お菜々の方「逃げるのですか!!卑怯者!!」ブボおおおおおおお(上に向かって炎を吐きながら追いかけていく青い着物を纏った炎妃龍の奥方様)
是流兵「落ち着け!!私は畑荒らしじゃない」ブブブブブブ(大雷光虫と共に空中を逃げ惑う幽霊ステルスモードな炎王龍のお化けさん)
お菜々の方「問答無用!!」チリチリチリチリ・・パシュパシュパシュ・・!!(ストーリーモード本編でお馴染み、全身から無数の碧い粉塵を大気中に舞い上がらせ、魅惑的な龍エーテルダスト(宇宙塵)を生成していく)
是流兵「ば、バカ!!せっかくの畑を焼け野原にする気か」
お菜々の方「自分で畑を荒らしておいてよくも言う!!」シャオオオオオオオオン!!(炎妃龍の頭上に浮遊する無数の碧い発光体がまるで意志を持っているかのように、一斉に斜め上に飛翔していく)
是流兵「ま、待て!!よく見ろ!!私だ!!」もにょ~~~ん(幽霊ステルスモードを解除し、炎王龍の姿を具現化させる)
お菜々の方「!!」
~一方、おパノ達は....
あっはっはっはっはっはっはっ
(お茄子畑の真ん中で「箱座り」している霞龍の「ぽっこりしたお腹」を撫でながらわろうているおパノとおチェル。灰虎ノ助は腕を組みながら霞龍を不思議そうに見上げている)
おパノ「もうやっては駄目ですよ?お腹が減っていたからといって、「人様の畑」を無許可に食べ散らかしては」めっ(と言いながら撫でている)
おルー(役:ルー)「げばっちょ」へこり(頭を垂れる。もちろんベロを出しながら)
灰虎ノ助「いやぁ~しかし驚いた。姿を消せる龍がいるとはな」
おチェル「よく見ると可愛いにょ♪これからはちゃんと改心するにょよ?」なでなで(ぽっこりお腹を肉球で撫でる)
おルー「げば」へこり
灰虎ノ助「食っちまった分、今度は働いて返すのだぞ?そうすれば、ちゃんと食事という報酬を約束しよう」
おルー「げば」へこり(何から何まですんまんせん的な感じでへこりかます人間の言葉が分かる優しい霞龍)
おパノ「問題は残っています。まだ。お社はなぜ壊したです?」ぶちっぽぉ~い(畑のでっかいカボチャを勝手にむしっては霞龍の口に向かって放り投げる)
おルー「げばって。おぼおぼ。げばっちょ」ごっくん(それを丸呑みしてしまう)
灰虎ノ助「何を言っているか、ちいとも分からないな」う~ん・・
おパノ「美味しそうだったからそうです。お供え物の落雁が。それで勢いあまって壊してしまったと」
灰虎ノ助「こいつめ。あんな固くて粉っぽいもの、モンスターが食べるな。それにな、お前が壊した祠はとても大切なものだったのだぞ」こちん(ぽっこりお腹にげんこつをする)
おルー「げば」へこり(ほんにすんません的な感じで頭を垂れるおちゃめな霞龍)
おチェル「もういいにょ。こうやって謝ってくれているからにょだから」なんて寛大な・・(と、またひとつ成長した姫君に感動して号泣する灰虎ノ助)
おルー「おぼおぼ。げばたりあん。げばってちょ~」
灰虎ノ助「げばたりあん?罪滅ぼしする気になったというのか?」ぷぅ~~ん(豪快にハンケチで鼻を噛む)
おパノ「運んで来てくれるそうです。お社を作る丈夫な木を」
おチェル「ほんと!?そしたら今度はおルーもお参りできるくらい大きなお社を作るにょだ!!」だきっ(ぽっこりお腹に抱きつく)
おパノ「解決ということで。でわでわ」パチパチパチパチ(寄り目しながら拍手かます)
ぼがああああああああああん!!
(そう遠くない畑エリアの上空に大爆発が起きる)
灰虎ノ助「なんだ!?」
おパノ「やれやれです。次から次へと。行ってみましょう」バッ(「乗ったら?」と屈む霞龍の背中に飛び乗る)
モワモワモワモワモワ・・・
(白煙に包まれるお茄子畑)
お菜々の方「・・・・・・・・・・」ぼとぼとぼと(周囲に焼け焦げたお茄子が次々と落ちてくる)
是流兵「久しぶりだな。おルナよ。っと・・今はお菜々の方と呼ばれているのだったな」ぼとぼとぼと(何故かゼルべっちゃんの所だけ、お茄子が頭目掛けて集中的に落ちてくる)
お菜々の方「なぜ戻ってきたのです?」
是流兵「・・・・それはな・・」
どすんどすんどすんどすん
(畑を豪快な「四足走行」で突き進んでくる霞龍の背中に乗っかってるおパノ達)
お菜々の方「あの髪の色の子は・・・」
是流兵「おパノだ。お前に似て、正義感の強い心優しい子に育ったぞ」すぅ~~~ん(再び幽霊ステルスモードに切り替える)
お菜々の方「・・・・旅の途中で会得したの?その仙術を」
是流兵「違う。ゼルべっちゃん・・・死んだちゃったんだ」
お菜々の方「え・・・」
灰虎ノ助「奥方様!!見事、畑荒らしの犯人を捕まえ、更に改心させ、今後は領内の護衛として雇うことに成功しましたぞ!!」どすんどすんどすんどすん(意気揚々とした霞龍が炎妃龍のもとに駆け寄ってくる)
おチェル「ほら、お母しゃまに挨拶するにょだ」
おルー「げばって」へこり
お菜々の方「・・・・・・・・・・・・」(炎妃龍の済んだ瞳に映るおパノの顔)
おパノ「??」(寄り目しておどけてる)
おチェル「ほにょ?どうしたにょ?お母しゃま」
お菜々の方「・・・以前に・・・以前に、あなたには姉がいると話したことがありましたよね、おチェルや」
おチェル「にょ。昔、お母しゃまがあたちと同じ孤児の子を養子に迎えたことがあるってお話にょ?確か、武者修行の旅に出かけたお父しゃまと一緒だって」
是流兵「・・・・・・・・・・・・・」(透けながら様子を窺っている)
お菜々の方「ええ・・。もしも・・・もしもそのお姉さんに会えたら、あなたはどうしたい?」
おチェル「おかえりなしゃいって言って、いっちょに暮らしたいにょだ♪」
スッ・・(霞龍の背中に乗っているおチェルに寄り添い、大きい顔を擦り付ける炎妃龍)
お菜々の方「だそうです」
是流兵「・・・・・・・・・・・・・」(透明化しながらも感極まる親心を必死に抑えようと目を細めているのが見て取れる)
お菜々の方「では、みんなでお城に帰りましょう。おパノさんも是非」ドスンドスン・・
おチェル「にょにょ?変なの」
灰虎ノ助「あれ・・奥方様におパノ様を紹介した覚えはないけど・・・面識がお有りで?」
おパノ「いえ・・・どうでしょう」(曖昧な答えに対し不思議そうな顔をする灰虎ノ助とおチェル)
ドイーーーーーーーーーーーン!!
「あたちのモンハン日記」
新春SP三夜連続
大江戸怪異捕物帳2019
やぁ~めでたいめでたい♪
(陽炎城天守閣エリア内のお庭に櫓が建てられており、その周囲を囲うように盆踊りをかます役人達と城下の町人達が入り混じりながら同じ環境で遊興を楽しんでいる。その盆踊りの列にはおチェルを乗せた霞龍の姿も見え、また庭の端々には色とりどりな屋台も展開されている「大江戸野外フェス」な状況である)
ひゅ~~~~~~~~~~
(気持ちの良い夜風があたるお城の見晴台より、目下の大宴会を「あたたかい目」で見つめるおパノとお菜々の方)
お菜々の方「ほんとうになんとお礼を申し上げてよいか」
おパノ「いえいえ。にゃ~もしてニャいので」あむあむ(イカ焼きを食べている)
ひゅ~~~~~~~~~~
(お城の屋根、炎王龍型の鯱と並んで心配そうに見張り台の二人を見下ろしているゼルべっちゃん)
お菜々の方「・・・聞けばおパノさんは、以前より城下で岡っ引きとして雇われていたとか・・・どうです?これを機に正式な奉行となり、我らと共に城に住まわれては。きっとおチェルも喜ぶでしょう」
おパノ「感謝します。ありがたいお言葉に。ですが性に合ってるのです。私には流浪の旅が」
ひゅ~~~~~~~~~~
(唇を噛みしめる炎王龍の父)
おパノ「そろそろ旅立ちます。おっと。お見送りは結構。おチェルちゃんが悲しむ姿を見たくないので。こっそり出ていきます」
お菜々の方「そうですか・・。それは残念です。しかし、これだけは覚えておいてください。あなたには立派な守護神がついておられます。どうか貴方の征く道に幸があらんことを」
おパノ「ありがとう。お母さん」にこっ(花びら舞う満月を背景に微笑む)
お菜々の方「え・・・・・・」
バッ!!
(袂を分かつように一気に飛び降りるおパノ)
お菜々の方「おパノ!!」ダッ(急いで見晴台より顔を下に覗かせる)
ビュオオオオオオオオオオオオ!!
(急降下していくおパノを背中でキャッチしてそのまま飛んでいく勇ましい炎王龍の姿)
お菜々の方「また・・また必ず帰ってくるのですよ!!おパノ!!是流兵!!」(こぼれ落ちる竜のナミダを流しながら暇乞いをする炎妃龍の母)
ビュオオオオオオオオオオオオ!!
(想いを断ち切るように風となって夜空を突っ切っていく炎王龍の背中にしっかりと掴まっているおパノ)
是流兵「本当に良かったのか!?」ビュオオオオオオオ!!
おパノ「おとっつぁんこそ。嘘なんかついてからに」ぎゅううううう(たてがみを顔が引き裂けんばかりに上に引っ張り上げる)
是流兵「ぎゃああああああああああ怖かったのだ!!母が生きているとお前が知れば、私のもとを離れてしまうのではないかと・・」ビュオオオオオオオ・・・
おパノ「するからです。武者修行の旅なんて・・。しかもその途中に死ぬなんて。お母様、かわいそ過ぎです」ビュオオオオオオオ・・・
是流兵「面目ない」しょんげり
おパノ「また・・・またいつか戻ってきましょうね」なでなで(乱れたたてがみを優しくブラッシングしてやる)
是流兵「・・・うむ。胸を張って帰れるよう、世の悪行をひとつでも多く解決せねばな」ビュオオオオオオオ
おパノ「あれ。そんな使命でしたっけ?」ビュオオオオオオオ
是流兵「若い頃はそう思って旅に出たのだ。なぜだか私のたてがみを離さなかった、きかん坊の赤子と共にな」フッ・・
おパノ「・・・・・・・・・・・・」なでなで(ブラッシングしているたてがみを改めて見つめる)
是流兵「さぁ!いくぞ、パノ!!」
おパノ「はい!!」
ビュオオオオオオオオオオオオ!!
(愛する我が子を背に、そして愛すべき人たちの想いを胸に、満月へと向かって飛翔していく炎王龍)
パノ「はっ」ガバッ
ちゅんちゅん・・ちゅんちゅん・・
パノ「見た。へんな初夢」んべぇ~~~(寄り目&舌を出してのおどけ顔でEND。後ろにはちっさくママガーグァの姿も見える)
~新春SP三夜連続★大江戸怪異捕物帳2019/完
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
1/7(月)0時更新 久々に!なぁ~も決まってないです
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も栗きんとん顔に塗りたくりながら読も見ようよ