタの上をカラの実弾が飛翔していく)


ムーア「ひいっアセアセ

ヴィルヘルム「アポロンが来るまで撃ち返してやれ!」カリカリカリカリ・・ガッションハッ

キンババ「待って!シオンが!!」


・・・・・・・・・・・・・・・ダシャーーンハッ
(こちらを狙撃しようと膝射でボウガンを構えている衛兵の背後から疾走してきたシオンが必殺の膝蹴りを無防備な彼の後頭部目掛けてぶちかます)


ヴィルヘルム「ありゃ相当いてぇぞ」

キンババ「いつでも本気なんだ。それが彼女の良いところさ♪」

ムーア「あの子、モンスターハンターより格闘家の方が向いているかもタラー」ガンガンガンガンDASH!(そのまま倒れた衛兵の上にマウントするやいなや気絶するまで殴り続けるプラウズ家のご令嬢を見つめながら)


ブスッ・・ビリビリビリビリビリ・・キラキラ
ブスッ・・ZZZZZZZZZZ・・zzz

(他の木陰に潜むボウガン兵もまた、こっそり忍び寄るゴルゾンのダブルランスによって、次々と状態異常と化していく)


ムーア「もはや害虫駆除ねタラー」ブスッ・・ビリビリビリビリビリ・・ブスッ・・ZZZZZZZZZZ・・(を遠目に見つめながら)

ヴィルヘルム「だが、なかなかのコンビネーションだぜ?」グッグッ(こちらに向かってサムズアップかましているシオン)


フオンフオン!!フオンフオン!!
(順調にこちらに向かって飛んでくるアポロン)


ムーア「ふぅ~~~~これでなんとか・・」

キンババ「嘘でしょ!?」

ムーア「今度は何!?」


カタカタカタカタ・・・・・(キンババが見ている視線の先を追っていくと、宮廷内より二人組の衛兵が二つの車輪と長い砲身を持つ大砲を押しながら出てくる)


ヴィルヘルム「あれであれするつもりだな」

ムーア「のんきかましてないで、弾をセットして!!」カリカリカリカリ・・(バリスタを大砲に向ける)


アポロン「よぉ!!待たせたな!!」フオーーーーーーンDASH!(両翼を広げ、空気抵抗を利用しながら見張り台のてっぺんに飛んでくる)


ムーア「うげっアセアセ」こてぇ~~~~~~んハッ(その風圧により転げる一同)

キンババ「アポロン!今はまずいよアセアセ」いちちち・・

アポロン「なんでだ?」ブワッサブワッサ



ドーーーーーーーーーーン!!



ムーア「!!」


ヒョウウウウウウウウウン・・・・


キンババ「僕分かる・・まずい予感だって・・タラー

アポロン「なんのことだ?」ブワッサブワッサ(のんきかましている火竜の背後より弧を描きながら飛んでくる大砲の玉が)

ムーア「みんな伏せて!!」ガバッDASH!(キンババを庇うようにその上に覆いかぶさる)



ボガアアアアアアアアアン!!
(塀に衝突した大砲の玉が激しく爆発するのを確認する間もなく、視点主はその衝撃と吹っ飛んできた瓦礫に頭を打たれながら後方へ倒れ込む)



アポロン「ムーア!!」

ムーア「だいじょぶ・・だいじょぶ・・・・」うう・・(頭をおさえながら上半身を起こす)

キンババ「大変だ・・出血してるよ」(霞む視界の上から流血が滴り落ちる中、こちらを心配そうに覗き込むキンババとヴィルヘルム)

アポロン「ふざけやがって・・・ぶっ殺してやる!!」

ムーア「ダメ!!アポロン!!逃げるのが先!!」

アポロン「くそったれ!なら早く乗れ!!」ブワッサブワッサ!!

ヴィルヘルム「次の玉が飛んでくる前に離脱だ」ザッ(視点主の肩を担ぎ上げる)

ムーア「キンババ・・彼に乗って・・」うう・・・(頭が痛むようだ)

キンババ「うん・・・」(半壊した塀の縁に頭を差し出してくるアポロン)

ムーア「シオン達は・・・・」(ヴィルヘルムに肩を支えられながら下の様子を確認する)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(パンチラーノを振り切ったニッキーと別方向からはシオンがそれぞれ同時に大砲へ向かって走っていく)


キンババ「ムーア!早く!」(振り向くと火竜の首に跨った彼の姿が)

ムーア「でも・・シオンと・・ニッキーが・・・」はぁ・・はぁ・・

ヴィルヘルム「あいつらなら大丈夫だ。早く乗れ」(彼に促されながら火竜の顔をよじ登っていく)


はぁ・・はぁ・・・・(アポロンの頭上から下の様子を気にかける)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(大砲を撃たせまいと二人の衛兵と死闘を繰り広げているシオンとニッキー)



ヴィルヘルム「よし。いいぞ」バッ(その視界を遮るように飛び乗ってきた)

ムーア「はぁ・・・はぁ・・・・・」(右目の視界を頭上から流れきた赤い血が塞いでいく)

アポロン「よし、しっかり掴まってろ」こっちだ(ヴィルヘルムに支えられながら首に跨る)

ムーア「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」(生きている左目で下の様子を窺う)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ニッキーを蹴り飛ばして振り解いた衛兵が、すかさず大砲の後ろへ回り込む。その砲身の先ではシオンがもう一人の衛兵に羽交い締めにされている)



アポロン「浮上するぞ!!」

ムーア「待って・・・」

ヴィルヘルム「なんだ?」(視点主の前方で背を向けながらライドしている彼が振り返る)

ムーア「シオンが・・・危ない・・・・」はぁ・・はぁ・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(羽交い締めにされたシオンは抵抗をみせるもそのまま砲口に前身を押し付けられると、大砲の後方に位置する衛兵が片手に握る松明の火を無惨にも導火線へ着火する)



ムーア「シオーーーーーーーーーーン!!!!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(次の瞬間、シオンを羽交い締めにする衛兵の背後から忍び寄ったゴルゾンが両手に握る一対のランスを無防備な衛兵の背中に突き刺すと、そのままシオンごと頭上に天高く掲げる)



ゴルゾン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」にこっ・・(こちらを見上げる鉄仮面越しの無骨な笑顔)



ムーア「だめぇえええええええええええ!!!!!!」






Recollection No.5_97






$あたちのモンハン日記
ドガアアアアアアアアアアン!!



To Be Continued






★次回ストーリーモードは10/15(木)0時更新予定です★