~Flooded Forest East Bay Area....

バサバサバサバサ!!
(密林内よりあらゆる種類の鳥類、そして羽を持つ環境生物達が一目散に飛び立っていく)




ドシーーーーーーーーーーン!!




ふおんふおんふおん・・
(大きく開かれた口部が強化ガラスによって覆われた砦蟹からは、何やら未来的なテクノロジーを意味する「ふおんふおん」としたエフェクト音が発せられている)


フフフフフフフ・・・(強化ガラス越しに、「尊大なポージング」をとり、微笑を浮かべるは、ご存知、漆黒のドクターコートを高飛車に羽織り、タイトな医療用黒衣を身に纏ったダニエル・カペラ女史である!)


ふおんふおんふおん・・
(口部の中は刳り貫かれ、実に近未来的な仕様にデザインされた見事なコクピットに仕上がっている。窓越しにはカペラ、その奥、コクピット中央に設置されたキャプテンシートには、「顔が見えない程度」に黒い軍帽を深々と被ったアガッツィが黒い軍服を身に纏い、実に偉そうに腰を深く下ろしており、その前方、左右には操縦席と思われる制御台に腰を下ろした同じく黒い軍服を着た搭乗員三名がそれぞれ配置され、台越しに何やらせかせかと作業をしているのが窺える)


アガッツィ「パイロット諸君。水没林の陸に上がった感想はどうかね」がじっ(相変わらずドドブランゴをかじっている。軍帽を深く被り、また黒髪長髪に顔が隠れているせいもあり、顔の全体像は分からないが、口元はスタイリッシュによく整えられた口ひげを蓄えているのは見て取れる)

前脚担当:スコット・スペンサー「フォーーーー!!最高ですよ、キャプテン!!このまま水没林を制服しちまいましょうや!!」(と、薄毛細身の白人系ギーク男性がキャプテンシートより右側に位置する操縦席に座ったまま興奮している)

後ろ脚担当:ニック・サマーズ「まったく呑気な奴だぜ。お前さんが操縦レバーを雑に扱うおかげで、こっちはそれに合わせるのが大変だっていうのによ」ガチャリ・・ガチャリ・・(と、巨漢のガチムチ系黒人スキンヘッド男性が、キャプテンシートより左側に位置する操縦席に座り、コントロールパネルに設置されている二本の操縦レバーを両手に握り、それぞれ器用に微調整している)

両腕担当:ユン・ソユン「いいじゃない。こっちなんて、大した出番がないんだから」はぁ~~(と、同じく二本の操縦レバーが付いている操舵席(キャプテンのシートの前方)に腰を下ろし、溜息をついている黒髪ロングでキュートなアジア系女史)

スペンサー「海中を移動中、全身にまとわりついた「藻」を器用に取り除いたじゃねぇか。見事なオペだったぜ?通常個体じゃ、到底真似できねぇ芸当だ」ガチャリガチャリ(操縦レバーを雑に動かす)

ソユン「当たり前じゃない。だって、このGaorenBorg(ガオレンボーグ)-OS.ShenXは、心臓に古龍の血を投与したことによって、限界まで力を発揮することが出来るんですからね。その理由は?サマーズ」

サマーズ「シェンガオレンが持つ、はしご形神経系に、全身を循環する古龍の血が刺激を与える為だ。そして、その神経系統、OS.ShenXを司るのが、俺たち、パイロットってわけだ。って、おい!スコット!もっとゆっくり進め!ついていくので精一杯だぜ」ガチャリ・・ガチャリ・・

スペンサー「だってもったいねぇだろ?こちとら、通常個体じゃ真似できない「早歩き」が出来るんだからよ。しっかりついてきやがれぇ~♪」ガチャガチャ!!(アーケードゲームの筐体みたいに突き出た二本の操縦レバーを大袈裟にコントロールしてみせる。またコントロールパネルの上は整理整頓されておらず、チップスの食べかすでやたらと汚い。また封が開かれた「タンジアチップス」の袋も見える)

ソユン「こっち(両腕)は、戦闘まで出番はないみたいふんドクターカペラ、進路は任せましたよ」ふきふき(と、ネイルのお手入れをはじめる。また彼女のコントロールパネルの上をよく見るとたくさんのネイルツールが所々に置いてある)

カペラ「ええ。地図だと・・目的地は中央ね。このまま直進でいいわ」ペラ・・(フィールドMAPを広げ、それを見下ろしている)

アガッツィ「イエッサー。けど、指揮を執るのはキャプテンだということもお忘れなく・・・戦闘まで各自、しっかり心構えをしておけよ」がじっ

ソユン「偉そうに・・でもなんで、旧パイロット出身者って、顔を隠したがるのかしら」ふきふき

スペンサー「木っ端微塵にしてやりましょうや!!このガオレンボーグでね!!」ガチャガチャ

サマーズ「ドクターカペラ。本当に、敵は我々に引きつけられてくるでしょうか?」ガチャリ・・ガチャリ・・(コントロールパネルの上には家族と思われる写真やオトモと思われる愛猫の写真が飾ってある)

カペラ「間違いないわ。でしゃばり気質なクルセイダーズをはじめ、好奇心旺盛なラインハルト率いる神殿の騎士団・・そして血の気の多い砂漠の艦隊に、無能な孤島のマフィア。ウィンターナイツが来ているとも予測されているけど、ガオレンボーグの敵じゃないし」

アガッツィ「猫共も驚くでしょうね、俺たちが攻撃をしてきたら」

カペラ「そうね。同盟を結んでいたんだから。でも、こっちの目的は水没林に集結した敵対勢力の殲滅が目的・・・・みてなさい。誰が大陸世界の支配者なのか教えてあげる」にや






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








にゃあにゃあせかせかDASH!
(太陽の光が燦々と降り注ぐ下、神殿前にて着々と婚儀の準備を仕上げていくメイド猫達。そしてその光景を神殿頂部に設けられた巨大な大砲の長い砲身の下から見下ろしているガタイのいい黒メラ猫の姿も見える)


オリセー「最高の日和になったな。婚礼の儀にはもってこいだ」ん~~~(太陽光を浴びながら伸びをしている)


セルタス純平「その準備で忙しないメイド達・・血眼になって警備をしている兵士達・・・俺たちにでさえ、護衛が付いているくらいですからね。陛下とお妃様の公なご登場となれば、オステルマン司令官も気が気じゃないでしょうよ」(巨大な大砲を背に寛ぐ背後では、青いどんぐりシリーズに身を包んだ護衛兵達がウロウロと巡回しているのが見える)

オリセー「確かに監視されるのは好きじゃねぇが、これも陛下直々のお気遣いだ。快く受け入れようぜ。何かあってからじゃ遅いんだ。それに護衛が付いていると分かっていれば、集中して大砲を発射できるだろう?」ふぁ~~あ

ちら(神殿下のエリアにて、せかせかと式の準備を進めているメイド猫達、そしてその周囲を警戒しながらパトロールしているセルタスネコをはじめ、青いブレイブシリーズを纏った警備猫、それにギザミネコとザザミネコ達の姿も見える)

セルタス純平「・・・・・・・・・(領外の仲間が突入を開始するには、今日は警備が厳重過ぎる・・・ましてや前回の婚礼は、鉄平の「花嫁泥棒」によって破断してしまった為、尚更、警戒が強くなっている・・。UBU達が突入を開始するなら、ベストは警戒が解ける婚礼の後だが・・・・なんだ・・・この妙な胸騒ぎは・・・・・)」

オリセー「どうした?メイドの中に、好みの雌猫でもいたのか?」どれどれ

セルタス純平「いえ・・一般の猫民の姿が見えないなと思って・・・前回の式では、領内にいる猫民達のほとんどが、婚礼を祝す為に集まったと聞いていますが・・・今回は誰一人として参加していませんね」

オリセー「前回の騒動があるからな。司令官が一般の猫民の見学を許さなかったらしい。だが、仮に参加出来たとしても、ごく一部の皇族好きだけよ。神殿に入りたがっている強欲猫さ」やれやれ

セルタス純平「あの連中は?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(神殿に繋がる並木道の両端に植えられた高木の下で、黒衣を纏った猫たちが、空を見上げながら詠唱をしている姿が所々に見える)


オリセー「邪龍教徒だろ。ここ最近、毎日ああやって、ゾンビみてぇに外にウロウロと歩いてきちゃ~、お天道さん見上げて不気味な経文を唱えていやがる」

セルタス純平「連中は放って置いてもいいんですかね?」

オリセー「そりゃおめぇ、邪龍教徒を領内に快く受け入れたのは、かの宰相様だぜ?いくらエクスキューショナーでも、奴等を断罪することは出来やしねぇのよ」こそこそ(周囲を警戒しながら小声で話す)

セルタス純平「なるほど・・。信仰に傾くのは、貧困や荒んだ心を癒やす為だけでなく、ギロチンから逃れる為の手段でもあったというわけか・・・しかし、薬漬けになっちまったら、何もかもおしまいだ」やれやれ

オリセー「まったくだよ。うちのかみさんも、いっときは邪龍教に走ろうとしたが、それだけはやめてくれって懇願したもんさ。その分、俺が幸せにしてやるってな」にかっ

セルタス純平「オリセーさんは立派だ。ここにいるのが勿体無いくらいですよ・・・本当に」(少し油ですす汚れた相棒の顔をしみじみと見つめる)

オリセー「お前にも感謝してるんだぜ、鈴木。お前と知り合ったおかげで、今じゃこうして大砲の射手として大任を果たしているんだからな」しっしっしっしっ

セルタス純平「まぁ、大砲を撃たないで済むなら、それに越したことはないんですけどね」

オリセー「そりゃそうだ。仮に領外から人型の大軍勢が来ようとも、こっちにはオステルマン司令官がいるんだ。このドラゴンディストラクションが火を吹くまでもねぇさ」

セルタス純平「・・・・・・・(言われてみれば確かにそうだ・・。ならばニャン=ジュストはなぜ、わざわざオステルマンを帰還させた上で、巨大な大砲を設置させたのだろうか・・・。しかもこの上、カレン隊まで帰還させようとしているという・・・・奴は一体、何をそんなに警戒しているんだ・・?)」


警備兵A「なに・・カレン隊がまだ到着しないだと?」

警備兵B「そうらしい。防衛大臣に任命された・・・ほら、セクメーア出身の三人組。あいつらが大慌てしているのを聞いちまったんだ」

警備兵A「伝書鳩で帰還の旨を伝えたんだろ?カレン隊の速さをもってすれば、直に来る頃じゃねぇの?心配することはねぇよ」

警備兵B「だが、南部にいる人型の軍勢と戦闘中だったらどうするんだ?ましてや、危険に晒されているとしたら・・」

警備兵A「バカ言えよ。カレン将軍といえば、鏖逐将星の名を持つ一騎当千の猫将軍だぞ?そう簡単にやられてたまるかっての」

警備猫B「ならいいんだがな・・・」

警備兵A「そんなに心配なら、ほらよ。こいつで領外を見回して、カレン隊でも見つけろや」ぽいっ(警備兵Bに望遠鏡を投げ渡す)


セルタス純平「・・・・・・・・(カレン隊の帰還が遅れている・・・・南部のクルセイダーズが仕掛けたか・・?或いはカレンの方から膠着状態を破ったか・・・もし鉄平達が南部の敵を一掃したのならば、その勢いに乗じて攻め上がってくる可能性もあるが・・・・俺が送った手紙を鉄平とUBUが読んでいるのなら、タイミングを見計らい、南北同時に突入してくるはず・・・・ここはダミアンにもそろそろ準備をした方がいいと伝えておくべきか・・・)」

オリセー「ん・・ありゃ、ダミアンの野郎じゃねぇか」(下を見下ろしている)

セルタス純平「・・・・・・・・・」ガバッ(食い入るように下を覗き込む)


・・・・・・・・・・・・・・・・
(せかせかと婚礼の準備で動き回るメイド達の間を縫って、「白い布が被せられた車椅子」を押し進んでくるダミアン。その隣には耶律恵烈頭の姿も見える)


オリセー「なんだぁ?祝品のつもりか?あれが?まさかよ」

セルタス純平「・・・・・・・・(やはりな・・・ダミアンも今日という日を捉え、動き出した・・・・ということは・・・)」


警備兵B「なんだ!?あれは・・!!」(望遠鏡を覗いたまま、驚愕の声をあげる)


セルタス純平「ん・・・?」(その異変をいち早く察知する)


警備兵A「どうした?」

警備兵B「あ、あんなもの・・見たことがない・・!!」

セルタス純平「何があったんだ?」ザッザッザッ・・

警備兵B「な、なんなんだ・・・あれは・・・」

セルタス純平「ちょっと見せてみろ」バッ煙


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(望遠鏡視点。広大な密林地区の遥か向こう側、ゆっくりとこちらへ向かって進行してくる巨大な甲殻種のシルエットが見えてくる)


オリセー「何が見えたんだ?鈴木」

セルタス純平「仙高人」

オリセー「はぁ?」

セルタス純平「すぐに司令官に報告だ!!オリセーさんは大砲の準備を頼む!!」

To Be Continuedsss




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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

5/24(木)0時更新 「まずはご挨拶」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も横転しながら読も見ようぽけ~