サンサンサンサンサンサン
(スコールはすっかり過ぎ去り、太陽の光が燦々と降り注ぐ下、湿地帯エリアの真ん中で一礼している撫子装備の女を見て呆然としている星竜、及び銃槍歩兵隊の面々)
スターマイン「・・・・・・・・・・・・・」ぱちくり
カッツェ「・・・・・・・(あれが噂の・・・クルセイダーズ・・?)」む~~(傍らで主人の脚をぎゅっと掴みながらあんまん女を凝視している白猫騎士)
UBU「フフ・・(決まったな・・)」(頭を垂れながら自画自賛の境地に耽るあんまん女の背後では、白煙をあげながらゆっくりと立ち上がる灯魚竜&ルドロスUガンナー部隊の姿が)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
パソコン「すっかり自分に酔いしれてるね、彼女」しょわんしょわん(と龍属性オーラを放つ雷狼竜の背中に乗っているユクモシリーズに身を包んだ草食系狩人)
デブ「なにもしてないのに」しょわんしょわん(同じくパソコンの後ろに跨っているユクモシリーズに身を包んだ暴食系太っちょ狩人)
アイオロス「彼女はいつでも自分が優位に立っていたいんだよ。そうさせてあげるのが君たちの仕事だろ・・・・って、孤島のマフィアめ。まだやる気のようだ」
ガンピー「まったくなんなのよ!!失礼しちゃうんだからぁ~!!」ぷっしゅううううう(フグのように全身から針が突き出る)
ルドロスU女兵士「被害状況を報告。数名離脱者が出たものの、総合的な攻撃力に支障ありません。抗戦を続行致しますか?」ガシャコン(ピンク色のロアルスリングに弾をセットするガンナー部隊)
ガンピー「目に物見せておやりなさぁ~~~~~~い!!」ぷっしゅうううううう
アイオロス「あの灯魚竜か・・。大陸犯罪リストに載っていた「濁声のチャナ」っていうのは・・・って、うん?」ガシャコンガシャコン(と横を通り過ぎていく鋼鉄の巨大グーク)
パソコン「ねぇ、君。それ狩猟笛だろ?重くないのかい?」
ファンクーン「ご支援感謝致します。ですが、ここからの「仕上げ」は、我が神殿の騎士団二番隊にお任せを」きょいーーーーん(電源を入れたかのように目が怪しく光る鋼鉄のグーク)
デブ「だってさ。どうする警部さん?」
アイオロス「名家、クーン家のお嬢さんか・・。お手並み拝見といこう」パキャーーーーーン・・・(全身を包んでいた龍属性オーラが攻撃態勢停止を示唆するように、電荷の如く弾けて飛散しながら消えていく。同時に背中に乗っていた二人がちょっとだけ「ブルっ」としたリアクションをみせる)
ファンクーン「二番隊!!ガード全身!!」
カッツェ「クラーラ・・・・よし!いくぞ、みんな!!」ガシーーーーン!!(各々ローゼンクロイツのエンブレムが施された白銀の逆三角盾を構える)
ハイモ「ハイモ達も続くミャ!!」シャアアアアアア!!(と同じくちっさめの同シールドを構えて前進に続く獣人騎士団)
ザッザッザッザッザッザッ!!
ガシャンガシャンガシャン!!
(向き合いながら前進を始めるガンナー部隊と銃槍歩兵隊。その狭間に立ち尽くす星竜とあんまん女。両軍から少し離れた小高い丘では鋼鉄の巨大グークが目を光らせており、その背後では「緑色」に戻った雷狼竜がユクモの狩人達と共に戦況を見下ろしている)
スターマイン「・・・・・・・・・・・・」ちら(長い首を立たせ、丘の上を見つめる)
ファンクーン「・・・・・・・・・・・・」きょいーーーーん(同意を示すように目が「優しく」光る鋼鉄のグーク)
スターマイン「フフ・・・遅いのよ。登場が」
UBU「勧善懲悪の法則に基づけば、遅延行為とも捉えられる英雄のもどかしい移動速度が、より戦地に緊張感と期待感を抱かせるものなのよ」フフん
スターマイン「あなた・・誰?」
UBU「えっ!?」(驚愕するあんまん女を挟むようにじりじりと両軍が迫りくる)
BBB「ぬわっはっはっはっはっ!!おめぇもまだまだだな!!」ひ~~~(あんまん女の足元で腹を抱えてわろうている)
スターマイン「邪魔だから」ト~~~~ン(尻尾で叩かれ遠くに飛んでいくあんまん女&ビー)
ガンピー「回復したとはいえ、さっき受けた傷は大きいはずよ!まずはあのおすまししてる小生意気な竜をやっておしまい!!」チャッ(身を屈めてにじり寄るガンナー部隊がボウガンを一斉に構える)
ファンクーン「前列!!ナパーム弾装填!!」
カッツェ「なに・・・」ガショコーーン(ガード前進しながら弾を装填する最前列の銃槍歩兵隊)
ファンクーン「スターマインちゃん目掛けて一斉発砲!!」
スターマイン「え・・・?」
カッツェ「・・・・・そうか・・分かったぜ!みんな、隊長を信じろ!!てぇええええええええええ!!!!」ズチャッ(目の前の星竜目掛けて銃槍を上向ける最前列の騎士達)
ンボオオオオオオオオオ!!
(最前列の銃槍より放たれた火炎性の爆風が星竜を包んでいく)
ガンピー「なにあれ?あたし達に勝てないと思って仲間割れでもしたのかしら」む~~(と再び灯魚竜の頭の上に跨り、双眼鏡を覗いているルドロスU女兵士)
ルドロスU女兵士「ガンピー様!あれを見てください!!」
ファオオオオオオオオオ!!
(気高い焔に包まれた「第三形態」の星竜。そしてクイーンを護るように無数の星羽蝶達が、炎のフィラメントを描きながら優雅に舞っていく)
ファンクーン「ぐあっぐあっぐあっ!!どうです!?これぞスターマインちゃんの真骨頂!!焼夷剤が全身にまとわりついたことで、より高貴な炎を創り出すことができるのです!!これぞ仲間あっての友情プレイ!!そして各々の個の力を最大限に引き出してみせるのが隊長さんのお勤めなんです!!」ぐあ~ぐあっぐあっぐあっ!!(バカ笑いする鋼鉄のグーク。目がまあるい)
パソコン「うわ・・・まるで火の精霊だね・・」うっとり(するパソコン&デブ)
アイオロス「なるほどね。僕ら(雷狼竜)と雷光虫の関係同様、彼女はファイヤーエレメントと相利共生にあるようだ」
UBU「ほえ・・・かっけぇ・・・」うっとり(黒猫と共に遠くの茂みの中から見ている)
スターマイン「完全復活。クラーラにしては上出来・・・・ありがとう」にこっ
ファオオオオオオオオオ!!
(気炎をあげながら星竜の周囲を素早く旋回しながら飛翔していく星羽蝶達)
じりっ・・(星竜の姿に一歩踏みとどまるガンナー部隊)
ガンピー「虚仮威しよ!!撃ちなさぁ~~~~~い!!」
ズッチュン!!ズッチュン!!ズッチュン!!
(ガンナー部隊が構えるロアルスリング改から放たれる水冷弾速射の嵐)
スターマイン「今度はあんた達が威力半減の番!!雨が降ってなければ、そんなの怖くないんだからぁあああああああ!!!!」
ズフォオオオオオオオオオオオ・・・
(スーパースロー。星羽蝶の群れがまるで意志を持つかのように舞い、向かってくる水冷弾のカラの実を悉く焼失させていく)
ショワァアアアアアアア・・・・・・
(スーパースロー継続。燃やされたカラの実弾から蒸発していくウォーターエレメントが煌めいては散っていく)
ガンピー「うっそ!?」ガガーーーーン
カッツェ「二番隊!!突撃ぃいいいいいいいい!!!!」ザンザンザンザンザン!!(重厚かつ迅速な足取りで、星竜を縫うように前進していく銃槍歩兵隊)
ルドロスU女兵士「怯むな!!後列、パフューム弾で男共の戦意を奪え!!」
ドウーーーーーーーーン!!
ドウーーーーーーーーン!!
(高角度で発砲されたカラ骨弾が弧を描きながら二番隊目掛けて投下されていく)
スターマイン「燃やして」フフォオオオオオオオオ!!(一斉に垂直に羽ばたいていく星羽蝶の一群)
ボオオオオオオオオオン!!
バオオオオオオオオオン!!
(激しく燃え上がりながら飛び立っていく勇ましき星羽蝶の群れは、降下してくるカラ骨弾目掛け、迎撃ミサイルのように衝突しては爆破撃沈していく)
パソコン「まるでユクモの夏祭りにあがる花火みたいに綺麗だね」うっとし・・(するデブと共に)
ファンクーン「たぁ~~まやぁ~~~~~♪」
バアアアアアアアアアン♪
ドオオオオオオオオオン♪
(スターマインの体から炎のフィラメントを描き、ロケットのように飛んでいく星羽蝶達が、空中に美しい燃焼破裂を演出していく)
ガンピー「うっそ!?で、でもでも!!匂いは次第に落下していくはず!!」
カッツェ「後列!!臭気の成分を爆風で吹きとばせ!!」
ショウウウウウウ・・・・・・ン!!
(後列が上向きに掲げた銃槍の砲身が、チャージによる振動で小刻みに激しく揺れる)
カッツェ「竜撃砲!!てぇええええええええええ!!!!」
ザウウウウウウウウウウン!!
(上空に放たれる爆炎の大噴射が昇り龍のように膨張していく)
スターマイン「なかなかやるじゃない♪って、その炎も借りるわね」ドウーーーン!!ドウーーーン!!(星竜の背中から次々と垂直に飛び立っていく星羽蝶)
ゾウウウウウウウウン!!
ゾウウウウウウウウン!!
(神秘的な炎の軌跡を垂直に描きながら、上空に漂う爆炎に飛び込んでいく星羽蝶達)
UBU「きれい・・・」うっとりあんまんフェイス
グボオオオオオオオオオオオオ!!
(爆炎が巨大な星羽蝶に変異する)
ガンピー「えええええええええええ!?」
スターマイン「さっきのお返し」
グボオオオオオオオオオオン!!
(巨大な炎の蝶がガンナー部隊目掛けて急降下していく)
ガンピー「ごぉ~~めぇ~~~んなさぁ~~~~~~~い」グボオオオオオオオ
ドオオオオオオオオオン!!
(密林エリアの一画に、膨大な熱源の爆破を示唆するキノコ雲が生じる)
ファンクーン「ぐあっぐあっぐあっぐあっぐあっ」ボオオオオオオオ!!(バックドラフトのような爆炎に飲み込まれながらわろうている鋼鉄のグーク)
デブ&パソコン「ひえええええええええええ」ボオオオオオオオオ!!(雷狼竜の懐の中で抱き合いながら丸くなる)
アイオロス「あつい」ンボオオオオオオオオ!!(涼し気な顔した雷狼竜の顔面を貫いていく爆炎の突風)
UBU&BBB「ぎゃああああああああああああ!!!!!」ンボオオオオオオオオ!!(超火やられ状態(=火だるま状態)で遁逃していくあんまん女とビー)
スターマイン「みんな、大丈夫?」ちら
カッツェ「くっ・・・!!」ボオオオオオオオオ!!(シールドを立て、爆炎を凌ぐ二番隊)
スターマイン「しまったぁ~~~!!人間は熱いの苦手だったぁああああああああ!!!!」ガガーーーーーン
ショオオオオオオオオオ・・・・・・
(湿地帯エリアを包み込む火の海が上昇して次第に消えていく)
ハイモ「ふ~~~。流石に今のは、あちかったミャ」ぐつぐつぐつ・・(額の汗を拭う足元の水たまりはぐつぐつ言っている)
カッツェ「敵は!?」ガイン(掲げていた盾を戻し、前方を確認する)
ひい・・ひい・・・・・(足を引きずりながら「瀕死状態」で逃げる灯魚竜を、支えるように囲みながら逃げていくルドロスUガールズ部隊)
ハイモ「追撃するミャ!?」
カッツェ「そうだなぁ・・・まずは隊長のご意見を・・・」ちら
ファンクーン「みなさん、ご無事ですかぁ~~~~~」びゅおおおおおおおん(丘からすっとんできた鋼鉄のグークの底面(=茶釜のようなスカート内部&ぺたぺたグークの足の裏))
カッツェ「おおおおおおおおおおお!?」びゅおおおおおおおおん(瞳に投影される茶釜のようなスカート内部&ぺたぺたグークの足の裏)
どしゃーーーーーーーーん
(鋼鉄の巨大グークの下敷きになるカッツェ。他の騎士たちはひょれっと避けた)
カッツェ「いちちちち・・・・」(ぺたぺたグークに踏まれている)
ファンクーン「ぐあっぐあっぐあっ・・・・って、ごめんなさい・・」
カッツェ「コラァ~クラーラ!!」
待てこらぁ~~~~~~~
ぐあっぐあっぐあっぐあっぐあっ
(逃げ回る鋼鉄の巨大グークを追っかけるカッツェ。それを見つめる「焦げた撫子装備」の背中と猪法師と思われる「上半身裸の男」の逞しい背中)
夜叉亥「良いのか?追撃しなくて」こ~~らぁ~~~~
UBU「いいんじゃない?あたち達はゲストなわけだし。部隊を動かす権限はないもの。それにあの様子じゃ、暫くは戦線離脱間違いないでしょ」ひぃ・・ひぃ・・・(と遠目にエリアアウトして消えていくガンナー部隊を見送る)
BBB「にしても、俺たちの出番はなかったな」(全体的に毛が焦げており、まだ煙が出ている)
ファンクーン「スターマインちゃん!助けて」ひょいっ(きょとんとしている星竜の背後に隠れる鋼鉄の巨大グーク)
カッツェ「コラァ~!!スターマイン!!お前もだ!!さっきのはやり過ぎだぞ!!」(アーメットから覗かせる顔はすすだらけ)
スターマイン「・・・・・・・・・・・・」ぷいっ
カッツェ「・・・・・・・・・・・・・」む~~
ファンクーン「スターマインちゃん」こそこそ(首を垂れる星竜に耳打ちをする鋼鉄の巨大グーク)
カッツェ「??」む~~
ファンクーン&スターマイン「どうも。ごめんなさい」へこり(揃って頭を垂れる星竜と鋼鉄の巨大グーク)
カッツェ「・・・・・・・・・・・・・・」む~~~
ファンクーン&スターマイン「・・・・・・・・・・・・」ちらっ(とご機嫌を窺うような上目遣をかます)
ハイモ「いいじゃミャいか。ああやって謝っているんだから」ぽんぽん(諌めるように主人の裏腿をぽんぽんする)
カッツェ「ダメだ。二人の喧嘩のせいで、俺たちはもう少しで死ぬところだったんだぞ?」
ファンクーン&スターマイン「・・・・・・・・・・・・」しょげりん・・(がっくし肩を落とす星竜と鋼鉄の巨大グーク)
カッツェ「そこでだ。隊に迷惑をかけた贖罪として、ここで約束すること」ガポン(アーメットを脱ぎ、ブロンドの髪を振り払う)
ファンクーン&スターマイン「??」(目をまあるくして副隊長を見つめる二人)
カッツェ「もう二度と喧嘩はしません。ってな」ふぁっ(ぺったりしていた髪をいつものようにおっ立て、キメ顔をかますイケメン副隊長)
ファンクーン&スターマイン「・・・・・・・・・・・・」(おそるおそる顔を見合わせる)
ハイモ「人もネコもモンスターも、仲直りの時はハグするのが一番ミャ♪」こうして♪(ぎゅっと主人の裏腿に抱きつく)
ファンクーン「・・・・・・・ごめんね、スターマインちゃん・・。隊長っていうプレッシャーから、つい愚痴を言っちゃって・・・」
スターマイン「・・・・・・・いいわよ。今度は・・・ちゃんと聞いてあげる」にこっ
ファンクーン「スターマインちゃん・・・・」うるうるうるうるうる(する鋼鉄のグークのまあるい目)
がばったしっ
(グァーグァーグークを放り投げ、頭を下げてくれた優しい星竜の顔に全身で抱きつくクラーラ)
ファンクーン「スターマインちゃん!!大好き♪」すりすりすりすり
スターマイン「フフ・・・くすぐったいから」すりすりすりすり
UBU「なんか知らんけど・・・泣けるやん・・・」ううううう・・(号泣しながら携帯あんまんをかじっているその撫子装備は全身焦げまくっている)
やんや♪やんや♪
(星竜と隊長の下に駆け寄る銃槍歩兵隊の面々。獣人騎士達はみんな両手を上げて祝福しながら二人を取り囲み、ハイモは歓喜の角笛を吹き散らかす。その背後からゆっくり歩み寄ってくる雷狼竜とユクモシリーズの狩人二人。そして猪法師とBBBに背中をぽんぽんされながら皆の下に泣きながら歩いていくあんまん女の姿も)
カッツェ「なんにせよ、今日もまた無事に生き残ることが出来たな」ぱぁ~~ぷぅ~~~♪(第四の壁を超えてウィンクをかますイケメン騎士の背後で角笛を吹く白猫騎士)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/14(火)0時更新 「こんなチャンス滅多にないからね」の巻
をお送りいたします♪次回はこれまた一癖も二癖もある一番隊の騎士団長さんが登場!!次回も見逃すなかれの読も見よう