~夢幻如来衆拠点の本堂....


こわぁ~~~~~~~ん・・
(ありがたい鈴の音がエコーする立派な本堂の外陣中央にカーブー、鉄平、そして紫色の袈裟を纏ったちいちゃいばぁちゃん(行商タイプ)が座布団の上に座って何やら談話をしている。また内陣にて鈴の中にすっぽり入っているバステトの姿も)

あたちのモンハン日記
カーブー「なぁ、頼むよ、ばあちゃん。人手を貸してくれよ」このとぉ~り

邪羅尼「まったくなんて子なんだい。人が貸してやった土地の建造物を破壊しちまうなんてね」はぁ~

あたちのモンハン日記
鉄平「正確には、お化けに取り憑かれた桜火竜が壊しちまったんだけどな」しっしっしっしっ

カーブー「悪いと思っているから、家を建て直したいんだ!だから人手を貸してくれ!」このとぉ~り

邪羅尼「立て直すって、どうするつもりなんだい?」

鉄平「前と同じ外装にするんだと」きょろきょろ(本堂内を物珍しそうに眺めている)

カーブー「気に入ってたんだ。あの家」へへへへへ

邪羅尼「なんだかねぇ・・・」

あたちのモンハン日記
月光「まぁまぁ、粗茶でも飲まれては如何だすか」とっとっとっとっ(湯呑みが乗った「ぼん」を上手に運びながら本堂エリアにインしてくる)

鉄平「お、わりぃな」

月光「可愛いお子さんでだすな」ちら

バステト「みょ~~~♪」こわぁ~~~~~ん(お鈴の中から顔だけ出して見てる。どうやら中で鈴を叩いているらしい)

鉄平「琴猪山・・じゃなかった、猪和尚に会いたいっていうもんだからよ。なんだか気に入ってるみたいなんだ」さんきゅ~♪(月光が鉄平の前に湯呑みを置いてやる)

邪羅尼「そりゃ悪かったね。夜叉亥は今、出張中でね」ずずずず・・(茶を飲む)

カーブー「どうせろくな仕事じゃないな・・。法師様も大変だ。それよりばあちゃん。頼むよぉ~~」すりすり(ドボルヘルムの顔面をちいちゃいばぁちゃんが着てる綺麗な袈裟に擦りつける)

邪羅尼「分かったよ。設計図と一緒にうちの若いのをよこしてやるよ。材木は自分で用意するんだね」ずずずず・・

カーブー「サンキュー!ばあちゃん!木は村にもたくさんあるし、足りなければ豪快に森の木を伐採するまでさ!!もちろん、森林破壊にならない程度にね♪」カパッDASH!(ドボルヘルムの口もとが豪快に開き、ペロッと舌を「やっちゃいました」的な感じで出しておどけてみせる。勿論、口周りは整理されておらず、相変わらず無精髭やら食べかす等で実に汚らしい。更には左右に開いたヘルムの口部裏にも「茶色い固形物」や「茶色い液体状の汚れ」が付着している。そして悍ましいことに、ヘルムの中から見たこともない翅の生えた虫(ハエ目系だろうか?)が勢い良く飛び出していく)

鉄平「しかしなんだな。渓流を仕切る反対勢力のアジトにしちゃ、ひよこ寺と対して変わりねぇのな」俺にも叩かせて~(と、しっかり磨かれた木床の摩擦と加速を利用して、腹ばいのままバステトの下へ滑走していくドボルヘルムの男)

邪羅尼「あの生臭坊主共と一緒にされたらおしまいだね。それはそうと、あたしの忠告も聞かずに凍土に牙を剥いたらしいね。ユクモの嬢ちゃんは何を考えているんだい?まったく・・」ずずずず・・

鉄平「別に戦争をおっぱじめようなんて気はねぇよ。向こうがやるなら受けて立つだけだ。UBUの奴だって、その意志はクルセイダーズにあって、ユクモにあらずということをバベンコの野郎に伝達したんだ。後は向こうの大将次第だろ?」かせよぉ~~!やぁ~~~ん(奥でお鈴の取り合いをしているカーブー(成人)とバステト(赤ちゃん猫)の姿)

邪羅尼「それが迷惑だっていうのさ。凍土が本気で襲来してきたら、今度こそ手は貸さないよ。嬢ちゃんにも伝えておきな」ぱぁ~~~んドキッ(バステトがしつこいカーブーの頬をぶった)

鉄平「デカダンスの守護女神だっけ?そんなにやべぇの?」やぁ~~~ん(カーブーがバステトをこちょこちょして反撃する)

邪羅尼「超絶だね。ありゃ・・・邪神だよ」ずずず・・(目を閉じ茶を飲む背後には内陣の阿修羅像が見える)

鉄平「ふぅ~ん・・・その口ぶりじゃ、戦ったことあるみたいだな?オクサーヌ・ヴァレノフと」ずずず・・

邪羅尼「遠い昔の話さ・・・」

てててて・・(邪羅尼の背後からよたよたとハイハイでやってくるバステト)

邪羅尼「ん・・?」ちら

バステト「ほみゃあああああああああ!!」びっ肉球 くろ(人差し猫指を邪羅尼に向かって飛ばす)








「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~









~Kuruputiosu Wetlands....


ザァーーーーーーーーーーーー


??「・・・・・・・・・・・・・・」ザーーーーーーーーー(湿地帯エリアに降り注ぐ雨を全身に受けたまま呆然としている、紫色のギルドナイト装束を纏った切れ長目のアジア系黒髪女性)


ザァーーーーーーーーーーーー


??「・・・・・・・・・・・・・・」ザーーーーーーーーー(呆けたまま瞬きを繰り返している)


??「イライザ。イライザ」

イライザ「・・・・・・・・・・・・」ちら

??「どうしたんだ?」バシャッあせる(水溜りを踏みつけながら歩いてくる、赤いギルドナイト装束を纏った白人男性。背中には豪壮な覇弓を背負っている)

イライザ「エト・・・・・・いや、なんでもない」スッ(ハットを深く被り直す背中には不思議と武器は装備していない)

エト「しっかりしろよ。ここまでターゲットを追い詰めたんだ。必ず奴は近くに・・・・噂をすればおいでなすったぞ」ガインsss(覇弓を抜く)


パシャパシャパシャパシャパシャ・・・
(湿地帯の遠くでハンターらしき武具を身に着けた男が必死に遁逃している)


エト「届くか?」ギュリッ!!(めいいっぱい弓を引く)

イライザ「バカにしないでよ。このくらいの距離・・」スッ・・(胸下から三本のナイフを取り出す)


ビョッsss
(華麗な捌きで三本のナイフをスローイングする紫色のギルドナイト)



・・・・・・トスッ血・・・ビリビリビリsss・・・バタン煙・・・・
(逃げる男の脊髄に三本のナイフが縦に突き刺さり、麻痺すると同時に前のめりに倒れてしまう)



エト「お見事。俺の矢(アロー)は必要なかったな」ゴインドキッ(弓を背中に収める)

イライザ「パラライズにポイズン、そしてスリープ。いい夢でも見てるんじゃない?」くすり

エト「さすが投げナイフの達人。とっとと都市まで護送して、アリーナで一杯かますか」


こつんドキッ(拳を叩き合わせてミッションの終了を祝す男女のギルドナイト)




~Dundorma Arena....



♪~~~~~~~~~~
(酒場のステージで美しい歌声を披露している若い竜人女性。雑踏するアリーナは今日も屈強なハンター達の癒やしの場として活躍している)


ダラーハイド「それじゃあ、ミッションコンプリートを祝して・・」(エスニックな衣装を纏ったインテリジェンスな印象を放つ筋肉質+スキンヘッドの黒人男性が木製ジョッキを掲げる)

エト「おいおい。ここではクエストって言えよ。俺達がナイトだって周りにバレでもしたら・・」(同じく薄手のエスニック衣装を纏う、瞳の澄んだ茶髪の清潔感ある白人男性)

イライザ「平気だよ。まったく心配性なんだから。ナンバー1にもなると、大変だねぇ~」(黒髪を束ね、ドンドルマルックを着こなした、切れ長の目が印象的なアジア系ビューティーガールが木製ジョッキを掲げる)

ダラーハイド「そうそう。久々の集会なんだ。上位ナンバー三名が集まるなんてめったにないだろ?ほらほら。よし、乾杯~~♪」


がっしょーーーーーんあせる
(ビールを零しながらぶつかり合う3つの木製ジョッキ)


ダラーハイド「ぶはぁ~~~。仕事終わりのこの一杯と、女神の歌声がありゃ~、俺ぁはもう死んだっていいぜ」げふっはぁ

イライザ「やったね。そしたらあたしがナンバー2だ♪」しっしっしっしっ

エト「こだわり過ぎ。俺は別にナンバーなんて自負しちゃいないよ」あむっ(真っ赤な枝豆を食べると同時に口から火を吹く。どうやら「火炎エダマメ」のようだ)

イライザ「殊勝な発言。だからあんたがいつでもリーダーなんだ。狩猟パーティーの頃からね」ガチンハート(エトのジョッキに自分のジョッキをぶつける)

エト「素敵な恋人と、頼れる親友がいてこそだ」やれやれ(恋人に頬をつねられ、絡まれる)

ダラーハイド「それが今じゃ立派なダークナイトってな。ギルド・ローの名のもとに、大陸を跋扈する悪党共を薙ぎ倒し、市民を影から守る正義のヒーロー・・・憧れたんだぁ~♪そういうの」がじっはぁ(ご満悦の表情でこんがり肉をかじる。その禿頭をテンテンと叩く真っ赤な顔をしたイライザ)

エト「それで?お前のミッションは・・クエストは成功したのか?」ひぃ~ひぃ~(よほど枝豆が辛かったのか口が少し赤くなっている)

ダラーハイド「オフコース。ちんけな密売キャラバンのボスが相手だぜ?角竜を仕留めるよりも簡単な作業だ。もっとも、隠れ家を探すのにセクメーアを駆け回っちまったがな。それより、そっちはよ?」ぼふぼふはぁ(肩を叩きながら二人に聞く)

エト「俺の出番はなし。彼女が仕留めたよ」ゴッゴッゴッゴッ(つまらなそうに酒を飲む。その横で健康的な美脚をエトの体に絡ませながらジョッキ片手にピースをかますイライザ)

ダラーハイド「上位二人を仕向けるなんて、余程逃しちゃまずいターゲットだったのか?」おい!!生追加ぁ~~!!(オーダーの咆哮をあげる。人混みの向こう側にいるウェイトレスがびっくりしてる)

イライザ「バイヤーだよ。ほら、最近巷で流行ってる・・え~と・・・なんだっけ?」へへへへ(にやにやしながら相棒に聞く)

エト「いにしえ麻薬。まったく厄介なものが出てきたもんだ」ふぅ~~~

ダラーハイド「なるほど。その大陸市民の宿痾となりかねない、厄介な劇薬を製造してる連中を根こそぎとっ捕まえたいってわけか・・」ふむ・・

エト「なぁ、ロロ。君はシュレイドの末路を知ってるか?」

ダラーハイド「ずいぶん唐突な質問だな・・・黒龍伝説だろ?邪龍に国ごと崩壊させられたっていう」

イライザ「十数年前の話じゃないか。その頃はまだガキだったからね。でも街中がその話でもちきりだったのは覚えているよ。それがどうかしたのか?」

エト「ああ・・。実はシュレイドが最盛期を迎えていた頃、都をはじめ、王宮内でいにしえ麻薬が流行していたというんだ。おそらく本部はそれを危惧しているのだろう」

イライザ「ちょっと待って。本部って大長老の爺ちゃんのこと?」

エト「・・・・・・・・。ミナガルデはじめ、各都市や大陸に所在するギルドマスターを総称しただけさ」ゴッゴッゴッゴッ・・(誤魔化すように酒を飲む)

イライザ「なにそれ。何年あんたと付き合ってると思ってるんだい?何を隠してるんだ?言え」(すんごい目が座ってる)

ダラーハイド「お前、最近、海を渡ってフォンロン地方へ行ってるらしいな」

イライザ「新大陸だろ?なに、あんた。まさかあたしに内緒で別大陸の髪金女を抱いてるんじゃねぇだろうな!?」ガッ煙(胸ぐらを掴み上げる)

エト「早まるなあせる向こうのギルドマスターに報告をしに行ってるだけだよ!!」あ~~~~ん!?(と、イライザ)

ダラーハイド「砂漠の都市ってやつか?行ってみたいもんだねぇ~。昼は危険なトレジャーハントに明け暮れ、夜はオアシスの美女とロマンスな一時を過ごす・・・夢のような生活だな」がっはっはっはっはっ

エト「話を戻そう・・ゴホッゴホッ・・。シュレイドといえばもうひとつ。国王の話だ」ゲホゲホッ

イライザ「なんだっけ?」きょとん

ダラーハイド「おいおい。シュレイド最後の国王っていえば、竜人狩りで有名なデーモン・ロザリーをおいて他にいないだろう?」

イライザ「思い出しだ。デーモン・コンスピラシーとかいう窃盗集団のボスだ。その「自称」、義賊出身の大悪党が革命を起こして国王になったんだろ?」

ダラーハイド「一夜の出来事だったらしい。デーモンは前国王を殺害し、王座につくやいなやシュレイドを大陸随一の国家に導いた」

エト「それがシュレイド正史による「シュレイド・コンクエスト」だ。デーモンは一代で国を治めた英雄として、一部のコミュニストからは絶大の人気を誇っていたという」

イライザ「その英雄がなんで竜人狩りなんて起こしたのさ?」

ダラーハイド「彼らが持つ不可思議な能力と、長寿が齎す叡智を恐れたのさ。いずれ、連中が人間にとって代わって地上権を支配するんじゃないかってな」

エト「・・・・・・・・・・・」

ダラーハイド「その証拠に、シュレイドが栄華を極めた頃、デーモンは大陸にいる竜人を「汚れた血の異端者」と冒涜し、大虐殺をはじめやがった」

イライザ「最悪なジジイだね・・。ドンドルマに影響はなかったのかい?」

エト「竜人狩りの全盛期、その暴虐の勢いはミナガルデ地方にまで及び、虐殺を恐れた竜人達は、当時結成されたばかりのハンターズギルドが所在するドンドルマへ避難したという。これに対しデーモンはドンドルマに竜人の引き渡し要請を勧告し、一時はシュレイドの軍隊がドンドルマに押しかけ、一触即発の事態に陥ったらしいが、結局は鍛冶技術に長けたドンドルマの兵器を恐れたシュレイド隊が撤退を余儀なくし、なんとか戦争は逃れたという」

ダラーハイド「それからさ。ギルドが「裏の治安」も守る為に、ギルドナイツを結成したのは」

イライザ「今だったら良かったのに・・。あたしのナイフで八つ裂きにしてやるところさ」タン煙(懐から取り出した鋭利なナイフを机に突き刺す)

エト「そのシュレイドを代表する狂乱の王が、国の崩壊と同時に、世継ぎである赤子を連れて逃げたというんだ」

イライザ「げっ。最悪じゃん汗

ダラーハイド「俺も聞いたことがある。ヒンメルンに逃げたんじゃねぇかってな。あそこは山岳地帯だから、一度入っちまえば、そう簡単には見つけられねぇって」

エト「西で見たという目撃談もある。ヴェルドのスラムだ」

イライザ「大長老は?知ってるんだろ?」

エト「ああ。正式に長期ミッションという形で、デーモン・ロザリー及びその子供を捕まえたナイトに報奨金を約束するとさ」

ダラーハイド「噂話を信じるというのか・・。ナイツの結成が間もなかった当時と今では確かに状況は違うが・・・大長老・・各地のギルドマスターは何を危惧している?国家を失った老いぼれの革命など、恐れちゃいないはずだ」

エト「・・・・・・・・・・・・・」

イライザ「その沈黙は虚偽と真相を示している証拠だね。言え!何を隠してるんだ!」ガッsss(再び恋人の胸ぐらを掴み上げる)

エト「ゲホッゲホッ!俺だって知らないよ!」あ~~~~~ん!?

ダラーハイド「黒龍伝説さ」

イライザ「へ・・?」(白目を剥いたエトの胸ぐらを掴んだまま振り返る)

ダラーハイド「シュレイドが黒龍と戦争をはじめた際、領土内にいた人間、獣人は片っ端から殺されちまったらしい・・。つまり、大いなる竜の災厄を・・その悪夢のような現実を体験した人間はデーモン・ロザリーだけ・・。ギルドは奴を捕縛し、真相を知りたい・・・だろ?」(親友を睨みつける)

エト「・・・何が言いたい?」バッsss(恋人の手を振り解く)

ダラーハイド「ギルドが何故、邪龍を天敵として掲げ、そして各地のギルドマスターが何故、竜人なのか・・・」

イライザ「そう言われりゃ、そうだね・・」はて・・

ダラーハイド「竜大戦時代の悲惨な記憶を継承するという彼ら(竜人族)にとって、邪龍は現代においても倒すべき悪の根源だ。そしてその運命共同体である、希少な同族を皆殺しにしようとした大虐殺の元凶をみすみすと逃がすわけがない」

イライザ「ネポティズム(縁故主義)って習慣だろ?」

ダラーハイド「それだけじゃない。ギルドは、デーモン・ロザリーをとっ捕まえて尋問したいのさ。それは奴が、破滅のコヴナントと呼ばれる、邪龍と交信を図れる者だからだ」

イライザ「破滅のコヴナント・・・」

エト「・・・・・・・・・・・」


ウェイトレス「生、お待ちどおさまでぇ~~す♪」ガシャ~~んびっくり(沈黙を破壊するように、豪快に泡が飛び出た3つの木製ジョッキをテーブルの真ん中に置く)


ダラーハイド「なんてな。最近、大陸の陰謀論にハマってるんだ」ざわざわざわざわ♪(周りの雑踏が再び三人の耳に聞こえてくる)

エト「やれやれ」ふ~~~~~

イライザ「あれだろ?まぼろしの書が解明されたのを機に、今まで明るみにされていなかった歴史の真相が暴かれた!なんてロイヤル・アカデミーの連中が嘯いてるやつだろ?」

エト「学者ってのは懐疑論者でもある。まぼろしの書だって、すべてが解明されたわけじゃない。自分たちが紐解けないからって、余計な詮索をするのさ」ゴッゴッゴッゴッ・・(ジョッキを一気に飲み干す)

ダラーハイド「どうかな?実は、新大陸でお前を見たというハンター仲間がいてな・・・それも犯罪都市で有名な、サザンゴッドというクライムフィールドでだ」

イライザ「え・・・・」

エト「調査を依頼されただけだ。お前こそ、犯罪都市に出入りするようなハンターを友人に持つのか?そっちの方が驚きだ。それに、この見掛け倒しのジョッキの量もな」(空になったジョッキの中身を不思議そうに眺める)

イライザ「それ・・本当なの?」

エト「信じろ。今までだって、俺がお前に嘘をついたことがあったか?」スッ(恋人の神秘的な艶を見せる綺麗な黒髪を撫でる)

イライザ「ない・・・けど・・」

エト「狩猟をしていた頃と今では状況が違うんだ。俺もお前も、それを承知でナイツのスカウトを受け入れた。そうだろ?」

イライザ「・・・・・・・・・」こくり

エト「今の仕事は、感情に身を任せて発奮が効く狩猟とは訳が違う。ミッションの内容が難しくなればなるほど、チームの信頼と絆が試され、そして揺さぶられていく。例えお前への愛情に嘘がなくても、時には忍ばなければならない時だって訪れるだろう」

ダラーハイド「・・・・・・・・・・・・・」

イライザ「約束して、エト」

エト「??」

イライザ「これからもあたしには嘘をつかないって」

エト「当たり前だろ」スッ・・


♪~~~~~~~~~~~~
(歌姫のバラードと共にキスを交わす男女のナイト。親友は目を背けるように、つまらなそうな顔でビールを飲み干す)


エト「お前もだ。ロロ。ギルドにどんな疑念を抱こうが個人の思想の自由だ。だが、チームの輪を乱す噂を流すようなら・・・分かっているな」

ダラーハイド「ふ~~~~~。了解、ボス」

ガッドキッ(親友と拳を付き合わせる)

ダラーハイド「しかしよ、デーモン・ロザリー捕獲の報奨金ってのは目が眩むな」

イライザ「悪くないね。その報酬を結婚資金にあてようか」なっはっはっはっはっ♪(輩が絡むように恋人の肩を抱きながら馬鹿笑いする)

エト「それはそうと、ロロ。お前、最近、得物を弓から変えたらしいな?」

ダラーハイド「弓術は到底お前には敵わないからな。銃槍っていうんだぜ?最新の狩猟兵器さ。工房の連中がオフィシャルに認定する前に、是非、俺にプラクティスして欲しいだとよ」いひゃひゃひゃひゃひゃ

イライザ「勿体無い。あんた達の弓、結構気にいってたのに」てんてん(肩を抱く恋人のおつむをてんてんする)

ダラーハイド「いつか子供でも生まれたら、俺の弓術を教えるさ」

イライザ「甲斐性なしのあんたに、そんな日がくるかね」ちゅっハート(恋人のおでこに、これ見よがしにキスをかます。ダラーハイドはウェイトレスのおしりを触ろうと試みている)

エト「やれやれ・・」


したたたたたた・・・
(満面の笑みを浮かべた「ちいちゃい」竜人の翁が人混みを掻き分け近づいてくる)


エト「ギルドのエージェントがおいでなすったぞ」やれやれ

イライザ「どうせなら、可愛い獣人を伝令によこしなさいって話よね」

竜人の使者「宴の最中、わるいのぉ」にんまり

ダラーハイド「なに、退屈してたところさ。依頼か?」

竜人の使者「うむ」あ~ん(火炎エダマメを摘む)

エト「ご指名は?」にやにや(肩を並べて笑みを浮かべる三人組)

竜人の使者「1と3」あちちちち

エト&イライザ「よっしゃ~~~♪」ぱぁ~~~んびっくり(ハイタッチをかますナイトのカップル)

ダラーハイド「んだよ。大長老も見る目がねぇな・・」ぽりぽり(スキンヘッドを掻く)

イライザ「長年培ったコンビネーションが武器なんですのよ」おほほほほほ

エト「それで?内容は」こそ

竜人の使者「う~~ん・・・それがのぉ・・・」

ダラーハイド「なんだよ。ずいぶん勿体ぶるな」

イライザ「早く言え」てんてん(おじいさんのおつむを叩く)

竜人の使者「見つかったんじゃ」てんてん

イライザ「??」

ダラーハイド「見つかったって?何がだ?」

竜人の使者「メサイアの妖精の居場所じゃ」あ~ん

イライザ「それって・・・」

ダラーハイド「大陸に散らばるまぼろしの書をかき集め、そしてその解読に成功した・・」

エト「オクサーヌ・ヴァレノフだ」

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?

6/23(金)0時更新 「Recollection No.3/Part2」

をお送りいたします♪ほいだらさ!次回もディスプレイに顔面を擦りつけながら読も見ようよぽけ~摩擦で火が出るまで炎