カサカサカサ・・・
(木陰に潜伏しているピンク色の「各種」ルドロスシリーズに身を包んだアマゾネス達)
アルマ「UH~~♪緊張しますねぇ~♪」こそこそ(木陰から顔を出したり隠したりしてるルドロスU剣士)
テルマ「UH~~♪ドキドキしちゃいます♪」こそこそ(同じくルドロスUガンナー)
ガンピー「ちょっと、あんた達!伏兵なんだから声を出したら意味ないじゃない!!」ぬぷっ(泥濘からドロドロな姿を見せる灯魚竜)
アルマ「いいじゃないですかぁ~♪まだ敵も来そうにありませんし♪」
テルマ「そうです!お肉でも焼きますか?お腹空いちゃって」くぅ~~~(と腹の虫を鳴かせるルドロスUのツインズ)
エヴェレッソン「まったく・・なんて緊張感ないのかしらフレデリック様ぁ~、なんとかしてくださぁ~い」(木陰に身を寄せる「ちびペッコ」が懇願する)
とぷ・・・(泥濘からゆっくり顔を見せる紫水獣の女帝)
フレデリック「確かに遅いな・・・間違いなく、あの砦蟹は神殿に向かうはずなのだが・・」ちら・・(徐に空を見上げる)
ドシューーーーーーーーーーーン!!
(上空をジェット機のように通り過ぎていく黒い飛竜の影)
フレデリック「!!」(その瞳に黒い飛竜の首に跨った「ドボルヘルムの男」が投影される)
テルマ「なんですぅ~?今のぉ~?」むぅ~~(手をかざして上を見上げている)
アルマ「雌火竜みたいでしたが・・黒でしたねぇ~」むぅ~~
フレデリック「後は任せたぞ。エヴェレッソン」ズルズルズルズル・・・(長い尻尾を引きずりながら泥濘より姿を露わにする)
エヴェレッソン「え・・何処へ!?」
フレデリック「私は自分のターゲットを追う」ズルズルズル・・
エヴェレッソン「??」
フレデリック「お前たちは砦蟹の進行を妨げろ。ブラックギルドの好きにさせるな」ズルズルズルズル・・・(密林の奥へと消えていく紫水獣の後ろ姿)
エヴェレッソン「そんな・・やっと再会出来たというのに・・」しょんげり
ショウーーーーーーーーーーン!!
ショウーーーーーーーーーーン!!
アルマ&テルマ「あれぇ~なんの音ですかぁ~?」きょろきょろ
エヴェレッソン「いいから伏せなさい!!」グン(二人の頭に乗っかり、無理やり身を屈ませる)
ガンピー「んもぉ・・またお肌がまた汚れちゃう」とぷ・・・(再び泥濘に身を潜める灯魚竜)
ショウーーーーーーーーーーン!!
ショウーーーーーーーーーーン!!
(木々の枝にスリンガーから発射させたフック付きロープを引っ掛け、華麗に空中移動していく青銀の装束を纏った男と紺色の装束を纏った美男子)
エヴェレッソン「あの装束は・・ギルドナイト・・!」
アルマ「男発見!!」ジャキーーーン(苦剣アメジストレイジを構える)
テルマ「瞬殺モード開始!!」ギュリッ(ピンク色のスポンギアの弓を引く)
エヴェレッソン「やめなさいっての!!」パかぁ~~~ん(両翼でそれぞれ双子の頭をひっぱたく)
アンソニー「彼女達、あれで隠れてるつもりかな?」ショウーーーーーーーーーーン
シリウス「仕掛けてこないのなら、わざわざこっちから声を掛ける必要もあるまい。いくぞ」ショウーーーーーーーーーーン
アルマ「いたたたた」
テルマ「いいんですかぁ~?行かせてぇ~!」ぷんすか
エヴェレッソン「今はホワイトギルドに関わっている暇はないわ。私達のターゲットはあくまでも砦蟹よ」
ガンピー「待って。また何か来るわよ」ぴこぴこ(泥沼から「まあるい提灯」をそうさせながら警告する)
ドスンドスンドスンドスン!!
(泥濘の大地を駆けていく一頭の雷狼竜。その背中には珍妙な姿の狩人達をわんさか乗せている)
アイオロス「すごい人の気配。それにこの残り香りは・・・孤島の女帝の痕跡だ」ドスンドスンドスン
アイン「孤島・・・アクアパラダイスモーテルが潜んでいるっていうのかい?」ドスンドスンドスン(鬣にしっかり掴まっているサザンゴッドのメンバー)
ゾフィ「どうする!?やっちまうか!?」ドスンドスンドスン
ボビー「一発ぶちかましてやろうか」スチャッ(ダブルキャノンを肩に背負うと同時に傍らのニッキーがすかさずダブルキャノンにダブルな大砲の玉を詰め込む)
ユーリィ「・・無視・・」ドスンドスンドスン(その後ろではキングロブスタなリチャードが雷狼竜の尻尾の上で「綺麗に縦になって」寝ている)
肉まん君「そうしよう。連中の相手をしている暇はない」
ドスンドスンドスンドスン・・
(湿地帯エリアの向こう側に消えていく雷狼竜とサザンゴッドの賞金首達)
エヴェレッソン「ふぅ~~~。まったくどうなってんのよ、この水没林は」
アルマ「ていうか」
テルマ「完全に相手にされてない感じ」
ガンピー「まぁね」ぴこぴこ(泥沼から「まあるい提灯」をそうさせながら同意する)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ドガァアアアアアアアアアン!!
(城門を大鎚のような右手をもって破壊して現れる第一段階の多殻蟹)
ゾンゲ「ザァ~~ムザムザムザム!!北門突破ザムぞ!!」ドシーンドシーン
シャアアアアアアアアアア!!
(群れを成して襲いかかってくるセルタスネコの群れ。もちろんドリルを掲げながら)
ゾンゲ「きょえええええええええ!!」
ぐるーーーーーーーーーん!!
ばち~~~~~~~~~ん!!
(両蟹手を広げ、その場を軸に大回転をかまし、向かってくるセルタスネコを次々とふっ飛ばしていく。これぞ必殺「大スピーンザムザ」なのだ!!)
ぼてぼてぼてぼて
ワッシャッシャッシャッシャッシャ
(すっ飛ばされてきたセルタスネコの山ができ、崩れた順から慌てて地中に潜って退散していく)
ゾンゲ「ザァ~~~ムザッザッザッザッ!!愉快愉快!!もう終いか!?貴様らなど、兵器が無ければただのネコ!!このタイクンの相手ではないぞよ!!」ザァ~~~ムザムザムザム
暗黒団兵「門兵は全員撤退した模様です!」ザッザッザッザッ(黒いスカルフェイスの軍人から成る小隊が多殻蟹の上官のもとに駆け寄ってくる)
ゾンゲ「ザムなり・・・奴等にしては悪あがきが少ないザムね・・・」ザむぅ~
暗黒団兵「領内の兵を神殿に集め、中央の守りを固めているのでは?」(進言する黒いスカルフェイスの軍人)
ゾンゲ「今、タイクンが言おうとしたばかりだ。こいつめ」こちぃ~ん(暗黒団兵の頭をぶつ。「いちっ」って表情を浮かべる黒いスカルフェイスの軍人)
きょろきょろ(する多殻蟹)
暗黒団兵「??」すりすり(ぶたれた頭をそうしながら多殻蟹の上官を見上げている)
ゾンゲ「奴等は既に到着しているやもしれん・・・急ぐぞ!!」ザッ
ざわざわざわざわざわざわ・・
(参列者のどよめきの中、宣誓台の前で立ち並ぶ猛豚と鈴麗のもとに「ちいちゃい丸眼鏡」をかけたメラルー神父が近づいていく)
メラルー神父「ほ、本当に式を続けるのですか?」
猛豚「卿らの身の安全は、オステルマン将軍が必ず守る。敵が攻めてきた今だからこそ、我が領内の猫民による結束力を見せつけてやるのだ。頼む。珍の願いを聞いて欲しい」
メラルー神父「・・・・・・・・・・・」
鈴麗「私からもお願いするニャ。神父さん。私達を信じて欲しいニャ」
メラルー神父「・・・・・・・・。分かりました」にこ
ガガガガガガガガガガガガガ・・・
(神殿エリアの東側よりネコ式火竜車の部隊が到着してくる)
キーン「よし、止まれ!!」ガガガガガガガ・・・(土埃をあげながら停車する火竜車隊)
オステルマン「キーン。火竜車を先陣に方円の陣にて陛下とお妃様を囲い、八方からお二人をお守りしろ。第二陣には騎馬隊を、そして弓撃隊を配備させ、中央には大砲部隊を360度、どの角度から敵が来ても撃ち落とせるよう集中させろ」
キーン「ハッ!!聞いたか!!すぐに配置につけ!!」ダッダッダッダッ
オステルマン「カレン隊がいればな・・」
「ええい!!邪魔だ!!向こうへ行ってろ!!」(明らかにキーンの怒号が飛び渡る)
数多の飛竜を駆遂せし時 伝説はよみがえらん
(参列者の後列で空を見上げながら詠唱を続けている邪龍教徒の猫達)
オステルマン「・・・・・・・・・・・・・」
「将軍!!」ぴょーんぴょーんぴょーん(伝令と思しきギザミネコが四足走行で駆け寄ってくる)
オステルマン「どうした?」
ブレイブネコ「化け蜘蛛のような大型モンスターを筆頭に、間もなく神殿エリアに暗黒団が侵入してきます!!」
オステルマン「うむ。大砲部隊!!急いで配置につけ!!敵は東から来るぞ!!」ガガガガガガガガ(急いで砲台を積んでいる貨車を押していく猫達)
「大変です!!」パカラッパカラッ(今度は南方面から騎乗した青いブレイブネコが駆けてくる)
オステルマン「何事か!?」
ブレイブネコ「大型モンスターの群れが南門を突破!!クルセイダーズのモンスターであります!!」
セルタス門兵猫「緊急事態です!!北門が暗黒団により大破!!例の多殻蟹の部隊です!!」
オステルマン「・・・・・・・畏れるな修羅尊威よ。誰ぞ!!我がエクスキューショナーを持てぇ!!!!陛下の御前にて、敵を迎え撃つ!!!!」
汝、猛豚。そなたはここにいる鈴麗を病める時も、健やかなる時も・・
(参列者が周囲の様子に対し動揺を隠せないどよめきをあげる中、淡々と誓いの言葉が交わされていく)
ドシンドシンドシンドシン!!
(喧騒を打つ消す不気味な足音と共に、神殿エリアの東側よりエリアインしてくる鬼狩蛛及びクイーン小隊。クイーンは冷静沈着に鬼狩蛛の上から膝射体勢でカノン砲型ヘビィのスコープを覗き、周囲の様子を確認している。同時にスラッシュは前方に大きく飛び跳ね、戦地への一番乗りを奇面族特有の金切り声と雄叫びをもって満喫している)
オステルマン「まずは東から一番隊の参上」ガシッ(右手に託されたエクスキューショナー(大剣)の刃を東に向ける)
幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も・・
(聖言を続けるメラルー神父を挟んで見つめ合う猛豚と鈴麗)
ザ~~ムザムザムザム!!
(続いてい、けたたましい笑い声と共に北側よりエリアインしてきたのは、第一段階の多殻蟹を先頭にした同じくブラックアーミー部隊である!)
オステルマン「盟の意義を知らぬ、不義不忠の卑賤極まりない匪賊め。ここで憂いを断ってくれよう」ザシュッ(今度は左手に託されたエクスキューショナーの刃を北に向ける両刀の鬼神猫)
病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつ時まで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓いますか?
(感慨深げに鈴麗を見つめる猛豚)
ドドドドドドドドドドドド!!
(南側より無数の大型モンスターの足音が、地割れを起こさんばかりにエリア中を轟かす)
ドドドドドドドドドドドド!!
(先頭を征く迅竜の頭の上で腕を組みながらあぐらをかき、尊大に戦地を捉えているドボルネコヘルムのリーダー)
鈴麗「・・・・・・・・・・・・」ちら(一瞬、その爆音に気を取られ、目を背ける)
スッ・・(無骨な猫手によって、優しく顔の向きを正面に戻される鈴麗)
猛豚「この猛豚。鈴麗を生涯愛し抜くことを誓おう」
鈴麗「陛下・・・・・」
ドシューーーーーーーーーーン!!
(神殿の外壁上に突如、真上から流星のような黒い影が舞い降りてくる)
シュウウウウウウウウウウウ・・!!
(着地の砂埃に包まれながら、威嚇姿勢をとる刻竜。その首に跨るは豪傑なドボルヘルムを被り、廉潔な印象を受けるユクモノシリーズを纏ったあの男であった!)
カーブー「・・・・・・・・・・・・・・」
オステルマン「四面楚歌の婚礼。武神にとってはまたとない闘宴ぞ」チャッ・・(ゆっくりと四方の敵を捉えながら、両手に持つエクスキューショナーを天に掲げる)
クイーン「・・・・・・・・・・・・・・」(沈黙のままスコープを覗くターゲットは計り知れない)
ゾンゲ「・・・・・・・・・・・・・・」ザッ・・(静かに一歩前進する多殻蟹)
鉄平「・・・・・・・・・・・・・・」ポキポキ・・(首を捻らせながら、両手の準備運動を始める)
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」(下の様子を確認するように見下ろしている)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(四方の様子には目もくれず互いに見つめ合う花婿、猛豚とその花嫁、鈴麗。また二人の間からは、階段状になった神殿外壁の上に飾られた落陽草の鉢が並んでいるのが垣間見える)
キーン「・・・・・・・・・・・・・・」(緊迫したエリアをひしひしと全身で感じながら全神経を研ぎ澄まし、息を切らせてひたすらに号令を待つ)
オステルマン「いざ!!開戦だぁああああああああああ!!!!!」
ドシューーーーーーン!!(二本の大剣を蒼天に掲げると同時に鬼人化する巨漢の赤虎武者猫侍)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
7/23(月)0時更新 「ハッピーエンド目指して、仕上げといきましょうか♪」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!