~ニャー神殿....

むにょ~~ホッホッホッ!!
(神殿内の廊下を高官らしき二人のガルルガネコが肩を組み「ガルルガネコ羽扇」をパタパタさせながら酒を喰らい、千鳥足で練り歩いていく。また二人の左右には、ド派手なキャットメイクを施した「お色気系コンパニオン」のアイルー&メラルーが大勢付き添っている)
むにょ~~ホッホッホッ!!
(と豪快に廊下を進んでいく一行を壁際から冷静な目で見つめるセルタスネコとガタイの良い黒メラ猫)
オリセー「まったく昼間っから呑気なもんだぜ」ふん

セルタス純平「神殿内で起きている腐敗を象徴するファッションアイコンが、今の彼らの姿ですよ」やれやれ
オリセー「ただの職務怠慢さ。学のねぇ俺でも、あの連中を見れば分かる。俺たち、現場で働く猫民は、あのクソ共の為に毎日、汗水垂らして働いているんだってな。ここ(神殿)にきて、改めてコロニーの猫民達が、なぜ貧しい思いをしているのかが、はっきりと理解できた。まったく働くのが馬鹿らしく思えてきやがる」どん
(壁にその筋骨隆々の重厚な背中をつける)
セルタス純平「その重労働が生んだ国力増加に加え、暗黒商会との外交により、政務に力を入れずとも用意に交易が可能になった・・。事実上、彼らに仕事なんてないのでしょう。その証拠に見て下さい」
むにょ~~ホッホッホッ!!
(豪快にわろうている高官一行は取り巻きも含め、全員がおぼつかない足取りの上、目の焦点も合っていないように見える)
オリセー「いにしえ麻薬か・・・クソ共が」ペッ
セルタス純平「今や領内の猫民だけでなく、神殿内の高官達にも浸透している。いや、むしろ彼らの方が先駆けだったのでしょう。賃金の変わりに、いにしえ麻薬を報酬として要求している猫民もいると聞く。賃金格差だけでなく、別の問題が起こり始めているんですよ」ふむ・・
オリセー「その分、余った現金はきちんと俺たちのもとに届く。ケースバイケース、ウィンウィンな関係さ。俺は女房を食わせられればそれでいいんだからな。コロニーじゃあ、まともに飯も食えない連中ばかりだ。うちはまだ裕福な方さ」
セルタス純平「・・・・・・・(問題はそれだけじゃあない。この現状を良しとしているニャン=ジュストの同行が気になって仕方ない・・。果たしてこの仮初の幸福がいつまで・・・・ん・・?)」
むにょ~~ホッホッ・・・・みゅううう・・?
(アホ面した高官一行の前に、赤いリボンと真紅のドレスを纏った赤ぶち猫が現れる)
セルタス純平「あれは・・・」
オリセー「鈴麗様じゃねぇか。あいつらに近づいていくぜ?」
つかつかつかつか
(勇気を振り絞るように息を吸った鈴麗が、見るからに酒臭い高官一行に接近していく)
鈴麗「すみませんニャ。この前、頼んでおいたお仕事はどうなりましたかニャ?」ドキドキ
ガルルガネコ「はぁ?仕事?何だったけかなぁ~?やや、田舎育ちの鈴麗様には「何だったっけかニャ~」、と言った方が良いですかな?」むにょ~~ホッホッホッ!!
鈴麗「むっ・・第三地区のコロニーに居住している猫民の食糧問題についてですニャ!!ちゃんと配給したのかニャ!?」
ガルルガネコ「ああ・・・あれねぇ・・。手配しておきますよ」ぷはぁ~~~~
(くっさい息を鈴麗に吹きかける)
オリセー「クソが・・!」ザッ
セルタス純平「待って、オリセーさん」バッ
鈴麗「ゴホッゴホッ
ちゃんとお願いしますニャ。猫民が安心して働ける国造りをみんなでしていくニャ」
ガルルガネコ「プッ・・・・むにょ~~ホッホッホッ!!」(取り巻きも含め嘲笑をかます)
鈴麗「なっ・・何が可笑しいですニャ!?」
ガルルガネコ「いやいや、これは失礼。よいですか、鈴麗様。仮にあなたが現在、神殿内の政務を一任されている姜淑様の親族であろうが、陛下の正室候補であろうとも、まだまだ子供・・。政よりもおままごとに夢中になられては如何ですかな?」むにょ~~ホッホッホッ!!
鈴麗「うう・・・・・」(涙ぐんでしまう)
オリセー「鈴木、止めるなよ。あいつらぶん殴って、減給になってくらぁ」ザッ
セルタス純平「ダメだ!オリセーさん!!誰かが手助けしては、彼女のアクションが無駄になる!!ここは鈴麗に任せるんだ!!」ガッ
(オリセーの野太い腕を両手で掴んで制止する)
ガルルガネコ「鈴麗様も大人になりたければ・・・どうですかな?」スッ・・(袖から実にあやしげな薬包紙を取り出す)
鈴麗「ニャニャ?」
スーパーコンパニオンアイルー「やだこの子。まだ分かってないみたい」むにょ~~ホッホッホッ!!(爆笑かます一同)
鈴麗「それはなんのお薬ニャ?」
スーパーコンパニオンメラルー「やだ、この子!マジの薬だと思ってるぅ~♪」むにょ~~ホッホッホッ!!
オリセー「ヤク中共が!!鈴木!!あいつら殴ったら、どのくらい牢獄に入ればいいんだ!?」グングン
(腕を掴む純平を振りほどこうとする)
純平「あんたはドライな猫民のはずだろ!?冷静(クール)になれって
」グングン
スーパーコンパニオンアイルー「いい?このお薬は猫民みんなを幸せにしてくれる秘薬なのよ?ほら、あんたの叔母さん・・姜淑様だって、最近はハマっているんだから」ちょんちょん(薬包紙の先っちょで鈴麗の鼻先をからかうように突く)
鈴麗「おばさんが・・?」
スーパーコンパニオンメラルー「そうよ・・こうしている今も姜淑様は、宰相様のお部屋で、仲良くこの神薬に耽っているんだから・・・あなたはこれから皇族の仲間入りをするんだから、今からしっかり花嫁修行をしておかないとねぇ・・・」フフ・・
鈴麗「・・・・・・・・・・・」(まんまる純真瞳に映る、忌まわしき薬包紙)
??「そこまでにおしよ」
ガルルガネコ「ああ?」
ボニーーーーーーン!!

セルタスボニー「未来の皇后様に向かってなんて失礼な口を利くんだい!?それとも、今ここで起きたことを陛下に報告しようか!?」(その隣にはフルフルネコチクリを抱きしめたナースアイルーも睨みを利かせている)
ポチャッティ「そうです。皇室に入られる御方に、向精神薬を勧めたとなれば・・・どうなるか、頭の悪いあなた達でも分かりますよね?」チャッ・・(RPGのように肩に担いだフルフルネコチクリの鋭い針がチラりと光る。また、その声から「初代ポチャッティ」であることが窺える)
ガルルガネコ「ちっ・・・ただの警備兵とナースごときが俺たちを脅そうっていうのか!?貴様らこそ、密告したら牢獄行きだと思え!!いいな!?」バッ
(袖を振り払いながら去っていく一行)
むにょ~~ホッホッホッ!!
(負けじと権威を象徴する?嘲笑をかましながら廊下を進んでいく高官一行)
鈴麗「・・・・・・・・・・・」ふ~~~~
(そっと安堵の溜息をもらす)
セルタスボニー「大丈夫かい?」
鈴麗「はいニャ。ありがとうございましたニャ」へこり
ポチャッティ「頭をお上げ下さい。我々は当然のことをしたまでです」ふりふり(でっかい両肉球を広げながら謙遜アピールかます)
セルタス純平「助かったよ、二人共」カツカツカツ・・(息巻くオリセーと共に近寄ってくる)
セルタスボニー「純・・・や、やぁ。鈴木さん」
セルタス純平「君たちが来なかったら、今頃、オリセーさんがギロチン行きになってたところだ」やれやれ
オリセー「えっ!?牢獄じゃねえのか
」あっはっはっはっ(笑う一同)
鈴麗「鈴木さん、見てたニャ?はつかしいニャ・・・」ポッ
セルタス純平「いやいや。立派だったよ。それよりも、最近は政務に携わるようになったのかい?」
鈴麗「違うニャ。お勉強してるだけニャ。それで叔母さんに何かお手伝いできることはないかって聞いたら、さっきの人が担当しているお仕事のことを聞いてこいって言われたんだニャ」にこ
セルタス純平「コロニーは酷い状況らしいな・・」(その後ろで腕を組みながら頷くオリセー)
鈴麗「だからニャ。あたしもしっかりして、お国を支えていかないといけないニャ!」むん
(頼りないか細い猫腕に力を入れる)
セルタスボニー「さっきの連中が言っていた、姜淑さんの話は本当なのかい?」
鈴麗「・・・・それでもおばさんが幸せならいいニャ。早くあたしも陛下のお妃様になって、おばさんや猫民が楽をして暮らせるような、お国造りのお手伝いをするニャ♪」
セルタス純平「・・・・・・ああ。頑張れよ」なでなで
(喜ぶ鈴麗の頭を撫でてやる)
セルタスボニー「それならちょうど良かった。今から姜淑さんに、ちょっと書類のサインを貰おうと思ってたんだ。けど、部屋に行ってみたら外出中でさ。君からこの書類を姜淑さんに渡してもらえないかな?」カサッ
鈴麗「なんの書類ニャ?」む~~~~
セルタス純平「内容はなんだい?」
ポチャッティ「牢獄エリアの警備を担当している警備兵の異動願いです。彼らは長いことあそこで頑張っていますからね。そろそろ出世しても良い頃ではないかと思い、推薦してみるのです」
オリセー「それは連中も喜ぶだろうが、誰が空いた仕事を受け継ぐんだ?」
ポチャッティ「我々です」にこ(と、セルタスボニーと肩を並べて微笑む)
セルタス純平「・・・・・・・(なるほど・・。ボニーのやつ、牢獄の警備に就いて、脱獄プランを進めやすくするつもりだな・・・だが、このナースアイルーは・・・)」ふむ・・
鈴麗「了解しましたニャ♪でも、叔母さんは今、宰相様の御部屋にいるみたいだし・・」う~~ん・・
??「サインは私が致しましょう」
ポチャッティ「!?」バッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(神殿内には「不慣れな」黒衣のフードを纏った人型女性が、いつの間にか一同の背後に立っている)
ポチャッティ「・・・・・・・(ジーナ・ジラント・・!)」
ジーナ「お話はお聞きしました。書類をこちらへ」
セルタスボニー「ちょっとお待ちよ!なんで君がサイン出来るのさ!?」
ジーナ「姜淑様が不在の時は、同じ権限を持つ事を姜淑様より許されております。これが契約書です」パラッ・・
鈴麗「ほんとニャ。叔母さんの「肉球」が捺印されてるニャ」(まんまる純真瞳で目の前に広げられた書類を確認している)
ポチャッティ「・・・・・・・(ジーナ・ジラントに政務を・・!?)」
セルタス純平「・・・・・・・(人型排斥思想の彼女が・・・それほど信頼されている証拠なのだろうが・・・それもニャン=ジュストの手引きがあっての事とみたほうがよさそうだな・・)」ふむ・・
ジーナ「書類を」サッ(鈴麗から用紙を受け取る)
セルタスボニー「あっ
」
ジーナ「元の警備兵は神殿内の警備に昇進・・後任にはあなた方、二人と・・米瑠都さんでよろしいのですね?」
セルタスボニー「ああ・・・」こくり
ジーナ「了承致しました」スラスラスラ・・(手持ちの羽ペンで壁に付けた書類にサインをしていく)
セルタスボニー「・・・・・・・・・」ちら
セルタス純平「・・・・・・・・・」こくり
ジーナ「どうぞ。警備の方にはあなた方からお伝えください」スッ・・
セルタスボニー「・・ありがとう・・・・」スッ・・(警戒しながら書類を受け取る)
ジーナ「それでは失礼致します」にこ
カツカツカツカツカツカツ・・・
(静かに廊下を去っていく黒衣の女を黙って見送る鈴麗一行)
鈴麗「頼りになる人ニャ。人間も悪い人ばかりじゃない証拠ニャ♪」
セルタス純平「・・・・・・・・・・・」ちら
セルタスボニー「・・・・・・・・・・・」やれやれ(首を左右に振る)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ふぁ~~~~~あ・・・
(あくびをしながら神殿内の回廊を歩くオリセー、そしてセルタス純平)
オリセー「早く鈴麗様みてぇな情に深い猫が、王妃様にならねぇかな」ぼりぼり
セルタス純平「婚礼の日は近い。神殿内の浮かれた高官達を見たろ?神殿内は神殿内で婚礼を他人事のように感じ、神殿の外ではまた、国政に興味すら失った猫民で溢れている・・・・宰相の敷いた恐怖政治の先に待っていたのは、ただの腐敗だ。衰退だよ。このままじゃ、やがて暗黒商会の支配下に陥るぞ」
オリセー「陛下は何をやってんだ?神殿内にいても、さっぱり姿を見かけねぇが」
セルタス純平「鈴麗の話だと日夜、読書に明け暮れているらしい」
オリセー「ずっと戦地で生きてきたっていうからな・・。武官が戦いに疲れ果て、文官に変わってもおかしくねぇってか」
セルタス純平「・・・・・・・・・・」(オリセーの意見に感銘を受けたかのように小さく何度も頷く)
「そんだら伝書鳩を飛ばすにゃんだ」
オリセー「給湯室からだ。どうする?」にやにや
セルタス純平「聞くだけ。神殿内の風紀を確かめるだけさ」グッ(サムズアップして返答する)
こそ・・(壁際より給湯室を覗くセルタス純平とオリセーの猫目)
アダン「婚礼の警備を固めろと司令官からの命令です。となれば、カレン隊にも帰還してもらわねばなりません」(西洋風の銀色甲冑を全身に纏ったアクエリアス(ランス)使いが給湯室の中で話をしているのが見える)
セルタス純平「・・・・・・・(あいつは確か、以前に南部で垂皮竜の群れに襲撃を仕掛けてきた部隊を率いていた獣人・・・)」
イジャラ「そんだら任せてくれにゃんだ。ちゃんとカレン隊に伝書鳩を届けるにゃんだ。にゃあ、ブルーノ」(黄色いキノコ(マヒダケ)の帽子を被った「アイルー様メラルー様(双剣)」使いが、隣で腕を組んで立っている、ファンゴの頭蓋骨をマスク代わりに被ったブルタクスハンマー使いに同意を求める)
ブルーノ「しかし、カレン隊は遊軍。警備の為に帰還しろというのは、虫が良すぎるのではないぶるか?」
セルタス純平「・・・・・・・(オステルマン同様、カレン隊をも撤退させる・・?ニャン=ジュストにとってカレン隊は都合のいい飛び道具だったはず・・・南部にいる仲間にとっては吉報だが・・)」
アダン「戦地にいる猫兵はカレン隊のみ・・。領内の守りを固めろというオステルマン司令官の命令は絶対です。その為に司令官は我々を防衛大臣として任命してくださったのですからね。恩義に報いる為にも、カレン将軍には是が非でも戻ってきてもらわねばなりませんが・・・・誰です!?」バッ
・・・・・・・・・・・・・・
(振り向いた廊下の曲がり角に猫の気配は感じない)
アダン「・・・・では任せましたよ、イジャラさん。司令官には私が直々に伝えてしておきます」
ザッザッザッザッザッザッ・・・(アダンを先頭に給湯室を去っていくセクメーア三獣士)
オリセー「ふ~~~~~~。さすがに今のはチビリそうだったぜ
」(セルタス純平と共に天井に張り付いている)
しゅとっ
(廊下に着地する二人)
オリセー「カレン将軍って、百戦錬磨の女武官だろ?撤退の命令を黙って聞くとは思えねぇがな。どちらにせよ、領外の敵が迫ってきていることにはちげぇねぇか・・・クソ・・!!」
セルタス純平「・・・・・・・・(そうだったな・・。この獣人はつい仲間のように感じてしまうが、この猫もまた、人間からの迫害に逃れてここに来たのだったな・・)」
ぽん
(俯くオリセーの肩をそっと叩く純平)
セルタス純平「大丈夫。その為に、あなた達が精魂込めて作った大砲を積んだんじゃないですか(とんでもない嘘つきだ。その大砲を破壊するのが俺の目標なのだからな・・)」
オリセー「そうだよな・・そうだよ!!俺たちのドラゴンディストラクションは無敵だぜ!!人型だろうが、知的生命体種モンスターだろうが、消し去ってやるぜ!!」
セルタス純平「さぁ、高官達に見つからないうちに、大砲のメンテナンスにでもいきましょう」
オリセー「おお!いつでも使えるようにしておかないとな!!」
セルタス純平「・・・・・・・・・・。正しいことに・・」
オリセー「??」
セルタス純平「大砲を正しいことに使えればいいですね」
オリセー「鈴木・・・なに言ってやがるんだよ!?正義は俺たちにあるんだ!!今から弱気でどうするんだよ!!」バンッ
(純平の背中を叩く)
セルタス純平「すみません。いきましょう」
カツカツカツカツカツカツ・・・・(日差しの強い回廊を意気揚々と歩いていくオリセーとは対照的に、感慨深い赴きで空を見上げるセルタス純平であった...)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
5/6(日)0時更新 「みんな心待ちにしてるのさ」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も「むにょっホ」かましながら読も見ようよ

むにょ~~ホッホッホッ!!
(神殿内の廊下を高官らしき二人のガルルガネコが肩を組み「ガルルガネコ羽扇」をパタパタさせながら酒を喰らい、千鳥足で練り歩いていく。また二人の左右には、ド派手なキャットメイクを施した「お色気系コンパニオン」のアイルー&メラルーが大勢付き添っている)
むにょ~~ホッホッホッ!!
(と豪快に廊下を進んでいく一行を壁際から冷静な目で見つめるセルタスネコとガタイの良い黒メラ猫)
オリセー「まったく昼間っから呑気なもんだぜ」ふん

セルタス純平「神殿内で起きている腐敗を象徴するファッションアイコンが、今の彼らの姿ですよ」やれやれ
オリセー「ただの職務怠慢さ。学のねぇ俺でも、あの連中を見れば分かる。俺たち、現場で働く猫民は、あのクソ共の為に毎日、汗水垂らして働いているんだってな。ここ(神殿)にきて、改めてコロニーの猫民達が、なぜ貧しい思いをしているのかが、はっきりと理解できた。まったく働くのが馬鹿らしく思えてきやがる」どん
セルタス純平「その重労働が生んだ国力増加に加え、暗黒商会との外交により、政務に力を入れずとも用意に交易が可能になった・・。事実上、彼らに仕事なんてないのでしょう。その証拠に見て下さい」
むにょ~~ホッホッホッ!!
(豪快にわろうている高官一行は取り巻きも含め、全員がおぼつかない足取りの上、目の焦点も合っていないように見える)
オリセー「いにしえ麻薬か・・・クソ共が」ペッ
セルタス純平「今や領内の猫民だけでなく、神殿内の高官達にも浸透している。いや、むしろ彼らの方が先駆けだったのでしょう。賃金の変わりに、いにしえ麻薬を報酬として要求している猫民もいると聞く。賃金格差だけでなく、別の問題が起こり始めているんですよ」ふむ・・
オリセー「その分、余った現金はきちんと俺たちのもとに届く。ケースバイケース、ウィンウィンな関係さ。俺は女房を食わせられればそれでいいんだからな。コロニーじゃあ、まともに飯も食えない連中ばかりだ。うちはまだ裕福な方さ」
セルタス純平「・・・・・・・(問題はそれだけじゃあない。この現状を良しとしているニャン=ジュストの同行が気になって仕方ない・・。果たしてこの仮初の幸福がいつまで・・・・ん・・?)」
むにょ~~ホッホッ・・・・みゅううう・・?
(アホ面した高官一行の前に、赤いリボンと真紅のドレスを纏った赤ぶち猫が現れる)
セルタス純平「あれは・・・」
オリセー「鈴麗様じゃねぇか。あいつらに近づいていくぜ?」
つかつかつかつか
(勇気を振り絞るように息を吸った鈴麗が、見るからに酒臭い高官一行に接近していく)
鈴麗「すみませんニャ。この前、頼んでおいたお仕事はどうなりましたかニャ?」ドキドキ
ガルルガネコ「はぁ?仕事?何だったけかなぁ~?やや、田舎育ちの鈴麗様には「何だったっけかニャ~」、と言った方が良いですかな?」むにょ~~ホッホッホッ!!
鈴麗「むっ・・第三地区のコロニーに居住している猫民の食糧問題についてですニャ!!ちゃんと配給したのかニャ!?」
ガルルガネコ「ああ・・・あれねぇ・・。手配しておきますよ」ぷはぁ~~~~
オリセー「クソが・・!」ザッ
セルタス純平「待って、オリセーさん」バッ
鈴麗「ゴホッゴホッ
ガルルガネコ「プッ・・・・むにょ~~ホッホッホッ!!」(取り巻きも含め嘲笑をかます)
鈴麗「なっ・・何が可笑しいですニャ!?」
ガルルガネコ「いやいや、これは失礼。よいですか、鈴麗様。仮にあなたが現在、神殿内の政務を一任されている姜淑様の親族であろうが、陛下の正室候補であろうとも、まだまだ子供・・。政よりもおままごとに夢中になられては如何ですかな?」むにょ~~ホッホッホッ!!
鈴麗「うう・・・・・」(涙ぐんでしまう)
オリセー「鈴木、止めるなよ。あいつらぶん殴って、減給になってくらぁ」ザッ
セルタス純平「ダメだ!オリセーさん!!誰かが手助けしては、彼女のアクションが無駄になる!!ここは鈴麗に任せるんだ!!」ガッ
ガルルガネコ「鈴麗様も大人になりたければ・・・どうですかな?」スッ・・(袖から実にあやしげな薬包紙を取り出す)
鈴麗「ニャニャ?」
スーパーコンパニオンアイルー「やだこの子。まだ分かってないみたい」むにょ~~ホッホッホッ!!(爆笑かます一同)
鈴麗「それはなんのお薬ニャ?」
スーパーコンパニオンメラルー「やだ、この子!マジの薬だと思ってるぅ~♪」むにょ~~ホッホッホッ!!
オリセー「ヤク中共が!!鈴木!!あいつら殴ったら、どのくらい牢獄に入ればいいんだ!?」グングン
純平「あんたはドライな猫民のはずだろ!?冷静(クール)になれって
スーパーコンパニオンアイルー「いい?このお薬は猫民みんなを幸せにしてくれる秘薬なのよ?ほら、あんたの叔母さん・・姜淑様だって、最近はハマっているんだから」ちょんちょん(薬包紙の先っちょで鈴麗の鼻先をからかうように突く)
鈴麗「おばさんが・・?」
スーパーコンパニオンメラルー「そうよ・・こうしている今も姜淑様は、宰相様のお部屋で、仲良くこの神薬に耽っているんだから・・・あなたはこれから皇族の仲間入りをするんだから、今からしっかり花嫁修行をしておかないとねぇ・・・」フフ・・
鈴麗「・・・・・・・・・・・」(まんまる純真瞳に映る、忌まわしき薬包紙)
??「そこまでにおしよ」
ガルルガネコ「ああ?」
ボニーーーーーーン!!

セルタスボニー「未来の皇后様に向かってなんて失礼な口を利くんだい!?それとも、今ここで起きたことを陛下に報告しようか!?」(その隣にはフルフルネコチクリを抱きしめたナースアイルーも睨みを利かせている)
ポチャッティ「そうです。皇室に入られる御方に、向精神薬を勧めたとなれば・・・どうなるか、頭の悪いあなた達でも分かりますよね?」チャッ・・(RPGのように肩に担いだフルフルネコチクリの鋭い針がチラりと光る。また、その声から「初代ポチャッティ」であることが窺える)
ガルルガネコ「ちっ・・・ただの警備兵とナースごときが俺たちを脅そうっていうのか!?貴様らこそ、密告したら牢獄行きだと思え!!いいな!?」バッ
むにょ~~ホッホッホッ!!
(負けじと権威を象徴する?嘲笑をかましながら廊下を進んでいく高官一行)
鈴麗「・・・・・・・・・・・」ふ~~~~
セルタスボニー「大丈夫かい?」
鈴麗「はいニャ。ありがとうございましたニャ」へこり
ポチャッティ「頭をお上げ下さい。我々は当然のことをしたまでです」ふりふり(でっかい両肉球を広げながら謙遜アピールかます)
セルタス純平「助かったよ、二人共」カツカツカツ・・(息巻くオリセーと共に近寄ってくる)
セルタスボニー「純・・・や、やぁ。鈴木さん」
セルタス純平「君たちが来なかったら、今頃、オリセーさんがギロチン行きになってたところだ」やれやれ
オリセー「えっ!?牢獄じゃねえのか
鈴麗「鈴木さん、見てたニャ?はつかしいニャ・・・」ポッ
セルタス純平「いやいや。立派だったよ。それよりも、最近は政務に携わるようになったのかい?」
鈴麗「違うニャ。お勉強してるだけニャ。それで叔母さんに何かお手伝いできることはないかって聞いたら、さっきの人が担当しているお仕事のことを聞いてこいって言われたんだニャ」にこ
セルタス純平「コロニーは酷い状況らしいな・・」(その後ろで腕を組みながら頷くオリセー)
鈴麗「だからニャ。あたしもしっかりして、お国を支えていかないといけないニャ!」むん
セルタスボニー「さっきの連中が言っていた、姜淑さんの話は本当なのかい?」
鈴麗「・・・・それでもおばさんが幸せならいいニャ。早くあたしも陛下のお妃様になって、おばさんや猫民が楽をして暮らせるような、お国造りのお手伝いをするニャ♪」
セルタス純平「・・・・・・ああ。頑張れよ」なでなで
セルタスボニー「それならちょうど良かった。今から姜淑さんに、ちょっと書類のサインを貰おうと思ってたんだ。けど、部屋に行ってみたら外出中でさ。君からこの書類を姜淑さんに渡してもらえないかな?」カサッ
鈴麗「なんの書類ニャ?」む~~~~
セルタス純平「内容はなんだい?」
ポチャッティ「牢獄エリアの警備を担当している警備兵の異動願いです。彼らは長いことあそこで頑張っていますからね。そろそろ出世しても良い頃ではないかと思い、推薦してみるのです」
オリセー「それは連中も喜ぶだろうが、誰が空いた仕事を受け継ぐんだ?」
ポチャッティ「我々です」にこ(と、セルタスボニーと肩を並べて微笑む)
セルタス純平「・・・・・・・(なるほど・・。ボニーのやつ、牢獄の警備に就いて、脱獄プランを進めやすくするつもりだな・・・だが、このナースアイルーは・・・)」ふむ・・
鈴麗「了解しましたニャ♪でも、叔母さんは今、宰相様の御部屋にいるみたいだし・・」う~~ん・・
??「サインは私が致しましょう」
ポチャッティ「!?」バッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(神殿内には「不慣れな」黒衣のフードを纏った人型女性が、いつの間にか一同の背後に立っている)
ポチャッティ「・・・・・・・(ジーナ・ジラント・・!)」
ジーナ「お話はお聞きしました。書類をこちらへ」
セルタスボニー「ちょっとお待ちよ!なんで君がサイン出来るのさ!?」
ジーナ「姜淑様が不在の時は、同じ権限を持つ事を姜淑様より許されております。これが契約書です」パラッ・・
鈴麗「ほんとニャ。叔母さんの「肉球」が捺印されてるニャ」(まんまる純真瞳で目の前に広げられた書類を確認している)
ポチャッティ「・・・・・・・(ジーナ・ジラントに政務を・・!?)」
セルタス純平「・・・・・・・(人型排斥思想の彼女が・・・それほど信頼されている証拠なのだろうが・・・それもニャン=ジュストの手引きがあっての事とみたほうがよさそうだな・・)」ふむ・・
ジーナ「書類を」サッ(鈴麗から用紙を受け取る)
セルタスボニー「あっ
ジーナ「元の警備兵は神殿内の警備に昇進・・後任にはあなた方、二人と・・米瑠都さんでよろしいのですね?」
セルタスボニー「ああ・・・」こくり
ジーナ「了承致しました」スラスラスラ・・(手持ちの羽ペンで壁に付けた書類にサインをしていく)
セルタスボニー「・・・・・・・・・」ちら
セルタス純平「・・・・・・・・・」こくり
ジーナ「どうぞ。警備の方にはあなた方からお伝えください」スッ・・
セルタスボニー「・・ありがとう・・・・」スッ・・(警戒しながら書類を受け取る)
ジーナ「それでは失礼致します」にこ
カツカツカツカツカツカツ・・・
(静かに廊下を去っていく黒衣の女を黙って見送る鈴麗一行)
鈴麗「頼りになる人ニャ。人間も悪い人ばかりじゃない証拠ニャ♪」
セルタス純平「・・・・・・・・・・・」ちら
セルタスボニー「・・・・・・・・・・・」やれやれ(首を左右に振る)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ふぁ~~~~~あ・・・
(あくびをしながら神殿内の回廊を歩くオリセー、そしてセルタス純平)
オリセー「早く鈴麗様みてぇな情に深い猫が、王妃様にならねぇかな」ぼりぼり
セルタス純平「婚礼の日は近い。神殿内の浮かれた高官達を見たろ?神殿内は神殿内で婚礼を他人事のように感じ、神殿の外ではまた、国政に興味すら失った猫民で溢れている・・・・宰相の敷いた恐怖政治の先に待っていたのは、ただの腐敗だ。衰退だよ。このままじゃ、やがて暗黒商会の支配下に陥るぞ」
オリセー「陛下は何をやってんだ?神殿内にいても、さっぱり姿を見かけねぇが」
セルタス純平「鈴麗の話だと日夜、読書に明け暮れているらしい」
オリセー「ずっと戦地で生きてきたっていうからな・・。武官が戦いに疲れ果て、文官に変わってもおかしくねぇってか」
セルタス純平「・・・・・・・・・・」(オリセーの意見に感銘を受けたかのように小さく何度も頷く)
「そんだら伝書鳩を飛ばすにゃんだ」
オリセー「給湯室からだ。どうする?」にやにや
セルタス純平「聞くだけ。神殿内の風紀を確かめるだけさ」グッ(サムズアップして返答する)
こそ・・(壁際より給湯室を覗くセルタス純平とオリセーの猫目)
アダン「婚礼の警備を固めろと司令官からの命令です。となれば、カレン隊にも帰還してもらわねばなりません」(西洋風の銀色甲冑を全身に纏ったアクエリアス(ランス)使いが給湯室の中で話をしているのが見える)
セルタス純平「・・・・・・・(あいつは確か、以前に南部で垂皮竜の群れに襲撃を仕掛けてきた部隊を率いていた獣人・・・)」
イジャラ「そんだら任せてくれにゃんだ。ちゃんとカレン隊に伝書鳩を届けるにゃんだ。にゃあ、ブルーノ」(黄色いキノコ(マヒダケ)の帽子を被った「アイルー様メラルー様(双剣)」使いが、隣で腕を組んで立っている、ファンゴの頭蓋骨をマスク代わりに被ったブルタクスハンマー使いに同意を求める)
ブルーノ「しかし、カレン隊は遊軍。警備の為に帰還しろというのは、虫が良すぎるのではないぶるか?」
セルタス純平「・・・・・・・(オステルマン同様、カレン隊をも撤退させる・・?ニャン=ジュストにとってカレン隊は都合のいい飛び道具だったはず・・・南部にいる仲間にとっては吉報だが・・)」
アダン「戦地にいる猫兵はカレン隊のみ・・。領内の守りを固めろというオステルマン司令官の命令は絶対です。その為に司令官は我々を防衛大臣として任命してくださったのですからね。恩義に報いる為にも、カレン将軍には是が非でも戻ってきてもらわねばなりませんが・・・・誰です!?」バッ
・・・・・・・・・・・・・・
(振り向いた廊下の曲がり角に猫の気配は感じない)
アダン「・・・・では任せましたよ、イジャラさん。司令官には私が直々に伝えてしておきます」
ザッザッザッザッザッザッ・・・(アダンを先頭に給湯室を去っていくセクメーア三獣士)
オリセー「ふ~~~~~~。さすがに今のはチビリそうだったぜ
しゅとっ
オリセー「カレン将軍って、百戦錬磨の女武官だろ?撤退の命令を黙って聞くとは思えねぇがな。どちらにせよ、領外の敵が迫ってきていることにはちげぇねぇか・・・クソ・・!!」
セルタス純平「・・・・・・・・(そうだったな・・。この獣人はつい仲間のように感じてしまうが、この猫もまた、人間からの迫害に逃れてここに来たのだったな・・)」
ぽん
セルタス純平「大丈夫。その為に、あなた達が精魂込めて作った大砲を積んだんじゃないですか(とんでもない嘘つきだ。その大砲を破壊するのが俺の目標なのだからな・・)」
オリセー「そうだよな・・そうだよ!!俺たちのドラゴンディストラクションは無敵だぜ!!人型だろうが、知的生命体種モンスターだろうが、消し去ってやるぜ!!」
セルタス純平「さぁ、高官達に見つからないうちに、大砲のメンテナンスにでもいきましょう」
オリセー「おお!いつでも使えるようにしておかないとな!!」
セルタス純平「・・・・・・・・・・。正しいことに・・」
オリセー「??」
セルタス純平「大砲を正しいことに使えればいいですね」
オリセー「鈴木・・・なに言ってやがるんだよ!?正義は俺たちにあるんだ!!今から弱気でどうするんだよ!!」バンッ
セルタス純平「すみません。いきましょう」
カツカツカツカツカツカツ・・・・(日差しの強い回廊を意気揚々と歩いていくオリセーとは対照的に、感慨深い赴きで空を見上げるセルタス純平であった...)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
5/6(日)0時更新 「みんな心待ちにしてるのさ」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も「むにょっホ」かましながら読も見ようよ