ドドドドドドドドドドド!!
(仄かに差す光の束に導かれながら、ゲルハルトと直政を乗せたジョーを筆頭に猫民達を背に乗せたモンスター群が密林エリアを突き抜けていく)



ジョー「このまま沿岸まで突っ走るか!?」ズドドドドドドドドsss

$あたちのモンハン日記
ゲルハルト「にょにゃいニャ~!?(セインツの動きはどうなってる!?)」(後ろの剣豪ネコに話しかける)

直政「港に出ればバスコダがいるはずです!!そこで船団の到着を待ちましょう!!」

ジョー「誰か来るぞ!!」


ぴょーんぴょーんぴょーんぴょーんぴょん
(密林の奥より二人のメラルーが四足走行でこちらに向かって駆けてくる)


直政「安心してください。バスコダの使いです」ズザァ~~~~~煙(それを聞き、身を滑らせながら急停止する大猪)

サブ彦「皆さん!!お迎えにあがりやした!!」ぴょーんぴょーんぴょん(勇ましく駆けてくるその姿は以前のようなみすぼらしい雰囲気はなく、毛並みは手入れを施された艶やかな色をしており、顔つきもまた別人のように凛々しくなっている)

$あたちのモンハン日記
サムソン「ほむ・・あの猫は確か前に・・・」ブワッサブワッサ・・(その場に空中浮揚して留まる銀火竜の背中の上から密林エリアを覗き込む)

あたちのモンハン日記
マクシミリア「見違えたな。サブ彦」バッ煙(グランカッサの頭上より飛び降りる)

サブ彦「へい!これも皆さんのおかげです。今はセインツのメンバーとなって尽力させてもらっていやす」へこり

直政「どうしてここが分かった?」

サブ彦「へぇ。ちょうど港でバスコダさん達と一緒にコロニーへ運ぶ食料を下ろしていたんです。そしたら領内の方から煙が上がっているのが見えたもんで、バスコダさんが様子を見てこいと仰ってくれたんです」(隣にいるマフラーを口に巻いた勇敢そうなメラルーセインツも頷く)

マクシミリア「それはちょうど良かった。この猫民達を港まで連れていきたいんだ。怪我人もいるので、なるべく急ぎたい。事情は後で話す」

サブ彦「わかりやした。それなら港までの道案内はあっし達に任せてくだせぇ」どんドキッ(胸を叩いてみせる)

??「ちょっと待ちな!!」

直政「??」


フオンフオンフオンはぁ
(空中を「エイ」のように揺らめきながら羽ばたく毒怪竜の上で腕を組んで仁王立ちしているエプロン姿の御婦人アイルー)


オリセーさんの奥さん「あたしは水没林を離れないよ!!」がしっ(落ちないようにその安産型のしっかりした腰を背後から両手で支えているシャドーの姿も)

ジェット「俺たちセインツもだニャ!!領内にまだ残っている仲間を探しに戻るニャ!!」

直政「そうか・・ダミアン達がまだ・・・・」

ゲルハルト「にゃにゃちて。フニャ~ご(猫民の意志を尊重しよう。皆の意見を考慮して、留まる者と発つ者に分けた方が良さそうだ)」やれやれ


ザスンザスンザスンザスン!!
(氷の鎧を身に纏ったザボアザギルが凍てついた背中の上で丸くなって搭乗している猫民達と共に、その鋭利な爪を持つ四肢を泥濘の大地に力強く突き刺しながら突進していく。またその頭の上では、あぐらをかいたネブラネコが後ろを向きながらて乗っている)


$あたちのモンハン日記
ニャーク「・・・・・・・・・・・・・」ザスンザスンザスンザスン!!


ガルグイユ「兄弟!やっぱり心配なんだろう!?」ザスンザスンザスンザスン!!

ニャーク「・・・・・・・・・・・・・」ザスンザスンザスンザスン!!(ネブラネコの無表情な瞳に投影されるピラミッド型神殿が次第に小さくなっていく)


ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(ヴラドレンを筆頭に子供の獣人をおぶったウルクシリーズの戦士達が上空を舞う炎妃龍、風翔龍に守られながら疾走していく)



ヴラドレン「みんな!!もう大丈夫だからな!!」(子供達を励ましながら駆けていく)


ゼット「しっかし、凍土のマフィアが人助けとはねぇ・・」ほじほじ(鼻をほじりながら炎妃龍の冠部(角)に肘を乗せている)


ヴラドレン「これも棟梁の意志だ!!ルナストラ達だって、そう命令されたんだろ!?」(上空を舞う炎妃龍に問いかける)


ルナストラ「そうです。領内に舞い降りてくる邪険な存在から、猫民達を護れ・・・そうプリンシアは仰っていました」

ゼット「邪険な存在ねぇ・・・今度の姐さんの相手はあいつだってのか?」ぴ~~ん(鼻の中よりほじくり返した「謎の固形物」を遥か遠くの上空に浮かぶ黒龍に向かって弾き飛ばす)

ルナストラ「どうでしょうか・・・ひとつ言えるのは、この戦いが来るべき聖戦ではないということです」ブワッサブワッサ(その隣を舞う風翔龍もまた静かに同意を示すように静かに頷く)

ゼット「そりゃそうだろうよ。姐さんが戦うなら「オトモ」の俺なしでやれるかっての。それよりよ、なんだってヴラドレンのバカに姐さんの声が届いたんだ?」俺じゃなくて

ヴラドレン「フッ・・・それが絆さ」ぺたぺた(おぶっている子供の猫にブランゴヘルムの面を肉球でぺたぺた触られている)







「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








ブワッサブワッサ・・ブワッサブワッサ・・
(日蝕の終わりを示す仄かな太陽光を受けながら、「翼の生えた」幻獣キリンに跨る白いドレスの少女。その胸には同じく白毛の赤ちゃん猫を抱いており、背中には少し怯えながらも黒龍を睨みつけるミッチの姿も見える)


オクサーヌ「さぁ・・・今度は私達の番よ♪」ぴーす(微笑を浮かべる少女の下でピースしているバステト)



マモーナス「オクサーヌ・ヴァレノフ・・・・何をしに現れた?」


オクサーヌ「あ~~ら、ずいぶんなご挨拶じゃない?わざわざあなたの大いなる竜の災厄っていうのを見に来てあげたのに・・・って、災厄っていう割には大したことなかったわね。だってそうでしょ?吝嗇慳貪な強欲者を誑かして、弱みに付け込んだ挙げ句、いつ罰せられてもおかしくない、その汚れた魂を回収するだけなんだから。まぁ~~~あ、それがあなたのユニークスキルなわけで、生きる為の努めなんですものね。絶望を喰らいしもの、強欲の化身マモーナスさん♪」

$あたちのモンハン日記
ミッチ「絶望を喰らいしもの・・強欲の化身マモーナス・・タラー」ごくっ


マモーナス「堕落した命に断罪を処すのは、白の化身に成り損ねた疵物の務めではあるまい。退廃した凍土の僻地へ帰るがよい」

オクサーヌ「・・・・・・・・・・・・・・・」フッ・・(皮肉に満ちた不敵な笑みを浮かべるも、その紫紅色の右目は怨嗟の渦を巻いて止まない)

バステト「ミャアミャアミャー!!ニャニャニャーニャ!!」フウウウウウウDASH!(すんごい怒ってる)

オクサーヌ「ありがとう。私を庇ってくれたのね?」なでなで

マモーナス「失せろ。オクサーヌ・ヴァレノフ。それともこの場で殺されたいか?」

オクサーヌ「あなたは私を殺せない。少なくとも・・今はね」フフ・・

マモーナス「・・・・・・・・・・・・・」


ブワッサブワッサ・・
(巨大な翼を羽ばたかせ空中に留まる黒龍と対峙するペガサスのような幻獣キリンに跨った白いドレスの少女)


オクサーヌ「可愛いでしょ?リリエンタールっていうのよ。他の子と違って、あなた達、竜族みたいに翼を持っているのが、この子のユニークスキルなの♪」バッサバッサ(黒龍を睨みつける白い翼の映えた一角獣)

マモーナス「白の使いが貴様を主と認めたか。だが、それもあの娘よりお前が先に生まれただけのこと。そしてその娘もまた闇に堕ちたぞ」

オクサーヌ「!!」

マモーナス「さすがの貴様でも今のは驚きを隠せなかったようだな。所詮、龍使徒など我らの敵に非ず。いずれ貴様にも相応しい死を与えてやろう」

オクサーヌ「・・それはどうかしら?」フフ・・

マモーナス「ここで我と狩猟を始めるつもりか?」

オクサーヌ「言ったでしょ?今はその時じゃない。そしてそれを果たすのは私の仕事じゃないの」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・(微笑む少女の頭上では皆既日食の終わりを告げるように太陽が再びその神々しい姿を露わにしていく)




ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・
(神殿外壁上で睨み合う紺色の装束を纏ったギルドナイトと黒衣を纏った邪龍教徒の女)


ジーナ「ギルドの暗殺者が何をしにここへ?」

アンソニー「その言い方は実にグルーミーだ。そりゃ~ミッションの中に暗殺もたまにはあるけど、優しい上官が僕の美しい性格を考慮して、そういう汚れ仕事は他のナイトに依頼してくれる場合が多い。けど、それもターゲットの穢れ具合による」キッ


あたちのモンハン日記
カーブー「アンソニーさんが・・・ギルドナイト・・・」ザッ・・(片膝をつきながら上半身をゆっくり起こす)


アンソニー「やぁ、カーブー君。隠していたわけじゃないけど、あんまり公に言う仕事でもないからね。でも、君の事が気になったのは事実で、そのおかげで君も助かった。大丈夫かい?」(と気にかけるも、その視線は目の前の標的から一瞬も逸らさない)

カーブー「ウッス・・ご行為はありがたいですが、俺には「そっちのけ」は無いので・・すんません」へこり

アンソニー「フフッ・・。ナイトとハンターの間に友情があったら変かい?」ちら

カーブー「・・・・・・・・・・・」ふりふり(首を左右に振る)


シュン!!(アンソニーが目を逸した好機を見逃さず、襲いかかってくるジーナ)



フレデリック「危ない!!」


アンソニー「そう仕掛けたの」ショッsss(高貴な印象を放つ羽根付き帽子を投げ飛ばす)


バサーーーーーーーーーーーン!!
(飛んできた帽子をその鋭いネイルで掻っ切りながら突進してくるジーナ)


アンソニー「グルーミーなほど、まともじゃないね」やれやれ


クッDASH!(小さな小瓶を一気に飲み干すアンソニー)


アンソニー「じゃじゃ馬ならしといこうか」クッ・・(口元を拭うその手の甲に刻まれた幾何学模様と古代文字のような未知なるフォントの配列から成るタトゥーが、何かに激しく呼応するかのように発光しだす)


ガアアアアアアアアアアアア!!
(髪を振り乱し、ヒステリックな悲鳴と共に飛びかかってくるジーナ)


アンソニー「せっかく綺麗な女(ひと)なのに」カティカティカティカティ・・(その物憂げな顔は、みるみるうちにグロスがかったメタルネイビーな皮膚細胞に侵食されていく)


ガイーーーーーーーーーンぎくっ
(ジーナが振り下ろす尖爪の一撃を難なく鋼鉄と化した左腕で弾き返すアンソニー)


ジーナ「!!」ギャリリリリリリリ煙(右手の爪で石床を引っ掻きながら後退していく)

アンソニー「安心して。君みたいな薬物依存症じゃないから」ゴイン煙(爽やかな笑顔と共にアイアンハンマーを構える)

ジーナ「ガアアアアアアアアアアア!!!!!」バッsss


ズガアアアアアアアアアアン!!
(再び襲いかかってきたジーナの横っ腹目掛け、神速のアイアンハンマーを横殴りにおもいきり叩きつけるアンソニー)


アンソニー「・・・・・・・・・・・・・」(スーパースローでアイアンハンマーを振り抜くそのウェットな唇の動きは「実にグルーミーだ」と言っているようだ)


ドシャアアアアアアアアアン!!
(吹っ飛んだジーナは背中から階段状になった外壁を粉砕しながら叩きつけられる)


ジーナ「クッ・・・!!」パラパラパラ・・・煙

アンソニー「おおよそ第7~第10までの肋骨損傷。君に勝ち目はない。大人しく降伏するんだ」ガインsss(アイアンハンマーの尖端を雷神の如く差し向ける)


ブシュッ!!(トリップの小銃型注射針を左腕に突き刺し、薬物を直接、体内に投与するジーナ)


アンソニー「あれが元凶・・・なんてグルーミーで醜悪なんだ」(両目を閉じ、心の底から失望を示す)



ガアアアアアアアアアアアア!!
(再び周波数の高い悲鳴をあげながら飛びかかろうとするジーナ)



??「そこまでよ!!」


ジーナ「!?」バッsss



ドサアアアアアアアアアアン!!
(ジーナの背後に上空から河狸獣と女性三名を乗せた金火竜が着陸してくる)


$あたちのモンハン日記
ロージー「あなたの負けよ!!大人しくしなさい!!」(左肩の上に立つドスビカスの相棒もまた勇猛果敢に構えている)


王羽美「ジーナ・ジラント。動けば容赦なく撃ち抜きます」ギュリーーン!ギュリーーン!!(金火竜の首に跨るエリーゼが金色の月穿ちセレーネの弦をめいいっぱいに引き、溜め撃ちの準備をして威嚇する)


ジーナ「・・・・・・・・・・・・・・」じりっ・・


シャッ!!(後退したかのように見せたジーナは素早く右腕をなぎ払い、袖の中より投げナイフを飛ばしてくる)


王羽美「!!」


ニャゴおおおおおおおおおおお!!
(ウーメイに向かって放たれた投げナイフを横っ飛びしてきた「デブごっついどんぐりネコ兵士」がそれを爪で弾き返す)


王羽美「米瑠都さん!!」

米瑠都「観念するでごわすニャ!!」ズシャシャシャシャシャ煙(片膝片腕を地面に擦らせてブレーキをかけながら目前の敵に向かって警告する)

ジーナ「クッ・・・!!」


チャッ・・(ジーナの黒衣の背に族長の大剣の尖端が触れる)


ジーナ「・・・・・・・・・・・・・」ちら・・(その気配を感じながら、ゆっくりと後ろを振り返る)

アイアンロック「逃さないぜ。邪龍教徒のべっぴんさん」フッ・・(その背後には黒刀を構える肉まんとキングロブスタなリチャードの姿も)



ゾフィ「よぉ!!やってんな!!」ダッ煙(ユーリィ、ファーザーGと共に神殿の向こう側から駆けてくる)


ジーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」


ザッ・・(警戒するジーナのもとに歩み寄るカーブー)


カーブー「これ以上、君を傷つけたくない。頼む」

ジーナ「・・・・・・・お名前は?」

カーブー「カーブー。川村カーブーだ」

ジーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」


スッ・・(降伏の意を表するようにそっと両手を上げるジーナ)


ジーナ「いいでしょう。私の命を貴方に預けましょう。川村カーブー」


ファッ・・(背後からそっと睡眠薬を含ませた布でジーナの口元を覆う肉まん君)


ジーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」(それを黙って受け入れ、カーブーを実直に見つめるマゼンダの妖艶な瞳を次第に瞼が覆い尽くしていく)




キラキラキラキラキラキラ・・・・
(煌めく黒髪を靡かせながら前倒れに気絶するジーナ)




たしっドキッ(倒れた黒衣の美女を颯爽と抱き上げるドボルヘルムの男)


カーブー「ウッス」(眠れる邪龍教徒の美女を見下ろすドボルヘルムの頭上から、オーロラのように輝く太陽の陽射しが一気に降り注いでくる)

To Be Continuedsss





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

10/15(月)0時更新 「まったくあっぱれな奴じゃぞい!!」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も限界ギリギリのスピーンかましながら読も見ようよにこっ