$あたちのモンハン日記
ダオオオオオオオオオン!!
(焼夷弾特有の化合的な爆炎の渦を掻い潜って登場してきたのは、ランポスSシリーズに身を包み、葉巻をふかしながら両肩に大砲を担いだ屈強な大男と、見事なまでの「運搬スタイル」をもって大砲の玉を抱えながら、その華奢な背中には大タルを背負い、頭部にはシンプルな緑のどんぐりヘルムを被り、真っ黒なサングラスをかけ、両手には派手な色のリストバンドを巻き、足元だけ軍用ブーツで固めた「パンいち姿」という実に男らしい白人男性であった!!)


ボビー「あのクソアマめ!!ナパームでこのエリアを焼き尽くす気か!?」フーーーー煙(怒りと共に葉巻の煙を鼻の穴(ダブル)から豪快に出す)


チャッ・・(荒れ狂うインフェルノの奥から、漆黒のタイトなボディスーツを身に纏った女性兵士がカノン砲型ヘビィボウガンを膝射姿勢で構え、こちらを確実に捉えている)


ニッキー「仕方ないさ。このエリアを火の海にしちまったのは、俺達のせいでもあるんだ。それに、タバコの火には困らないだろ?この戦いが終わったら、キラースラッシュにでも誘ってみるかな」よっ(大砲の玉を抱えながら起用に右手でシケモクを咥える)

ボビー「やめとけ。あの女は酒を酌み交わす価値もないただの戦争屋だ。それともアルコールを肴に貴重な酒場を焼け野原にする気か?」ガチャ・・(その場にかがみ込んで両肩の大砲の向きを微調整する)

ニッキー「傭兵の俺達と何が違う?所属が違うだけで趣味は同じさ」ガポンガポンハッ(ボビーが担ぐ2つの大砲にまあるい玉をセットしていく)

ボビー「なら本気で口説いてみろ。その気もねぇのにお前は一時的な欲動だけで恋をしたがる」チャッ(両肩に担ぐ大砲を上向ける)

ニッキー「冗談。恋ってそういうもんだろ?火薬と同じさ。一度火がついたら手がつけられねぇ」フッ・・(微笑みながら指折りでカウントダウンを始める)

ボビー「軟弱な恋慕の炎と、我が大砲の火力は違う。ファイヤーーーーーーーー!!!!!」ズドーーーーーーーーン!!


ドガアアアアアアアアアアン!!
(ダブルで投下された大砲の玉が目標地点に着弾し大爆発を見せるも、クイーンは華麗な回転回避をもってそれを難なく交わしていく)


ニッキー「あらら。抜群な回避性能と回避距離だね、ありゃ~。口説き落とすのは難しそうだ」ガポンガポンハッ(次の玉をセットしてやる)

ボビー「ニッキー!真面目にやれ!奴の逃げる方向を予測しろ!!」むんsss(と両肩に担ぐ大砲に角度をつける)

ニッキー「あんたはそのカブレライト並に硬い頭だから、カミさんに逃げられたんだよ。いいか?1射目、ライトの角度、12時方向。一秒後にレフト、2時方向でドンピシャだ」

ボビー「女房の話はするな!!ライト、ファイヤーーーーーーーー!!!!」ズドーーーーーーン!!(一直線に向けた右肩に担ぐ大砲が豪快に火を吹く)


バオオオオオオオオオオオオン!!
(投下の爆発と共に、こちらから見て右方向に回転回避するクイーン)


ボビー「バーベキューにしてやるぜ!!レフト、ファイヤーーーーーーーー!!!!」ズドーーーーーーン!!(少し内側に向けた左肩に担ぐ大砲から勢いよく大砲の玉がすっ飛んでいく)

ニッキー「まったく惜しい女を亡くしたぜ」じゅ~~~~煙(ボビーが担ぐ大砲の熱でシケモクに火を点ける)


ヒョウウウウウウウウウン!!
ダオオオオオオオオオオン!!

(落下してくる大砲の玉を回転しながら自身のヘビィボウガンにて狙撃し、迎撃に成功するクイーン)


クイーン「まったく、なんなの?あのコンビ。ほんと、まともな男がよってきやしないんだから」バッ煙(回転から起き上がると同時に再び膝射姿勢でカノン砲型ヘビィを構える)


ボビー「チッ・・タフな女だ。おい、ニッキー。こっちもナパームで対抗するぞ」

ニッキー「可愛そうに。うちのは広範囲だからな。こればっかりは避けられねぇ運命だ」よっはぁ(大タルから「朱色」の大砲の玉を取り出す)


クイーン「なるほどね。あの「どんぐりヘルム」がボールボーイなわけね・・」(火の海に囲まれながら冷静にスコープで捉えながら考察している)


ボビー「気をつけろ。ここで落としたら俺達が燃えちまう」フーーーーー煙(葉巻を豪快にふかす)

ニッキー「だったらそれやめたら?俺はやめねぇけどな。それと、一度たりとも、俺が玉を落としたことあるか?何度も言うが、玉を体に密着させる為の「上半身裸」なんだ。自己管理が大変なんだぜ?風邪の予防とかよ」」うんしょ(ヨレヨレになったタバコを咥えながら赤い大砲の玉を2つ抱える)

ボビー「なぁ、ニッキー。俺達、サザンゴッドの傭兵になってから何年経つ?」ヒョウウウウウウン・・・(頭上を別の大砲の玉が飛んでいく)

ニッキー「はぁ?どうしちまったんだよ?」よっ(赤い大砲の玉を右手に乗せ、ボビーが掲げる大砲の砲口にセットしようとする)


チャッ・・(スコープ視点。クロスヘア越しに拡大される「ニッキーの手のひらに乗った」赤い大砲の玉)


クイーン「じゃあね、へんてこりんなコンビさん」フフ・・


カチッハッ(クイーンの綺麗な人差し指がトリガーを引く)



ボビー「いや・・なんでもねぇ。早く玉を・・・」



$あたちのモンハン日記
ボガアアアアアアアアアアアン!!



ボビー「ぐわあああああああああ!!!!!!」ンボオオオオオオオ炎


「ちょうど・・・ちょうど20週年だ」


ボビー「!?」



ボオオオオオオオオオオオオオオ!!
(うつ伏せのまま業火に包まれ燃え上がるニッキー)



ボビー「ニッキーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


ニッキー「いいかい・・・ボビー・・。あんたは俺なしじゃ「成立」しねぇんだ・・・だってそうだろ・・?あんたがいくら大砲の名手でも、それに玉を込める相棒がいなきゃ、ただの空砲止まりなんだからな・・。ボビー・・あんたが撃つなら俺は込める。それが俺達の関係なのさ」ンボオオオオオオオ炎(燃え上がりながら2つの大砲の玉を相棒に差し出すボールボーイ・ニッキー)

ボビー「どんぐりヘルムにサングラスの色白男・・・フッ・・」メラメラメラメラ・・


バオオオオオオオオオオン!!
(ボビーの全身を包み込む炎が猛り狂い、爆裂の激憤と化す)


ボビー「我が友よ!!見ろ!!気絶無効がここでも役に立っているぞ!!これで意識を喪失することなく、我が愛する大砲と共に死ねるというもの!!」ガポン・・ガポン・・(共に燃え上がりながら、ボビーが尚も担ぎ上げる大砲に玉をセットするニッキー)

ニッキー「GO・・・ボビー・・・・」フラ・・・(あばよジェスチャーをかますと同時に「チャームポイント」であるサングラスが炎の熱により、グラスごとドロドロに溶解していく)


ズルズルズルズルズル・・・・(両肩に大砲を担ぐボビーの巨体に顔を埋めながら崩れ落ちていくボールボーイ・ニッキー)


ボビー「安らかに眠れ・・・・・友よ・・!!」フルフル・・(爆炎に包まれながら黙祷を捧げ、拝辞の涙を豪快に垂れ流す)


ガイン!!(全身を炎に包まれながら、両肩に担ぐ大砲を空に向ける)


ボビー「さらば好敵手達よ!!俺達、ダブルキャノンブラザーズが落命した後も、終わりなき壮絶なバトルを繰り広げるが良い!!先に地獄で待っているぞ!!ファイヤぁああああああああああああ!!!!!」




ドウーーーーーーーーーーーン!!
ドウーーーーーーーーーーーン!!

(爆炎の中から上空に放たれる「2つの弔砲」を背景に、収納したカノン砲型ヘビィを肩に担ぎながら、颯爽とその場を去るクイーン。後方からの爆風によって、その長いライトブラウンの長い髪が、どこか寂しげに・・哀愁と共に靡かれるのであった....)












ガイーーーーーーーーーン!!


「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~









スラッシュ「邪魔っチャ!!どけええええええええンバぁああああああああ!!!!」PRRRRRRRRRR!!(激しいリップロールと共に妖気を放つ奇王剣(大剣)を横切りに大回転させる)



ズシャアアアアアアアアアアア血
(大剣大回転のスピーンにより小型のタイフーンと化したスラッシュが、次々とセルタスネコの群れを斬っていく)



バタン・・バタン・・バタン・・・(倒れていくセルタスネコの間を縫って歩いてくるクイーンの後ろ姿。その奥では嬉しそうに彼女を迎え入れる、右目に青いボタン、左目に赤いボタンを縫い付けられた黒いチャチャブーフェイクを被ったスラッシュの姿が)


クイーン「ほら、やっぱりそのお面になってから調子いいみたい。カールは?」フフ(スラッシュの頭を撫でてやる)

スラッシュ「ああ、それならあそこだっチャ」ほれ(と指差す)


ガシッ・・ガシッ・・・(ピラミッド型の巨大神殿の外壁をよじ登っていく金毛獣王。それを追いかけるように続く鬼狩蛛、さらには多殻蟹の姿も)


クイーン「なにあれ?あんな所で鬼ごっこ?ゾンゲ将軍まで・・」ボギャアアアアアア!!(その奥では咆哮をあげる迅竜が黒いスカルフェイスの軍人達に襲いかかっていく)

スラッシュ「うーーーーー。そんなことよりお空が変だっチャ」(空を見上げるぬいぐるみみたいな奇面族を黒い影が覆い尽くしている)

クイーン「そうね・・・この感覚・・・・似てない?」ドガアアアアアアン・・(近くで爆発が起き、爆風により長い髪を靡かせながら薄暮な空を見上げる)

スラッシュ「??」

クイーン「ほら・・・タンジア海域に現れた・・・・・」


ドスン・・ドスン・・・・
(硝煙の中からゆっくりとこちらに向かって歩いてくる河狸獣のシルエット。その右腕には「シャークキング」に上半身を飲み込まれた暗黒団の兵士をぶら下げている)


スラッシュ「なんかアブねぇのが来たっチャよ」ジャキーーーンキラキラ(奇王剣を構える)

クイーン「のんきに戦ってる場合ならいいんだけど・・・」ガイン煙(肩に担ぐヘビィを素早く展開させる)





バッ煙バッ煙
(薄暗い空の下、階段状になった神殿の外壁南側を飛び上がりながら登っていく肉まん一行)


肉まん君「ロック!見ろ!空の様子が妙だぞ!?」

アイアンロック「ああ、見えてるよアセアセスコールじゃないのは確かだな。その証拠に太陽は輝いてやがる」ガシッドキッ(ひいこら言いながら上の段によじ登ってくる)

リチャード「・・・・・・・・・・・・・」ヒュオオオオオ・・・(二人よりも上の段に立ち尽くし、翳りの空を見上げているキングロブスタなヘルムの長い触覚が風に靡いている)

肉まん君「・・・・・・・・ん?」


ザワザワザワザワ・・・・・
(一行の下より、詠唱を呟きながら邪龍教徒の獣人達が群れをなしてよじ登ってくる)


アイアンロック「嘘だろ・・なんだありゃ・・・一心不乱に登ってきやがるぞ汗

肉まん君「一体何が・・・他の連中も無事ならいいが・・」ヒュオオオオオ・・・




ダッダッダッダッダッダッsss
(神殿内の廊下を駆けていくディオマリアシスターズ&ブッチャービートル、そしてファーザーGとアイン)


ゾフィ「無人だな!みんな戦闘に気をとられてやがる証拠だ!!」ダッダッダッダッsss

アイン「それでどうするんだい!?何かあてがあって走っているんだろうね!?」パカラッパカラッsss


ユーリィ「・・ない・・だす・・」ダッダッダッダッsss

ファーザーG「ちょっと待ってください!誰か来ます!」

バッ煙(壁際に身を伏せる一同)



ハァ・・・・ハァ・・・・・・(交差する廊下の向こう側より、頭部に包帯を巻いた青渕猫が、身に纏うボロボロになった青いドレスの生地を振り払いながら、満身創痍の状態で息を切らせ、よたよたと歩いていくる)



ユーリィ「・・・・・・・(・・あれは・・・あの時の・・)」


姜淑「ハァ・・・・ハァ・・・・・・!!」ボリボリ(腕を思い切り掻きむしる地肌の色は紫に変色しており、顔に巻いた包帯の口部が鮮血に染まっていることから吐血したことも窺える)


ゾフィ「なんだ・・あの猫にゃん・・・病気か・・?」


姜淑「宰相様のもとに・・・・きっとあの方も・・・・ジーナの薬を・・!!」ビリッ!!ボリボリ血(ドレスを引きちぎり、剥き出しになった体を痛々しいまでに力強く掻きむしっていく)


ファーザーG「宰相・・・・」

ユーリィ「・・追いかける・・」ザッ・・

ゾフィ「おい!待てよ!!」ダッsss






~神殿外壁、南側....

シャッ!!シュタッ!!
(暗がりに包まれた神殿の外壁上に飛び移ってくる純白のギルドナイト)

王羽美「どうやら本格的な戦闘が開始したようですね・・・」ドガアアアアアン・・・(神殿の裏側より爆音が響いてくる)


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ウーメイが見上げる空は、日が落ちかけている薄暮そのものの冥闇に包まれている)


王羽美「・・・・・・・(似ている・・・・故郷を襲った「あの日」の淀みに・・・)」


「喉あらば叫べ、耳あらば聞け、心あらば祈れ」


王羽美「・・・忌々しい韻文・・・・いい加減にしたらどうです?ジーナ・ジラント」キッ(鋭く上を睨みつける)


ジーナ「その者の名は宿命の戦い。その者の名は避けられぬ死。今、まさにその瞬間が訪れようとしているのです」スッ・・(黒衣のフードを脱ぎ、ルーズな後ろ編み込みを左肩に落としながら、マゼンダに光る両眼をもって冷徹に見下ろしている)






~神殿、屋上エリア....

にゃあにゃあせかせか!!
(巨砲の下でせっせと動く工房の猫たちをテキパキと指示する車椅子のロイ)


BBB「いい調子だな。んで、俺たちゃどうすりゃいいんだ?」ゴキッゴキッハッ


セルタス純平「まずは大砲の改良が先だ。どうした?ずいぶんやる気じゃないか、ビー」


UBU「薄明薄暮性。本能よ。あんたこそ、血が騒がないわけ?」

セルタス純平「ん・・・ああ・・そういえば・・そうだな」

UBU「・・・・・・・・・・・・・」(薄暮の空を見上げている)

セルタス純平「気になるか?この異常な空が・・」(同じく空を見上げる)

UBU「闇が光を覆う瞬間を見逃すな・・・ビー、確かに白玄のおじいさまはそう言ったのよね?」

BBB「ああ。間違いねぇ。まさに今だな」

UBU「・・・・・・・・・・・・・・」にや・・

BBB「っと、連中、暗くて作業出来ねぇんじゃねぇか?ちっと火でもおこして、松明で照らしてやっか」てってってってっ・・(巨砲の下へと意気揚々と歩いて行く)

セルタス純平「何が起きるんだ?」ちら(隣で空を見上げる主人を見上げる)

UBU「宿命の戦い。あいつと「あたし」の・・ね」(不敵に微笑みながら暗がりに飲まれていく)






~宰相の部屋....

ガタガタガタガタガタガタ・・・(布団を全身に被り、怯えている獣人のシルエット越しに、それを冷ややかに見下ろす忍び猫の姿)



ニャン蔵「・・・・・・・・(一体、この方は何に怯えているのか・・・・領内に侵入してきた敵・・・違う・・。もっと強大な何かを感じているのだ・・)」


ニャン=ジュスト「私は初めて・・己を過信したことを後悔した・・!!来るぞ・・・・あいつが契約を終わらせる為に舞い降りてくるぞ!!!!」ガタガタガタガタ!!

To Be Continued






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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストリートモードはさ!?

8/10(金)0時更新 「って、お前、マジで何企んでやがる」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も熱い眼差しで読も見ようよぽけ~