ドスーーーーーーーーン！！
（夜の旧居住区エリアに、重々しい着地音をエリアに響かせながら着陸してきた雌火竜の黒いシルエット）
ロージー「きたよ！」（ドスビスカスを頭に乗せたまま、倒木より顔を覗かせている）
ＵＢＵ「静かに。まずは噂が本当なのか確かめるのよ」（同じくこちらはバステトを頭に乗っけている）
バステト「ほみゅううう・・・」じーーー（蒼白い潤々な瞳を凝らして考察している）
ドスン・・ドスン・・
（エリアの真ん中で磔刑に処されたまま気絶している「ドボルヘルムの罪人」に近づいていく雌火竜のシルエット）
ファイヤージンガー「いいぞ。そのままバクっといっちまえ」
ＵＢＵ「顔はどうなってるのかしら・・」むぅ～
ゆらぁ・・・・（恨めしげにゆっくりと振り返った雌火竜の頭部は、黒い瘴気のような影に覆われて見えなくなってしまっている）
ロージー「うひいいいいいいいい！！おばけぇええええええええ！！」
ファイヤージンガー「バカ！！でかい声だすな！！」パカぁ～ん
（葉っぱの手で頭を引っ叩く）「誰・・・・」ドスン・・（声に反応を示す雌火竜の黒いシルエット）
ロージー「いやぁああああああああ！！来ないでぇえええええええええ！！！！」ガバッ
（倒木の影にまあるくなって隠れる）ファイヤジンガー「情けねぇ！！なんてお前はドジでのろまで臆病な狩人なんだ！！」バシッ
バシッ（期待感から込み上がる悲痛な憤りをもって愛すべきバディの頭をひっぱたき続ける）バステト「みゃんみゃん！！」
ＵＢＵ「ええ。噂は本当だったみたいね」ザシュッ
（射影機を手に取り構える）「邪魔はさせない」クワッ・・（顔が隠れた雌火竜が口を開く）
ＵＢＵ「ほえ・・」
ボウウウウウウウウウン！！
（大きく開いた口内から、白炎の火球を吐き出す雌火竜）
ＵＢＵ「いぎいいいいいいいい
」ドーーーーン
（丸くなってるロージーを突き飛ばしながら自分も緊急回避する）
ドワァアアアアアアアン！！
（白炎の火球が倒木に衝突して大爆発する）
カーブー「何事だ！！」ハッ
（爆音で目が冷めた）ドスン・・・ドスン・・・
（顔を黒い霧に覆われた雌火竜が接近してくる）
カーブー「顔が・・・ゲバゲバ・・・」
「竜夫さん・・・・やっと見つけた」
バーーーーーーーーン！！
「あたちのモンハン日記」
～Fourth Stage～
～ユクモ仙郷、竹林庭....
ＢＢＢ「・・・・・・・・・」こっくり・・こっくり・・（綺麗に整った仮山水庭園の石の上に「考える人スタイル」で腰掛け、「確実に」寝ている黒猫）
じゃりっ
ＢＢＢ「ハッ
出たな飛竜め！！」がばっ（目を充血させながら顔を上げる）ポール「残念。俺だよ」（ご存知ロックラック装備が良く似合うナイスミドルのイケメンハンター。背中には凶針を背負っている）
ＢＢＢ「なんだ・・ポールかよ」ごしごし（顔を「猫っぽく」拭ってる）
ポール「大丈夫か？そんなんじゃあ亡霊には勝てないぞ」とんちきちんちん
（旅館の中より遊宴の賑やかな音が聴こえる）ＢＢＢ「呑気に酒池肉林ときたもんだ。護衛する気が失せやがらぁ」ふぁ～～～
（大口を開けてあくびをかます）ポール「恐怖心を酒で紛らわせているのかもな。神経質になられるよりはマシさ」とんちきちんちん
（ポールが見つめる旅館の障子には舞を踊る芸妓さんのシルエットが写っている）ＢＢＢ「大人だねぇ・・。ってかよ、お前、UBUのことどう思っているんだ？」
ポール「またストレートな質問だな・・。それを君に教えたところで本人に「すぐ」言うつもりだろ？」
ＢＢＢ「心配なんだよ。あいつがあのまま狩りに明け暮れて、一生独り身でいるのがな」ごしごし
ポール「へぇ～～。親心ってわけか。彼女の本当のご両親は？」
ＢＢＢ「知らね。俺もそうだが、あいつの過去を知ってる奴はクルセイダーズをはじめ、村にはいねぇよ」
ポール「聞かないのか？」
ＢＢＢ「うちは訳ありの集まりだ。詮索は好まねぇ。が・・アモンの奴なら少しは知ってるかもな・・」ぶつぶつ
ポール「なぁ。UBUが背負っている煌黒大剣だが、君たちは本当に火山の深淵でアルバトリオンの実体を討伐したのか？」
ＢＢＢ「信じらねぇのも無理はねぇ。退治した俺ら・・いや、正確にはそこにいた女狩人・・・龍使徒だけが真実を知ってるみたいだ」ひょっ
（石から飛び降りる）ポール「龍使徒・・・またの名をドラゴン・ラスール・・・・。伝承が生み出した自然崇拝者の偶像だと思っていたが・・・彼女がそうなのか？」
ＢＢＢ「それも不確かだ。確実な「ちび」は存在するがな」ん～～～（ポールに背を向けまま伸びをする）
ポール「彼女なら、超自然現象に・・龍霊も浄化出来ると？」
ＢＢＢ「かもな。なにせ、あいつの煌黒大剣、バアル・レボアはなんでも食っちまうからな」しっしっしっしっしっ（満月を見ながらほくそ笑む黒猫）
ドガアアアアアアアアン！！
（大爆破で豪快に吹っ飛ぶUBUとロージー。共に頭に赤ちゃん猫、ドスビスカスを乗せたまま、派手に顎から前のめりに倒れる）
ＵＢＵ「うげええええええええ」ずでぇ～～～ん
ロージー「うひいいいいいいいい」ずでぇ～～～ん
ドスン・・ドスン・・
（硝煙の中、浮かび上がる雌火竜のシルエット）
ＵＢＵ「いちちち・・・」（隣ではロージーが「うつ伏せ棒状態」でピヨっている）
バステト「みゃんみゃん！！にゃにぇいに！！」（遠くに転がっている射影機を指差す）
ＵＢＵ「そうね。早いとこ除霊しないと」ダッ
ボウン！！
（白煙の中から火球を吐く雌火竜の影）
ドガアアアアアアアアン！！
（爆破により再び吹っ飛ぶUBU。ロージーは気絶したまま吹っ飛び、同時に爆風を受けた射影機も遠くに飛んでいく）
ＵＢＵ「クソォ～～～！！なんだってのよ！！」ンボおおおおお
（背中が青白く燃えてる）バステト「みゃんみゃん！！」（燃えてる背中を見てる）
ＵＢＵ「ほえ・・・」ちら（背中を顧みる）
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・
（青白い炎の中に投影されている悪霊と思しき無数の顔面）
ＵＢＵ「なんじゃあああ！！こりゃああああああああ！？」あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・
バステト「みゅうめい！！みゅうめい！！」あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・
ＵＢＵ「龍霊・・・・って、あちぃ～～～～～～
」ごろごろごろ（転がって火やられ+霊憑かれ状態を回避する）カーブー「なんだなんだ・・・一体何が・・・」もわもわもわもわ・・（磔刑に処されたまま硝煙により周りが何も見えない）
「竜夫さん・・・・」ドスン・・ドスン・・
カーブー「ウッス？」
ゆらぁ・・・・
（白煙の中から、頭部が黒い翳りに覆われた雌火竜が姿を見せる）
カーブー「出たな！！顔がゲバゲバした雌火竜め！！貴様の目的は一体なんだ！？」ん～ん～（頭部以外の全身を覆う縄を解こうとするも、がっしり締め付けられている為、びくともしない）
「やっと・・・逢えた・・」ショワショワショワ・・（顔を覆う翳りが反応を示すように激しく揺動する）
カーブー「俺は竜夫なんて名前じゃない！！人違いだぁ～～～！！」ん～ん～
ショルルルルルルルル
（白煙の中からエクトプラズムのような流体が飛んでくる）
カーブー「おおおおおおおおおお！？」ショルルルルルルル
（ぐるぐる縄状態のカーブーの周囲を回る白い流体の群れ）ぶっちぃ～～～～～～～ん
（縄がはち切れ、地面に顔面から落下するドボルヘルムの男）
カーブー「いててて・・一体何が起きているのやら・・・」ふりふり
「竜夫さん・・」
カーブー「ウッス？」ちら
ゆらぁ・・・・
（白煙が風に靡き、月明かりに晒される「顔が隠れた」雌火竜の甲殻は、甘美な淡紅色に染まっている）
カーブー「桜火竜・・・」
ＵＢＵ「オラァあああああああああああ！！」（桜火竜の背後からジャンプ一番、煌黒大剣を振りかぶったUBUが奇襲をかける）
カーブー「よせ！UBUさん！！」
ばちぃ～～～～～～～ん
（難なく尻尾で顔面を叩かれるUBU）
ＵＢＵ「めげない心！！それ即ち負けない心！！」ズザザザァ～～～～～
（鼻血を垂らしながら煌黒大剣の刃を地面に突き刺し、踏ん張りながら後退していく）桜火竜「邪魔するなぁああああああああああ！！！！」グワッ（両翼を広げ、巨大な上半身を立ち上がらせ威嚇をする）
ＵＢＵ「うおっ！？リオハート！？」
バウン！！
（UBUに目掛けて白炎の火球を吐く顔が隠れた桜火竜）
ＵＢＵ「馬鹿野郎！！何度も喰らうか！！喰らうはこいつだ！！」ガシーーーン
（ガード体勢で妖艶な紫紅色を放つバアル・レボアの刀身を向ける）バギャアアアアアアアン！！
（白い火球が刀身上で爆破を起こし、大剣ごと後方へふっ飛ばされるUBU）
ＵＢＵ「クッ・・！（火球を吸収出来なかった・・！？）」ズザザザァ～～～～～
カーブー「UBUさんはすっこんでろ！！六合発勁！！」バショオオオオオン
（練気を自己発生させる）バステト「みょーみー！みょーみー！」ばしばしっ
（うつ伏せ棒状態で気絶しているロージーの後ろ頭を容赦なく引っ叩く）ロージー「ふぁ・・・」がばっ
（左肩のドスビスカスも目を覚ます）ファイヤージンガー「バステト・・どうなった！？」きょろきょろ
バステト「みゅう！」びしっ（人差し猫指を指す）
ショオオオオオオオオ・・・・
（練気力を全身から放つカーブーが顔の隠れた桜火竜と対峙している）
ロージー「あれって・・・」
カーブー「格好の練習相手だ！！いくぞ！！」ザシュッ
（居合抜きの構えをとる）「どうして・・・どうして見捨てたの・・・」ドスン・・ドスン・・（恨めしそうに歩み寄る顔の隠れた桜火竜）
カーブー「惑わせるな！！ハァアアアアアアアアア！！」ドオオオオオオオン
（腰に巻いているバンギスコイルのバックルから凄まじいドラゴンエレメントが発せられる）ＵＢＵ「カーブーのやつ・・・禁忌の力で対抗しようっていうわけ・・！？」
「やめて・・竜夫さん・・・」ドスン・・
カーブー「今すぐに浄化してやるぞ！！俺の龍発勁でなぁあああああああ！！」
ダオオオオオオオオオオン！！
（抜刀と同時に刀身から紫紅色の剣圧を放つカーブー）
「どうして・・竜夫さん・・・」ゾワッ（全身から瞬間的に黒い瘴気が発生する）
バショオオオオオオオオン！！
（瘴気に覆われた桜火竜は紫紅色の剣圧を消し去るように弾き返す）
カーブー「なっ！？」チリチリチリチリ・・・（驚愕するドボルヘルムの目の前で燃えるように消失していく龍属性エネルギーの粒子群）
「さぁ・・竜夫さん・・・私と一緒に来て・・・・」ドスン・・
ロージー「間違いないよ・・」
ファイヤージンガー「ナナッ？」
ロージー「あの桜火竜はアマちゃんだよ！！」
「さぁ・・来て・・・・」ゾルルルルルルル（顔の隠れた桜火竜を覆う瘴気がまるで生きているように蠢き、カーブーを包み込んでいく）
カーブー「なんだこれは・・・うわぁああああああああああ！！！！」ゾルルルルルルル
ＵＢＵ「カーーーブーーーー！！」ザシュッ
（バアル・レボアの剣先をカーブーに向ける）スーーーーーーーン・・・・
（煌黒大剣の刀身を彩る流動体の紫光が意志を失ったかのように消灯してしまう）
ＵＢＵ「！！（バアル・レボアが喰らうことを・・・拒絶した・・！？）」
カーブー「ぐわぁあああああああああああ！！！！」ゾルルルルルルル（細かい蟲の大群のような瘴気が苦痛の叫びをあげるカーブーの全身を覆い尽くす）
ファイヤージンガー「やべぇぞ！！クソ兄貴が見えなくなっちまった！！」
ロージー「お兄ちゃん！！」
バステト「みゅうううう・・・・ほみゃああああああああ！！」フィーーーーーーン
（刮目し、脳内からメンタル・ブラスト（精神破壊）を試みる）「邪魔は・・させない！！」バリィーーーーーーン
（飛んできた念動の方向へ瘴気を飛ばしてその意志を砕く）バステト「わにゃあああああああああ！！！！！」（頭を抱えながら悶絶する）
オオオオオオオオオオオ！！
（悶え苦しむバステトに向かって、魑魅魍魎の咆哮をあげながら襲いかかっていく悪霊の粒子群）
バステト「みゃあああああああああああ！！！！」ゾルルルルルルル（不気味な漆黒の粒子群に全身を侵される）
ロージー「バステトちゃん！！」
ＵＢＵ「このぉおおおおおおおおお！！」ダッ
（煌黒大剣を振りかざし、桜火竜に斬りかかる）ブワッ
（月夜を背景に、瘴気を撒き散らしながら零モーションよりサマーソルトをUBUに喰らわす、顔の隠れた桜火竜）
ロージー「UBUちゃああああああああん！！！！」
バギャアアアアアアアアン！！
（吹っ飛んだUBUは背中からカーブーの家の木壁に叩きつけられ、そのまま壁を大破させながら家の中へ消えていく）
カーブー「うあああああああああああ！！！！」ゾルルルルルルル（漆黒の瘴気に全身を覆われ、のたうち回っている）
バステト「わにゃあああああああああ！！！！」ゾルルルルルルルル（同じく瘴気に覆われながらじたばたと抵抗を続ける）
ファイヤージンガー「おい、お嬢！！なんとしろ！！みんな死んじまうぞ！？」
ロージー「どうしよう・・このエリアには力を貸してくれそうな緑がないし・・・」
バステト「みょむみゅう！！みゃんみょうん！！」ゾルルルルルルルル
ロージー「刻竜・・・UNKNOWN・・・・」ちら（夜空を見上げる）
ブワッサ・・ブワッサ・・
ロージー「ノウンちゃん！！」
ドシーーーーーーーン！！
（瘴気を纏う顔の隠れた桜火竜の目の前に着地してきたブラックレイア）
？？？？「深淵の龍魂・・・・なぜか懐かしく感じるぞ」ギャイーーーーーン
（起動するようにその飛竜の赤眼を紅血に光らせる）To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ！？
6/7（水）0時更新 もちろんなぁ～も決まってないでしょう
をお送りいたします♪ほいだらさ！！次回もうつ伏せ棒状体の格好で読も見ようよ
