サベーーーーーーーーーーーン!!


ムーア「見て見て!!本物のハンターだよ!?上上!!また飛行船が通った!!いてぇ!!目に砂が入った~!!」ひょ~ひょひょひょひょひょひょ♪

キンババ「少しは落ちつきなよタラー確かに外街や王都とは違った文化形態を持つ都のようだね・・」きょろきょろ

ヴィルヘルム「しまった。交流の証の「石ころ」を船に置いてきちまった。取ってくるわ」いらないって(とキンババに止められる)

ポレット「勝手な行動はしないように。ちゃんとついてきなさい」(生徒達を引率しながら注意してくる)

ヴィルヘルム「だってよ。まるでプリズナー扱いだな。どうするよ?」こそこそ(三人で顔面を寄せ合いながら悪巧みタイム)

キンババ「どうするも何も集団行動は当たり前だろ?知らない街なんだし」こそこそ

ムーア「忘れたの?キンババ。あたち達は一年生にして、あの悪名高きキャッスルを探索してみせたってことを。自信持ちなさいな。先生達の様子を見て抜け出すわよ」こそこそ

キンババ「すぐにバレちゃうよアセアセ」こそこそ

ヴィルヘルム「バレたらどうなる?」こそこそ

キンババ「それこそ身柄を拘束されて観光どころじゃ・・」


しゅるしゅるしゅるしゅるうずまき
(背後から視点の主の首にロープが括り付けられる)


ムーア「むう!?」しゅるしゅるしゅるしゅるうずまき(他の二人の首にも同じくロープが巻かれていく)

パク「また悪巧みしてるな?悪ガキトリオめ」グッDASH!(と、三人に括り付けたロープを一束に引っ張る)

ムーア「パク!!裏切ったな!!」

パク「ポレット先生からお前達が抜け出さないよう監視してくれって頼まれたんだ。ロープも一緒にな♪」グッハッ

ムーア「いてぇアセアセ報酬はなんだ!?」

パク「次回の宿題一回限定の免除券」チラリぃ~~んキラキラ(チケットを見せびらかす)

クロイ「悪く思わないでね。あたし達が一緒にいてあげるから♪」クスッ(彼氏の背中から同じくチケットを見せびらかしながら顔を覗かせてくる)

ムーア「裏切り者め!!ガーディアン!!この裏切りカップルを逮捕してぇ~!!」(と警戒中の(城塞遊撃隊シリーズを身に纏った)ガーディアンに向かって叫ぶも、子供の悪ふざけと判断され、鼻で笑われてしまう)

パク「ほれ、いくぞ」グイッDASH!(リードの束を引っ張る)

キンババ「いたぁ~いアセアセ僕は無関係だぁ~!!」

ヴィルヘルム「これじゃまるでペットだな」ブルルルル

ムーア「地獄じゃ!!こんなの夢の修学旅行じゃなくて、ただの地獄行楽じゃ~!!」どちらにしても遊ぶことは遊ぶのな(とパク)






Recollection No.5_37






ガヤガヤガヤガヤ・・・(集団行動の後列、前を行くパクにリードを引っ張られながら宿屋通りをキョロキョロと見学している)

パク「こちらがロックラック名物、宿屋通りでございまぁ~す・・ニャ。だってよ」(前列でナビゲートしているガイドの真似をしている)

ムーア「ほえ・・・」


きょろきょろ(と、視界に映る宿屋通りには掘っ立て小屋の数々が並んでおり、ゲストハウスを管理していると思われるレゲエチックな色鮮やかなファッションをしたスタッフがこちらに向かって陽気に手を振っている)


ムーア「うふふふふ」フリフリパー(手を振り返す)

ヴィルヘルム「宿屋っていっても豚小屋ばっかりじゃねぇか」

キンババ「確かに・・外街と雰囲気が少し似てるかも・・。もちろん、こんなに綺麗な環境じゃないけど」

クロイ「さっきガイドさんに聞いた話しだと、ロックラックにもスラムは存在するみたいよ」

パク「金が動いているのはどこの街でも中央ってことさ。外れには回ってこない。海を渡ってきても、その事情は変わっていないようだな」

キンババ「じゃあここの宿は、そういった人たちのために?」

クロイ「モンスターハンターが利用しているみたいよ。ほら」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(駆け出しの狩人だろうか、アロイシリーズに身を包んだ「甲冑男」が掘っ立て小屋から出てくる)


ヴィルヘルム「あんま強そうな格好してねぇな。やっぱり男はボーンシリーズだぜ」

ムーア「成り立ての人なんだよ。きっと。前にルチアから聞いたことある。ハンターはむつかしいクエストをどんどんこなしてランクを上げていって、いい生活を手にするんだって」

ヴィルヘルム「うちの一族みたいな不正は一切通用しない、完全実力社会ってことだな」君、それ言ってて恥ずかしくないの?(とキンババ)

ムーア「ねぇ、パク!ハンターとお話をしたい!!」

パク「ダメだ」

ムーア「する!!」ダッDASH!

グッDASH!(走っていく運動量と同じ力で喉元に括り付けられたリードを引っ張られ、急停止する)

ムーア「ぎゃああああアセアセあにすんだよ!!」

パク「ダメだ。今はお前達に最も欠けている帰属意識を養うチャンスなんだ。俺がいる限り、勝手な行動は許さない」

ムーア「ちょっとだけ!お願いします」へこりお願い

ヴィルヘルム「ムーアが敬語なんて珍しいな」

キンババ「それほどハンターに興味があるんだよ。ねぇ、パク。ムーアは将来モンスターハンターになりたいと思っているんだ。少しくらい話を聞いても、みんなには追いつけると思うけど?」

パク「だぇ~め。あんな連中と話をしたら、「もっと」バカになるぞ」グイッDASH!(とリードを引っ張りながら歩いていく)

ムーア「いてぇってアセアセなんだよケチ!!見損なったぞ!!最初っからだけど!!」むぎぃ~~~~ムカムカ(怒りながらもズルズルと引っ張られていく)

キンババ「ねぇパク、僕からもお願いだよ。このままじゃ首がもげちゃうよアセアセ

パク「しつこいぞ!!ハンターなんてみんなクズだ!!それでも話をしたけりゃ勝手にしろ!!」バンハッ(リードの束を地面に投げ捨て、足早にその場から逃げるように走り去っていく)

ムーア「ほえ・・・・」

キンババ「ねぇ、僕なんか悪いこと言った?」

クロイ「いいえ。ただ・・・」

ムーア「??」

クロイ「・・・パクのお父さんはね、モンスターハンターだったらしいの。それが狩猟の途中で、とても危険な目に遭遇して、それ以来、PTSDを患ってしまって、まだ小さいパクを置き去りに失踪しちゃったんだって・・」

キンババ「そっか・・・だからパクは叔父さんのところに預けらているんだ・・」

クロイ「彼がモンスターハンターを憎む理由はそういう事情から。気にしないでね、ムーア」ぽん

ムーア「・・・・・・・・・・・・・・」(へちゃむくれた顔がクロイの瞳に映っている)

ポレット「おい。何をしている。こちらに来なさい。まったく・・・パク・ジェミンはどこにいったんだ・・」

クロイ「私、探してきます」ダッ

ムーア「それならあたち達も!!」

ポレット「お前達は駄目だ」グイッDASH!(落ちているリードの束を拾い上げる)

ムーア「ぎぃ~~~~!!やっぱり地獄じゃ!!ロックラック地獄巡りじゃ~~!!!!」それでも観光という意識はあるんだね(とキンババ)


クスクスクス


ムーア「誰だ!!笑ってるのは!!」キッ


クスクスクス・・(通りの向こう側、掘っ立て小屋の陰から、今いる場所の生活環境には似つかわしくない、見るからに育ちが良いことを示す可愛らしいワンピースを着た、ピンクヘアーのツインテールな幼女が顔を覗かせながらこちらを見て笑っている)


キンババ「可愛い子だねぇ~~~♪」(そういう彼をチラ見するともちろん「目がハート」になっている)

ヴィルヘルム「まだそうとうチビだけど、俺の直感じゃ、ありゃそうとういい女になるぞ」

ムーア「このへんの子じゃないみたいだけど・・・」


んべぇ~~~~~~(明らかに視点の主に向かって、「憎たらしいあかんべ~」をかましてくる謎の幼女)


ムーア「あの野郎!!なんだこにょ!!」


うひいいいいいいいいいアセアセ(その鬼のような形相に臆したのか、あからさまな悲鳴をあげながら一目散に逃げていく謎の幼女)


キンババ「行っちゃった・・」

ムーア「逃がすか!!こにょっ!!」ダッDASH!


グイッDASH!(再び喉元のロープが引っ張られ急停止する)


ムーア「ぎゃああああああああ」

ポレット「よその街でも暴行事件を起こされたらたまったものじゃない。行くぞ」グイッハッ(リードを引っ張られているその光景を住民たちがこぞってクスクスと笑っているのが見えるし、聞こえる)

ムーア「クソぉ~~~!!やっぱり地獄じゃ!!ロックラック晒しの刑じゃ~~!!!!」ようやく自分の素行の悪さを認めたね(とキンババ)


To Be Continued





★次回ストーリーモードは2/6(木)0時更新予定です★