~大砂漠非狩猟エリア12、ギルドアサイラム周辺区域....
じーーーーーーーーーーーー
(潜望鏡視点に映る遠方の丘)
むぅ~~~~~~~~
(滑り止め加工が施されている鉄板に覆われたコクピットらしき小さな艦内で、漆黒のドクターコート(魔術師みたいなフード付き)を纏った金髪ロン毛女史が潜望鏡を一生懸命に覗いている)
カペラ「あきらかにあの丘が怪しいわね・・そっちはどう?キャプテン」むぅ~~
アガッツィ「ドクターの推測通り、サンドソナー(砂中用超音波探索装置)の反響の仕方も、普通の岩盤の「当たり」じゃないですね・・・」がじっ(パイロット席に座り、右手に持つ白いリンゴをかじりながら、左手で受信機のようなイヤーパッドを左耳に当てている白人男性の後ろ姿。スネークシリーズのような軍服を纏っているが、体が細身の為、少し違和感を思わせる)
カペラ「聞かせて」スッ(潜望鏡を上げ、アガッツィの背後からイヤーパッドを受け取り、長い髪を掻き分けて耳に当てる)
アガッツィ「・・・・・・・・」かしょり・・(リンゴを静かにかじるその顔は、大きな舵に遮られ「はっきりしない」アングルだが、黒髪長髪でスタイリシュな髭を蓄えているのは分かる)
カペラ「確かに・・跳ね返りの音が「軽い」感じね」はい(と、イヤーパッドを返す)
アガッツィ「でしょう?天然の岩盤なら、もっとヘビーな音で返ってくるはずなんですよ・・こうなんつ~か・・・コイ~~~ンってね」グイッ(パイロット席用の潜望鏡を下ろして覗く。その為、顔は見えない)
カペラ「ということは、中が空洞の可能性が高い・・・・決まりね。あそこがギルドの研究施設よ」ふぁさっ(自信ありげに長い髪を「バブリー」に掻き上げる)
アガッツィ「こっちで見つけちゃいましたね。商談だから張り切って、高いスーツまで仕立てたハッキネンさんには悪いけど」ん~(引き続き潜望鏡を覗いている為、顔は見えない)
カペラ「まったく・・せっかく手柄をあげようと下ろしてあげたのに・・何をやってるのかしら」(その背後では「どうだか」という感じで両手を上げているアガッツィの後ろ姿)
カッカッカッカッカッカッ・・・
(コクピット内上部のハッチに繋がっていると思われる避難はしごを降りてくる「三人のちっさいお爺さん(トレ爺タイプ)」。三人ともヘルメットにゴーグルを装着し、年甲斐もなく黒いTシャツを纏い、短パン、グローブを着用、登山用ブーツを履いている)
操舵ジジイ「いやぁ~なんともゴツゴツした背中だったぞい」ダァ~ン(鉄床に着地する三大翁。操舵ジジイのTシャツの胸には「DRIVING MY LOVE」とプリントされている)
砲撃ジジイ「早くあの立派な砲口からサンドキャノンを撃ってみたいぞい♪」わくわく(するTシャツの胸には「NICE☆SHOT!」と書いてある。また砲撃ジジイのヘルメットにのみ、防音用のヘッドホンが付いている)
燃焼ジジイ「動力源はロックタスク級と同じ蒸気機関ともなれば、ワシの腕もなるぞい♪」わくわく(するTシャツの胸には「BURN!!」って書いてある)
アガッツィ「まったく、元気な爺さん達だ」(背中を向けて嫌味を言っているから顔は見えない)
カペラ「気に入ってくれたかしら?」(七人の小人のように周りを囲っているちっさい爺さん達に話しかける)
砲撃ジジィ「なんじゃって?ワシは耳がイカれとるからなぁ~」
カペラ「じゃあ質問を変えるわ。外に出た時、周りに誰かいた?モンスターでもいいけど」すちゃっ(愛用のアルティメットグラスを直しながら問う)
砲撃ジジイ「はぁ~?」(耳が悪いリアクション)
カペラ「何か見えなかったぁ~!?」(爺さんの耳元で叫んでやる。流石にびっくりする砲撃ジジイ)
砲撃ジジイ「おう。そういえば目の前にやたらでかい残丘があったが・・」
燃焼ジジイ「あれが噂のアサイラムだぞい」ぽんぽん(腰を叩く)
カペラ「アサイラム?」スッ・・(腰痛持ちの燃焼ジジイを介護してやり、鉄床に腰を下ろさせる)
操舵ジジイ「通称ギルドアサイラム。ホワイトギルドが運営する、精神病棟だって噂だぞい。ワシらも近寄ったことはないがな」カツカツカツ(コクピット席に近づき、興味深そうに眺めてる。勿論、アガッツィは後ろを向いている為、顔は見えないがドドブラリンゴをまだかじっているのは分かる)
カペラ「間違いないわ。連中はそこで造竜技術を行っているのよ」ふぁさっ(長い髪がボケっとしてる砲撃ジジイの顔面を「こしょる」。同時に豪快なくしゃみをかます翁)
燃焼ジジイ「そりゃブラックギルドのあんたらにしたら、死活問題じゃぞい?」ふぁ~あ
カペラ「所詮古代文明。現代が誇る龍科学テクノロジーには及ばないわ」ふん
操舵ジジイ「その通りじゃぞい。その技術の結晶が、このモンスター搭乗兵器じゃぞい」ふむふむ(と、アガッツィの前にある大きな舵を撫で、その感触を確かめる)
アガッツィ「それじゃあ交渉成立かな?」くるくるくるくる(目の前の舵が回る。その為、顔は見えない)
砲撃ジジイ「なんだってぇ~!?」
カペラ「いくらで買ってくれるのか聞いてるの!!」(またびっくりする砲撃ジジイ)
燃焼ジジイ「前にお前さん達から買うたロックタスク級は、ユクモのじゃじゃ馬共に墜とされてしもうたからな。新しい砂中戦艦にはもってこいじゃぞい♪え~と・・名前は・・」
カペラ「砂上弩岩級戦艦「バトラス艦」。コストパフォーマンスの悪い造竜技術を遥かに凌ぐ性能を持ってるんだから。ねぇ~キャプテン♪」えっへん
アガッツィ「我らが漆黒の天才女史、ドクターカペラにかかれば、どんなに凶暴なモンスターとて、人間の意志力の前に服従させてみせますよ!ってね。それにしてもそのキャプテンって響き・・たまらないなぁ~♪」ねぇもう一回!(と、振り向いてカペラに催促する為、顔は見えない)
燃焼ジジイ「確かにこのクラスの戦艦が大量生産出来れば、世界は人間のものじゃぞい。じゃが、そう上手くいくかな?」カポン(ヘルメットを脱ぐと、禿げ上がった頭とその両脇で垂れている長い耳が露わになる)
カペラ「竜人族の忠告は結構。確かにあなた達は今も賢者よ。けど、姦邪に関してはあたし達、「ノーマル」の方が長けているってわけ」ふぁさっ
砲撃ジジイ「なんじゃってぇ~!?」(同時にクスクス笑う他の翁二人)
カペラ「この戦艦を売ってあげるから、今度は壊さないようにするのね~!!」(またまたびっくりする砲撃ジジイ)
燃焼ジジイ「交渉は成立じゃぞい。で、どうするぞい?目の前に敵の要塞を見つけたまま放置しておくあんたでもあるまい?」
カペラ「性能テストは、三大翁にまだ見せてなかったわね、キャプテン」
アガッツィ「ええ。願ったり叶ったりですよ。ファイヤーウォーで連中がドラゴンウェポンを投入して以来、我が暗黒商会でも再び造竜技術を推す龍科学者が増えていますが、俺は絶対に反対だ・・!あの時受けた屈辱を晴らす為に、ギガント級のグレードアップを図ってきたんですからね。やってやりましょうよ」(と豪語するその顔は、コクピットを間近で見ている操舵ジジイによって遮られ、惜しくも見えない)
燃焼ジジイ「おっ!?やるかぞい!?」バッ(まるで腰痛を忘れたかのように起き上がる)
砲撃ジジイ「ぶっ放してやろうぞい!!」ガッ(操舵ジジイと拳を合わせる)
カペラ「見せてあげるわ。古代技術より、あたしの最高傑作の方が上だってことをね」フフッ
「あたちのモンハン日記」
~Mosquito Amber Egg~
~砂原非狩猟エリア....
レオ「見当たらない?」ぱちくり(シーフォームブルーの綺麗な瞳をぱちくりさせる)
トムオ「ええ・・どこ行っちゃんだろう、ヘボッチさん・・」
レオ「せっかく運搬用にこいつを着てきたのになぁ・・」しょんげり(と、自身のロックラック装備を見下ろす)
カーブー「ククッ」(一同から離れた場所で、岩場を背に両腕を組んで傍観している)
ベアコ「彼が見つかるまで商談は後♪ランチはまだでしょ?シュナイダーさん♪」
レオ「ああ・・けど、君たち調査員にとって食料は貴重だろ?いいのかい?」
トムオ「カーブーさん達が僕らの為に、ユクモからお土産を持って来て下さったのです。それをみんなで頂きましょう」
レオ「というと・・温泉卵かな?」
ロージー「残念♪あんまん、よ♪」ぴしっ
レオ「あんまん・・・(ご当地では流行っているのかな・・)」ぼりぼり(頭を掻きながら考え込む)
ベアコ「そうと決まったら早くいきましょう♪」
ロージー「そうそう♪レオゲルクさんの数々の武勇伝を聞かせてぇ~♪」にゃ~~~ん(と、猫みたいにレオに甘える)
レオ「それは構わないが・・・だったら、彼も一緒にどうだい?」(カーブーを眺める)
カーブー「あんまんいらない」ぷいっ
レオ「??」
ふん(と、そっぽを向きながら腰に携えているユクモノノダチの手入れを徐にやり始めるカーブー)
レオ「・・・・・・(珍しいな・・・思文(シーウェン)と同じ得物の携帯の仕方だ・・)」
カーブー「ふん」こきこきこき(と、明らかに手入れをする必要などないキラキラの太刀の刀身をそれとなく「袖」で拭いている)
ファイヤージンガー「気にすんな。あんちゃんの登場に、ただスネてるだけだ。俺はファイヤージンガー。よろしくな」
レオ「やぁ、よろしく」きゅむっ(葉っぱの手とちいちゃい握手を交わす)
ロージー「・・・・・(さすがレオゲルクさん・・・たいていはジンガーを見て、みんな驚くはずなんだけど・・・これも経験豊富な狩人ライフの賜物なのね・・!)」むぅ~~~
ベアコ「さ、ランチにいきましょう♪」ささっ♪(と、ロージーと共にレオの引き締まった背中を触り触りしながら押していく)
じーーーーーーーーーーーーー
(その様子を眺める汚らしい視線)
ハッキネン「・・・・・・・(お、いいぞ。バカどもがベースキャンプを移動しやがる。そのすきにたまごを頂いて、とっととずらかるか・・)」じーーー(岩場の影からこそ見している)
あはははははは♪やぁ~ねぇ~もぉ~~
(などと、談笑しながらエリアアウトしていく一行)
ハッキネン「よし・・・肝心のトレジャーアイテムは・・・)」ちら
うんしょうんしょ・・
(琥珀のたまごを「ザ・運搬スタイル」で運んでるドボルヘルムの男の後ろ姿)
ハッキネン「いっ!?(何してやがる!!あの野郎!!)」スチャ(双眼鏡で拡大してみる)
うんしょうんしょ・・
(ザ・運搬スタイルでへっこらと歩くカーブーの両目は、確実に札束が投影されているのが見て取れ、それイコール、スキル「強欲」が働いていることも確認できる)
カーブー「フフフフ・・・闇オークションで売りさばけば、一攫千金も夢でない」うんしょうんしょ・・
ハッキネン「なんてきたねぇ野郎なんだ・・・フィランソロピーそっちのけで、盗みに走りやがるとは・・!!久々に俺以上のクズを見たぜ!!」バッ
カーブー「大砂漠を最短ルートで都市へ向かうには・・・そうか。乗ってきた気球を奪うか」(こういうことだけは頭が回る我らがクソドボル)
ハッキネン「待ちやがれぇ~!!」ダッダッダッダッダッ
カーブー「ゲッ!!もう見つかった!!」ひえええええ(実に馬鹿な表情を浮かべるクソドボル)
まぁ~~~~てぇ~~~~~~~~
(炎天下の砂漠の上を大きなたまごを抱えたカーブーを先頭に、必死にそれを追いかけるハッキネンという非常に不毛で愚かな絵)
ベアコ「轟竜を見かけたですってぇ~~~~!?」(かじりかけのあんまんを手にし、キラキラした瞳とは裏腹に冷や汗をかいている)
リノプロ(剣士)男子「そうなんです!さっき、確かに岩場の影から「ぬらり」と、こちらを見ていました!!」ひゃあああああ(慌てながらあっち行ったりこっち行ったりしてるリノプロ軍団)
トムオ「落ち着くんだ。何もしなければすぐに飛んでいくよ」ひゃあああああ(言う事を聞かずにまだあっち行ったりこっち行ったりしてるリノプロ軍団。ベアコも加わる)
ロージー「そうだよ。こっちにはレオゲルクさんがいるんだよ?レックスなんてなんのその!そうよねぇ~~♪」にゃ~~~ん(と、猫なで声をあげレオに甘える)
レオ「攻撃してこないなら、それに越したことはないさ。仮に襲い掛かってきたとしても、弱点の頭をちょっとコツンとしてやれば・・・」
ぬらり
(と、岩場からひょっこり頭を出してきた轟竜は、明らかに鉄製の竜頭型アーメットを被っている)
レオ「え~~~~~~~~~~~!?」
ベアコ「出たぁああああああああああ!!」ひゃあああああああ(更にあっち行ったりこっち行ったりするリノプロ軍団。ついにトムオも加わる)
トムオ「もう終わりだ!!砂漠緑化も水の泡!!この乾燥地帯の辺境に残るのは、干からびた僕らの骨だけ!!しばらく経って「なぞの骨」になるのも時間の問題なんだぁ~!!」うわぁ~~ん
ロージー「落ち着け、あほんだら」パかぁ~ん(トムオの頭を叩く。「痛っ」って言うトムオ)
バラン「よぉ、ロージーじゃんか」かぽん(両翼爪を上手に使い、兜を脱ぐ)
レオ「へ・・・・・」
トムオ「ぎゃあああああああああ!!轟竜が喋ったぁあああああああ・・・痛っ!!」パかぁ~ん(また叩かれる)
ロージー「こちら、我がユクモクルセイダーズの同志、バランさん♪」
バラン「・・・・・・・・・・・・」じーーーーー(一同を食い入るように見下ろす轟竜の冷たい眼差し)
トムオ&ベアコ「ひいいいいいいいいいいい」(抱き合って泣いてる)
バラン「お前ら・・・」ぼそ
レオ「??」
バラン「弁当・・食うか?」にこり
レオ&トムオ&ベアコ「はぁ?」きょとん
To Be Continued
ランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事ダブルクロスは!?
2/17(金)0時更新 にゃにも決まってねぇですにゃ
をお送りいたします♪ほんだらばさ!次回もホカロン(貼るタイプ)を顔面に貼り付けながら読も見ようよ