8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・う~~~ん・・
(次々と読み上げられていく数字を鉛筆で紙に書き記しながら頭を抱える視点の主)
ルチア「大丈夫かね」8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・
キンババ「一桁だけだから簡単だよ」8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・8ぃ~・・(とキンババは耳だけで暗算しているようだ)
ボゲラス「以上!この一分の砂時計が落ちるまでに先に答えを出した方を勝ちとする!」くりん(と逆手に砂時計を傾ける)
ムーア「え~と・・・なんだか8ばっかりだなぁ~
ちら(隣のヴィルヘルムをチラ見すると既に頭を抱えながら絶望的なポージングと共に俯いている。もちろん頭上ではコバエが旋回している)
ムーア「落ち着け、あたち。え~~っと・・」カキカキカキ(右手に持った鉛筆で用紙に計算式を綴りながら一生懸命足し算かましていく)
ちら(再び隣のヴィルヘルムの様子をチラ見してみると、机に寝たまま包帯巻きになった顔の両目に空いた穴から、何やら目を細めて遠くを凝視している)
ちら(その視線の先を見ると、砂時計を右手に持ったボゲラスが、腰に添えた左手で「こそこそ」とサインらしきものを送っている)
ピッピッ・・おっけぇ~(Vサイン、Vサイン、まる、といやらしく繰り返しサインを送っているボゲラスの左手)
ムーア「2・・2・・ゼロ・・・220・・あたちの答えと同じだ♪・・って、答えを教えてる~~!!」
ルチア「なんだと!?」
ヘルフリート「静粛に!!無駄口をたたく前に計算するのだ!!」
ムーア「計算も何もいんちきじゃないか!!」
ヴィルヘルム「できた!!答えは220だ!!」バッ
ボゲラス「正解!!二回戦の勝者、坊っちゃん!!」
ムーア「えーーーーーーーーー!!」
ヴィルヘルム「フォ~~~!!やったぜ馬鹿野郎!!」ぺし~~ん
ムーア「いてぇ
ルチア「てめぇボゲラス!!見損なったぞ!!最初っからだけどな!!」ぷいっ(と顔を背けるスキンヘッドなボゲラス)
ヘルフリート「静粛に!!証拠がない以上、不正は認められない!!」
ムーア「きたないぞ!!そんなんで勝って嬉しいか!?」へへぇ~ん(と「ダブル中指立て」で返答するミイラ顔なヴィルヘルムが実に憎たらしい)
ルチア「クソ共が。よくわかったろ?ムーア。これがあいつらのやり方だ」(セコンドのように寄り添ってくる)
キンババ「次は不正がないよう、僕らもしっかり見張っているよ」(同じく寄り添ってくる)
ムーア「うう・・・次の勝負で決着をつけてやる!!」いいぞ、その意気だ(と背後から肩をもんでくるルチア。キンババもまた手を「もみもみ」してくる)
Recollection No.5_23
ボゲラス「してやりましたね、坊っちゃん」(隣の席を見ると、あからさまに不正があったことを示す会話を平然としている二人の姿が)
ヴィルヘルム「バールボーン家をなめてかかるからさ。ラストマッチであいつに止めを刺してやる」(モノブロスのような顔でこちらを睨みつけてくる)
ムーア「いんちきしたくせに・・!」うう・・!
キンババ「怒っちゃダメだよ。勝負を始める前に飛びかかったら、それこそ失格になりかねないからね」もみもみ
ルチア「やい、クソじじい!!とっとと最後の勝負を始めやがれ!!」
ヘルフリート「クソじじいとはちょっと酷いが・・・よかろう。ボゲラス!!準備せい!!」ヘイッ!!(と甲高い声で返答するボゲラス)
え~~っしょ・・え~~っしょっ・・
(と玉座の間の中央に木製の長い脚立を持ってくる部下数名)
ムーア「ほえ・・何を始めるんだろ・・」どうせ、バカなことさ(とキンババ)
フッフッフッフッフッフッ・・
(不敵な笑みを浮かべ、部屋の隅から「金のドクロ」を大事に抱えながら登場してくるボゲラス)
ルチア「優勝者にプレゼントってか?」どうせ、偽物さ(とキンババ)
ほいじゃ、お前やれ・・え~~~~・・
(ボゲラスに金のドクロを手渡された部下があからさまに嫌そうな顔をしている)
え~~~っと・・そうそう・・慎重にな・・
(ドクロを持った部下が脚立を登っていくのを見ながら指示を出しているボゲラス)
あ~そうそう・・だいたいそのへんでいいよ
(とボゲラスの指示通り?金のドクロを天井から吊るされている、これまたドクロベースな趣味の悪いシャンデリアに紐で吊るす)
ムーア「ほえ・・パーティー用のお飾りかな・・」
気をつけろ・・せぇ~の・・・ガシャーーーーン
(ボゲラスは長脚立から部下が慎重に降りてくるのを見届けけると、全員でそれを横に倒してしまう)
ムーア「ありゃりゃ」てってってってっ(と再び舞台袖に「仲良く小走りで」引き上げていくボゲラス一味)
ルチア「ハハァ~~ん・・・だいたい掴めてきたぞ・・」(きょとんと一連の光景を眺めている視点の主の背後から彼女の声が)
わっせわっせ・・(と、今度はたくさんのハシゴや脚立を運んでくるボゲラス一味)
ムーア「ほえ・・まだ何かを吊るすのかな?」
ルチア「ちげぇ~よ。よく見てな」
ガシャ~~~ん
(と、部屋の至る所にハシゴやら脚立を放り投げるボゲラス一味)
ムーア「ありゃりゃ。何してんだろ」
わっせわっせ・・ガシャ~~~ん
(今度は長机やら長椅子やらを運んできてはそれを同じように部屋に散らばせていく)
キンババ「だいたい何をするか分かってきた。僕なら絶対、危険するね」もみもみ(されてる視点の主だけが、なんのことやらさっぱり分かっていない様子)
ヘルフリート「よぅ~~~し。そのへんでいいだろう」ヘイッ(と全員甲高い返事と共に部屋の隅にそそくさと退散していくボゲラス一味)
ムーア「お片付け対決かな?それならちょっと苦手かも・・」
ルチア「その逆さ。にしても、あのクソじじい・・・なかなかいい趣味してるじゃねぇか」フフ・・
ムーア「ほえ・・・」
ヘルフリート「最後の勝負は、お前たちがどれだけ強運に恵まれているかを証明してもらう!!」
ムーア「ほほぉ・・・」
ヘルフリート「ルール説明をしようぞよ!!今から、お前たち二人には、あのシャンデリアから吊るした金のドクロを取ってもらう!!無論、先に取った方が勝者だ!!」
ムーア「ほえ・・でも、どうやって、あんな高いところのドクロを取ればいいのさ?」
ヘルフリート「実に良い質問だ!!キャロルムーア!!金のドクロを取りたくば、地面に散らばっているハシゴや脚立を好きに使うが良い!!」
キンババ「思い出した。前にWWN(ワールド・レスリング・ネコ)を都市まで観に行ったお父さんが興奮しながら話していたデスマッチと同じ内容だ。きっとヴィルヘルムのお父さんもファンなんだね」やれやれ
ムーア「デスマッチ・・ってことは・・」
ルチア「ハシゴや机を凶器として使ってもいいってことさ。思い出すぜ・・ドンドルマ公演の4WAYラダーマッチ・・・あん時のニャニャーン・コールドは最高にクールだったぜ♪」うちのパパはニャレット・ハートが出場していれば歴史は変わっていたはずだって今でもぼやいているよ(とキンババ)
ムーア「ほえ・・なんだか有名な試合方式なんだね・・」そうでもないよ。マニアだけさ(とキンババ)
ヴィルヘルム「どうした?怖気づいたか?」ケッケッケッ・・
ムーア「ぜんぜん。面白そうじゃん。受けて立つよ」
ヘルフリート「よかろう!!それではラストマッチ、「ゲット・ザ・スカル・ラダー・マッチ」の開幕だぁあああああ!!!!!」(GMばりの大げさな演技で玉座を立ち上がると同時にボゲラス一味から「フォ~~~~!!」という歓喜の声が。対し「バッカみたい」とキンババの一言も)
To Be Continued

★次回ストーリーモードは12/12(木)0時更新予定です★